クルマの先進運転支援システム(ADAS)/自動運転システムで、次世代の中核センサーとして期待されてきたLiDAR(レーザーレーダー)。採用に前向きな自動車メーカーもある一方で、普及への道のりは険しさを増している。高止まりする価格や自動運転市場の鈍化といった逆風に加え、ステレオカメラやレーダーといった従来の前方監視用センサーの性能向上が進み、点群データを取得できるようになってきたからだ。低コスト化が進まなければ、LiDARはこうした流れに飲み込まれる可能性もある。
車載LiDAR(レーザーレーダー)の技術的進化には目を見張るものがある。量産車への採用も進んでいる。しかし、その競争は激しい。2021年2月の日経クロステックの記事「自動運転向けLiDAR開発に100社殺到、抜け出すのは一握りの企業」 記事へのリンク で、LiDARに100社近くが参入していること、そしていずれ淘汰の時代が来ることを述べた。実際、2022年に入って有力メーカーの撤退や倒産が目立ち始めた。 パイオニアがLiDARから撤退 2022年2月、パイオニアは「投資回収に時間がかかりすぎる」との理由で車載LiDAR開発から撤退した。同社は電磁式MEMSミラーを用いたLiDARを開発したが(図1)、量産車への採用には至らなかった。この撤退によって、一旦、同社からMEMSの研究・開発に従事する技術者の居場所はなくなってしまったと思われる。パイオニアはMEMSの研究開発を行っていた甲府市の事
Appleが今年後半の発売に向けて準備を進めている新型「iPhone 15」について。 iPhone 15 ProシリーズのLiDARスキャナコンポーネントの大半をSonyが供給する見通しであることをBarclaysのアナリストが最新報告で明らかにしています。 iPhone 14 ProAppleアナリストMing-Chi Kuo氏は先月、LumentumとWIN Semiconductorsに代わって、SonyがiPhone 15 ProモデルのLiDARスキャナコンポーネントの独占サプライヤーとなると報告していました。Sony製はより電力効率が高く、現在のものと同レベルの消費電力で性能を向上させるか、あるいは同等の性能でバッテリー駆動時間を延長させる可能性があります。 改善されたLiDARスキャナは、ナイトモードやオートフォーカスなどのカメラ機能や、拡張現実(AR)の用途でさらなる性能
Appleが今年後半の発売に向けて準備を進めている新型「iPhone 15」について。 ハイエンド「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」のLiDARスキャナのコンポーネントの独占サプライヤーとして、LumentumとWIN Semiに代わってSonyが選ばれることをAppleアナリストMing-Chi Kuo氏が報告しています。 iPhone 14 ProKuo氏は一連のツイートで、SonyのToF VCSELは、Appleの既存のサプライヤー製よりも消費電力が低いと述べています。これにより、iPhone 15 ProモデルではLiDARスキャナの電力効率が向上し、バッテリー寿命の延長に貢献するか、既存のiPhoneと同レベルの消費電力でLiDARスキャナの性能を向上させることができるとしています。 Kuo氏は、改善されたLiDARスキャナは、ナイトモードや
本記事は初めてiPhoneで3Dスキャンを行う方や、実際に試して見たが上手く行かなかったとお困りの方に向けたiPhone3Dスキャンの撮影方法等を解説したものです。 その為3Dスキャンとは何か?等の全般的な内容はこちらの記事をご参照ください。 なお本記事は2023年の1月時点での情報をまとめており、最新の情報ではない可能性があります。 また筆者独自の調査や見解も入っており、事実とは異なる部分が存在する場合があります。 自分の記事を読んで為になったという方にお願いです。可能な限りで良いので令和6年能登半島地震の被災地支援のため募金活動をよろしくお願いします。 iPhone3DスキャンのタイプiPhone3Dスキャンにはいくつかのスキャンタイプが存在しています。 それぞれに特徴があるため用途に応じて使い分けると良いでしょう。 なお本記事はiPhoneのリアカメラ/LiDARの解説記事なので、フ
