1970年代~2000年代にかけ、映像媒体の主流だったビデオテープ規格「VHS」。再生機器の生産終了などに伴い、VHSで記録された映像資料の視聴や貸出しを終了する公立図書館が出てきており、郷土資料などの閲覧が困難になるのではないかと心配の声があがっている。 大阪市立図書館は2020年度末で館内視聴を終了し、その後順次、貸出しも終了することを発表。ツイッターで注目を集めた。取材に応じた同館によると、郷土資料のVHSに関しては書庫で保存する予定ではあるものの、DVD・BDなどへのダビング(媒体変換)については「具体的な見通しが立っていない」という。 「現在、視聴ブースの再生機器は、故障しても入手できません」 「図書館内での視聴は令和2(2020)年3月末で終了します。その後順次、貸出を終了します」。大阪市立図書館内に掲示されたこのお知らせを、あるツイッターユーザーが2019年9月11日に投稿。
VHS方式のビデオデッキを国内メーカーで唯一生産していた企業が、今月で生産を終了すると発表し、40年前に日本企業が世界で初めて開発し、「歴史的偉業」とまで言われたVHS方式の家庭用ビデオは、ひとつの節目を迎えることになりました。 船井電機によりますと、15年ほど前は国内と海外合わせておよそ1500万台のビデオデッキが売れていたということですが、去年の販売台数はおよそ75万台にとどまったということです。近年はDVDなどとの一体型の製品の生産が主流となっていて、ビデオテープに録画していた子どもの成長の記録や結婚式の思い出などをDVDなどにダビングするために買い求める人が多かったということです。 船井電機の広報担当者は「家電量販店からもまだ生産してほしいという要望をもらっていたがやむをえず、生産を終了することにした」と話していました。 40年前に日本企業が世界で初めて開発し、世界中の家庭にVTR
1990年代、ソ連崩壊後のロシアにおいて、当時高価だったHDDの代わりに「VHS」にデータを記録する方法が発明されました。HDD4台分のデータを1本のVHSに押し込むことができたロシアの革新的な製品「ArVid」について、ブロガーのジェイコブ・フィリップ氏が解説しています。 ArVid: how Russians squeezed 4 hard drives into one VHS tape in the 90s – Jacob Filipp https://jacobfilipp.com/arvid-vhs/ 当時のHDDは多くとも500MB程度の容量しかなく、大量のデータを保管するには大量のHDDを必要としました。しかし、当時ロシアにおいてHDD1台は1カ月分の給料に相当するほど高く、大容量の記録媒体の確保は困難だったそうです。 そうした状況を改善すべく、ロシアで開発された機器が「A
映像を記録しておく媒体というと今はDVDやBlu-rayが使われていますが、かつてはVHSが隆盛を誇っていました。このほかに8ミリ・ベータマックス・miniDVといったテープを持っていたという人は少なくないはずですが、ビデオカセットはどうしてもかさばってしまうので、デジタル化してHDDに保存できれば最も楽です。 そのデジタル化を、PCなしで非常にカンタンに行うことができるのが「AVT-C293」。今回、サンプル機材を借りることができたので、押し入れの奥底からビデオを引きずり出してきて、デジタル化してみました。 AVerMedia TECHNOLOGIES アバーメディア・テクノロジーズ株式会社 : キオクのひきだし AVT-C293 http://www.avermedia.co.jp/product_swap/avt-c293.html 外箱、「キオクのひきだし」というネーミングがなかな
消えゆくメディア「VHS」がなぜいまも多くの映画ファンを魅了するのか。ビデオが築いた功績を辿り、新たな視点で再燃するVHSブームをひも解く。 今の30代40代~には懐かしく、10~20代には見知らぬ話。 そんなビデオ文化を追うドキュメンタリー。 【スポンサーリンク】 ビデオメディアの隆盛 VHSvsベータ戦争、予約録画によるテレビ視聴の変化、レンタルビデオの始まり。 インディーメーカーによるB旧作品の乱立、アダルトビデオ、Vシネマ、ホームビデオ。 ビデオフォーマットは長く続き、大手の参入が遅れたため、インディー映画会社が大量の作品を輩出。 多彩なタイトルが多く生み出された。 そんなビデオ文化を様々な関係者が語るドキュメンタリー。 通常、当時を知る数人が時代背景について語る構成が多いが、今作では関係者が次々登場し様々な側面から語り、アトム・エゴヤンからトロマのロイド・カウフマン、日本からもバ
