■母親が、我が子の首をタオルで絞めて殺害 2022年6月に岡山県和気町で長男を車の中で殺害したとして、36歳の母親が懲役8年を求刑されました。 【写真を見る】「夫に責任を感じさせたい」8歳の長男を車の中で殺害の母親 不妊治療の末に授かった我が子をなぜ 不妊治療の末にようやく授かった、重度の知的障害がある我が子の首をタオルを使って絞めた、というやりきれない事件。母親はなぜ我が子に自ら手を下したのでしょうか。 9月20日に始まった裁判員裁判では、「犯行時、被告人となった母親に、善悪を判断し、犯行を思いとどまる責任能力があったのか」が大きな争点になるとともに、長年にわたって夫が育児を放棄し、突然離婚を切り出された被告の境遇についても審理が行われています。 ■うつ病を患っていた母親 争点は「責任能力の有無」 岡山地裁で行われている裁判員裁判で、殺人の罪に問われているのは和気町のパート従業員の被告(