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JAZZの検索結果121 - 160 件 / 338件

  • Keith Jarrett Confronts a Future Without the Piano (Published 2020)

    The last time Keith Jarrett performed in public, his relationship with the piano was the least of his concerns. This was at Carnegie Hall in 2017, several weeks into the administration of a divisive new American president. Mr. Jarrett — one of the most heralded pianists alive, a galvanizing jazz artist who has also recorded a wealth of classical music — opened with an indignant speech on the polit

      Keith Jarrett Confronts a Future Without the Piano (Published 2020)
    • ハイエイタス・カイヨーテの魔法に迫る 音作りのキーパーソンが明かす「進化」の裏側 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

      ハイエイタス・カイヨーテ、一番右がペリン・モス(Photo by Claudia Sangiorgi Dalimore) ハイエイタス・カイヨーテは2015年の前作『Choose Your Weapon』で一気にブレイクし、日本でも多くのアーティストが彼らのサウンドに言及していた。それは海外でも同様で、アンダーソン・パーク、ビヨンセ&ジェイ・Z、チャンス・ザ・ラッパー、ドレイクらが次々と楽曲をサンプリングし、その知名度は一気に高まっていった。リズムに対する挑戦的なアプローチを筆頭に、誰もが驚くような技術とアイデアを兼ね備えた鉄壁のバンドサウンドが彼らの魅力だった。 そんなハイエイタス・カイヨーテだが、2018年にナオミ “ネイ・パーム” ザールフェルトムが乳がんを患っていることを公表し、治療に専念することを発表。バンドは一時期、活動休止を余儀なくされたが、ネイ・パームが無事に回復したことで

        ハイエイタス・カイヨーテの魔法に迫る 音作りのキーパーソンが明かす「進化」の裏側 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
      • ブランディー・ヤンガーが熱弁、ドロシー・アシュビーとジャズ・ハープが今求められる理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

        ブランディー・ヤンガー、今年8月に開催されたブルーノート東京公演より(Photo by Tsuneo Koga) ジャズにおいて、ハープという楽器はずっとマイナーなものだった。しかし近年、ミシェル・ンデゲオチェロやマカヤ・マクレイヴン、テラス・マーティンやバッドバッドノットグッドなど、様々なアーティストの作品からハープの優雅な音色が聴こえてくるようになった。そこで演奏しているのはブランディー・ヤンガー(Brandee Younger)。彼女の登場はハープという楽器のイメージから、その楽器のジャズにおける立ち位置まですべてをガラッと変えてしまった。 ミシェル・ンデゲオチェロは以前、こう語っている。「ブランディ・ヤンガーとは絶対に一緒にやりたかった。彼女は今、最も優れたハープ奏者だから。ハープは一種のエネルギー。とても力強い楽器なの。そのことをみんなに知ってもらいたかった」。 そんな彼女が今年

          ブランディー・ヤンガーが熱弁、ドロシー・アシュビーとジャズ・ハープが今求められる理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
        • 英ジャズシーンを代表するピアニスト、キース・ティペットが死去 - amass

          英国ジャズ/ジャズ・ロック・シーンを代表するピアニスト/作曲家、キース・ティペット(Keith Tippett)が死去。キース・ティペットの公式Facebookページで発表。死因は明らかにされていませんが、ティペットは2018年に心臓発作と肺炎の合併症を患ったことが発表されていました。ティペットは72歳でした。 キース・ティペットは英ブリストル生まれ。60年代末に拠点をロンドンに移し、自らのグループを率いてジャズ・シーンで活躍。また70年代初頭にはキング・クリムゾン(King Crimson)のアルバムに参加し、その独特の演奏で世界的注目を集める。ロバート・フリップに大きな影響を与えた。その後もジャズ、ロック、ポップスの膨大な数のセッションに参加し、多くのアルバムに名を刻んだ。 耽美的・幻想的作風のインタープレイや多彩なテクニック、完全即興の演奏など、ティペットはジャズ・ファンのみならず、

            英ジャズシーンを代表するピアニスト、キース・ティペットが死去 - amass
          • 超絶バンド『Pinhas and Sons』インタビュー:結成秘話と、ファンと創るこれからの音楽

            超絶バンド『Pinhas and Sons』インタビュー:結成秘話と、ファンと創るこれからの音楽 2020-06-07 2022-09-18 Feature, Interview, Israeli Jazz, Jazz, Music, News, Progressive Rock イスラエル, イスラエルジャズ, インタビュー, キーボード, ジャズ, ニュース, ファンク, フュージョン, プログレ, 中東音楽 Love7Pinhas & Sons(ピンハス&サンズ)との出会いの衝撃5月の終わりに、イスラエルの世界的サックス奏者ダニエル・ザミールが自身のYouTubeに「Pinhas & Sons feat. Daniel Zamir, Nitzan Bar」というタイトルの1本の動画をアップした。複雑なリズムを持つダニエル・ザミールの代表曲を大編成のバンドで演奏している。元々この曲が大

