不正アクセスで40万件を超える個人情報が流出した可能性が発覚したLINEヤフー。前身のLINEはもともと韓国「ネイバー」の子会社で、今もネイバー関連会社と一部システムを共通化しており、サイバー攻撃でその体制のすきを突かれた形だ。LINEヤフーではこれまでも情報管理を巡る問題が発覚しており、信頼性の向上が改めて求められそうだ。 旧LINEでは2021年3月にZホールディングス傘下に入った直後、利用者の個人情報が中国の現地法人から閲覧できる状態になっていた問題が発覚した。また、今年8月には旧ヤフーが検索エンジン技術を開発するため約410万件のユーザーIDの位置情報を利用者への周知が不十分なままネイバーに提供していたとして、総務省から行政指導を受けた。 今回の問題について、LINEヤフーは「関係省庁には適宜状況の報告をしている」というが、公表したのは不正アクセスの発覚から約1カ月後。「社内調査で