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Books&Appsの検索結果161 - 176 件 / 176件

  • 「読み手を怒らせて、ビューを稼ごうとするコンテンツ」には、気をつけなくちゃ。

    ちょっと個人的な話から始めさせて頂きたいんですが、私、「不快感を煽るキャラがメインになっている漫画広告」が好きじゃないんですよ。 いや、ちょくちょくあるじゃないですか。いかにも「あーーこいつ不快!」というキャラが出てきて、不快なキャラが不快な言動をするコマが広告の主要な内容になっているヤツ。 で、散々不快な言動を見せつけておいて、その不快なキャラがひどい目にあう展開なんかもチラ見せしておいて。 「さーこの不快なキャラを見て不快になったろ?こいつがひどい目に遭っているところを見てスカッとしたいだろ?さあクリックして?」 と言われているような広告。 いや、「不快なキャラ」自体が嫌い、ってわけじゃないんですよ? 作劇上不快なキャラが出てくるのは全然構わないですし、なんならそのキャラがひどい目にあって読者が溜飲を下げるのも別にいいと思うんです。それは単なる作劇上のテクニックです。 ただ、「それを前

      「読み手を怒らせて、ビューを稼ごうとするコンテンツ」には、気をつけなくちゃ。
    • chocoZAP(ちょこざっぷ)に行くのはどんな人なのか?

      chocoZAP(ちょこざっぷ)に行く人の話 chocoZAP(ちょこざっぷ)をご存知か。そうだ、コンビニジムとして急速に拡大しているサービスだ。 従来のジムとは違い(たぶん)、無人店舗にマシンだけ置いてある。勝手に入って、靴を履き替えもせず、勝手にやって、帰る。シャワーもない。トイレすらない店舗もある。 会員になればどの店舗も使える。これで月額2,980円だ。このコンビニジム、どんな人が行くのか? この記事にべつにインタビューや取材は必要ない。なぜならば、おれがちょこざっぷ(以下「ちょこざっぷ」に統一します)の会員だからだ。もちろん、おれ一人の話にすぎないが、参考になるかもしれない。 そのあとに、限られた範囲ではあるけどどんな人を見かけるのか書く。 おれの運動歴の話が長いので、店の雰囲気などだけを知りたい人は、画面をスクロールさせて<ちょこざっぷにはどのような人が行くのか>を読んでほしい

        chocoZAP(ちょこざっぷ)に行くのはどんな人なのか?
      • 「上から目線」の理由を知ったら、それが気にならなくなったという話。

        「上から目線」という言葉が使われだしてから、どれくらい経っただろう。 確か、私の子供の頃は、そんな言葉はなかった。 おそらく社会人くらいから、徐々にそんな言葉を聞く機会が増えた気がする。 それ以来「上から目線」の経営者や芸能人の発言が炎上するのをよく見かけるが、 もはや現在ではこの「上から目線」の人は、かなりの「悪者」として扱われているような気がする。 「憎まれている」と言っても良いくらいだ。 「日本人は理解できないくせに世間の空気だけでジョーカー絶賛してるだけでしょ?」 っていうツイートを見かけた。 いつも思うのですが「俺はこの映画わかってる」という感じで上から目線で他人の感想ツイートを否定するのはほんとよくないです。 リアルでいたら一緒に映画観たくないです。 — みねさん(ひーくん)@映画垢 (@inpakuto12345) 2019年10月5日 他人に嫌われやすい人の特徴 ・褒め方が

          「上から目線」の理由を知ったら、それが気にならなくなったという話。
        • おれとチェーン店。サイゼリヤ、ガスト、マクドナルド、ケンタッキー、牛丼。

          おれと食べ物と食べ物の話 おれが漢字混じりの本が読めるようになって、最初に手に取った漫画以外の本は、東海林さだおのコラムだった。 おれの言葉の根幹には東海林さだおの文章がある。 東海林さだおはなにについて書いていたか。食べ物について書いていた。 正確な記憶ではないが、ラーメンのナルトについて考えたり、レバニラ炒めについて考えたり、カレーライスの食べ方について考えていたりしたように思う。 ともかく、そんな風に身近な食べ物について、東海林さだおはずっと昔から頭を悩ませていたのである。 世の中がそういった身の回りの食べ物について目を向けて語りだしたのは、つい最近のことのように思える。 というわけで、おれは根っこのところでも、表立ったところでも、食べ物の話が好きだ。 だが、おれが食べ物を、食事を、食文化を愛しているかというと、話は別だ。 おれはほぼ毎日、晩飯を自炊する。蒸し野菜、冷しゃぶサラダ、お

