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  • Economics Lovers Live - 厨房経済論戦、海(太平洋と下関海峡)を渡る

    許せ、(締め切り迫る)ソフトバンクw ついに昨日の夜中に気が付いちゃたのよ、厨房経済論戦やってるのをw 先にいいわけ、ぜんぜん経緯わかりません。数日前予告したITOKさんがいま基礎資料作成中の池田信夫・dankogai研究*1読んでる過程でようやく数時間前に気が付きまして、以下の池田氏のエントリーと松尾さんと山形さんの海外三人組みのお便りしかみてません。つまり当初のエントリーやコメント欄などはまったく見てません。すみませんすみません。 それをお断りしまして、もっぱら議論を池田氏の直近のエントリーhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/da4a4e6c3d49221f8b9e2887069fc623に絞ります。で、これは結論的に山形さんのガーナでの調査の影響を考えると私は山形さんのいうこともフォローできそうな気がします。 で、池田氏がこだわるのは以下の部分(山形

      Economics Lovers Live - 厨房経済論戦、海(太平洋と下関海峡)を渡る
    • 「経済の落込みは輸入物価の上昇に所得が追い付いていないから」という嘘 - Economics Lovers Live ReF

      輸入物価に家計の所得が追い付いてないってのは奇怪な神話。例えば消費者物価の上昇を直近(2014年11月)のでみたら2.4%。このうち消費税増税による上昇は2.1%。つまり0.3が残りの要因。また国内企業物価の前年比2.7%だと消費税増税の効果を抜かすとマイナス0.2%だということ。 CPIについてはよく注目されるので、国内企業物価をみると前年比で消費税の効果を抜かすと4月の1.4%から11月のマイナス0.2%まで物価低下傾向だ。CPIについても同様。 https://www.boj.or.jp/statistics/pi/cgpi_release/cgpi1411.pdf 輸入物価と国内企業物価やCPIの関係は、食品などをみてもどこまでが輸入物価の変動によるのか難しい問題がある。簡単にたとえると、加工食品の腑分けを一々するのが難しいという話。だが、上記のCPI(総合、コア、コアコア)、国内

        「経済の落込みは輸入物価の上昇に所得が追い付いていないから」という嘘 - Economics Lovers Live ReF
      • クルーグマン先生、へんに謝ると、奇抜な人たちを喜ばすだけでは? - Economics Lovers Live

        ここ数時間、なんかアクセス数が増えている。ああ、たぶん読売の配信したニュースが関心をひきつけて、ついでに僕のブログをみる人も増えたんだろう。その記事のタイトルだけをみると、あたかもクルーグマン先生が、日本の政策当局や日本銀行にごめんなさいをしているように思える。 しかし、記事がどんなソースをふまえているのかわからないが、その記事をよめば、「アメリカも日本と似たような政策を辿ってて、おまけに失業率はもっと高いから」、たぶんアメリカは(失われた10年時の)日本銀行や日本政府よりももっとジャンクで創造的マネジメントに欠けてます、と言外にいいたいのかもしれない。 それはクルーグマン先生のいままでのアメリカ悲観論にそうものでしょう(その点についてはここでふれた)。でも別なところで書いているように(『Voice』や最近著の中)、日本銀行がいまだにインタゲをとればいいのにそうしないのが「悩み」、日本銀行

          クルーグマン先生、へんに謝ると、奇抜な人たちを喜ばすだけでは? - Economics Lovers Live
        • ともかく毎月読むべし:岩田規久男『Voice』連載始まる - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

          『Voice』三月号から岩田規久男先生の新連載「日本「低成長」脱出論」がいよいよ始まりました。ともかく多くの人に読んでほしい連載です。第一回はいきなり直球勝負で「景気低迷の真犯人を追うー構造改革はなぜ空振りしたかー」です。経済成長をもたらす要因を丁寧に説明し、なぜ日本では低成長なのかをわかりやすく解説していきます。 特に日本の低成長を供給サイドにもとめる考えを「構造仮説」として、「日本的経営の不適合説」「銀行の貸し渋り説」「規制改革と政府企業の民営化の遅れ説」「非効率な公共投資説」などを具体的に検証していきます。特に「銀行の追い貸し説」、つまりゾンビ企業に追い貸しをしたために経済全体の全要素生産性が低下したという説を詳細に論評していくのには、僕もとても勉強になりました。 結論は最近の実証研究がこのゾンビ仮説の妥当性を低下させているというものです。ここで注意すべきなのは、ゾンビ仮説が90年代

            ともかく毎月読むべし:岩田規久男『Voice』連載始まる - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
          • 豚インフルエンザとパンデミック(世界規模の流行)の経済学 - Economics Lovers Live

            メキシコ、米国での豚インフルエンザ禍が非常な関心を集めています。本ブログでは、このインフルエンザについて何度か話題にしてきました。以下ではこのブログの過去のインフルエンザ関係のエントリーをまとめ、最後に「パンデミックの経済学」について簡単に触れる予定です。 速水融『日本を襲ったスペイン・インフルエンザhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090130#p2 書評:『史上最悪のインフルエンザ』 http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090125#p1 タミフル問題を考える素材集http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070330#p1 強毒性新型インフルエンザの脅威&新刊予定ほか http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20061215#p1