LiDAR搭載の新型3Dスキャナー「Matterport Pro3」国内販売が開始 2022年11月9日、MatterportはLiDARを搭載した3Dスキャンカメラ「Matterport Pro3」を日本国内にて発売開始しました。 「Matterport Pro3」とは? Matterportは、米カリフォルニアを拠点として3Dスキャンソリューションを提供しています。同社は約550万点以上の空間データを保有しており、プラットフォームの提供をはじめとする、さまざまな方面からデジタルツインに取り組んでいます。 iPhoneや360度カメラ、Leica社の3Dスキャナーなど同社のプラットフォーム向けに3Dスキャンを行える機材は様々あります。同社自身でもデジタルツイン生成に適した3Dカメラとして「Matterport Pro」と呼ばれるカメラシリーズをフラッグシップモデルとして展開しています。
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米ミシガン大学、米フロリダ大学、電気通信大学による研究チームが発表した論文「You Can’t See Me: Physical Removal Attacks on LiDAR-based Autonomous Vehicles Driving Frameworks」は、自動運転車の周囲を検知するセンサーにレーザー光を物理的に照射して、選択的に障害物を見えなくする攻撃を提案した研究報告だ。偽の情報を注入するスプーフィング攻撃で自動運転車の物体検出モデルに影響を与え安全を脅かす。 自動運転車の知覚システムは、LiDARやカメラ、レーダーなどのセンサーを活用して、障害物回避やナビゲーション制
iPhoneに搭載された機能を使って、3Dデータを保存する動画が、約3万4000件のいいねを集めるほどの話題になっています。1分程度で、ホテルの部屋をスキャンできてしまうスピードに驚かされます。 ホテルの部屋を3Dデータ化する様子を公開 iPhoneの3Dスキャン情報を発信するiwama(@iwamah1)さんが投稿した動画。部屋の全方向にカメラを向けて、壁の形や、ベッドの位置を読み込んでいきます。物体のフチ部分が光輝いて読み込まれる様子が、SFのようでかっこいい……! 部屋の読み取りが完了すると、画面には部屋の3Dモデルが出現。しばらくしてデータが完成すると、壁やベッドの模様などテクスチャまで再現されています。 iwamaさんによると、動画は「ノーカットノー倍速」とのこと。長さは1分32秒なので、とても手軽に3Dデータが読み込めていることがわかります。 スキャンすると物体のフチが光ってか
iwamah @iwamah1 今まで一般人の記録手段は2D的な物しか無かった所にiPhoneという 3Dスキャンデバイスによって3Dの記録出来るようになったって意外と凄いことだと思ってる 動画はノーカットノー倍速でホテルの部屋の 3Dモデルを作成している所 たった2分でテクスチャ付きの 3Dモデルが出来上がる pic.twitter.com/LZ4G3yOIJW 2022-10-16 23:55:37 iwamah @iwamah1 動画で使用しているアプリはPolycamというアプリです(画像左から3つ目のアプリ) 使用するにはLiDAR搭載のiPhone(12以降のProシリーズ)が必要になります LiDAR搭載のiPhoneが無いよ!って方にはⅩR以上のiPhoneで似たような3Dスキャンが行えるScaniverseがオススメ note.com/iwamah1/n/n48a… pi
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 中国のZhejiang Labと米UCLA(University of California, Los Angeles)の研究チームが開発した「Compact light field photography towards versatile three-dimensional vision」は、虫の複眼とコウモリの超音波探知を組み合わせた新たなカメラシステムだ。曲がった先の物体や何かの背後にある隠れた物体も同時に観察できるという。 コウモリは暗闇の中で、エコーロケーションと呼ばれる音波探知機を使って、周囲の状況を鮮明に映し出す。コウモリの鳴き声は、高周波数で周囲に反射し、耳で拾われる。そ
