【シリコンバレー=佐藤浩実】米連邦取引委員会(FTC)は19日、ゲーム「Fortnite(フォートナイト)」で知られる米エピックゲームズに5億2000万ドル(約710億円)の制裁金を科すと発表した。子どものプライバシー侵害や意図しないアイテム購入を促すゲームの設計などを問題視した。エピックは和解のため、支払いに合意した。FTCによれば、エピックはフォートナイトを通じて13歳未満の子どもの個人情
会員・非会員の区別をなくし、会費ゼロの“新生・都P”に 2022年6月――東京都の小学校PTAを束ねる「東京都小学校PTA協議会」(以下、都小P)は、22年度総会において、PTAの全国組織である「日本PTA全国協議会」(以下、日P)から23年3月末をもって退会する方針を決めた。その昔「1957年に日P退会後、1965年に復会」という歴史を経たうえで、都道府県や政令指定都市の都道府県PTA連合会・協議会(以下、P連)が全国組織を改めて退会するのは全国で初めてで、さまざまなメディアで大きな話題となった。 当時、都小Pに加入していた都内の公立小学校PTAは約190校で、会員は約9万人。児童1人当たり20円の会費を集め、このうち児童1人当たり10円、総額約90万円を日Pに支出していた。 「退会のいちばんの理由は、『自分たちの活動をできるだけシンプルにしたい』ということです。これまで、『都小Pとして
「こんなに大変とは聞いてなかった!」 そう話すのは、大阪府内の小学校でPTA役員を務める40代の女性です。 先代のPTAから役員になるよう打診され、学校やほかの保護者とつながりをつくるきっかけになればと思い、引き受けました。 しかし、その負担の大きさに驚きました。 役員会に始まり、委員会、校長らを交えた学校運営協議会といった会議への出席、運動会など学校行事の手伝い。 想定外だったのは、川の清掃活動や夏祭り、餅つきなど、地域行事の手伝いや会合への参加でした。 PTA役員の女性 「私の学校では、PTAの役員になると、自動的に地域の青少年健全育成の協議会など団体のメンバーに登録され、さまざまな地域活動に出席する仕組みになっていたんです。役員なって初めて知ったことで『だまされた!』と思いました」 さらに、行事のたびに必要なのが保護者に配るプリントです。 資料は家に持ち帰って作成し、学校で数百枚を印
高川朋子 @darkmatter_tomo 高3と中1の男子2人の母。子らが8歳・3歳まで夫は5年間中国に単身赴任していましたが、2024年になって再び夫が単身赴任(今度は国内)。編集・ライター。主にだらだらしています。文系だけど科学が好き(全く詳しくない)。お問い合わせはDMまで。 高川朋子 @darkmatter_tomo 中学校PTA広報委員会から「現1年生から会長を選出する。立候補者がない場合抽選により選出、辞退は受け付けない、当日欠席も抽選に加える」との連絡がLINEグループで来て、まずは出席の有無を求められたので「出席、あと会長に立候補します」と送ったんですが、後は淡々と出席の連絡が続いています。 2019-12-09 14:54:04 高川朋子 @darkmatter_tomo どうだろう、すんなりと広報委員会会長になれるのかな。それとも「あなたには任せられない」と言われるか
東京都大田区にある区立小学校のPTAの会計担当者などを務めていた女性が、令和5年度までの4年間で、計約600万円を無断で口座から引き出していた疑いがあることが19日、分かった。PTA側は18日に小学校で臨時総会を開き、保護者に対し一連の経緯を説明。今後、弁護士に相談し、警察に被害届を出す方針といい、民事告訴も視野に入れている。 PTAによると今年1月ごろ、年度末の収支をまとめる際にPTA会費の口座を確認したところ、数十回にわたり計約600万円が、正当な理由なく引き落とされていたことが発覚。 当時、口座の通帳やキャッシュカードは令和2~4年度までの会計担当者で、5年度は副会長だった女性が1人で管理しており、5年度の会計担当者がこの女性から通帳の引き渡しを受け、確認したという。 PTA側が、引き落とされた約600万円の使途について女性に対面や電話で複数回説明を求めたところ、女性は引き出したこと