              豚インフルエンザとパンデミック(世界規模の流行)の経済学 - Economics Lovers Live
            • 試用期間切りについてのメモ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

              間接的に知ったのだが、今年の春に採用された新卒者の人が、ほんの数日出社しただけで、あとは自宅研修(というよりも自宅待機?)を命じられて、そして6月に入る頃に解雇を通知されたという。おそらくこういう事例はいくつもの大学でも報告されているに違いない。「試用期間切り」という。例えば大内伸哉氏は『どこまでやったらクビになるか サラリーマンのための労働法入門』の中で、試用期間というのは、本格的な雇用のための名称そのものの「試用」ではなく、「試用期間」の段階から正式な労働契約関係が構築されていると裁判所は考えていると書いてる。裁判所が「試用期間」中の解雇が正当と認める事由はかなり厳格な基準が設けられてもいる。単に適性がないなどという理由だけでは解雇するのは不適当である、というのが裁判所の立場のようである。 ここを参照http://www.pref.saitama.lg.jp/A07/BL00/so-d

              • 海外紙「戦車は絶望的に時代遅れの兵器になった」「価格100分の1のウクラ軍携行弾やドローンの餌食に」 - コリア・エコノミクス - KOREA ECONOMICS

                タグ 1人当たりGDP成長率戦車戦犯旗戦犯企業戦争犯罪戦争我慢懲役技術開発憎悪犯罪慶尚南道徴用工徴兵制征韓論強制労働戦闘機投げっと建設機械放射能文化財文化整形教育教科書放射能検査支援金投資支持率摘発携帯電話揮発性物質提訴掘削機抗日義士弁当建設文学安重根富士フィルム密輸出密輸入容器家計負債実質賃金安全保障富嶽安保宇宙開発宇宙孫正義学校孔子富岳富裕者広報差し押さえ広告年金平昌五輪平均賃金干潟差別工業生産対外債務崩壊事故崔在亨尿素尹錫悦少子化少女時代少女像文在寅斗山インフラコア嫌韓村田製作所柑橘松下村塾東海東方神起東京五輪東レ李洛淵株価李在鎔李在明朴正煕朴槿恵未払朝鮮銀行株主保護株取引朝鮮戦争構造改革残留農薬歴史武器輸出正義党正極材横領榴弾核植物植民地梨梁啓超核融合実験施設核兵器核保有朝鮮紀行朝鮮人斗山重工業日本車日進製鋼日米韓日米台日米日産日本軍日本製鉄日韓n日本海日本日朝日中韓日中新疆ウイグ

                  海外紙「戦車は絶望的に時代遅れの兵器になった」「価格100分の1のウクラ軍携行弾やドローンの餌食に」 - コリア・エコノミクス - KOREA ECONOMICS
                • [economics]なぜみな円高が好きなのか 2009-10-09 - こら!たまには研究しろ!!

                  講演等のイベントでの質疑で必ず出るのが「なぜ円高がよいという人がいるのですか?」という質問です.僕も理解できないのでいくつかの仮説(というか想像)を答えてお茶を濁すのですが……なんでなんでしょう.下記の討論のこともあり,ちょっと円高論への反論を考えるために円高論そのものについて考えていたんですが,どうもわからない. 最近よく耳にするのが円高で内需拡大という意見です.しかし,はっきり言って何を言っているのか分かりません.なぜ円高で海外製品が安くなると国内製品への需要が増えるのでしょう.さらに円高は雇用の海外流出を促進します.なぜ雇用が減少すると消費が拡大するのでしょう,なぜ工場が海外移転して投資が増えるのでしょう.謎でなりません.もしかして……内需拡大時に円高になるという因果を逆に理解してしまっている!? 円高待望論が存在する理由として他にはどんなものがありますでしょうか? ご存じの意見があ

                    [economics]なぜみな円高が好きなのか 2009-10-09 - こら!たまには研究しろ!!
                  • もうなんといっていいやらお手上げ - Economics Lovers Live

                    不幸にもまた目撃したあるブログでの話だが、原田さんたちの新刊『世界経済同時危機―グローバル不況の実態と行方』の内容が間違って紹介されていた。 世界経済同時危機の背景には、新興国や日本とかの過剰貯蓄を、米国が吸収したというグローバル・インバランスの存在がある(とそのブログでは書いてあるが)、なんてことは原田さんの主張には基本的に関係ない。むしろグローバル・インバランスが危機の原因の説明としては正しくない、というのが原田さんの主張であり、まさにまったく正反対! 原田さんたちの本では、危機の原因は、主に1)過大な金融緩和と急激な引締め、2)格付けのインセンティブが歪んでいたこと(=サブプライムローン証券のリスク管理の甘さ)、3)さらに規制が不適切だったこと(SIVの問題、自己資本比率規制の問題など)をとりあげている。「影」だかなんだかしらないが、そのブログのへんなレトリックの巻き添えにすべきでは

                      もうなんといっていいやらお手上げ - Economics Lovers Live
                    • [経済]駒村康平『大貧困社会』- Economics Lovers Live

