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クルーグマンの検索結果1 - 40 件 / 52件

クルーグマンに関するエントリは52件あります。 economics経済USA などが関連タグです。 人気エントリには 『クルーグマン「日本はまだオワコンではない」 - himaginary’s diary』などがあります。
  • クルーグマン「日本はまだオワコンではない」 - himaginary’s diary

    既に日本のツイッターで話題になっているが、クルーグマンが安倍元首相の死に寄せて連ツイを投稿している。 OK, one more shock: the assassination of Japan's former Prime Minister Abe. I have zero to say about what might lie behind it and what it means. But I can talk about my meeting with Abe in 2016; he was a complicated and interesting leader, not easy to characterize 1/ As many have noted, he was an apologist for Japan's war crimes — not forgivable —

      クルーグマン「日本はまだオワコンではない」 - himaginary’s diary
    • ノーベル賞経済学者が直言「高収入の人が税金を払えば解決」

      (撮影:常盤武彦) 2008年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者・ポールクルーグマン氏。世界最高の知性は「テクノロジーと経済の未来」をどう見通すのか――ニューヨークの彼のオフィスで聞いた。 ※本記事は大野和基インタビュー・編『未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来』(PHP新書)から抜粋して編集したものです AIによる大量失業は当分訪れない ――テクノロジーがさらに進化すれば、いずれ機械が人間の労働を奪ってしまうかもしれない……このような脅威論をどう捉えますか。 【クルーグマン】AIについては誇張されている面が多いと思います。テクノロジーの変化によって排除される人はつねにいますが、AIによる大量失業の時代が来るのはまだ先のことでしょう。 一度機械に人間の仕事を奪われたら、やがてすべての仕事が奪われるんじゃないか、という恐怖心はいつの時代もあります。しかし歴史的にみれば、仕事の

        ノーベル賞経済学者が直言「高収入の人が税金を払えば解決」
      • 「キシダは何もしていない」ポール・クルーグマンが日本に落胆している理由(週刊現代) @moneygendai

        コロナ第7波、ウクライナ情勢、そしてインフレ。世界経済は新たな転機を迎えている。明日の行方すら分からない時代、果たして日本はどこに向かうのか。経済学の泰斗、ポール・クルーグマン教授が語り尽くす。 前編記事『「インフレ後の世界で日本だけがダメになる」経済学者クルーグマンの最終通告』に引き続き紹介する。 根本的なデフレ脱却に至っていない 本題に入る前に、安倍氏の銃撃については、当然私もショックを受けています。日本で元首相が殺害されるとは誰も予想していなかった。心からお悔やみを申しあげたい。 しかし、その話とアベノミクスについての評価は別の話です。遡ること2016年3月22日、私は当時の安倍氏に直接会って、消費増税はすべきでないと進言しました。ですが、安倍氏は私を裏切る形で2019年10月に10%へと消費税を引き上げました。これは大きな失策と言わざるをえません。 そもそも、消費増税とは緊縮財政で

          「キシダは何もしていない」ポール・クルーグマンが日本に落胆している理由(週刊現代) @moneygendai
        • グローバル化の弊害を見落とし、トランプ台頭を招いた経済学者のいまさらの懺悔

          論敵をコテンパンにこき下ろすことで知られるノーベル賞学者のクルーグマン PHOTO ILLUSTRATION BY FOREIGN POLICY, SOURCE PHOTO BY PANAYIOTIS TZAMAROS-NURPHOTO/GETTY IMAGES <グローバル化の行き過ぎと米製造業の空洞化を見抜けず、結果的にトランプ政権誕生を助けたポール・クルーグマンがついに自己批判した> ノーベル賞の受賞者でコラムニストとしても知られる経済学者のポール・クルーグマンは、論敵をコテンパンにこき下ろす激辛の論調で名をはせてきた。 1990年代初めから精力的に著書や論説を発表。急速に進むグローバル化に疑義を唱える論客には片っ端から「経済音痴」のレッテルを貼ってきた。特に中国との競争を危惧する議論を聞くと、「バカらしい」のひとことで切って捨てる。心配ない、自由貿易が自国経済に及ぼす負の影響など取