「そのPTA業務、引き受けます」 “ありそうでなかった”サービスは広まるのか:週末に「へえ」な話(1/4 ページ) 「人間関係のいざこざに巻き込まれたくない」「共働きなので忙しい。できれば参加したくない」「体質が古い。新しいことをやろうと思っても、『前例がない』と言われてしまう」――。 冒頭から不満の声を並べてみたが、いずれもPTAのことである。「そんな人ばかりじゃないよ。学校のために、子どものために、前向きにやっている人もいるよ」と思われたかもしれないが、残念ながらそうした声は少数派である。 PTAに参加したことがある男女に「PTA活動に参加したいですか?」と聞いたところ、「参加したくない(絶対に+できれば)」(82%)と答えたのは8割を超えている。
問題意識はあるのに変えられない 最初に誤解がないように言っておくと、スリム化はまったく新しい話ではない。僕が関わり始めたPTAの前年度の活動目標は、「進めよう! スリム化!」だったのだ。つまり、今を生きる人たちは、「PTAのやり方はズレてきている」という問題意識は確実にもう持っていたのだ。ここはけっこう大事だ。持っているのにどうしてこうなるのかを考えるきっかけになるからだ。 僕に対して疑心暗鬼になりながらも、一緒に役員になったママたちは口では「会長の言うように、無駄が多いですよね。スリム化もっと必要ですよねぇ?」と賛同するのだ。いくら専業主婦モデルで活動していた人たちでも、さすがにこの時代にPTAをやるのに、20年前を想起させるような古い活動に「ありえないよね?」と思っている部分がある。だから、きっと一緒にスリム化ができるだろうと、それを聞いた時には淡い期待を持ってしまうのだ。 しかし個別
「PTA全国研究大会」というものを聞いたことがあるだろうか。公立小中学校のPTA役員等が参加する研修会のようなものだが、開催地の役員たちの負担はかなり大きく、予算の使途には不明な点が多い。主催の日本PTA全国協議会には、取材を拒否された。関係者への聞き取り等から明らかになったことを伝える。 *参加チケットはP連が買い上げる PTA全国研究大会、以下略して「全国大会」が、この夏も開催されました。毎年8月下旬に行われる巨大イベントで、参加数はおよそ8,400人。公立小中学校のPTA役員等が参加する研修会のようなもので、開催地となる都道府県は毎年替わります(*1)。 今年は8月23・24日(金・土)の2日間、兵庫県で行われました(*2)。 参加チケットの値段は1枚5千円。全国大会を主催する公益社団法人日本PTA全国協議会(以下略して“日P”)の2019年度収支予算書によると、事業収益は約4,40
校長は、PTAを退会すれば悪評が立ち、地域で義父の立場が悪くなることも示唆した(写真:ペイレスイメージズ/アフロ) 加入届も整備されたし、個人情報の取扱い規則もあるし、任意加入はもはや当たり前――。都市部などでは、このように法令を遵守し、適正な運営をするPTAもだいぶ増えてきました。 しかし一方では、いまだに全員自動強制加入(=個人情報保護法例に違反することで実現)を前提に、「やめたら子どもがこんなひどい目に遭う」と脅すPTAも残念ながら存在しています。 しかも驚くことに、PTAに学校施設の利用を許可する立場の校長が「非会員の子どもに及ぶ不利益」を自ら是認し、退会を妨害した悪質な例も。 昔の話ではありません。今回お伝えするのは、昨年末から今年の春にかけて、ある保護者が実際に経験した話です。 *義父が嫌がらせを受ける可能性も示唆 2018年暮れ、ある地方都市の公立小学校に子どもを通わせるSさ
「PTA」は本来、子供たちのための「ボランティア」のはずが、強制的に役員を引き受けなければならなかったりして、ときに理不尽に感じる家庭も増えている。変化を求められているイマドキのPTAについて取材した。 「ぜひやりたい」は0%…誕生から70年 変化迫られるPTA この記事の画像(29枚) 2022年10月1日、名古屋市熱田区で開かれた、東海北陸地方のPTAの大会。 1951年に発表された、伝統の「PTAの歌」とともに開幕したが…。 名古屋市PTA協議会の会長: PTA活動の存在意義が問われるようになりました 分科会で話し合われたのは、担い手が少なくなっているPTAの改革だ。 名古屋市のPTA会長: 委員・役員やりたいですかという質問に対しては、「ぜひやりたい」は0%、「やってもいい」が11.2%、「やりたくない」が61.9% 清須市のPTA会長: うちもいま強制というか、もとから決まった役
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