It’s 2022, and Teslas still aren’t stopping for children. pic.twitter.com/GGBh6sAYZS — Taylor Ogan (@TaylorOgan) August 9, 2022 今年実施されたテスラの走行テストの様子がTwitterに投稿され、10万いいねを超えるほどの話題になっています。 動画内ではテスラ Model3が走行中に、車両前方に配置された子どもに見立てた人形を検知して停止することができるかというテストの模様が撮影されています。 映像右側で同時にテスト走行しているレクサス RXがしっかり停止しているのに対し、Model3は人形を豪快に吹き飛ばしてしまいました。 「LiDAR」を搭載していないのが原因? 明るく見通しも良い状況にもかかわらず、Model3が人形の前で停止できなかったのは「子ども人形のクオ
Appleの新機能活用、Shopifyが「部屋のデジタルツイン」デモ公開 2022年6月6日の開発者会議WWDCにて、アップルは3Dマップ作成機能「RoomPlan」を発表しました。この機能を用いたデモが、eコマースプラットフォームのShopifyによって公開されています。 「ARKit 6」と新APIを組み合わせ、家具を「リセット」 「RoomPlan」は屋内空間のスキャンに特化した、ARKitを利用した機能です。端末のカメラ及びLiDARスキャナーを使い、屋内空間の3Dフロアマップを作成できるというもので、家具などの位置も反映したドールハウスを手軽に作れます。 この「RoomPlan」を使った例として、ShopifyのRuss Maschmeyer氏は7月13日、自身のTwitterで複数の動画と解説を投稿しています。自社の家具購入アプリに組み込み、例えばソファーを窓辺に配置するとどう
iOS16で利用可能になる「RoomPlan」APIを使って、iPhoneで3Dスキャンした室内にある家具を消すデモ映像が公開されました。全ての家具を一気に消すだけでなく、選択した家具だけを消すことも可能です。 iOS16では3Dスキャンが簡単に iOS16では、LiDARスキャナ付きiPhoneやiPad Proで室内をスキャンすることで、3D見取り図を簡単に作成できる「RoomPlan」APIが動作します。 Shopifyの拡張現実(AR)/仮想現実(VR)エンジニア、ルース・マシュマイヤー氏が、 RoomPlan APIを使ったデモンストレーションの動画を公開しています。 ディスプレイやスピーカーの乗った机、椅子、観葉植物が置かれ、窓にはカーテンのかかった部屋をスキャンします。 一瞬で、何もない部屋に変わってしまいました。壁に取り付けられていたエアコンも含めて、完全に消えています。ゼ
iPhoneでも使えるようになったLiDARの標準ファイル形式「LAS」ってどんなデータなの?を、PDAL/Laspyを使って調べてみる。PythonLidarpdalQiitaEngineerFesta2022laspy lasデータってなんや ※掛川城の点群データをopen3Dで可視化したやつ 以前こんな記事を書きました。 ざっくり要約すると「lasデータをOpen3Dで可視化し、plyで出力する記事」なのですが、この記事で元データとなった「LAS」という形式についてちょろっとだけ触れています。 Leafmap/Open3Dを使って掛川城の大規模点群データ(5GB)をPythonで可視化してみよう! ただ、「点群データだよ」と「LiDARの標準形式だよ」ということ以外にはほとんど触れなかったので今回はもう少し踏み込んだ上で、Pythonから色々触ってみて、さらに点群データの超軽量化まで
近年、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping:自己位置推定同時地図作成)技術を利用したリアルタイム空間把握手法が登場しています。国土地理院では、センサにレーザを用いるLidarSLAM技術(自己位置推定と同時に周囲の点群を作成する技術)による測量を行うための「LidarSLAM技術を用いた公共測量マニュアル」を作成し、令和4年(2022年)6月に公表しました。LidarSLAM技術による手持ち型や装着型のレーザスキャナは、歩行しながら計測できる特性を活かして、比較的狭い範囲を対象とした測量での利用が期待されます。 「LidarSLAM技術を用いた公共測量マニュアル」では、LidarSLAM技術を用いたレーザスキャナを使用したオリジナルデータの作成及び点検方法と、オリジナルデータを編集して作成するその他の成果(グラウンドデータ、グリッドデータ、等