            グローバル化の弊害を見落とし、トランプ台頭を招いた経済学者のいまさらの懺悔
          • クルーグマン「マクロ経済学はISLM派の勝利で決着がついた(ただし一部のおかしな連中を除く)」 - himaginary’s diary

            バイデンプランを巡る経済学者の論争(cf. ここ)についてノアピニオン氏がブログエントリを書いたところ(邦訳)、クルーグマンがツイッターで以下のように異論を唱えた*1。 So actually I think Noah, unusually, has this mostly wrong. These macro wars are very different from those of 2011; the debates are about numbers, not principles — basically because the big conceptual issues were settled when one side won This time we really are all Keynesians now — or at any rate nobody is listen

              クルーグマン「マクロ経済学はISLM派の勝利で決着がついた(ただし一部のおかしな連中を除く)」 - himaginary’s diary
            • 「安倍首相には一貫性がない!」アベノミクスを支持したノーベル賞経済学者が、消費増税を猛批判するワケ | 文春オンライン

              1月10日、総務省が発表した11月の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は27万8765円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比2.0%減少した。消費支出のマイナスは2カ月連続で、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減が顕在化した形だ。 「ハッキリ言って、増税はすべきではありませんでした」 こう語るのはポール・クルーグマン氏だ。2008年にノーベル経済学賞を受賞し、現在は「ニューヨーク・タイムズ」のコラムニストを務める、世界で最も影響力を持つ経済学者の一人だ。金融緩和やインフレターゲットを主張する「リフレ派」として知られ、2014年には安倍晋三首相と会談し、10%への消費増税先送りを進言するなど、アベノミクスの「理論的支柱」としての役割も担ってきた。

                「安倍首相には一貫性がない!」アベノミクスを支持したノーベル賞経済学者が、消費増税を猛批判するワケ | 文春オンライン
              • クルーグマン、フリードマン、グレーバーら『未完の資本主義』(大野和基インタビュー&編)PHP新書と日本など先進国の生産性比較 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                これは面白かった。クルーグマンとコーエンは相変わらずなんだが、ビクター・マイヤー=ショーンベルガーのデータ資本主義論が興味深い。セドラチェック、ブレグマンはおじさん版のグレタ・トゥーンベリなんだなと得心いった(笑。 AI型失業についてはクルーグマンとコーエンの将来ビジョンが違うところも相変わらずだが、やはり現時点の分析ではクルーグマンに軍配をあげるべきでしょう。しかしビクター・マイヤー=ショーンベルガーのデータ資本主義は、これはマッチングの話でもあり、価格で調整してきた市場モデルから、価格というデータの集約メカニズムを使わずに、直接にAIなどのプラットホームが情報を集約し、それを市場に提供できれば、価格はやがてすたれるかもしれない。データが直接の貨幣的表示となる。それがまあ、仮想通貨なんだろうけど、データ納税の話ともからんできていろいろ面白い空想ができる。彼の『データ資本主義』も読んでみた

                  クルーグマン、フリードマン、グレーバーら『未完の資本主義』(大野和基インタビュー&編)PHP新書と日本など先進国の生産性比較 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                • クルーグマンの見る債務上限問題の行く末 - himaginary’s diary

                  クルーグマンが、今回の債務上限問題が今後辿る経路について4つの可能性を挙げた。 So I now see four possible paths through the debt ceiling crisis. Reaching a deal with Kevin McCarthy isn't one of them 1/ The possible paths are: Discharge petition, forcing a floor vote that brings in a handful of sane Rs 14th amendment: Just say we don't believe the debt ceiling is constitutional platinum coin premium bonds, which sell for much more than

                    クルーグマンの見る債務上限問題の行く末 - himaginary’s diary
                  • クルーグマンのインフレ/ディスインフレ論 - himaginary’s diary