                      ここ数年読んだ新書の中でもベスト5に入るきわめてすぐれた著作。構造改革路線(小さな政府と規制緩和=トリックルダウン方式)への対抗軸を出しているし、本書ではほとんど重視されていないが、マクロ経済政策(リフレ政策)とも調和できる見解だと思う(マクロ関係が弱かったり間違っているように思うがそれはこちら?で修正できると思う)。 僕はリフレ政策でマクロ経済政策を転換しないと、いかなるセーフティネット政策のレジーム転換も失敗すると思っているので、その意味でも本書のような「大きい政府、格差縮小」を目指し、かつ世代間対立を深刻化させないでソフトランディングするためには、いまの(資産価格をターゲットにした日本銀行の事実上のデフレ政策を転換する)リフレ・レジームが必要だと考えている。 ちなみに日本ではなぜか誤解されてるけれども、小さい政府=規制緩和というのは間違った認識で、労働者や社会的弱者を厚く保護する=大

                      • 政府紙幣をめぐる低次元のいざこざなど - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                        政府紙幣の議論がやかましい。そもそも1933年のときにルーズベルト大統領が、リフレーション案*1として正式に政府紙幣を議会の承認を得て発行権を得たことがある。もともとは農業救済案の一部で認められたもので、確か金額は30億ドルだと思ったが(ちょっと手元に資料が乏しいので不正確かも)、かなりの巨額である。 もともと各州でも先日書いたようにスタンプ・スクリップ(日附貨幣)なども流通して取引の増加に貢献していたわけで、このような政府によるマネーの発行も当時の停滞脱出策としてはウェルカムだったわけである。なぜなら中央銀行(いまの日本では日本銀行)がちゃんと市場にマネーを供給していないからその乏しい分を政府や地域政府が補っただけである*2。 しかし今日の日本では、なんだか知らないが、国債と同じだとか(笑)、日本銀行へのプレッシャーにすぎないとか(そう思う日本銀行が悪い 笑)、円の信頼を損なうとか(そも

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                        • 「民主党は日本銀行に雇用の安定を求めよ」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                          ソフトバンククリエィティヴのメルマガ「週刊ビジスタニュース」に寄稿しました。民主党に絞りましたが、自民党についてはちょっと前に同じメルマガに書いたので、今回の記事中にリンクされてますから、あわせてお読みいただければ幸いです。民主党も自民党も「日本銀行は政府から独立」というのを、完全に読み間違えているのか、無知なのかしりませんが、「日本銀行は政党からも独立」みたいに、景気対策の一翼にもかかわらず、議論の埒外におく態度には、はっきりいってあきれ果ててます。 日本銀行の政策をどうにかする=雇用の安定を日本銀行の目的に加えるように日銀法を改正する、というぐらいの案がなければ、自分たちの提起するほとんどすべての経済政策がうまくいかずに、自分たちの政治的地位が終局、日本銀行の政策ミスに脅かされるというのに、ほんとうに合理的無知(日銀の政策を考えても票にならないから日銀について無知でいる)をきどって、た

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                          • 小田切博『キャラクタ―とは何か』 2010-01-05 - Economics Lovers Live

                            マンガ批評に本格的に関心を持ち出してまだ一年未満だが、その中で昨年読んだ評論の中ではこの本はベスト5に入る。そして同時にこの本はかなり筋ワルである。これがいまの日本のマンガ批評の現状かもしれない。たぶん今週末に出るが著者からいち早く献本いただいた。しかしこの本はいったい誰にむけて書かれているのだろうか? 彼の周囲数名程度のうけを狙ったものなのか、あるいは勘違いした官僚を喜ばせるためなのか(それはさすがにないが一読すれば喜ぶだろう)。 しかし面識もありいろいろ教えてもらってきた身ではあるので言い難いのだが、はっきりいえば、ただおかしな産業政策論の要素を中核とする一書である。なぜ著者は彼のまわりにいたであろう経済学者たちに事前に原稿などをみせて意見をもらわなかったのだろうか? 本書の中心メッセージが、産業政策必然論になっている点をみるにつけて愕然とする。 以下断続的にこの本の紹介をする。ただし

                            • 「戦後最大の危機」これからが本番 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                              昨日のGDPの年率換算での落ち込みが戦後最悪クラスのものであり、それに懸念と危機感を表明する論調が相次いだ(ネットではkmori58さんのここを参照)。この統計数値を考える上で、重要だと思う点は、ふたつ。1)先進国中最悪の数字であること、2)低迷が今後より深く長く続く懸念があること、である。 1)については、なぜ先進国中、最悪なのか。という説明でまま使われるのが、日本が外需依存であったという説明である。(そもそも外需とはなんぞや、論をとりあえず脇において考えると)このブログでも再三指摘しているように、世界金融危機発生に先立って、日本が独自の要因(日本銀行の金利引き上げ)によって、日本経済は「〇六年一〇月頃から、景気は踊り場状態にあったが、〇七年一一月頃、あるいは、遅くとも〇八年三月には景気後退に入った」(岩田規久男『景気ってなんだろう』)と思われる。そこに世界金融危機のショックが重なるとい