            おれとチェーン店。サイゼリヤ、ガスト、マクドナルド、ケンタッキー、牛丼。
          • 人は、痛い思いをしても、だいたい反省しない。

            人間というのは難しい生き物だなと常々思う事がある。 例えばである。風邪を引いて健康のありがたさを実感したという人は多いだろう。 実際、健康というのはある時は何も気にならないクセに、無くなるとメチャクチャに不便だ。 ほんのちょっと喉が痛いだけでも精神的にはかなり食らうし、ほんのちょっと熱があるだけで頭は全然働いてはくれない。 こうして健康の素晴らしさを声高に叫びたくなるような経験をしたとしてもだ。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言うべきか…しばらくすると健康の事は忘れ果ててしまうのが人間という生き物である。 痛みを押し隠して走っていたら、学びしかなかった なんでこの話をしたのかというと最近になって僕は右膝を痛め、健常のありがたさを痛感しているからだ。 原因は日々のランニングである。いわゆる故障というやつだ。 故障というのは誠に不思議なもので、元気だった頃は雑に扱っても何も感じなかった程度の負

              人は、痛い思いをしても、だいたい反省しない。
            • ドラえもんと同じ「すこし(S)・ふしぎ(F)」を描くSF作家、レイ・ブラッドベリの作品が名作揃いな件。

              いきなり全然関係ない話から始まって申し訳ないんですが、皆さんドラえもん好きですか? しんざき家では、子どもたちが全員くまなくドラえもん好きでして、長男は今でも原作ドラえもんをちょくちょく読み返していますし、毎年大長編ドラえもんを家族5人で観に行っては、長女次女辺りはルナとルカごっこをやったりセーラごっこをしたりしている訳です。 ドラえもんで一つ、私が凄いと思っているところが 「40年近く前に出てきたひみつ道具が、最新の映画でも何の違和感もなく使われている」ということです。 例えば月面探査記ではお馴染み「桃太郎印のきびだんご」が出てくるんですけど、これ初出1975年なんですよ。44年前。 44年前の漫画で出てきたアイテムが、最新の映画で何の違和感も古臭さもなく使われている。 40年以上くさらないアイディアと発想っていうのも凄いですけれど、そこを中核にして、大人も子どもも何の違和感もなく同じ土

                ドラえもんと同じ「すこし(S)・ふしぎ(F)」を描くSF作家、レイ・ブラッドベリの作品が名作揃いな件。
              • 「知識の扱い方の初歩」を学んだときの話。

                つい先日の「解決法の「とっかかり」をなんとなく把握しておくことが大事だという話」を読んで、思い出したことがあるので、忘れないうちに、ここに言語化しておく。 * 初めて「人類の知識の膨大さ」に触れたのは、大学の研究室で、論文を読んで発表をするという、単純なタスクを与えられたときのことだった。 それまでは、論文1つを読んで、その発表をするなんて、とんでもなく簡単なことだと思っていた。 しかし予想は甘かった。 開始15分で、途方に暮れ、「これはとんでもなく時間がかかる作業だ」と気づいた。 というのも、一つの論文の内容を正確に把握し、その研究の意義を完全に理解しようとすると、その研究の背景となる論文や、先行研究を読まねばならない。 結局、1つの論文を発表するためには、その他に5つも10も、他の論文を読む羽目になる。 予想の5倍、10倍の時間がかかる作業を延々と繰り返し、ようやく発表にこぎつけること

                  「知識の扱い方の初歩」を学んだときの話。
                • なぜ「ChatGPTは、使う人次第で能力が大きく変わる」のか、使ってみてはっきりした。

                  最近おきた大きなイノベーションのひとつが、ChatGPTのリリースだったことは、多くの人の共通の認識でしょう。 正直なところ、Googleを脅かすほどの存在が、こんなに早く出てくるとは思っていませんでしたが、Googleなどのプラットフォームは大きい割には技術革新に対して脆弱であり、「短命」なので、必然の流れなのかもしれません。 逆に、プラットフォーム上に流通する「コンテンツ」には、とても長命なものが存在します。 例えば「イーリアス」「論語」「原論」などの古典などもそうです。 これらは時の試練に耐え、プラットフォームを乗り換えながら2千年以上もの間、全く変わらずに生き残っています。 では、ChatGPTもしばらくすれば時の彼方に消える……かというと、少しこれまでのプラットフォームと事情が異なるかもしれません。 なぜなら「コンテンツ流通させるだけ」の、Google、Twitter、Amazo