              超絶バンド『Pinhas and Sons』インタビュー:結成秘話と、ファンと創るこれからの音楽
            • interview Jasmin Godoy:クルビ・ダ・エスキーナと現代ジャズが融合した傑作『Show Me The Way』(8,000字)|柳樂光隆

              interview Jasmin Godoy:クルビ・ダ・エスキーナと現代ジャズが融合した傑作『Show Me The Way』(8,000字) 2023年、ジャスミン・ゴドイというアーティストの音源が送られてきた。それは聴いた瞬間引き込まれるような素晴らしい内容だった。ブラジルの音楽、特にミナスの音楽の要素はある。だが、それだけでなく、2010年代以降、グローバルに同時進行で進化し、流布していった現代のジャズとその周辺の要素もある。2010年代以降、ミナスのコミュニティからはアントニオ・ロウレイロらが出てきて、2010年代末、ブラジル北東部のペルナンブーコからアマーロ・フレイタスが出てきた。ブラジル人たちがどんどんオープンになり、世界中の音楽を取り込んでいったことで大きな注目を集めることになった。僕はなんとなくジャスミン・ゴドイもそんなひとりなのかなと思っていた。 Jasmin Godo

                interview Jasmin Godoy:クルビ・ダ・エスキーナと現代ジャズが融合した傑作『Show Me The Way』(8,000字)|柳樂光隆
              • Philip Bailey - Love Will Find A Way:フィリップ・ベイリーがロバート・グラスパーらを選んだ理由|柳樂光隆

                フィリップ・ベイリーと言えば、アース・ウィンド&ファイア(以下EW&F)のヴォーカリストで、名曲「Fantasy」などでの印象的なファルセットでお馴染みだが、新作『Love Will Find a Way』ではロバート・グラスパーに、カマシ・ワシントン、クリスチャン・スコット、デリック・ホッジ、ケンドリック・スコットと現代ジャズシーンの最重要人物たちとコラボレーションしていて、前情報の時点で驚いてしまった人も多いだろう。ただ、これにはそれなりの理由があり、このコラボレーションが驚きを伴うものでありつつも、自然なコラボレーションだった。その理由をここでは説明していこうと思う。 そもそもEW&Fはジャズと関係が深いグループだったというところから始めたい。まずリーダーのモーリス・ホワイトが元ジャズ・ドラマーなのだ。モーリスはソウルジャズの名ピアニストとして知られるラムゼイ・ルイス・トリオのメンバ

                  Philip Bailey - Love Will Find A Way:フィリップ・ベイリーがロバート・グラスパーらを選んだ理由|柳樂光隆
                • JAZZ AUDITORIA

                  3日間に渡ってWATERRASを会場に開催された、JAZZ AUDITORIA 2024。 足をお運びいただきました皆様、そしてご登場いただいたアーティストの皆様、誠にありがとうございました。 スタッフ一同心より感謝し、厚く御礼を申し上げます。 JAZZ AUDITORIA実行委員会 BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA directed by ERIC MIYASHIRO, TOMOAKI BABA, swingoza+ "charanga special", PAJAUMI, MAO SONE, MARCERO KIMURA, SAKI OZAWA TRIO, MEIJI UNIVERSITY BIG SOUNDS SCIETY ORCHESTRA 【MC】Sakura Fujiwara、Maiko Itai

                    JAZZ AUDITORIA
                  • interview Esperanza Spalding『SONGWRIGHTS APOTHECARY LAB』:音楽と科学、研究と表現、西洋と東洋を繋ぐチャレンジ|柳樂光隆

                    オレゴン州ワスコ、ポートランド、そしてニューヨークのローワー・マンハッタンで行われた癒しのための音楽実験の場「ソングライツ・アポセカリー・ラボ」にて音楽療法、神経科学、黒人音楽、イスラム 神秘主義、南インドのカーナティック音楽など様々な分野の専門家とのコラボで生まれた楽曲を収録。 前作『12リトル・スペルズ』からヒーリング・アートと音楽の関係の探求をスタートさせたエスペランサだが、今作では自身による研究のみならず、プロフェッショナル、研究者の指導の下に音楽を作りたいと思ったとのことで、ソングライツ・アポセカリー・ラボを2020年2月に立ち上げた。ソングライツ・アポセカリー・ラボはエスペランサがハーバードで教えているコースでもあり、その生徒、ミュージシャン仲間、音楽療法、神経科学、演劇セラピーなどを研究する人々から成り立っていて、音楽の何が人間を助けるのかを研究するのが目的にしている。(『S

                      interview Esperanza Spalding『SONGWRIGHTS APOTHECARY LAB』:音楽と科学、研究と表現、西洋と東洋を繋ぐチャレンジ|柳樂光隆
                    • 挾間美帆、世界的ジャズ作曲家がデビュー10年で培った制作論「私の曲作りにメソッドはない」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                      2020年、グラミー賞のラージ・ジャズ・アンサンブル部門にノミネートされたあたりから、挾間美帆の立場は大きく変わったように見える。著名アーティストや名門ビッグバンド/オーケストラとのコラボも増えたし、次世代の作曲家たちへのレクチャーなどに携わることも増えている。前作『イマジナリー・ヴィジョンズ』からは世界のジャズ・シーンで最も勢いがあるレーベルのひとつ、UKのEdition Recordsからリリースするなど、今ではラージ・アンサンブル・シーンの顔として世界中で引っ張りだこになっている。 そんな挾間が自身のプロジェクトm_unitでの新作『ビヨンド・オービット』を発表した。これまでと異なるのは彼女の様々な活動の断片が収められたものであることだろうか。モントレー・ジャズ・フェスティバルから依頼されて書いた曲、資生堂150周年 メッセージフィルム 『「うつくしい」は、いのちの話。』のために提供

                        挾間美帆、世界的ジャズ作曲家がデビュー10年で培った制作論「私の曲作りにメソッドはない」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                      • 【インタビュー】MURO「80周年を迎えたブルーノートを切り口に彼らに改めて敬意を表したい」 | BARKS