                    今月12日の米CPI公表以降、クルーグマンが精力的に米インフレについてツイートしている。 公表当日のスレッドでは、リアルタイムにCPI公表をカウントダウンして待ち構えている。 So, 12 minutes until C-hour, as in CPI. And you know that all the headlines will be about headline and core inflation over the past year — even though everyone knows these are poor indicators of the current state of inflation 1/ Things we know: shelter costs are a hugely lagging indicator, reflecting a surge in

                      クルーグマンのインフレ/ディスインフレ論 - himaginary’s diary
                    • インフレとクルーグマンのオッカムの剃刀の延長版 - himaginary’s diary

                      10日のCPI公表を受け、クルーグマンが改めて、インフレが失業率の大きな上昇なしに沈静化するという見立てが当たった勝利宣言とでも言うべき連ツイを立て、併せてそれが実現した原因と今後のリスクについて考察している。 Lots of number-crunching out there, but this was another very good inflation report. The debate over whether disinflation requires a large bulge in unemployment is essentially over. No, it doesn't. But there's still a debate about how we did this, which matters 1/ One story is that disinflatio

                        インフレとクルーグマンのオッカムの剃刀の延長版 - himaginary’s diary
                      • クルーグマン銀行危機を語る - himaginary’s diary

                        前回エントリで紹介したサマーズの銀行危機についてのインタビューは、3月21-22日に開催されたFOMCの前週に実施されたもののようで、25ベーシスポイントの引き上げを言外に言い当ててたが、FOMC直前の3/20の連ツイでクルーグマンは、FRBは何もするな、と主張していた。 So, on vacation — but in the middle of a banking crisis. Will weigh in with a newsletter tomorrow, but where my thinking is right now. The banking mess is, as far as I can tell, sufficient reason for the Fed to pause until we know more 1/ Before banks started exp

                          クルーグマン銀行危機を語る - himaginary’s diary
                        • クルーグマンのインフレあれこれ - himaginary’s diary

                          「コント:ポール君とラリー君――70年代と現在の比較は正しいかの巻 - himaginary’s diary」で紹介したように、インフレについて70年代と現在を比較するのは不適切だと論じたクルーグマンが、8月末のツイートで補足している。 High levels of unfilled job openings played a major role in the "Eek! It's the 70s!" narrative last year 1/ But that now looks like more Long Transitory, with vacancies declining without rising unemployment 2/ And props to the guys who got it right, and argued for a soft landing 3

                            クルーグマンのインフレあれこれ - himaginary’s diary
                          • クルーグマン『経済発展と産業立地の理論』の改訳 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                            数日前に、なぜだか知らないがアーサー・ラブジョイの本を訳し始めた話は書いた。 cruel.hatenablog.com で、それとまったく関係なしにやりはじめちゃったのが、このクルーグマンの本だ。 で、訳文がこれ。 クルーグマン『開発、地理、経済理論』(3章はまだ途中全部やっちゃいました) もちろん著作権というものがあるので、クリックして読んだりしてはいけないよ。 なんでこんなのやってるのか? おもしろいから。これは1990年代の前半、クルーグマンが最もおもしろくて天才的なひらめきを次々に発揮していた時期の話だ。そしてそこのテーマは、開発経済学と経済地理学。まあぼくがやらんでだれがやる、というような本ではある。 とはいえ、こうした分野そのものの中身に切り込んだというよりは、なぜこういう分野が1950年以降イマイチぱっとしなかったのか、という話ではある。そして答は簡単。どっちも収穫逓増がとっ

                              クルーグマン『経済発展と産業立地の理論』の改訳 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                            • 中央銀行にとっては少々益益弁ず - himaginary’s diary