                              • bewaadの発言がますます意味が不明な件 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20100519/p1 前回のwebmasterのまとめを再掲すれば次のとおりです(それ自体が不適切とのご指摘はいただいておりませんので、とりあえずそのままにしてあります)。 ああ、あの三点でまとめたもの。全体のたかだか数頁をあたかもこの本の中心のようにして「言論統制」への批判がこの本の中核であるという誤った印象操作をした個所ですか。「不適切」すぎてそれは前提だと理解してますが?*1 もっと分量的にも内容的にも読むべきところがあると信じてますが、まるで最初の1章だけを流し読んだだけで書ける要約であると思い、まとめ以前のものだと思いますよ。 しかも面白いのは、僕は「すべての日本の経済学者は言論統制されている」などとは一言も書いていないのに、bewaadが経済学舎たちのアンケート調査、また個別の著名経済学者を反証事例に持ち出していること

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                                • 速水健朗「デフレカルチャー」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                  速水健朗さんの講談社現代新書カフェでの連載「デフレカルチャー」のリンク先をまとめてみた。 第1回 「生まれたときから不況の世代」http://eq.kds.jp/kmail/bn/?r=c&m=8&c=8 第2回 「ケータイ小説とチックリット」http://eq.kds.jp/kmail/bn/?r=c&m=8&c=10 第3回 「“着うた演歌”の誕生」https://eq.kds.jp/kmail/bn/?r=c&m=8&c=12 第4回 「貧困層のコミュニティ」https://eq.kds.jp/kmail/bn/?r=c&m=8&c=14 第5回 「不況と自己啓発書」https://eq.kds.jp/kmail/bn/?r=c&m=8&c=18 第6回「ポジティブ・シンキングの時代」https://eq.kds.jp/kmail/bn/?r=c&m=8&c=19 ケータイ小説的。―

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                                  • 内容無保証:諧謔的?金融危機用語集 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                    『週刊ポスト』の記事のために作成した元原稿。前の日に打ち合わせの飲み会(田中本人は打ち合わせと思わず旧知の編集の人とのただの飲み会だと完全に緩んで出たw)で、うんで400字で10枚くらいで金融危機の用語集の下敷き(ラフ)にしたいので「おっさん向けに比喩豊かに」書いてらぶ、といわれて大急ぎで書いたもの。なので内容は無保証。誤植・誤解・誤記・うんこいろいろあっても直さず放置。まともになったのが先週の週刊ポストに掲載されてるずら。 (補遺)かなり頻繁にネットの中で思うけれどもこんな大急ぎでかいた誤記だらけのただのラフメモにはてブがつき、昨日のそれなりに主張をもった『イーグルアイ』エントリーがスルー気味。本当に秋の深まりをしみじみと感じます。 ・サブプライムローン(及びサブプライムローン問題) 審査基準がとても甘い個人向け住宅ローンのこと。どのくらい甘いかというと、所得や資産のない人にも喜んで銀行

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                                    • 2008-12-23 - Economics Lovers Live■[ネタ](今夜もお酒は飲まない)日本は不況をうまく活かせるのか???

                                      切込隊長ブログより。 だから、もう少し時間をかけて、っていうか不況を旨く利用して、経済効率が上がるような再編というのはどんどんやっていったらいいと思います。民間主導でも政策でもいいから、きちんとしたディールを重ねてメガなんちゃら化したほうがいいと。パナソニックが三洋買うとかで驚いてちゃいけないし、そういう再編に乗り遅れた微妙大手は潰れてしまえと。 不況というのは、そういう無駄に生き長らえている使命を終えた存在を一掃する機会という意味で非常に貴重なんだろう。それは、経済に限らず、政治にしてもこの国のかたちを考え、あるべき体制、あるべき規制を見直すという絶好の機会だと思うんです。前回の不況は日本だけ微妙な感じに思われて何だか居心地の悪いリセッションだったけれども、今回はどこも苦しい、相対的に日本はまだ良好と思われていてお金もきちんとしたプレゼンをすればちゃんと集まる。やるならいまが最適だろうと

                                        2008-12-23 - Economics Lovers Live■[ネタ](今夜もお酒は飲まない)日本は不況をうまく活かせるのか???
                                      • Economics, Technology & Media » クルーグマン先生「リフレ策をなぜ米国に求めないか・・・」

                                        本石町さんのところで、クルーグマン先生が「日本に求めたリフレ策をなぜ米国に求めないのかと言えば…」ということで、クルーグマン先生の「It’s the stupidity economy」の紹介をされていたので、これについて少し個人的に雑感的に思っていたことをちょっと。 私は個人的には、クルーグマン先生はもともとそれほどマジにはリフレ策の実施可能性を信じていなかったと思っています。それよりも学者としての思考実験として言わずにはいられなかったのではないでしょうか(他所の国のことで気楽でもありますし)。欧米、特に米国の学者の場合、南米やアジアなどの国はこの手の「極端な」提言の舞台になることが良くあります。日本などは規模も大きいし、大人しいですから格好の場かもしれません。本国での面倒な政治的論争に巻き込まれることもないですし。 例えば、日本のバブルに関しても、バーナンキ先生は1999年の論文(Be