                        レーベル60周年の1999年に本国アメリカで企画された『Diggin’ On Blue』(ピート・ロック、ロード・フィネス、ビズ・マーキーがそれぞれのキャラクターを活かしたミックスCDをリリース)から20年、あの傑作シリーズの続編がここ日本でブルーノート・レーベル80周年を機に2枚組で誕生した。我が国でセレクト&ミックスを担当したのはDJ KRUSHとMURO、つまりあのKRUSH POSSEの2人である。日本でジャズ・ラップの先鞭をつけた彼らがブルーノートの旗印のもと顔を合わせ直すというのだから、これはもう俄かには信じ難い、単なる続編と言うには憚られ得る一大事である。 そんなリリースされたばかりの『Diggin’ On Blue mixed by DJ KRUSH & MURO』、この熱いタイミングで、ブルーノートはブルーノートでも如何にものアプローチによって「ジャズ」とは異なるレーベル

                          【インタビュー】MURO「80周年を迎えたブルーノートを切り口に彼らに改めて敬意を表したい」 | BARKS
                        • 柳樂光隆×細田成嗣『Jazz the New Chapter』対談 「誰がいつ出会っても価値のあるテキストにしたい」

                          『Jazz the New Chapter 6』(シンコー・ミュージックMOOK) 現在進行形のジャズ・シーンを捉える『Jazz the New Chapter(以下、JTNC)』シリーズの第6弾が、2020年2月に刊行された。「ロバート・グラスパーから広がる現代ジャズの地平」を掲げて21世紀以降のジャズをマッピングするという類例のない試みとして2014年から始動した同シリーズは、動き続けるジャズと並走するように号を追うごとに新たな視点を提示し続けることで、増殖し拡散するジャズ・シーン全体を読み解くことに貢献してきた。ジャズとその周辺の音楽の動向は、JTNCの登場によって格段に見通しがよくなり、そしてスタイリッシュなものとして多くのリスナーに届けられてきたに違いない。 筆者は4号より同シリーズに参加し、このたび完成した6号では「なぜ今、アンソニー・ブラクストンなのか――現代のジャズ・アヴァ

                            柳樂光隆×細田成嗣『Jazz the New Chapter』対談 「誰がいつ出会っても価値のあるテキストにしたい」
                          • interview Pasquale Grasso:頭の中に描かれたものをギターという楽器を通して、僕だけのタッチで表現している|柳樂光隆

                            interview Pasquale Grasso:頭の中に描かれたものをギターという楽器を通して、僕だけのタッチで表現している ”YouTubeなどで注目を集め、パット・メセニーが絶賛していることで大きく話題になった新鋭ギタリスト”というメディアに書かれている新しさを強調された側面と、”エフェクターもルーパーも使わずにギター1本でバド・パウエルやチャーリー・パーカー、セロニアス・モンク由来のスタンダードを演奏する”というオーセンティックというよりはなんなら保守的にさえ見えてしまう側面は相反するものにも思えてしまいそうだが、パスクァーレ・グラッソの演奏を実際に聴けば、そのどちらも納得できるうえに、きわめて保守的でありながら、同時に極めて進歩的で革新的であることが両立している驚異的な才能が現れたこともわかるだろう。 こんな得体がしれないし、意味の分からない演奏をしているにもかかわらず表面的に

                              interview Pasquale Grasso:頭の中に描かれたものをギターという楽器を通して、僕だけのタッチで表現している|柳樂光隆
                            • 21世紀のオルガン・ジャズ入門 with Playlist|柳樂光隆

                              オルガンジャズは80-90年代にイギリスでのジャズ・ダンス系のムーブメントでグルーヴィーなソウルジャズのひとつとして、またはヒップホップのサンプリングソースとしても再評価されたが、実はジャズの文脈でも少しずつ進化している。 その辺りは『Jazz The New Chapter 4』という本でもやったのだが、その後、コリー・ヘンリーがどんどんすごいことになっていたり、デルヴォン・ラマーみたいな人が出てきたりで面白くなってきたので、ここらで一度簡単に入門編をまとめておこうと思う。 以下、21世紀のオルガン・ジャズをあつめたプレイリスト。 20世紀の名盤は各自調べて聴いてみてください。 個人的にはピーター・バラカン選曲のコンピレーション『Soul Fingers』や90年代に出た名コンピレーション『So Blue, So Funky』がおすすめです。

                                21世紀のオルガン・ジャズ入門 with Playlist|柳樂光隆
                              • Playlist : JAPANESE JAZZ in The 2010s - 2010年代の日本のジャズ selected by Mitsutaka Nagira|柳樂光隆

                                Playlist : JAPANESE JAZZ in The 2010s - 2010年代の日本のジャズ selected by Mitsutaka Nagira 《プレイリストのコンセプト》 せっかくのディケイドの区切りなので、日本人のジャズ・ミュージシャンによる2010年代のジャズのオススメを集めてみました。 ① 2010年代に頭角を現してきたミュージシャンにフォーカスしてるので、90-00年代から一線にいるビッグネームは割愛しています。ex 上原ひろみ ②リーダーだけでなく、バンドのメンバーが2010年代に頭角を現してきた日本人ミュージシャンである場合も選考対象にしています。 ③ 2010年代の海外のジャズの動向を追ってるリスナーに楽しめそうなものを中心に選んでいます。 ④ 「ジャズの影響が入ってる音楽」ではなくて「ジャズ」を入れるイメージの選曲になってます。 ⑤プレイリストを中心