こんにちはiPhone3Dスキャンを日本中に普及させる男ことiwamaです。 2020年の10月にiPnone12Proシリーズに初めてLiDARセンサーが搭載され、現在では様々な業界でiPhoneの3Dスキャンが活躍し始めています。 そこで今回はiPhone3Dスキャンって何?でどういうアプリがあるの?などの初心者向けの解説を行っていこうと思います。 ※この記事は2023年2月3日に、より初心者向けの記事になるよう大規模な改修作業を行いました。 自分の記事を読んで為になったという方にお願いです。可能な限りで良いので令和6年能登半島地震の被災地支援のため募金活動をよろしくお願いします。 3Dスキャンについて学ぼうそもそも3Dスキャンって何?現実にある物体や空間をデジタル3Dデータ化する技術の事を(このnote内では)3Dスキャンといいます。 3Dスキャン技術には様々なモノが存在していますが
モバイルスキャン協会とは 土木・建築にとらわれず、史跡や文化財も3次元化し地域の文化をデータ化していくことで、ありとあらゆる物やコトを3次元で後世に残し社会に貢献する団体です。 スキャンアプリまとめ 2022年6月13日(月)マニュアル公開 2023年1月18日ver
2022年の4月にTrnio社から新しいiPhone3DスキャンアプリであるTrnioPlusが発売されました。 今回はそんなTrnioPlusの機能を解説していこうと思います。 TrnioPlusの概要TrnioPlusは複数枚の写真を様々な角度から撮影し、それらをコンピュータ上で処理することで3Dモデルを作成するフォトグラメトリという技術をiPhoneだけで体験することができます。 写真から3Dモデルを作成するため、LiDARセンサーが非搭載のiPhoneであってもiOS15.0以上であれば使用できるのもポイントです(一部機能に制限あり) またこのTrnioPlusはTrnioのアップグレード版となっており、Trnioでは100枚までしか撮影できなかった写真枚数が300枚(条件次第では400枚)まで処理可能となっている + 編集機能もかなり強化されており、モデルの回転や縮小、ピンポイン
iPhoneに搭載のLiDARスキャナでどんなことができるの? おすすめの使い方やアプリを紹介 最新のiPhoneやiPadには「LiDARスキャナ」という機能が搭載されています。普段はなかなか起動することのない機能ですが、これを使えば手早くモノの大きさを測ったり、周囲のものを3Dスキャンしたりできます。 LiDARスキャナを活用したサービスも少なくありません。今回は「LiDARスキャナ」で具体的にどんなことができるのかを紹介します。 そもそもLiDARスキャナとは? (画像は「超幻実 – au 5G × 鬼滅の刃」) LiDARスキャナは、レーザー光の反射を利用して、モノや地形の「距離」を読み取る機能です。これにより、iPhoneのカメラの機能が向上したり、現実のモノの大きさが計測できたり、3Dスキャンアプリを活用できたりと、さまざまな用途に利用できます。 LiDARスキャナを搭載してい
日産自動車は4月25日、自動緊急回避システムの実車デモ走行映像を報道陣に公開した。前走車の事故や歩行者の飛び出しなどの緊急事態が発生しても、ハンドルとブレーキを自動的に操作して回避を行う。2020年代半ばに市販車に導入し、30年までにほぼすべての新型車に搭載する予定だ。 乗用域の自動運転とは別に、緊急回避の根本的な解決を目指して日産は技術開発を進めてきた。背景にあるのは、緊急回避システムは従来の自動運転の延長線上とは異なるところにあるという認識だ。 「海外で運転支援システムに伴う重大な事故が報告され、議論が盛んになってきている。それを見ていくと、運転支援技術の限界を超えたところで事故が起こっている。緊急回避領域に踏み込まなければ根本的な解決には至らない」と、AD/ADAS先行技術開発部の飯島徹也部長は言う。 現在市販車に搭載されている自動回避システムが対応するのは、事故シーンの3割程度だ。