アットアイデアは8月2日、これまでのビデオデッキとはまったく異なる方式のVHS再生機を開発する方針を発表した。ヘッドにテープを直接押し当てずに再生できる独自の仕組みを採用し、カビが発生していてもテープやヘッドを傷めずに再生できるという。テレビへの接続機能は持たず、直接microSDカードなどのデジタルメディアにダビングできる仕組みを採用する。商品名、価格は未定で、2026年度をめどに開発する。レンタルでの提供も見込む。 開発の経緯は、VHSテープに記録された映像を保持しているユーザーがいまだ多いことを受けてのもの。従来型のVHSビデオデッキは、テープを引っ張って筒型のヘッドに押し当て再生/録画を行う仕組みを採用していた。このため、テープにかかる負荷が高く、テープが絡まるトラブルも多かった。また、古いVHSテープにはカビが生えていることも多く、ヘッドが傷む要因ともなっていた。これらを踏まえ、
NECエレクトロニクスが、ありとあらゆる動画を高画質にする「超解像技術」を開発しました。 単純に画像拡大処理を行うだけでなく、画像のボケやエッジの粗さを改善するため、過去のビデオテープやDVDなどをハイビジョン液晶テレビで楽しめるようになるほか、ワンセグ放送をWVGA液晶を搭載した携帯電話などで高画質に視聴することが可能になるとのこと。 詳細は以下の通り。 応用分野 | 超解像技術のご紹介 | IPコア | セルベースIC | ASIC | 製品情報 | NECエレクトロニクス このページによると、今回NECエレクトロニクスが開発した「超解像技術」は、2006年にGIGAZINEで紹介した複数枚の画像を組み合わせることで、携帯電話のカメラでも高画質な写真撮影を可能にする従来の「超解像技術」をさらに発展させたもので、1枚のフレーム画像から超解像処理が可能になったほか、処理に必要なメモリ容量を
By Jack Lawrence DVD・Blu-rayディスクやHDD・SDカードなど、次世代の記録媒体の普及により、磁気テープに信号を記録するVHSなどの磁気メディアはすっかり前時代の遺物となりました。全盛期に映像が記録されたVHSは今でも至るところに存在しているはずですが、磁気テープに記録された情報は15年~20年で劣化して消えてしまうことが示唆されており、現存する「磁気メディアの危機」が訪れようとしています。 VHS Tapes: How Archivists Are Working To Save Them : All Tech Considered : NPR http://www.npr.org/sections/alltechconsidered/2017/06/03/529155865/videotapes-are-becoming-unwatchable-as-arch
まさかの「VHS映画コーナー」拡充 コロナ禍になり、動画配信サービスで映画やドラマを楽しんでいる人は一層増えたことだろう。しかし、家から出ずに作品を視聴するスタイルに慣れた人ほど、自分が足しげくレンタルショップに通っていた日々を忘れてしまってはいないだろうか? そんななか、レンタルビデオ業界最大手・TSUTAYAの旗艦店であり、渋谷駅前に地下2階~地上7階までの9フロアを有するSHIBUYA TSUTAYAが、映画ファンを唸らせるリニューアルを果たしていたのである。 映像・音楽作品ともに、日本でトップレベルの在庫を誇る同店であったが、2020年9月17日に行われたそのリニューアルで、「日本最大級の映画ミュージアム」と称して約20万本の作品を取り揃えた。それだけでなく「渋谷フィルムコレクション」と題し、旧メディアであるVHS(ビデオ)だけの映画コーナーを新設したのだ。 今回は、映像配信時代に
2016年7月末に生産を終了した「VHS」方式の家庭用ビデオデッキの「復活」を望む声がやまない。 VHS方式のビデオデッキは1976年に日本ビクター(現JVCケンウッド)が発売。ソニーのベータマックス方式(1975年発売)と約10年間にわたる覇権争いはあまりに有名で、それに勝ったことで市場はVHS方式一色に染まった。 「続けていきたいのですが、部品が......」 そんなVHSビデオは、2000年代に入ると急速に売れなくなっていった。家庭用ビデオの記録媒体が磁気テープから光ディスクなどに移行。DVDレコーダーやハードディスクレコーダー(HDD)、ブルーレイディスクの登場といった「デジタル時代」に対応できなくなったことが要因。国内では2011年に、パナソニックなどの大手家電メーカーが生産を終了しており、船井電機だけが生産を続けていた。 2016年7月末にVHSビデオの生産を終了した船井電機は
吉岡里帆「小さい時、VHSで見た椎名林檎さん」 → 大炎上 1 名前:名無しさん@涙目です。(埼玉県) [ES]:2019/06/10(月) 22:12:48.85 ID:U04O1hh40 女優・吉岡里帆のインスタグラムの文章が椎名林檎を“ディスっているのではないか”として、批判を集めている。 問題になったのは6月2日の投稿。ここで吉岡は自身のラジオ番組「UR LIFESTYLE COLLEGE」(J-WAVE)に、歌手の椎名林檎がゲスト出演したことを報告。番組の告知を行った。 合わせて椎名に対する熱い想いをつづっている。〈本日のゲストはずっとずっとずーっと、ラブコールしていた椎名林檎さんです〉と切り出し、〈林檎さんが、これからも大好きです。頑張っていたらこんな日が来るんだなぁ…とこの日染み染みしました。〉と喜びをあらわにした。 この中で吉岡は椎名に関する思い出を〈小学生の頃、VHSで林
