東浩紀、あるいは幼いアニマル・スピリット Saven Satow Oct. 24, 2017 「劇的な復興などあり得ない。1ミリずつ進んでいくしかない」。 渡辺利綱大熊町町長 2017年10月22日に投開票が実施された第48回衆議院議員選挙は投票率が53.6%に終わる。これは戦後最低だった前回に次ぐワースト2位の記録である。その理由としては、カテゴリー3の台風21号や希望の党騒動による与野党対決の構図の不鮮明化などが挙げられている。なお、投票率は社会関係資本の指標の一つと社会学で扱われている。それを踏まえるなら、安倍晋三政権下で進んだ社会の分断化も一因に加えることができよう。 東浩紀は、総選挙公示前の9月末、署名サイトで、総選挙のボイコットを呼びかけている。今回の総選挙には「大義がなく、解散権の乱用」で、「民意を反映できる選択肢がない」と批判し、投票の「積極的棄権」を主張する。最終的に投票