                              3/5エントリに、そこで取り上げた白川論文が掲載されたIMF季刊誌の同じ号の表題のラジャン論文(原題は「For Central Banks, Less Is More」)をどう思うか、というコメントを頂いた。 同論文の主旨を乱暴にまとめると、今現在問題になっている高インフレレジームと、これまで問題になってきた(そして今後また舞い戻る可能性のある*1)低インフレレジームでは、中央銀行に求められるコミットメントが違うが、コミットメントにおける時間的整合性ないし時間軸効果*2の性格上、どちらかしか中央銀行しか選べないので、より弊害の少ない高インフレレジームのコミットメントを選ぶべし、ということになる。 これに読んで小生の思いついたことを箇条書きにまとめると以下のようになる。 ラジャンは、金融緩和策が高インフレ期において及ぼす弊害と低インフレ期においてもたらす利得を比較して、前者の害の方が大きいと

                                中央銀行にとっては少々益益弁ず - himaginary’s diary
                              • ルーカスプロジェクトの挫折 - himaginary’s diary

                                についてクルーグマンがツイッターでまとめている。 OK, something that isn't about the d*** c*******. Obituaries have acknowledged his brilliance and huge influence, all of which is true. But I think it's important to realize that his project to reform macroeconomics was a failure 1/ Lucas sought to make business cycle theory a branch of conventional microeconomics, with perfectly rational individuals and all markets in equ

                                  ルーカスプロジェクトの挫折 - himaginary’s diary
                                • ブラッド・デロング 「マーティン・ウルフは経済学の理解が深い」(2010年9月27日)

                                  それとは対照的に、ジョン・コクラン(John Cochrane)はというと・・・。 コクランがポール・クルーグマン(Paul Krugman)に不満をぶつけている。その理由はというと、自分の発言をクルーグマンに「正確に」引用されたからだという。 クルーグマンは増える一方の敵に泥を投げつけていると指摘しているのは、シカゴ大学のジョン・コクラン。「議論するなかれ。中傷せよ。昔のインタビューから相手が恥ずかしがるような発言を見つけ出してきて引用せよ。・・・ってなわけだ。ポール殿の幸運を祈るばかりだ。ただし、貴殿がやっていることが経済学と関わりがあるかのようなフリだけはしないでもらいたい」。 「恥ずかしくなるような過去の発言」を引用されたのどうのというのが問題なんじゃない。コクランは、初歩レベルの間違いを何度も繰り返し犯して、論争のレベルを引き下げている。無知を晒してばかりいる。そこが問題なのだ。

                                    ブラッド・デロング 「マーティン・ウルフは経済学の理解が深い」(2010年9月27日)
                                  • It’s Baaack:2020年代のインフレ高騰と非線形のフィリップス曲線の復活 - himaginary’s diary

                                    というNBER論文が上がっている。原題は「It’s Baaack: The Surge in Inflation in the 2020s and the Return of the Non-Linear Phillips Curve」で、著者はPierpaolo Benigno(ベルン大)、Gauti B. Eggertsson(ブラウン大)。 以下はその要旨。 This paper proposes a non-linear New Keynesian Phillips curve (Inv-L NK Phillips Curve) to explain the surge of inflation in the 2020s. Economic slack is measured as firms' job vacancies over the number of unemployed

                                      It’s Baaack:2020年代のインフレ高騰と非線形のフィリップス曲線の復活 - himaginary’s diary
                                    • なぜトランプの貿易戦争は失敗したのか? - himaginary’s diary

                                      クルーグマンが、トランプの貿易政策が所期の目的を達成できなかった理由を追究した表題の小論を書いている(原題は「Why Did Trump’s Trade War Fail?」、H/T タイラー・コーエン)。以下はその一節。 I don’t mean that the burden of tariffs appears to have fallen on U.S. consumers rather than foreign exporters, which was widely predicted. Nor do I mean that the net effect of the trade war on U.S. real income was probably negative, which is also what almost all economists would have pr