                                  Playlist : JAPANESE JAZZ in The 2010s - 2010年代の日本のジャズ selected by Mitsutaka Nagira|柳樂光隆
                                • 石川紅奈 KURENA ISHIKAWA ♪Off The Wall

                                  【石川紅奈(いしかわ・くれな)/Kurena Ishikawa】 Instagram : https://www.instagram.com/907marshmallow Twitter : https://twitter.com/907marshmallow Facebook : https://www.facebook.com/kurenama soraya(石川紅奈と壷阪健登のユニット) YouTube: https://www.youtube.com/@soraya_music twitter:https://twitter.com/soraya_music ウッドベースを操りながらリード・ヴォーカル…突如現れたヒロイン YouTubeへのアップロード動画・マイケル・ジャクソン ♪Off The Wallのソロ・カバーで独特な世界観に引き込まれたファンが急増中。 昨年11月の

                                    石川紅奈 KURENA ISHIKAWA ♪Off The Wall
                                  • DJハリソンが語る 古いレコードの質感を追い求め、アナログの魔法を今に蘇らせる美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                    米ヴァージニア州リッチモンドを拠点とする、ブッチャー・ブラウン(Butcher Brown)という5人組がいる。ヒップホップ/ネオソウル以降のジャズ系バンドである彼らは、サウンドの質感への徹底的なこだわりに加えて、そのインスピレーション源やカバー曲の選曲センスも高く評価されてきた。 アナログ機材やテープでの録音は当たり前。まるでマッドリブがバンドを結成したかのように敢えて音質を落としたり、ノイズ交じりで録音したり、ジャズ系のバンドはまずやらない手法を駆使している。そのこだわりからレコードだけでなく、カセットテープでのリリースをずいぶん前から行なっていた。 さらに彼らは、トム・ブラウン「Funkin' For Jamaica」、デヴィッド・アクセルロッド「Holy Thursday 」、ボブ・ジェイムス「Nautilus」、ワンネス・オブ・ジュジュ「African Rhythms」、タリカ・

                                      DJハリソンが語る 古いレコードの質感を追い求め、アナログの魔法を今に蘇らせる美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                    • NYのジャズ・シーンで愛されている川上浩平という日本人とオフィス・ズーのこと|柳樂光隆

                                      僕は『Jazz The New Chapter』という本を2014年からだいたい年に一冊ペースで出している。2020年に『Jazz The New Chapter 6』を発売したので、現在6冊。今は7冊目を制作中だ。 内容はというと21世紀以降のジャズをまとめたもの。2000年代にジャズの世界から出てきて、ジャズの枠を超えて活躍しているロバート・グラスパーをはじめ、カマシ・ワシントン、サンダーキャット、ホセ・ジェイムスなどなど、2000年以降に出てきたジャズ・ミュージシャンたちを紹介してきた。 僕はもともと音楽が好きで、たまたま通っていた大学の近くにあったジャズ喫茶にいったのがきっかけで、20代のころからジャズを聴くようになった。最初は50年代や60年代のジャズ、もしくはDJやヒップホップのプロデューサーたちが影響を受けた60-80年代のジャズを中心に聴いてきたが、徐々に自分とも遠くない世

                                        NYのジャズ・シーンで愛されている川上浩平という日本人とオフィス・ズーのこと|柳樂光隆
                                      • 現代ジャズ・ギタリストたちの個性を、スタンダード曲へのアプローチで知る! | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine

                                        ギター・マガジン2023年3月号の現代ジャズ・ギター特集、もう読んでいただけましたか? 本誌で登場するギタリストたちの“ジャズ・スタンダード演奏”を楽しめるプレイリストを用意しました。ジャズ・ギターの入門としてもオススメです! 文/選曲:今井悠介 写真=Photo by Andy Sheppard/Redferns/Getty Images(Julian Lage) ギタリストの個性があらわになる曲!? ジャズ・スタンダード ジャズ・スタンダードとは、ジャズ演奏での定番曲のこと。おもにブロードウェイや映画で使用された楽曲やジャズマンのオリジナル楽曲が当てはまります。 これまで数々のレジェンドたちが様々なジャズ・スタンダードを演奏し、自分なりの曲の解釈やアレンジ、演奏テクニックを披露してきました。同じ材料を使ってどのような調理をするのか……。そう、ジャズ・スタンダードこそ演奏者の個性が存分に

                                          現代ジャズ・ギタリストたちの個性を、スタンダード曲へのアプローチで知る! | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine
                                        • "現代ジャズ×文学"のためのディスクガイド for 文學界"JAZZ×文学"|柳樂光隆

                                          僕は”ジャズに言葉は不要なのか?”というテーマの評論を書きましたが、依頼されたお題が評論ではなかったら書けるなと思っていたアイデアがあるので、ここで紹介しておきます。 それは "現代ジャズ×文学"のためのディスクガイド です。 ジャズの新作を山ほど聴いていると定期的に文学や詩、本からのインスピレーションを形にしたとアーティストが語っているジャズ作品に出会います。普段は「そういうの意外とあるのね」と心の中で思うだけですが、せっかく出せるきっかけになる特集を文芸誌がやったのここにまとめておきます。 ■ナオミ・クラインなど ⇒ ブライアン・リンチ・ビッグ・バンド - The Omni​-​American Book Club: My Journey Through Literature In MusicNY屈指のトランぺッターで、ラテンジャズやビッグバンドにも精通する名手としてその筋でも知られる