ダビングしようと思ったまま放置しているビデオテープありませんか? VHSからDVDにダビングする方法を4つご紹介します。ビデオデッキがある場合、ない場合、機材レンタルする場合、サービスに依頼する場合・・・あなたはどの方法がマッチするでしょうか? 貴重な思い出の映像を蘇らせましょう! 地デジ化も進み、ハードディスクレコーダーも普及した昨今。 ビデオテープとビデオデッキは、すっかり押入れの奥に。 結構かさばるので、どうにかしたい。でも愛着があるので簡単には捨てられない。 DVDにダビングすれば省スペースだし、気軽に鑑賞できそうだよなぁ。と分かっちゃいるけど! いるんだけど! やっぱり今も放置したまま。 ・・・なんて人はワタシだけじゃないはず! そこで今回は、VHSからDVDへのダビング方法を4つ紹介いたします。 【1】ビデオデッキで再生⇒DVDデッキで録画 ビデオコード(赤白黄のケーブル)を使
かつて家庭に広く普及していたVHS方式のビデオデッキ。番組の録画や映画のビデオを楽しんだという人も多いのではないでしょうか。このビデオデッキを国内メーカーとして唯一、生産していた企業が今月で生産を終えることになりました。VHSのビデオテープを見ることはできなくなってしまうのでしょうか。 こうしたなか、国内メーカーとして唯一、ビデオデッキの生産を続けていた「船井電機」が今月で生産を終了すると発表しました。 会社によりますと、15年ほど前に国内と海外合わせて約1500万台売れていたビデオデッキは、去年、75万台の販売に減少。その大部分が海外での需要です。近年は、DVDなどとの一体型の製品が主流で、ビデオテープに録画していた子どもの成長の記録や結婚式の映像をDVDなどにダビングするために買い求める人が多かったということです。 船井電機の担当者は、「家電量販店からもまだ生産してほしいという要望があ
Googleは4月16日、YouTubeの一部動画に新機能「VHSモード」を追加したと発表しました。再生画面の右下あたりにあるビデオテープ型のボタンをクリックすると、画質がVHSテープのごとく劣化しまくるというもの。 思わず「誰得だよ!」と突っ込みたくなるこの機能ですが、学生時代、120分テープに3倍モードでアニメを録画しまくっていた世代的にはかなりストライクでした。昔はこんな画質でも見られればそれでよかったんだよ! 一時停止時のブレブレ演出などに開発者の無駄なこだわりが垣間見えるこの機能、どうやら今から57年前に世界初の商用ビデオデッキが発売されたのを記念して実装されたもののようです。現時点ではVHSモードに対応している動画とそうでない動画がありますが、対応/非対応の基準はナゾ。対応動画が見つからないよー! という方はこのへんの動画をどうぞ。 ※追記:4月17日午前0時時点、残念ながらV
VHS方式の家庭用ビデオデッキの生産が終了し、ビデオテープに録画した大切な映像を、DVDやブルーレイディスクにダビングするサービスが注目されている。今後は、交換部品の不足により、デッキが故障しても修理できなくなると見込まれるためだ。 VHS方式のビデオデッキは、国内企業で唯一生産を続けていた船井電機(大阪府大東市)が7月末で生産を終了。担当者は「生産を続けたいが、部品の調達が難しく断念せざるを得なかった」と説明する。同社には、「まだ買える場所はないか」「生産を続けて」といったVHSファンの声が殺到しているという。 VHS方式のビデオデッキは昭和51年、日本ビクター(現JVCケンウッド)が発売。ソニーが発売したベータ方式とシェアを争った。最終的に、長時間録画できる点などが評価されVHS方式が勝利し、ベータ方式は平成14年に生産を終えた。しかし、VHS方式も、DVDレコーダーの普及に押されメー
センチュリーは、アナログ映像をMP4に変換する“かんたん映像レコーダー”「カンロク」を10月29日に発売する。3インチのTFTカラー液晶ディスプレイとスピーカーを備えているため、テレビやPCを使わずにダビング作業が行える。 センチュリーは、アナログ映像をMP4に変換できる“かんたん映像レコーダー”「カンロク」(CADC-002)を10月29日に発売する。価格はオープン。店頭では1万9800円前後になる見込みだ。 VHSビデオデッキなどと接続し、映像をMP4(H.264)にエンコードしてSDカードやUSB外付けHDDに保存するレコーダー。3インチのTFTカラー液晶ディスプレイとスピーカーを備えているため、テレビやPCを使わずにダビング作業が行える。 録画ファイルの解像度は720×480ピクセルで、1時間の録画でファイル容量は約1Gバイト。例えば32GバイトのSDカードを使えばVHSテープ16