                                        なぜトランプの貿易戦争は失敗したのか? - himaginary’s diary
                                      • クルーグマン 、ゾンビに噛みつく!『ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦い』山形浩生氏解説|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                        クルーグマン 、ゾンビに噛みつく!『ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦い』山形浩生氏解説 2008年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンの最新著作、『ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦い』が発売となりました! 本書はニューヨーク・タイムズ紙で連載中の人気コラムの書籍化で、氏のコラムはマーケットを動かすほどの影響力をもつと言われています。タイトルにある「ゾンビ」はジョージ・A・ロメロ的なものでは決してなく、クルーグマンが本書で論争の相手としているのは、高所得者への減税による経済成長、または気候変動否定論などの主張を繰り返す米保守派のこと。クルーグマンはこれらの主張をすでに亡びた「ゾンビ思想」として過激に批判しながら、アメリカやEUなどの先進国における経済情勢と社会保障制度の問題点について理論とデータを交えながら徹底解説します。 本稿では、本書の

                                          クルーグマン 、ゾンビに噛みつく!『ゾンビとの論争 経済学、政治、よりよい未来のための戦い』山形浩生氏解説|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                        • 日本は不況の前例ではなく「経済成長の手本」。中国が「日本と違う」これだけの理由

                                          <日本は「失われた」数十年を経験したが、実はその間も成長を続けてきた。今、中国の停滞を日本と比較する識者が多いが......> ※本誌2023年10月3日号は「日本化する中国経済」特集。失速する中国経済を検証しています。 中国経済の不調を伝えるニュースが続くなか、多くの識者は中国が1980年代後半から日本を悩ませてきたのと同じ「好況・停滞・低迷」の道をたどっているとみている。 だが、ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマンの見方は違う。「日本は警戒すべき前例ではなく、手本と言っていい」と彼は主張する。 日本は1991年以降、「失われた」数十年を送ったが、その間も労働年齢人口の1人当たり実質GDPはアメリカとほぼ同じペースで推移し、45%の成長を遂げた。深刻な高齢化に直面し、人口が2008年をピークに減少に転じた先進経済にとっては容易なことではない。 日本の事例で評価すべきなのは、201

                                            日本は不況の前例ではなく「経済成長の手本」。中国が「日本と違う」これだけの理由
                                          • コント:ポール君とラリー君――70年代と現在の比較は正しいかの巻 - himaginary’s diary

                                            米国のインフレの沈静化を受け、自分の見通しが当たったとしてクルーグマンが活発にツイート活動を行ったのに対し(cf. ここ)、このテーマにおけるクルーグマンの「論敵」のサマーズは、高金利と経済の過熱にはまだ警戒が必要、と自分が出演する動画などにリンクしつつ時折りツイートする程度の静かな活動に最近は留まっていた。しかし、サマーズが反撃の狼煙を上げたとも受け止められる以下の8/24ツイートを機に、両者がまた衝突した。 This picture should be sobering to anyone convinced that we have reattained price stability. (拙訳) この図は、我々が物価の安定を取り戻したと確信している人すべてにとって酔い覚ましとなるだろう。 このツイートにクルーグマンが以下のように噛み付いた。 Lots of people beati

                                              コント:ポール君とラリー君――70年代と現在の比較は正しいかの巻 - himaginary’s diary
                                            • 名目硬直性の重要性と知的分断 - himaginary’s diary

                                              「利上げ時のインフレと失業率には因果関係はあるのか? - himaginary’s diary」で紹介したブランシャールとライスの議論について、ブランシャールが以下のように自分の見解をまとめている。 1. Triggered by the exchange with @R2Rsquared @AngelUbide, @Guido_Lorenzoni and others: The discussion was at the core of macro. The nature of the determinants of the price level is THE fundamental issue in thinking about short run fluctuations, not a marginal or esoteric issue. 2. Without nominal r

                                                名目硬直性の重要性と知的分断 - himaginary’s diary
                                              • クルーグマン「アマゾンの組合結成は本当にすごいこと」 - himaginary’s diary

                                                クルーグマンのツイートをもう一丁。以下はアマゾンの組合結成のニュースを受けた4/2の連ツイ。 This is seriously a big deal. The decline of unions has been central to a lot of what has gone wrong in America this past half century 1/ Hard for Americans of recent generations to understand how big a factor unions used to be in this country (data from Unionstats) 2/ They weren't saintly; like any institution, they had their fair share of flawed lea