                                            "現代ジャズ×文学"のためのディスクガイド for 文學界"JAZZ×文学"|柳樂光隆
                                          • 【特集 作家とギター】岸政彦|ギターは個人に寄り添ってくれる、どこか寂しいもの|文學界

                                            ①ホアン・エルナンデスConcierto S スペインはヴァレンシアの工房で少数の職人により製作されているホアン・エルナンデス。 ボディトップは松単板、サイドとバックはローズウッド単板。 弦長650mm、 ナット幅は通常のクラシックギターよりやや細い50mmを採用。 僕は一九八七年に関西大学に入学して、八八年に軽音サークルに入ったんですが、サークルの縦型社会に嫌気がさしてすぐに辞めて、辞めた仲間と一緒にジャズ研究会を立ち上げました。そこで僕が弾いていたのはウッドベースで、大学二回生の頃にはベースでいわゆる「バイショウ」=ギャラをもらう演奏の仕事をするようになっていた。当時はバブルだったので、週三回ぐらいベースを弾くと月収十万円ぐらいになったんです。大学四回生になって、このまま音楽を仕事にするかどうかかなり迷ったんですが、やっぱり高校の頃からやりたかった社会学の研究に進もうと決めました。僕、

                                              【特集 作家とギター】岸政彦|ギターは個人に寄り添ってくれる、どこか寂しいもの|文學界
                                            • Interview Kamasi Washington『Becoming』- ミシェル・オバマのプレイリストを聴いて、彼女の考え方やバイブズに入り込もうとした|柳樂光隆

                                              Interview Kamasi Washington『Becoming』- ミシェル・オバマのプレイリストを聴いて、彼女の考え方やバイブズに入り込もうとした ミシェル・オバマのドキュメンタリーが公開されて、カマシ・ワシントンが音楽を手掛けると聞いた時、大抜擢であるとは思いつつも、同時にとても自然に感じたのを覚えている。 僕にとってカマシ・ワシントンは、激しいスピリチュアルジャズを演奏する豪快なサックス奏者というだけでなく、自分の頭にある世界観や自分の中の哲学みたいなものを音楽を通して表現するために丁寧に曲を作るコンポーザーというイメージも強い。もともと西海岸ジャズシーンの名作編曲家ジェラルド・ウィルソンのビッグバンドの出身者だし、インタビューをすればクラシック音楽の話を嬉々としてする人だし、楽曲のコンセプトにもすらすらと魅力的に話してくれる。だから僕は映画のサウンドトラックに明らかに向い

                                                Interview Kamasi Washington『Becoming』- ミシェル・オバマのプレイリストを聴いて、彼女の考え方やバイブズに入り込もうとした|柳樂光隆
                                              • エマ・ジーン・サックレイ、UKジャズの個性派が語る「変人たち」に魅了された半生 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                エマ・ジーン・サックレイはUKジャズ界隈でもずっと謎の人だった。彼女はUKジャズの精鋭によるブルーノートのカバー集『Blue Note Reimagined』に当たり前のように名を連ねているし、現在のジャズ・シーンを騒がせているシカゴのレーベル、International Anthemから12インチをリリースしていたりと、世界的に最も注目を浴びているジャズ系ミュージシャンの一人であるのは間違いない。にもかかわらず、現在のUKシーンのどんな文脈にいて、どんなコミュニティに属しているのかいまいち見えてこないのだ。 UKジャズと言えばシャバカ・ハッチングスやヌバイア・ガルシアらのようにTomorrow‘s Warriors卒業生が活躍しているイメージがあるが、エマ・ジーンはそもそもロンドン出身ではないし、そのコミュニティとは異なる場所にいて、共に活動しているわけではない。ヌバイア・ガルシアやジョ

                                                  エマ・ジーン・サックレイ、UKジャズの個性派が語る「変人たち」に魅了された半生 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                • 日本発、高級オーディオで鑑賞する「ジャズ喫茶」世界に広がる…コロナ禍の新しい楽しみ方

                                                  【読売新聞】日本発祥のジャズ喫茶に影響を受けた、音楽を楽しむための「リスニングバー」が、海外で続々とオープンしている。欧米でジャズバーやジャズカフェといえば生演奏が一般的。高級オーディオでレコードやCDを静かに鑑賞する日本独自のスタ

                                                    日本発、高級オーディオで鑑賞する「ジャズ喫茶」世界に広がる…コロナ禍の新しい楽しみ方
                                                  • Música Terra が選ぶ 2020年ベストアルバムTOP10

                                                    Música Terra が選ぶ 2020年ベストアルバムTOP10 2020-12-13 2022-12-29 Feature, Music 2020, アルゼンチン, アルメニア, イスラエル, ドイツ, ブラジル 第10位:Tia Amélia para Sempre / Hércules Gomes(ブラジル)ショーロ専門のピアニストとして近年注目されているブラジルのエルクレス・ゴメス(Hércules Gomes)。SNSでも頻繁に情報を発信するなど、その堅実なプレイスタイルからは連想しにくいですがフットワークは軽やか。そんな彼の2020年新作『Tia Amélia para Sempre』は知られざるショーロの女性作曲家チア・アメリアの楽曲集で、クラシックとブラジル音楽の絶妙な間の子であるショーロという音楽のシンプルな魅力にあらためて気づかせてくれました。

