編集部注目の新人アーティストを紹介する『OPENING ACT』のコーナー。今月は、4人組ロック・バンド、家主をピックアップした。 彼らの持ち味は、キャッチーなメロディと琴線に触れるソングライティングにあるだろう。今や曽我部恵一やトクマルシューゴ、直枝政広(カーネーション)など数多くのアーティストから賛辞を集めている。 そんな彼らのメジャー2ndとなる最新作『DOOM』は、滋味深いグッド・メロディとエッジの効いたサウンドが見事に融合し、キャッチーさとヘヴィさが絶妙なバランスで同居している。 中でも、バンドを率いるフロントマンの田中ヤコブ(vo,g)は、ハードロックやメタルを彷彿させるヘヴィなサウンドとライブ感溢れる演奏で聴く者を惹きつける。これがバンドに特有のアイデンティティをもたらしているのだ。 さっそく田中ヤコブに登場願い、彼の音楽的なバックボーンを探っていこう。 取材/文:錦織文子