                    なぜ「ChatGPTは、使う人次第で能力が大きく変わる」のか、使ってみてはっきりした。
                  • 知識を詰め込みまくると、知識が勝手に動き出すようになる

                    「勉強なんてしても無駄だ。なんの役にも立たない」 よくこのような事をいう人がいる。 この意見に対しては色々な反論の仕方があるだろう。実際に役立った勉強の例を持ち出す人もいるだろうし、不勉強で被った被害の例をあげる人もいるだろう。 僕も一応医者をやっているわけなので、この手の意見に色々な反論は思いつく。 思いつくのだが…そういう具体的な話を用いるまでもなく、このような意見をいう人は「知識が勝手に有機的にくっついて、動き出すという経験をしたことがないのだろうな」と思う。 だってこれを一度経験したら、面白すぎてとてもじゃないけど勉強が無駄だなんて思わないだろうから。 この体験の面白さを知らずに勉強嫌いでいるのは勿体ないので、今日は具体例を用いて勉強の面白さ、そして仕事の面白さと個性についてアレコレ書いていこうかと思う。 最初に勉強の面白さを見いだせたのは確か中学校の数学だったように思う。 それま

                      知識を詰め込みまくると、知識が勝手に動き出すようになる
                    • 仕事は、キレたら負け。

                      時間があったので、北野武(ビートたけし)監督の、2010年の映画作品、「アウトレイジ」を見直した。 基本的には「ヤクザ映画」なので、最初から最後まで、ひたすら殺人、暴力、奸計、そして理不尽が飛び交う。 凄惨なシーンも多いので、好きな人は理由なく好き、嫌いな人は受け付けないだろう。 まあ、エンタテインメントの本質は「非日常」であるから、娯楽としては正しい。 しかし、今になって見直してみると、ちょっとした発見もあった。 北野武自身も、「拳銃を使った人間は幸せになれないようなシナリオにしている」と述べているそうだが、*1 この映画で生き残るのは「冷静で頭の切れるヤツ」だけ。 「感情的なヤツ」はさんざん利用された挙げ句、皆殺されてしまう。 身も蓋もない。 おそらく、この映画は 「感情的になったら、その時点で負け。」 というメッセージを強烈に発している。 それは、私が社会人になって最初に学んだ「最重

                        仕事は、キレたら負け。
                      • 「面倒くさがり屋」につけるクスリはあるのか。

                        以前「依頼された仕事をやらない人」は、要するに「面倒くさがり」だと書いた。 「依頼された仕事をやらない人」は、なぜあれほど言われても、仕事をしないのか ではなぜ、彼らは「やれる能力」があり「引き受けた」のに、仕事をしないのか。いろいろと考えた挙句、私がたどり着いた結論は、「たぶん、面倒になった」だった。 「面倒くさがり」は、かけるべき手間をかけないという意味で、「怠け者」と呼ばれてしまうことも。 例えばこんな具合の、リーダーとメンバーのこんなやり取りを、見たことがある。 リーダー 「お客さんに説明するときには、「顧客満足」という言葉を正確に使わないとダメです。「顧客満足」の正確な定義を覚えてますか?」 メンバー 「……えーと……正確な定義、ですか……?」 リーダー 「そう。」 メンバー 「……申し訳ないです……覚えてないです……。」 リーダー 「用語集に載っているから、すぐ調べておくように

                          「面倒くさがり屋」につけるクスリはあるのか。
                        • 精神科の医師「アル中は治らないから診ないと決めたけど、君はインテリだから診てあげよう」の意味。

                          つい先日、Twitterで連ちゃんパパという作品が話題になっていた。 全てのピカレスク漫画の頂点 ウシジマくんのいないウシジマくん クズの珍道中「連ちゃんパパ」https://t.co/QNo4SAlXTd pic.twitter.com/GB8kVL54Nu — 益荒男 (@kandana_i) May 11, 2020 Twitterでのこの漫画に対する評価はこんな感じだ。 「登場人物、みんなクズ」 「コボちゃんみたいなカワイイ絵柄でヤミ金ウシジマくんみたいなストーリー展開」 「あまりにも展開が残酷すぎて読めない」 と、いうわけで僕も興味をもって読んでみたのだが、読後感は上とは随分違う。 個人的にはギャンブルの恐ろしさを見事に表現した傑作だと思った。 なお、連ちゃんパパはマンガ図書館Zにて全巻無料で読めるので、興味がある人は一読してもいいかと思う。 www.mangaz.com 人は依