                                        • マンガ規制関連まとめ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                          今年、日本銀行問題と並行して関心を深めていったのが、東京都のマンガ規制関連。ただ僕の中では日本銀行問題の方がはるかにリアルに取り組まなければいけない優先課題だったので、何か自分から動くという時間的余裕がまったくなかった。主にネットで書いたり、一回だけネットテレビに出たり、副知事の直接見解聞いたり、都議の人に話を聞いたり、講義で自分の見解を整理したり、その程度だった。 以下はネットに書いた自分の考えをまとめたり(人がまとめたものも含む)したもの。 田中秀臣さんによる東京都「非実在青少年規制法案」問題へのツイートまとめ 自分のマンガ規制に関する考えの初期のものをまとめていただいたもの。1万ビューを超えていてかなり注目されている。まとめていただいて感謝したい。思い違いとか初歩的な疑問もあるが、それでも都議会というか東京都の行政がマンガ規制だけではなく、かなり奇妙でおかしなガバナンスだということが

                                            マンガ規制関連まとめ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                          • 2008-12-25 - Economics Lovers Live■[ネタ]今日もお酒飲まない:雑感

                                            切込隊長へのきちんとした応答というわけではなく、雑感として読んでね。 不況という現象では、もともと赤字経営で非効率的なところが真っ先にドタバタ倒れている、ということですが、これ必ずしもそうじゃないところが面倒なところです。 なぜ面倒かというと学術的にではなく現象的にいえば、不況のときに個々の企業の赤字、黒字、効率、非効率を云々することは簡単にいえばど〜でもいいことで、そんなことに注目する前にとりあえず火事を消せ、というのがここ数十年の学術面ではなくいま目の前で繰り広げられている現象面の出来事です。 それができないところは火事の延焼はなかなかやみません。いまも太平洋の向こう側で議会と政府・FRBを中心にそのど〜でもいい企業の効率・非効率の判別をめぐっての対立があります。 それでは上記を踏まえたうえで、面倒なところも多少みてみます。赤字で非効率なところだけが都合よく淘汰されるのかといえばぜ〜ん

                                              2008-12-25 - Economics Lovers Live■[ネタ]今日もお酒飲まない:雑感
                                            • Japan: Economics of the “Illegal” Download

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                                                Japan: Economics of the “Illegal” Download
                                              • 利上げしないと年金生活者の生活が脅かされますか? - Economics Lovers Live

                                                すなふきんさんの日記から http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20081029 以下、経済学でもな〜んでもない話として書く。 さてもし預金の利子が上って年率1%ととしよう。貯金を100万円もっている人は1万円を得ることができる。1000万円の貯金の人は10万円、1億円の貯金の人が100万円だ。まあ、1億円ぐらいの貯金をもっていると預金の利子がゼロみたいなことになると「深刻」そうだね*1。 でもよ〜〜〜く、考えてみよう。この毎日新聞の論説委員の発言はあたかも年金生活者の生活が脅かされるといっているよね。さあ、あなたはこの1億円も預貯金をもっている人たちの「生活を脅かさない」ために利上げを不況の中ですべきなのか、それとも失業や事業の不振を回避するために利下げをするべきか? こういうのは僕には常識の問題でしかないように思えるけれどもどうなんだろうか? 逆にもっと少

                                                  利上げしないと年金生活者の生活が脅かされますか? - Economics Lovers Live
                                                • マルクス主義疎外論の本質とジェノサイドの可能性 - Economics Lovers Live 2008-06-19

                                                  松尾さんからの引用:「疎外」とは何かということについては、ご引用いただけていない、拙著のこの説明が一番わかりやすいと思います。「「考え方」「理念」「思い込み」「決まりごと」等々といった頭の中の観念が人間から勝手に離れてひとり立ちし、生身の人間を縛りつけて個々人の血の通ったくらしの都合を犠牲にしてしまうこと」です。 第6章では、ゲーム論を使って説明しなおしていますので、経済学のわかる人向けに言い換えると、もっとみながよくなれるやり方があるのにナッシュ均衡に陥ってそうなれない状態、あるいは、状況の変化によってはそういう状態に陥りかねないシステムのことです。:(引用終り) わかりやすいというよりもこれだと、観念のジョジョ立ちしている人間そのものを変えるか(人間性レジーム転換=人間性の可塑性の導入)、人間はそもそも観念もたないほうが最適という選択肢は排除できないよね。 例えば個々の家庭や個々の友人

                                                    マルクス主義疎外論の本質とジェノサイドの可能性 - Economics Lovers Live 2008-06-19
                                                  • アラン・B・クルーガー『テロの経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                    藪下史郎先生の訳による注目作が出版されました。このブログでも何度かとり上げましたが、このクルーガーの本は経済学のできることが何なのか=経済学の意義と限界とはどこにあるのか、という問題を考える上でも非常に有益です。もちろん主題であるテロについてもその現状、原因、予防を考える上で示唆的です。 テロの経済学 作者: アラン・B・クルーガー,藪下史郎出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (18件) を見る この本に関連して拙著『不謹慎な経済学』でも序文において、以下のように触れていますのでご参照ください。 :クリューガーの疑問も同じだった。彼は国際機関で利用できる公的データやアンケートなどから、どうして人はテロリズムに走るのかを証明してみせようとした。そしてブッシュ政権を始めとしたて「テロとの戦争」派