                                                      Música Terra が選ぶ 2020年ベストアルバムTOP10
                                                    • 【ジャズ新譜】女性サックス奏者レイクシア・ベンジャミンがコルトレーン作品に挑戦した意欲作 Pursuance: The Coltranes / Lakecia Benjamin - おとのほそみち

                                                      ニューヨークで生まれ育った女性サックス奏者、レイクシア・ベンジャミン。 スティーヴィー・ワンダーやアリシア・キーズ、ザ・ルーツといった一流ミュージシャンと共演を重ねてきた実力派だが、今回のアルバム『Pursuance:The Coltranes』は、そのタイトル通り、ジョン・コルトレーンと妻アリス・コルトレーンが書き遺した13曲にチャレンジするという、ジャズの王道ど真ん中の意欲作。 「まだ若いんだろ?実力はどうなのかねえ」と、キャリアの長いジャズファンには訝しむむきもいるだろうけれど、共同プロデューサーにコルトレーンとの共演で知られたベーシスト、レジー・ワークマン。 そのほかにも、ロン・カーター、ディー・ディー・ブリッジウォーターらが参加していると聞けば、食指が動くのではなかろうか。 アメリカでは、ジャズチャートの上位をうかがう勢いを見せているので、まずはサブスクからでもぜひ。 Pursu

                                                        【ジャズ新譜】女性サックス奏者レイクシア・ベンジャミンがコルトレーン作品に挑戦した意欲作 Pursuance: The Coltranes / Lakecia Benjamin - おとのほそみち
                                                      • 石若駿という世界基準の才能。常田大希らの手紙から魅力に迫る | CINRA

                                                        インタビュー・テキスト by 金子厚武 撮影:垂水佳菜 編集:山元翔一(CINRA.NET編集部) 取材協力:STUDIO dede 2019年も半分を過ぎて、今年は2020年代に向けた地殻変動の年だという印象が強くなってきている。上半期において印象的だったのは、King Gnuでも活躍する常田大希が本格始動させた「millennium parade」。そして、おそらく下半期の目玉になるであろう動きが、millennium paradeにも参加し、数多くのバンドで活躍しているドラマー・石若駿による新プロジェクト「Answer to Remember」だ。ジャズを基軸に、同世代の優れたミュージシャンが集結することで、他にない独自の楽曲を生み出すこのプロジェクトは、間違いなく2020年代の音楽シーンを牽引し、新たな基準となることだろう。 Answer to Rememberの本格始動を前に、今

                                                          石若駿という世界基準の才能。常田大希らの手紙から魅力に迫る | CINRA
                                                        • REVIEWS : 015 ジャズ(2021年2月)──柳樂光隆(Jazz The New Chapter)

                                                          毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はアップデーテッドなジャズ+αに切り混む、好評シリーズ“Jazz The New Chapter”の監修を手がける音楽批評家、柳樂光隆が登場。ここ数ヶ月のジャズの新譜聴くなら、まずはコレ!な、なんとぎっしり12枚でお送りします。 OTOTOY REVIEWS 015 『ジャズ(2021年2月)』 文 : 柳樂光隆(Jazz The New Chapter) Antonio Neves 『A Pegada Agora E Essa』 UKの〈Far Out Recordings〉といえばその昔はクラブ・ジャズの延長上でブラジルのレジェンドの新録や発掘音源などをリリースしていたイメージだったが、近年はそのイメージは残しつつ、今までにはないリリースにチャレンジしている。その筆頭は同レーベルが2

                                                            REVIEWS : 015 ジャズ(2021年2月)──柳樂光隆(Jazz The New Chapter)
                                                          • 世界が認める「ジャズのルールを打ち壊す」ピアニスト上原ひろみ | 「ピアノはまるで飛行機のよう」

                                                            12歳の頃にはすでに台湾で公演をするほどの腕前だったという、ジャズ・ピアニストの上原ひろみ。そんな彼女は、44歳になった今もエネルギーを爆発させて、世界中の聴衆を驚かせ続けている。 ジャズ・ミュージシャンといっても、日本人ピアニスト・上原ひろみのようなタイプはあまりいない。30センチほども髪の毛を巧みに盛り上げた44歳の彼女が繰り出すのは、ペースの速いバップから現代音楽的な重々しいパワーコード、シンセサイザーでのプログレ的な展開まで、縦横無尽で攻撃力抜群の力強い音楽だ。大音量のサウンドに、聴衆はジャズクラブではお決まりの恭(うやうや)しい拍手ではなく、歓声を上げて飛びはねる。 「お客さんは非常に幅広いです。最近イタリアであったライブでは、最前列に真珠のネックレスをしたとても身なりの良い高齢女性がいて、その隣の男性はアイアン・メイデンのTシャツを着ていて」と彼女は笑って言う。 「同じ列のずっ

                                                              世界が認める「ジャズのルールを打ち壊す」ピアニスト上原ひろみ | 「ピアノはまるで飛行機のよう」
                                                            • 挾間美帆、世界的ビッグバンドを指揮するジャズ作曲家のリーダーシップ論 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                              挾間美帆というジャズ作曲家は、2010年代後半から現在までに大きな飛躍を見せてきた。2016年には世界で最も権威あるジャズ専門誌ダウンビートが選ぶ「ジャズの未来を担う25人」にカマシ・ワシントン、ジュリアン・ラージ、マーク・ジュリアナらと共に選出。2018年にはオランダの名門メトロポール・オーケストラとのコラボ作『The Monk: Live At Bimhuis』を発表し、翌年のリーダー作『Dancer in Nowhere』はグラミー賞にノミネート。いまや名実ともにジャズ界におけるトップランナーのひとりだ。 【画像を見る】最新作『Imaginary Visions』レコーディング風景(全23点) その挾間は2019年、デンマークの国営ラジオ局専属のビッグバンド「デンマーク・ラジオ・ビッグバンド」(以下、DRBB)の首席指揮者に就任。先ごろリリースされた5作目のリーダー作『Imagina