こんなネタがありましたが…。 →VHS版さよなら絶望先生を発見した - Togetter もちろんネタです。 で…びっくりするなよ…これは実在するんだぜ。 崖の上のポニョ [VHS] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2009/07/03メディア: VHS クリック: 23回この商品を含むブログ (1件) を見る 4550円、2009/07/03発売。 これが日本で発売された最後のVHSアニメかもしれない。 ただ、アニメじゃないものは出ていると思うんで、最後のVHS商品は何なのかわからない。 今後出る可能性は…ハードがもう日本国内で生産されなくなったんで(2011年末に終了した様子)多分ない。 適当に調べた、他の状況はどうかというと、 ディズニー関係は多分これが最後。2006/11/08カーズ【日本語吹替版】 [VHS] 出版社/メーカー: ブエナ ビスタ
カセットテープで動画を録る、という壮大な実験。結論「こうしてVHSは生まれた」2020.04.18 20:0035,922 Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文] ( R.Mitsubori ) 外出自粛の時間つぶしにみなさんも是非! …って難ミッションすぎますね。 いまどきのデジタルファイルやCDの音質と比べると、アナログのカセットテープって臨場感とかサラウンド感とか、イマイチでしたよね。でも、実はカセットテープでも動画が録れるってご存知ですか? ユーチューバーのクリス・スリカ氏が超クレバーな実験をして、その様子をアップしているんですが、画質音質うんぬんはさておき、80年代に子供だった私にはかなり衝撃でした! 40代以上で、「昔から面白ガジェット大好きだった」という方はご記憶にあるかもしれませんが、80年代にアメリカのおもちゃ会社フィッシャープライスがPXL
1970年代後半、ソニーの「ベータマックス」とビクターの「VHS」による家庭用VTRの規格争いが起こった。この戦いで、なぜソニーは敗北したのか。「ベータマックス」の開発・マーケティングの責任者だった盛田正明さんと神仁司さんの共書『人の力を活かすリーダーシップ』(ワン・パブリッシング)より紹介する――。 ビデオ戦争の“戦犯”が語る 実は私は1967年頃家庭用ビデオテープレコーダー『ベータマックス』の開発・マーケティングの指揮を執る責任者でした。ですから、私は(ビデオ規格・ベータマックス対VHS争いの)“戦犯”と言っていいです。 あの頃、ビデオは、世の中で放送用のものしかありませんでしたが、家庭用のビデオを作ろうと井深さんが発想して、試行錯誤の末、最初にできたのが、『U-マチック』という結構大きなものでした。井深さんが、「ポケットに入るサイズにしろ」と言って、さらに小っちゃいものを作ろうとして
1985年公開の米人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の未開封VHSテープが18日までに米国で競売にかけられ、7万5000ドル(約1000万円)で落札された。競売を実施したヘリテージ・オークションズによると、同作で悪役ビフを演じた俳優が所有していたもので、競売で最も高値で落札された未開封のVHSテープとなった。 テープは86年製で、俳優が「VHS規格はずっと残ると思って保存していたが、今やビデオデッキが見つからない」と書いたメモが添えられている。ニューヨークの収集家が競り落とした。米メディアによると、落札額は昨年12月に別の競売で「スター・ウォーズ」(77年公開)の初版テープが記録した5万7000ドルを上回った。
押し入れから出てきた懐かしのVHSカセットは「VW-TCA7」でパソコンに取り込んで永久保存しよう2012年08月25日09時35分 公開カテゴリー: スマホをさらにスマートに!キーワード: ガジェット Short URL Tweet 大掃除をしていたら昔のVHSカセットが出てきて途方に暮れたことはないだろうか。今日び、VHS対応したビデオデッキはどこにも売っていないし、オークションなどで手に入れるのも面倒な作業だ。「VW-TCA7」は安価に手に入れられるVHS用の変換アダプタだ。これでVHSカセットをデジタル化し、パソコンに取り込んでしまおう。「VW-TCA7」はVHSカセットをパソコンに取り込むためのアダプタだ。VHS対応のビデオデッキが電器店から姿を消してもうしばらくになる。今、VHSカセットを持ち続けていても仕方がないので、再生できる状態のうちにデジタル化しておきたい。なお、Am
VHS miniDV 8mmビデオの「DVDにダビングサービス」
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