                            精神科の医師「アル中は治らないから診ないと決めたけど、君はインテリだから診てあげよう」の意味。
                          • 「続けられない人」は、「練習方法」にフォーカスすると良いかも。

                            努力はそんなに裏切らない 最近は「努力せよ」と言うと、批判されることも多いと聞く。 「努力は報われるとは限らない」 「努力できるのも才能」 「努力できない人もいる」 などというのが、その反論の骨子だ。 まあ、そうかもしれない。 もちろん「無駄な努力」があることは知っているし「努力を強要すること」の不毛さも知っている。 だから、「努力はムダ」という人々へ、私はあえて反論はしない。 でも。 私は現実的には、子供たちに「努力したほうがいい」と言うし、部下にも「努力して」と普通に言うだろう。 なぜなら、「とりあえず努力しておく」と、大体は良い結果になる事を知っているからだ。 むしろ、そういうシーンで「努力したほうがいい」と強調しないのは、かなり不誠実な態度だと思う。 実際、世の中にある大半の仕事は、「起業して上場させる」とか「売れっ子漫画家になる」あるいは「政治家の頂点に上り詰める」といったような

                              「続けられない人」は、「練習方法」にフォーカスすると良いかも。
                            • 部下の心身をぶっ壊す日本人的なマネジメントは、もういい加減に止めなければ。

                              「部長、5件でいいので見本を見せてください!」 証券会社の1年生だった頃、所属長にこんな懇願をしたことがある。 ことの発端は、”高額納税者リスト”に片っ端から電話をしろと、業務命令を受けた時のことだ。 令和の今では信じられないかもしれないが、当時は「日本のお金持ちランキング」とも言うべき高額納税者が地域ごとに詳細に発表され、毎年ニュースを賑わしていた。 そして高額納税者は住所、氏名が世間に公表され、当然のことながら金融機関からの営業電話がなり続けることになる。 しかしかけてもかけても、 「忙しいんに、クソ電話してくんな!」 「儲かる株なら自分で買えばええやろ!」 とガチャ切りされるばかりで、全く受注を頂けない。 そりゃあそうだろう。こんなリストで実名や連絡先を公表されたら、怪しい投資から詐欺のような話まで、全国から電話が殺到しているに決まっている。 部長はイラ立ち、 「お前ら、それでも大学

                                部下の心身をぶっ壊す日本人的なマネジメントは、もういい加減に止めなければ。
                              • 仕事ができる人は、人に期待しない。

                                仕事ができる人は、おしなべて「人に期待しない」というイメージがあります。 悪い意味ではなく、いい意味で「過剰な期待が身を滅ぼす」と知っているからです。 「仕事ができる人は冷たい」って言うイメージがある。 けど冷たいわけじゃない。 「あんまり人に期待してない」だけ。 仕事って、人がやるのを待っていると、たいていうまく行かないので どうしても思考が「まあ、あんまり期待してないけど、やれるんならやって。できないなら仕方ないよ。」 になる — 安達裕哉(Books&Apps) (@Books_Apps) March 12, 2020 もちろんこれは「人」、つまり他者だけではなく、「自分にもあまり期待しない」ことも含んでいます。 まあ、「やれること」と「やれないこと」の区別が徐々についてくからなのでしょう。 もちろん、上司や経営者が、面と向かって「お前には特に期待してないよ」などとは絶対に言わないほ

                                  仕事ができる人は、人に期待しない。
                                • 直感に頼らず、あえて「ゆっくり」仕事をしたほうが、結果として早く仕事が終わる。

                                  「脳の働きで驚くべき特徴の一つは、めったにうろたえないことである」 これは行動経済学者であるダニエル・カーネマンによる言葉だが、いわれてみると私達はとにかくなんでも決めたがりである。 <出典: ファスト&スロー> 人は中途半端な状態で行動するのがとにかく苦手な生き物だ。 AもありえるしBもありえる、とか全てにわたって検討する事など普通の人には不可能である。 「私、はっきりしない男嫌いなんだよね」 なんかいかにもな感じのセリフだが、こう言いたくなる人の気持ちもわからなくはない。 はっきりしないは物凄く疲れる。 自ら進んで疲弊したがる人間はあまりいない。 それが男女の仲のような根本的に疲れる関係でなら、なおさらである。 こうして、人はどんどんと直感を研ぎ澄ましていくようになる。 プロフェッショナルによる素早い意思決定は、みていて非常に気持がいいものの一つだ。 うろたえず、自信をもって、素早く行

                                    直感に頼らず、あえて「ゆっくり」仕事をしたほうが、結果として早く仕事が終わる。