AppleがiPhoneにLiDARセンサーを搭載して1年半が経過しました。 このiPhone LiDARが土木業界の3次元計測技術を使用した測量業務の効率化にピッタとハマり22年度からはICT小規模土工や床掘工で実践投入されるようになりました。 今回は実際に地場ゼネコンのICT施工部門に所属している自分が1年半以上iPhone LiDARを触ってみた土木現場でどう生かせるか?現場で使用する場合の注意点は?などを書いていこうと思います。 ちなみにトップ画はiPhone12Proでスキャンした橋脚の点群データです。スキャンから処理~3Dモデル表示までの全てをiPhoneオンリーで作業しています。 (記載内容はあくまで個人の見解です。実態とは異なる場合があることに注意してください) iPhone LiDARの概要基本的なスペックLiDARの有効照射距離は5m あくまで『有効』照射距離であり、限
TOP 特集 VFXチームがわかりやすく解説! 大河ドラマ『青天を衝け』で学ぶ、VFXのつくり方 <22> 撮影現場でのスマホLiDARの活用 2022/02/03 VFXチームがわかりやすく解説! 大河ドラマ『青天を衝け』で学ぶ、VFXのつくり方 <22> 撮影現場でのスマホLiDARの活用 Maya HoudiniTV NHKの大河ドラマ『青天を衝(つ)け』のVFX映像の制作過程や裏話、現場の様子などをご紹介するシリーズ企画。22回目となる今回は撮影現場におけるスマホLiDAR(Light Detection and Ranging)の活用について解説したいと思います。 (※本記事は2022年2月14日(月)をもって、公開終了いたします)
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米Google Researchとカナダ・トロント大学の研究チームが開発した「Urban Radiance Fields」は、Googleストリートビューなどのスキャンプラットフォームで取得できる情報を基に、複数の視点の画像から合成して作り出す新たな視点画像と3D再構成を自動作成する手法だ。 特定シーンの異なる角度から撮影した複数枚の画像を組み合わせる手法と違い、今回は常に動いているカメラから撮影する、スキャンプラットフォームの取得データ画像を入力に使う。そのため、常に変わるカメラ位置や太陽の位置、画像間の露出の変化、ほとんどの画像に映り込む空の画像の処理、同じ構造物でもカメラごとに色が異
皆さん!3Dスキャンしてますかーーーーー!? どうもiPhone3Dスキャン大好きおじさんです。今回はiPhone×フォトグラメトリについてお話をしていこうと思います。 (トップ画も2D写真じゃなくて3Dモデルになってますw) 3Dスキャン全般の説明に関してはこちら↓を参考にしていただけると幸いです。 ※記事内容はあくまで個人の意見なのでそこら辺を理解して貰えるとありがたいです フォトグラメトリの基礎知識フォトグラメトリって何?フォトグラメトリは日本語で写真測量と呼ばれており、普通のカメラなどで撮影された複数枚の写真から3Dモデルを作成する技術となっています。 フォトグラメトリ自体は結構長い歴史を持つ技術となっており、国土の地形を測る測量分野や考古学分野、事故・犯罪現場の状況保存、災害現場の状況把握、ゲーム分野など幅広く活用されている技術です。 下リンクは上から順に ・エジプトのピラミッド
iPhone13 ProシリーズのLiDARを使用した拡張現実(AR)の視覚効果(VFX)が公開され、話題になっています。 Githubでコードが公開 Unity Technologies Japanでエバンジェリストを務めるKeijiro Takahashi氏(@_kzr)は、“burnt-in barcode metadata”と呼ばれるアイデアの概念実証としてBibcamを公開し、サンプルプロジェクトとしてBibcamVfxを制作しました。渋谷の様子にSFの世界のようなフィルターがかけられています。 The world through iPhone 13 Pro Max sensors (Shibuya, 23rd Nov) pic.twitter.com/ClfvNXRE3L — Keijiro Takahashi (@_kzr) November 26, 2021 Takahas