                                                  クルーグマン「アマゾンの組合結成は本当にすごいこと」 - himaginary’s diary
                                                • 「うん、知ってた」の陥穽 - himaginary’s diary

                                                  ノアピニオン氏が賞賛し、山形さんやhicksianさんも言及しているが、クルーグマンがアダム・トゥーズ*1の論考にツイッターで噛み付いている。 A somewhat belated response to Adam Tooze's uncharacteristically ill-tempered response to the latest economics Nobel 1/ In large part Tooze is saying that it was all in Bagehot, Minsky and Kindleberger, and that belatedly acknowledging what everyone should have known doesn't deserve celebration. This shows a surprising lack of

                                                    「うん、知ってた」の陥穽 - himaginary’s diary
                                                  • 理論的裏付けのある基調インフレ - himaginary’s diary

                                                    クルーグマンが4/15の連ツイで、Iván WerningのNBER論文を基に、理論の裏付けのある基調インフレについて述べている。 Wonk alert! It's a beautiful day, soon I'm going to take a run in the park, but first, some thoughts about ... inflation, where I may actually have something new to say. Bottom line here; I'll explain shortly what I mean and where it comes from 1/ Background: I've become increasingly disillusioned with attempts to measure underlying

                                                      理論的裏付けのある基調インフレ - himaginary’s diary
                                                    • クルーグマンのバイデンプラン擁護論 - himaginary’s diary

                                                      前回、前々回エントリで紹介したサマーズのバイデンの財政支出への懸念について、クルーグマンがtwitterで反応している。 So is the Biden plan too big? We need to be clear about what it's for. IT'S NOT STIMULUS. This isn't at all like the ARRA, which was all about boosting demand; this is disaster relief. Or maybe it will help if we think of it as being like fighting a war against Covid fallout 1/ When you're budgeting for a war, you don't decide how much t

                                                        クルーグマンのバイデンプラン擁護論 - himaginary’s diary
                                                      • クルーグマン「債務スパイラルは起きない」 - himaginary’s diary

                                                        債務スパイラルの懸念を否定する連ツイをクルーグマンが立てている。 Thinking about debt, and some common misconceptions. I thought I'd start with a picture that needs explaining, although it's just a new way to make a point many economists — but not many other people — already know 1/ What got me started was the mail I get every time I write about debt and the debt ceiling — stuff along the lines "you forgot to mention that debt is

                                                          クルーグマン「債務スパイラルは起きない」 - himaginary’s diary
                                                        • 何がコロナ禍期の米インフレをもたらしたのか? - himaginary’s diary

                                                          という論文(原題は「What Caused the U.S. Pandemic-Era Inflation?」)をバーナンキとブランシャールが書いている。以下はその要旨。 We answer the question posed by the title by specifying and estimating a simple dynamic model of prices, wages, and short-run and long-run inflation expectations. The estimated model allows us to analyze the direct and indirect effects of product-market and labor-market shocks on prices and nominal wages and to q

                                                            何がコロナ禍期の米インフレをもたらしたのか? - himaginary’s diary
                                                          • 英国の1970年代の危機の再来はあるか? - himaginary’s diary

                                                            前回エントリの続き。BOEによるマネタイズについてクルーグマンは9/25に以下のような追加の考察を行っている。 More thoughts about the UK. As I tweeted earlier, while the not-a-budget is stupid and cruel, hard to see a sterling crisis 1/ But, people ask, what about 1976? Suddenly an old crisis has relevance today. And understanding 1976 is harder than may seem obvious at first glance. 2/ That crisis was clearly a budget/sovereign debt crisis manifesti

                                                              英国の1970年代の危機の再来はあるか? - himaginary’s diary
                                                            • クルーグマンが見落とした(?)ルーカスの貢献 - himaginary’s diary

                                                              前回エントリで紹介したクルーグマンのルーカス評にIvan Werningが異を唱えている。 I disagree but think there are two separate issues. Was his particular 1972 islands model emphasizing incomplete information the right model? Most people today do not think so---although a few still work on information frictions; and "inattention" a la Sims is a close cousin. So I would agree if we interpret Lucas contribution as that paper and model.