                                                                挾間美帆、世界的ビッグバンドを指揮するジャズ作曲家のリーダーシップ論 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                              • 米ニューヨーク・タイムズ紙 「2021年の年間ベスト・ジャズ・アルバム TOP10」発表 - amass

                                                                Floating Points, Pharoah Sanders & The London Symphony Orchestra / Promises

                                                                  米ニューヨーク・タイムズ紙 「2021年の年間ベスト・ジャズ・アルバム TOP10」発表 - amass
                                                                • ジェイコブ・コリアーが語る「シンプルとカオス」 音楽の申し子が変えたゲームのルール | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                                                                  「明日、ジェイコブ・コリアーに取材できることになりました」と連絡が入った。あまりにも急で若干焦ったが、聞いてみたいこともあった。彼はちょうど素晴らしい新曲「Never Gonna Be Alone (feat. Lizzy McAlpine & John Mayer)」を発表したばかり。ジェイコブと言えば、尋常ではない量の音を重ねて作ったひとりクワイアや、ジャンルを自在に横断・融合するサウンドのイメージがあるわけだが、この「Never Gonna Be Alone」はシンプルな歌もので逆に驚かされてしまった。プログレッシブな要素は見当たらず、むしろチル系のプレイリストに入りそうな心地よいサウンドなのだ。 欧米はコロナ禍がひと段落したような雰囲気で、音楽業界も元に戻ったような状態で様々なフェスが復活し、ツアーが盛んに行われている。ジェイコブもまたライブ活動を再開し、世界中を飛び回っている。こ

                                                                    ジェイコブ・コリアーが語る「シンプルとカオス」 音楽の申し子が変えたゲームのルール | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                                                                  • Interview:ジェイソン・モランとスケートボードとジャズ"Both Skating and Jazz are created in the moment."|柳樂光隆

                                                                    自身もかつてスケーターだったというジェイソン・モランは過去のインタビューなどで何度もスケートボードについて語っているだけでなく、彼はジャズの生演奏とスケートボード・カルチャーの融合を試みるイベント、”Skateboarding”をアメリカで企画しているほどのスケートボード愛を持っている。 彼はジャズとスケートボーディングは「創造性・身体性・即興性」などに共通点があるとも語っていて、その二つのカルチャーを交差させるために、これまでワシントンD.C.のケネディー・センターや、サンフランシスコのジャズ・センター、マイアミのヤングアーツ・ファウンデーションと各地で”Skateboarding”を開催してきた。 それを今年は12/14に東京でも開催するという。 東京で行われる”Skateboarding”には国際的にも活躍するプロスケーターであり、大のジャズ・ファンでもある戸枝義明、国内随一のスキル

                                                                      Interview:ジェイソン・モランとスケートボードとジャズ"Both Skating and Jazz are created in the moment."|柳樂光隆
                                                                    • 魂震わす低音、現代JAZZ屈指のベーシスト、ペトロス・クランパニス新譜

                                                                      魂震わす低音、現代JAZZ屈指のベーシスト、ペトロス・クランパニス新譜 2021-03-01 2021-10-01 Jazz, Music 2021, ギリシャ, ジャズ, ベース, ヨーロッパ, ヨーロッパジャズ Love0魂を揺さぶる低音、ペトロス・クランパニスのソロ新譜ペトロス・クランパニス(Petros Klampanis)は間違いなく現代屈指のベーシストだ。高く評価された最初のラージアンサンブル作品『Chroma』をリリースした年でもある2017年、彼は“ルーフトップ・ストーリーズ(屋上の物語)”と呼ばれる一連のプロジェクトを開始した。これは公演で訪れた世界の都市の建物の屋上で、その土地に因んだ楽曲(オリジナルもあればカヴァーもある)をソロで演奏するというもので、彼が愛する音楽と旅行の最大の産物でもある。 その映像はYouTubeやFacebookにアップされ、卓越したベースの演

                                                                        魂震わす低音、現代JAZZ屈指のベーシスト、ペトロス・クランパニス新譜
                                                                      • interview Tom Misch - トム・ミッシュ:『What Kinda Music』ユセフ・デイズとやったからこそ、僕の中にあったダークな部分が自然と出た|柳樂光隆

                                                                        ――Yussef Dayesとどのようにして知り合ったのかでしょうか? 「ユセフとは、僕のデビュー作『Geography』のアルバム・ローンチの時に知り合ったんだ。彼がローンチに来てくれてね。会ったのはその時が初めてだったんだけど、その前から彼の音楽とドラマーとしての活動は知っていた。そこで「今度、スタジオに入って何か作ろう」って話になって、実際一緒にやってみたんだ。直ぐに音楽的な繋がりをお互い感じて、そこからスタジオで色んなことを試してみるようになって、気づいたらアルバムが出来てたって感じだね。 僕らは育った場所が近くて、子供の頃にユセフがドラムを叩いているのを学校のTalent Show(学校や地区で行われる素人演芸会のようなもの)かなんかで見たことがあった。僕は10歳くらいの時で、彼は12歳くらいだったと思う。実はそれが彼の存在を知る最初のきっかけだね。」 ――『What Kinda