株式会社ホロラボ(以下、ホロラボ)は、株式会社アナザーブレイン(以下、アナザーブレイン)と共同で、ユーザー参加型3D都市空間データ作成キャンペーン「みんキャプ」を企画開催します。参加者は11月15日より、国土交通省PLATEAU project互換デジタルツインサービス「toMap」β版へデータを登録し、3D地図の作成に取り組むことが可能となります。 3D都市データをみんなが作れる時代がやってきた! 「みんなでキャプチャー」~「みんキャプ」は、みんなで今を切り撮って、保存して、共有して楽しむムーブメントです。 スマホ搭載スキャナや専用センサーなどを使ってキャプチャーしたり、フォトグラメトリを使ったり、高精度な3Dデータが制作出来るようになってきた背景を受けて、地理情報付き3Dデータをみんなで集めて楽しむお祭りです! 写真技術が発達してたくさんの風景が残されて伝わったように。 デジカメが生ま
2021年11月13日 15時00分更新 文● 鈴木ケンイチ 写真●鈴木ケンイチ、SIP試乗会事務局 編集●ASCII カメラをほぼ使わない自動運転が登場 レベル4相当とのことだがその実力は? すっかり秋めいた10月下旬、東京のお台場エリアにおいて「SIP自動運転 実証実験プロジェクト試乗会」が実施された。SIPとは「戦略的イノベーション創造プログラム」の英文からきた呼び名で、科学技術イノベーション実現のために2014年度からスタートしている国家プロジェクトだ。様々なジャンルの科学技術のイノベーションを目指すが、その中に自動運転技術も含まれている。今回は、そうした日本の最新自動運転技術を披露する場としての試乗会が開催されたのだ。参加したのは、トヨタやホンダ、日産といった自動車メーカーだけでなく、ヴァレオやコンチネンタルなどの国際的サプライヤー系もあって、それぞれの最新技術を搭載した車両が用
引っ越しに伴い、洗面所の空間活用について検討していました。ドラム式洗濯機の上の空間をうまく使いたいところですが、幅に余裕がなく既製のラックを導入できず困っていました。ないなら作ればいい、ということでDIYを画策。机や棚のようなモノとは違って空間を相手にするので、どう設計したものかと思い悩んだのち行き着いたのは「部屋の3Dスキャン」と「CADソフトによるレイアウト検討」でした。ググってみても事例が見つからなかったので、ここに残しておきます。 iPhone12 ProのLiDARスキャナで部屋を3D化 自分が保有している iPhone 12 Pro Max には『LiDARスキャナ』が搭載されているので、これを使えないかということで見つけたのが「3d Scanner App」。すぐに試したところ、期待した通り空間をスキャンでき、上の写真のテクスチャ付き3Dモデルを作り出すことができました。とり
皆さん!3Dスキャンしてますかーーーーー!? どうもiPhone3Dスキャン大好きおじさんです。今回はiPhoneで始める3Dスキャンというお話をしていこうと思います。 iPad Pro(2020)にLiDARセンサーが搭載されたことで3Dスキャンが誰でも出来る時代が到来しました。 ただいきなりiPhoneやiPadで3Dスキャンができるよ!と言われてもピンとこない方が大半だと思うので、今回のnoteでは簡単な3Dスキャン技術の紹介からスキャンアプリ、スキャン方法などを説明していこうと思います。 3Dスキャンのざっくりとした区分まず3Dスキャンとは何なのかという話ですが、3Dスキャンとは現実にある物体を様々な手法でスキャンし、それをコンピュータ上で再現することだと個人的に思っています(もしかしたら違うかも) 3Dスキャンの方法としては、写真から3Dモデルを作成するフォトグラメトリとレーザー
台湾メディアDigiTimesがサプライチェーンから入手した情報として、Appleの拡張現実(AR)対応ヘッドセットとAppleメガネの開発状況と発売予想時期を報じました。 ARヘッドセットの予想販売価格は約22万円 DigiTimesによれば、Appleは2種類のAR対応製品を開発しているとのことです。 このうち、ARヘッドセットの開発はP2(プロトタイプテストの第2段階)を終えており、2022年第2四半期(4月〜6月)に量産開始、同年下半期(7月〜12月)に発表される見通しです。 サプライチェーンからの情報では、ARヘッドセットの仕様は2020年後半に決定していたようです。 ARヘッドセットは製造コストが高く、販売価格は2,000ドル(約22万円)以上が見込まれることから、主にビジネス向けに位置づけられ、年間販売台数も200万台〜250万台と予測されているようです。 Appleメガネの
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