                                                                クルーグマンが見落とした(?)ルーカスの貢献 - himaginary’s diary
                                                              • 集団合意形成の失敗としてのインフレ - himaginary’s diary

                                                                についてブランシャールとクルーグマンがツイッターで論陣を張っている。 まずはその点を提起したブランシャールのツイート。 1/8. A point which is often lost in discussions of inflation and central bank policy. Inflation is fundamentally the outcome of the distributional conflict, between firms, workers, and taxpayers. It stops only when the various players are forced to accept the outcome. 2/8. The source of the conflict may be too hot an economy: In the labor

                                                                  集団合意形成の失敗としてのインフレ - himaginary’s diary
                                                                • クルーグマンからタカ派への3つの疑問 - himaginary’s diary

                                                                  昨今のインフレと金融政策の論争に関して、クルーグマンが金融引き締め派の論拠に疑問を呈する連ツイを行っている。 A 🧵on the current macro policy debate, which looks on the surface a lot like the debate in early 2021 — in which I was wrong! — but to me seems quite different, and in a disturbing way 1/ In 2021 both sides agreed on the conceptual basics: big fiscal outlays would be stimulative and potentially inflationary. So it was a quantitative argument

                                                                    クルーグマンからタカ派への3つの疑問 - himaginary’s diary
                                                                  • ノーベル賞経済学者が直言「高収入の人が税金を払えば解決」

                                                                    (撮影:常盤武彦) 2008年にノーベル経済学賞を受賞した経済学者・ポールクルーグマン氏。世界最高の知性は「テクノロジーと経済の未来」をどう見通すのか――ニューヨークの彼のオフィスで聞いた。 ※本記事は大野和基インタビュー・編『未完の資本主義 テクノロジーが変える経済の形と未来』(PHP新書)から抜粋して編集したものです AIによる大量失業は当分訪れない ――テクノロジーがさらに進化すれば、いずれ機械が人間の労働を奪ってしまうかもしれない……このような脅威論をどう捉えますか。 【クルーグマン】AIについては誇張されている面が多いと思います。テクノロジーの変化によって排除される人はつねにいますが、AIによる大量失業の時代が来るのはまだ先のことでしょう。 一度機械に人間の仕事を奪われたら、やがてすべての仕事が奪われるんじゃないか、という恐怖心はいつの時代もあります。しかし歴史的にみれば、仕事の

                                                                      ノーベル賞経済学者が直言「高収入の人が税金を払えば解決」
                                                                    • コント:ポール君とラリー君――軟着陸宣言は早計かの巻 - himaginary’s diary

                                                                      前々回エントリで紹介したツイートの前の2つの12/30のツイートで、サマーズは以下のように述べている。 I think there's still a risk that the market is probably underestimating: that we're not going to quite make as much progress on inflation as people hope, and there's not going to be quite as much room for Fed easing as people hope. https://bloomberg.com/news/articles/2023-12-29/summers-says-investors-probably-underestimating-inflation-risk?utm_s

                                                                        コント:ポール君とラリー君――軟着陸宣言は早計かの巻 - himaginary’s diary
                                                                      • フィッチ米国債格下げへの経済学者の反応 - himaginary’s diary

                                                                        については既にブルームバーグやBBCで報道されているが、以下に関連ツイートをまとめておく。 ●サマーズ The United States faces serious long-run fiscal challenges. But the decision of a credit rating agency today, as the economy looks stronger than expected, to downgrade the United States is bizarre and inept. (google翻訳を一部修正) 米国は長期的で深刻な財政課題に直面している。しかし、経済が予想よりも好調に見える今日、米国の格付けを引き下げるという信用格付け会社の決定は奇妙かつ不適切である。 ●マシュー・イグレシアス*1 So Fitch cites: — A governan