                                                                          interview Tom Misch - トム・ミッシュ:『What Kinda Music』ユセフ・デイズとやったからこそ、僕の中にあったダークな部分が自然と出た|柳樂光隆
                                                                        • The 7 Levels of Jazz Harmony

                                                                          Ya like jazz? You will! There are 7 levels of Jazz Harmony, and we'll explore each of them through reharmonizing the chorus of one of my favorite tunes from 2019 - Lizzo's Juice. Thanks to Jae Soto for singing! OUTRO TRACK (Dilla Beat + Intonalist Harmony) https://adamneelymusic.bandcamp.com/track/it-aint-my-fault Level 1 - "Bell Pepper" - II-V’s and other basic tonal movements Level 2 - "Pobl

                                                                            The 7 Levels of Jazz Harmony
                                                                          • 石若駿と柳樂光隆が選ぶ、2023年のジャズを楽しむために聴いておきたいアルバム20選 | ブルータス| BRUTUS.jp

                                                                            名盤に名サイドメンあり、今も新しい愛聴盤の10枚 石若 駿・選 今回の10枚は僕が若い頃にハマって、かつ30歳を迎えた今も聴き続けているアルバムを基準に選びました。 もし今回紹介した10枚の中で気になる音楽に出会えたら、そこからさらにとことんディグって、面白い音楽を見つけてください。一枚お気に入りのアルバムを見つけたら、そこから派生してまた一枚また一枚と、興味の枝葉を広げていく楽しさを知ってもらえると、すごくうれしい。 参考までに僕のやり方を披露すると、気に入ったアルバムのサイドメン、ドラマーやベーシストがほかに誰のアルバムに参加しているのかとか、自分のリーダーアルバムは出しているのかなどを調べていくんです。そうすると、その先に興味をそそられるアルバムと出会える可能性が高くなる。僕はそうやって、10枚すべてと出会いましたから。この10枚は僕の中では間違いなくつながっていて、相関図を作ると面

                                                                              石若駿と柳樂光隆が選ぶ、2023年のジャズを楽しむために聴いておきたいアルバム20選 | ブルータス| BRUTUS.jp
                                                                            • ■ - いーぐる後藤のジャズ日記

                                                                              【「ジャズ評論」についての雑感~その4(番外編)】 ツイッターは観ているだけですが、最近ジャズを巡る面白い騒ぎがありました。柳楽光隆さんに初対面のさる音楽関係者が「ジャズは終わった」と否定的なコメントを発し、柳楽さんがおおいに憤慨しているようです。常識的に考えて、初対面で相手の専門領域のジャンル自体を否定的に捉えること自体、失礼であることがわからないはずがなく、明らかにこれは挑発ですね。 こうしたやり取りに対し、友人の音楽評論家、村井康司さんがツイッターで実に適切な評価を下しています。村井さんは 「ベテランのジャズ・ファン、それも音楽業界にずっといた方にも、ジャズは死んだとか今のところジャズは駄目だ、と言う人はけっこういますけどね。そういう人はどこかで新しいものを聴かなくなっているだけなんだけど、そういう意見を聞きかじりでリピートしてる感じがします。」 とコメントしていますが、まさに同感。

                                                                                ■ - いーぐる後藤のジャズ日記
                                                                              • Playlist : 侵食するアフロビートのDNA - AFROBEAT × JAZZ/NEO SOUL/HIPHOP by Jazz The New Chapter|柳樂光隆

                                                                                ロック、ポストパンク、インディーロック、テクノ、ハウスなど、様々なジャンルに影響を与えてきたアフロビートですが、ここでは90年代以降にいかにアフロビートがジャズやヒップホップやR&B、ネオソウルなどに影響を与えてきたのかをプレイリストでまとめてみました。 文脈の詳細は以下の記事にしっかり書いたので併せて読んでください。

                                                                                  Playlist : 侵食するアフロビートのDNA - AFROBEAT × JAZZ/NEO SOUL/HIPHOP by Jazz The New Chapter|柳樂光隆
                                                                                • REVIEWS : 003 ジャズ(2020年4月)──柳樂光隆(Jazz The New Chapter)

                                                                                  毎回それぞれのジャンルに特化したライターがこの数ヶ月で「コレ」と思った9作品+αを紹介するコーナー。今回はアップデーテッドなジャズ+αに切り混む、好評シリーズ、今春で6集目も刊行された“Jazz The New Chapter”の監修を手がける音楽批評家、柳樂光隆が登場。 Nduduzo Makhathini『Modes Of Communication: Letters From The Underworlds』 南アフリカ・ジャズ・シーンの中心人物のピアニストのンドゥドゥーゾ・マカティニが〈ブルーノート〉と契約した。ンドゥドゥーゾはアフリカ的というよりはUSのポスト・コルトレーン的なジャズ=スピリチュアルジャズのスタイルが特徴。南アフリカのジャズ史を振り返るとベキ・ムセレクなどマッコイ・タイナー影響下のピアニストが少なくなく、その流れを汲む意味では実はシーンの直系。アフロアメリカンが遠

                                                                                    REVIEWS : 003 ジャズ(2020年4月)──柳樂光隆(Jazz The New Chapter)