                                                      アラン・B・クルーガー『テロの経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                    • 宮崎哲弥・若田部昌澄・飯田泰之「経済常識のウソを斬る!」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                      紹介した気持ちになってたこの面白座談会(『Voice』6月号)。自分用のメモ書きもかねていくつか論点を整理しよう。 1 景気回復の目線が低く、なおかつ財政政策だけに傾斜しすぎの景気対策。結局はアメリカと中国の回復待ち? (コメ)最後のアメリカと中国の回復待ちなんだけど、これはさらに先進国の協調的財政政策による各国のリーケッジleakageからの寄与も見込めるから、というお話もあるだろう。この対外効果は無視できない貢献をするだろうけれども、いかんせん2003年からの輸出効果が効いてた「景気回復」でも結局は十分に日本経済を安定的な経路に戻さなかったわけだから、今回も結局は自国の経済政策の中途半端さを補いきれないように思える(座談会のニュアンスも同じかと)。 2 財政規律を気にする報道が多いの経済記者の勉強不足と役所のくすり(記者は勉強する時間がないので、財務省や日本銀行の職員のいうことをそのま

                                                        宮崎哲弥・若田部昌澄・飯田泰之「経済常識のウソを斬る!」 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                      • 2011-05-21 - Economics Lovers Live

                                                        渋谷のユーロスペースの試写会に招待されて先んじて観に行きました。会場は絶対業界の人ばかりで、経済関係はたまたま会場で会った原田泰さんだけではなかったでしょうか。原田さんはここにも書いたけど映画論の訓練もうけてる本格派です。 さて映画は原作からいくつかのテーマを採用して、全部で4編のドキュメンタリーぽい作品と幕間のわりと独立した作品とで構成されたオムニバスです。「ロシャンダが別名なら」は子どもの名前がどのような経済的な意味をもつのかもたないのかを扱った結構興味深い一編。日本でも同種の研究がでれば面白いと思います(というかあるかも?)。この短編は、モーガン・スパーロック監督のもの。彼はあの『スーパーサイズ・ミー』の監督であり、この短編でも切れ味がするどい。パンフレットをみるといろいろドキュメンタリーをその後も撮っているようなので今度みてみたい気にさせる作品です。 次が日本の文化や社会(相撲、警

                                                          2011-05-21 - Economics Lovers Live
                                                        • 取締役梅田望夫氏の発言を読んで(はてブ料金制のすすめ) 2008-11-11 - Economics Lovers Live

                                                          http://twitter.com/mochioumeda/status/996601415 はてな取締役であるという立場を離れて言う。はてぶのコメントには、バカなものが本当に多すぎる。本を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっている本を読まずに、批判コメントや自分の意見を書く気が起きるのだろう。そこがまったく理解不明だ。 最近、水村美苗関連でのしょうもない話をみて、そろそろウェブ進化なんたらとかアルファブロガーとか、そういう人さまをミスリードするたぐいの話は終りなんだなあ、としみじみ思った。 つうか、僕のようにこのブログを、毎日義務のように書くホームページ(笑)という意識で利用している人には、最初からどうでもいいのかもしれんけど。 いや、この取締役梅田氏が安易に「理想形」つうかはてな利用のワンパターンでしかないものをはではでに宣伝するもんだから、僕のような使い方を、な

                                                            取締役梅田望夫氏の発言を読んで(はてブ料金制のすすめ) 2008-11-11 - Economics Lovers Live
                                                          • ブログやってて得るもの - Economics Lovers Live

                                                            ラスカルの備忘録一時休止http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/ まあ、僕も止めようと思うことは頻繁。特に経済学の予備的知識もない人が自慢気に専門家の書いたものを批判しているのをみるたびにそう思う(個人的にそれをヒガシタニ効果あるいはHigashitani Twistと呼んでいる)。自分の書いたものに対してだけじゃもちろんない。そういう素人談義や単なる文章理解の羅列・氾濫にうんざりしているのが正直な感想。日本でまともな経済ブログやサイトはごく限られていて新規参入がほとんどないのが事実でしょうね。コメント欄をひらけば(すでに警察に届け済みだけど)いやがらせコメントやストーカー並みのはてブやスターがつく。そういう現状にはかなり前からうんざりしていますね。このうんざり度は僕なんかかなり(みんなにはそう見えないでしょうけど 笑)耐性があるほうなのです。その傍証として、もし

                                                              ブログやってて得るもの - Economics Lovers Live
                                                            • インフレ税のすすめ - Economics Lovers Live

                                                              もし「増税して景気回復する」ならば、ほぼ景気回復と増税がイコールで、そのあとに増税=景気回復→社会保障制度などの充実が続く、「インフレ課税」をすすめます。というか、リフレーションとはインフレ課税の(条件つきの)別名ですが。 昨日、昭和恐慌研究会が『昭和恐慌の研究』の再版、岡田靖さんを忍んで開催されましたが、そこで少し話題になったのが、「増税すれば景気回復」リフレ版。要するにインフレ税の話しです。 これについては一番わかりやすいのが、『税とは何か』(藤原書店)ので飯田泰之さんの論文、啓蒙レベルでは、同『経済学的思考の技術』、同じく田中秀臣『経済論戦の読み方』などで読めます。 直観的にいえば、デフレからインフレに転換することで、景気がよくなり、税収が増えます。まさに「増税で景気回復」。北欧が好きでもアメリカが好きでもなんでもいいですが、社会保障制度もこのインフレ税によるファイナンスで相当ましに