                                                                          フィッチ米国債格下げへの経済学者の反応 - himaginary’s diary
                                                                        • 問題はボトルネックだよ、馬鹿者 - himaginary’s diary

                                                                          という直接的な表現は取っていないが、前回エントリで紹介したサマーズの呟きの3時間半ほど前にクルーグマンもツイッターでサマーズに言及し、以下のように述べている。 Trying to clarify my own thoughts on inflation. I got inflation wrong; I didn't see the current surge coming. But why? I didn't think the fiscal stimulus early this year would boost demand as much as Summers et al predicted ... and, in fact, so far it hasn't 1/ Real final demand (excluding inventories) is up 2.6% over

                                                                            問題はボトルネックだよ、馬鹿者 - himaginary’s diary
                                                                          • FRBは動く標的の後方を撃っているのか? - himaginary’s diary

                                                                            FRBは引き締めすぎ、という論陣を張っているクルーグマンが、自分の考えをまとめた連ツイを立てている。 A thread on Fed policy, explaining — partly to myself — where I'm coming from. The first thing to say is that in a *qualitative* sense my views are depressingly mainstream. My working model is that inflation, other things equal, reflects unemployment and expected inflation 1/ This model could be wrong! Hoping that @Claudia_Sahm will explain why sh

                                                                              FRBは動く標的の後方を撃っているのか? - himaginary’s diary
                                                                            • クルーグマン「コアインフレ理論を注視せよ、ただしブルウィップ効果に気を付けよ」 - himaginary’s diary

                                                                              デロングが、インフレについて考察したツイート*1で、プーチンのウクライナ侵攻はサマーズの懸念するインフレスパイラルの可能性をデロングの主観確率にして5%から40%に高めた、と述べたところ、クルーグマンはそれについては同意できない、として以下のようにツイートしている。 This is part of a very thoughtful thread about stagflation risks, but this particular point is one I disagree with 1/ To start with what *does* worry me, it's mainly labor markets. High wages are good, but unsustainably high wage growth isn't 2/ This looks like an o

                                                                                クルーグマン「コアインフレ理論を注視せよ、ただしブルウィップ効果に気を付けよ」 - himaginary’s diary
                                                                              • 非常な長期における技術とグローバリゼーション - himaginary’s diary

                                                                                クルーグマンが、休暇明けにツイートしたりRTしたりした表題の論文(原題は「Technology and Globalization in the Very Long Run」)で、技術進歩とグローバリゼーションの関係について考察している。 論文でクルーグマンは、ロバート・トレンス*1という19世紀の経済学者の予言に焦点を当てている。トレンスは、ある国が土壌や気候の面で絶対的な優位性を持つ商品を除き、国際貿易は細っていく、と予言した。この予言は、マルサスの人口に関する予言と同様に外れたわけだが、外れた理由もマルサスと同様で、その後の技術進歩の勢いを見通せなかったため、とクルーグマンは言う。即ち、国家間で技術が収斂すれば、他の国で作れて自分の国で作れない商品は少なくなり*2、貿易も減退していくと考えられるが、現実には技術進歩が続いたため、なかなか収斂することが無かった、とのことである。 トレン

                                                                                  非常な長期における技術とグローバリゼーション - himaginary’s diary
                                                                                • コント:ポール君とラリー君――背後にあるインフレ理論は何かの巻 - himaginary’s diary

                                                                                  気が付くとクルーグマンとサマーズがまたインフレについてやりあっていた(H/T タイラー・コーエン)。 以下はクルーグマンの9/3の連ツイ。 OK, gonna do an econ thread most of my followers will find incomprehensible. But I think it needs to be done, bc there seems to be a dispute over the inflation outlook in which people are talking past each other 1/ Ever since Friedman and Phelps wrote their seminal papers on inflation and unemployment in the 60s, most practicing

                                                                                    コント:ポール君とラリー君――背後にあるインフレ理論は何かの巻 - himaginary’s diary

                                                                                  新着記事