                                                                インフレ税のすすめ - Economics Lovers Live
                                                              • 10代、20代は経済に関心がない? 2008-10-05 - Economics Lovers Live

                                                                某社編集の人と話していて、「10,20代にぜんぜん経済関係の本が売れない」ということを聞いた*1。 まあ、僕の周囲のサンプルだと確実にそれを支持できるわけだが、やはりサンプルバイアスがききまくるのでよくわからないw 確かにあらゆる編集者が軒並み、経済問題に関心のあるのは中高年以上しかも還暦以上wが主流と口にしている。 まあ、僕は結構、mixi日記でも外資系の金融機関や企業なんかに勤めている若い人たちをちょこちょこ選んで読んでいるんだけども、やはり「強欲」というか、「自分だけの成功物語の信奉」というか「自分だけの潜在的な可能性への陶酔」としか読めないような、現代版金銭亡者という心性しか読み取れず、ほぼ社会的な関心はそこからは読めない。 まあ、これの過剰なヴァージョンが投資銀行で働いてた人たちで、それを救済するような法案を事実上「民主主義の敵」とでも形容したスティグリッツ先生の過激なw発言もま

                                                                  10代、20代は経済に関心がない? 2008-10-05 - Economics Lovers Live
                                                                • クルーグマン経済学の翻訳ブログ Calvinist Monetary Economics/January 30, 2013, 8:01 am

                                                                  Calvinist Monetary Economics/January 30, 2013, 8:01 am Calvinist Monetary Economics カルビン主義的金融経済学 Aha. In his latest op-ed, John Taylor comes out as a full-fledged monetary Calvinist. No, not a disciple of John Calvin, the preacher — a disciple of Calvin of Calvin and Hobbes. ああ。ジョン・テイラーの最新のオプエド(署名入り論説)を見ると、彼は完全な金融カルビン主義者になってしまった。伝道師のジョン・カルヴァンの弟子じゃなくて、「カルビンとホッブス」のカルビンの弟子。 Way back when, Mike Koncza

                                                                  • 長谷川幸洋『日本国の正体』 - Economics Lovers Live

                                                                    前も少し書いたかもしれないけど、まだ全部読んでなかったので、以下に簡単なメモ書き。民主党政権になって本書の内容の前提になっていた光景も変わった感じ。例えば事務次官等会議はもうないし。 日本の政策を動かしているのは官僚である。官僚の行動のインセンティヴは「天下り」などの金銭的なものに大きく依存している。新聞はこの官僚依存構造の補完勢力(極端には主人とポチ=飼い犬)の一面がある。官僚の「ご説明」=刷りこみ工作は盛んである……これが本書の主張の概要であろう。 「実は、財務省はこうした学者や民間エコノミストたちがどんな意見を言っているのか、日常的にチェックしている。それを案件別に分けて整理し、幹部たちに配布している。略 財務省はテレビで発言するような有識者、コメンテーターと呼ばれるような人たちも重視して、丹念に「ご説明」に歩いている。テレビの影響力はとても強い。新聞の社説を読まなくても、テレビのワ

                                                                      長谷川幸洋『日本国の正体』 - Economics Lovers Live
                                                                    • 山口広秀日銀副総裁の「嘘」と分裂気質的姿勢 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                      ちょっと前になるが衆議院の予算委員会で、民主党の池田元久議員の質問に対して、日本銀行の山口広秀日本銀行副総裁は以下のような発言をしたとロイターは伝えた。 http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK035953920100205 山口広秀日銀副総裁は衆院予算委員会で、マネタリーベースが伸びていないとの指摘について、日銀のバランスシートの拡大の程度自体は「金融緩和の程度を反映したものではない」とし、「米連邦準備理事会(FRB)とのバランスシートの拡大の差は、金融資本市場の痛み具合を反映したもの」と説明した。 この山口副総裁の発言を真に受けるとすれば、FRBのバランスシートの拡大は、金融緩和の程度ではなく、ほぼすべてが金融資本市場=金融システムの安定性を保つためであったことになる。つまりはミクロ的な金融危機政策ではあっても、積極的な景気対策

                                                                        山口広秀日銀副総裁の「嘘」と分裂気質的姿勢 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                                      • 日本銀行に騙されないための経済書ベスト3 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                        日本銀行が市場外の情報をしばしば活用していることはよく噂されていることです。またそれとは別にメディアが日銀からの情報をそのまま流してしまうこともままあるでしょう。それは結果的に、日銀の政策を客観的にみることが難しい状況さえももたらすかもしれません。 例えば今日の報道ですが、 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?clu=20091202-00000154-jij-pol :鳩山由紀夫首相と白川方明日銀総裁は2日、首相官邸で経済情勢をめぐって会談し、デフレ脱却に向け協調して対応していく方針などを確認した。首相は会談後、記者団に「認識の共有ができた」と強調。白川総裁は「一段の追加金融緩和の要請はなかった」と述べた。: これだと政府も日銀も現在の政策の枠組みで十分デフレ克服に足りるという印象をもつ人もいるかもしれません。しかし一昨日のエントリーにも書きましたが、日銀の今

                                                                        • アメリカの経済をわかりやすくグラフ化した情報を紹介するブログ『Visualizing Economics』 | 100SHIKI

                                                                          勉強になりそうなブログのご紹介。 Visualizing Economicsではアメリカの経済をさまざまな角度からグラフ化した情報を淡々と紹介している。 こうした統計値は鵜呑みにするのではなく、むしろ問題意識をどう持つかの材料にすべきだが、さらりと読んでいても興味深い記事が多い。 お金持ちはどこに住んでいるのか、とか、一番稼いでいるCEOは誰なのか、などなど、職場で話のネタにもできそうだ。 こうしたブログを読みながら自分でもさまざまな数値をグラフ化してみるとよいですな。読んでいても勉強になるブログではあるが、もっとも勉強になっているのは書いている本人だろうから。

                                                                            アメリカの経済をわかりやすくグラフ化した情報を紹介するブログ『Visualizing Economics』 | 100SHIKI
                                                                          •  経済学・反経済学論壇系アルファブロガーになる方法(試行版) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                            予告したエントリーです。田中とITOKさんの共作です。ネタにしては猛烈に労力かけてます 笑 まず基本的な事実を指摘したい(なんか偉そうだ。以下基本的にこの調子でいく)。世にいう日本のアルファブロガー(はてなキーワードによると「webサイト「FPN」の企画「日本のアルファブロガーを探せ」によって選出されたブロガーを指すことが多い」)に比べると、国際的に有名な経済系ブログでさえその集客力の点では大差をつけられているのが現実だ。 かの有名な経済系ブログであるゲーリー・ベッカー・とリチャード・ポズナーのブログでも当人たちの発言によれば全世界的に閲覧者を得ながらもせいぜい一日当り1000アクセス程度だという(『ベッカー教授、ポズナー判事のブログで学ぶ経済学』(東洋経済新社))。この数は当ブログの平均すら若干下回っている。そして日本の論壇系アルファブロガーはおそらく一日平均1万件前後のアクセス数を誇っ

                                                                               経済学・反経済学論壇系アルファブロガーになる方法(試行版) - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                                                                            • 90年代の財政政策と麻生政権の経済政策 - Economics Lovers Live

                                                                              山形さんは興奮してますが… http://cruel.org/other/rumors2008_2.html#item2008103101 僕もスティグリッツ&フェルドシュタイン&山形案を麻生政権の目指すところと考えたこともありましたが、金融政策なきままの財政政策など考えるうちにストレスが強くなりすぎますねえ。ですんでそのときのエントリーにも参照させてるけれども望ましい財政政策ってやはり金融政策との連動がないと無理。 「将来の税負担と現在の財政拡大」のリンクをちょんぎる方法が要になるんですよね。そのちょんぎるのに金融政策が必要(別な方法としては日銀には静かにしてもらった上で 笑 政府が事実上の金融政策を行うという政府通貨政策もありますが)。 フェルドシュタイン案が、まったくだめとは言い切れないけれども理論と過去の経験に照らせばほとんど百害ありそうで効果あんましなさそう、というのが妥当じゃな

                                                                                90年代の財政政策と麻生政権の経済政策 - Economics Lovers Live
                                                                              • たまに思うが - Economics Lovers Live

                                                                                しかし雇用増やすにはマクロ政策、椅子を増やすにはマクロ政策 とまるで選挙の宣伝のように連呼しているのに、それとはまったく違う新卒の就職の効率化の必要性を強調しただけで、まさかこの僕がマクロ政策不要論だとか、椅子を増やすことに無頓着かのように、みなされるとはいやはや恐れ入りました。わざわざマクロ政策は脇に置いといてと断りを書いたのにもかかわらず、そういうのは一切無視。がっくり。 ところで雇用を増やすこととと就職の効率化とはまったく違う政策目的であり、それぞれ違う政策が割り当てられる。前者の雇用を増やす方は、マクロ政策。後者であれば、昨日のエントリーの話題ならば、例えば、就職相談のカウンセラーの導入、就職情報の収集などがあげられる(ちなみにその個々の大学に合うような就職情報をパソコンで検索可能にするサービスなどもいろいろあるが無料や廉価のはあまりつかえないみたいである=つかえるのはおカネがかか

                                                                                  たまに思うが - Economics Lovers Live
                                                                                • 終りの始まりか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                                                                                  週明けのアメリカの株式市場はいわゆるガイトナー・プラン(不良債権の買取りプラン)が市場に好感されたことにより株価が急激に上昇した。アメリカが潜在的に有すると思われる不良債権の規模は約2兆ドル(IMF推計)と推定されるが、その半分近い額をガイトナープランでは射程にいれて処理を図る手法といえる。 このガイトナープランについては、デロングがわかりやすいQ&Aを書いている。ただ内容的には以下の朝日のネット記事でも十分にフォローされている。 不良債権処理 米政府、最大1兆ドル買い取り目指す http://www.asahi.com/business/update/0323/TKY200903230333.html ところで日本が曲がりなりにもデフレ期待が解消の方向に向かい、03年からしばしの景気回復局面を迎えた要因を復習しておこう。その要因として、1)量的緩和の拡大を伴った円安介入(結果としての非不

                                                                                    終りの始まりか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