ブックマーク / courrier.jp (3)

  • 何でも賛成したり意見をいわなかったりする人は「優しい人」ではありません | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

    【今回のお悩み】 「当の意味で『優しい人』とは、どんな人なのでしょうか?」 自分に有害な影響を与える人と一緒にいたいと思う人はいないでしょう。また、自分がそんな人間になりたいとも考えないはずです。では、「優しい人」ならどんな行動をするのでしょうか? どんな意見でも受け入れてくれる人? 相手が必要なことを何でもやってくれる人? アドラー心理学に詳しい岸見一郎先生に訊いてみました。 優しい人は何事も自分で決めようとはしません。自分が決めたらその決断には責任が伴うからです。たとえば、一緒に事をしようということになったときに、何をべるかを自分で決めずに、必ず一緒に事をする相手に何がべたいか尋ねる人がいます。そのような人は、「優しい人」と思われるでしょう。 相手の意見を聞かないで決める人がいれば、そのような人をリーダーシップがあって頼りがいがあると思う人がいるかもしれませんが、二人の関係が

    何でも賛成したり意見をいわなかったりする人は「優しい人」ではありません | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
    rintaz
    rintaz 2024/03/26
  • フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた

    水林章(72)はフランス語の著作『彷徨礼讃』(2014 未邦訳)のなかで次のように述べている。 「人は自分の出生の条件に関する一切を選ぶことのできないまことに不自由な存在だが、言語については母語以外の言語を選ぶ自由を行使できる」 水林は出自のうえでは紛れもなく日人だが、2011年以降、18歳のときから学びはじめたフランス語で自らを表現する著作家になった。いまではフランス語表現作家の一人として、広く知られている。水林の著作の大半は白地の装丁が特徴のガリマール社から出ており、パリの書店の新刊コーナーでもひときわ目を引く。 パリと東京を行き来し2つの言語で夢を見る水林は、12年前からフランス語で書くことに専心している(註:12年にわたって日語を「留守」にしたあと、水林は2023年9月に『日語に生まれること、フランス語を生きること』という日語と日社会をめぐる評論を上梓している)。 202

    フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた
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    rintaz 2024/01/01
  • 進化生物学者キャロル・フーヴェン「性差は実在する。しかしそれは変えられない運命ではない」 | 「セクシュアリティの現実を否定すべきではない」

    進化生物学者のキャロル・フーヴェンは言う。「セックス(性、性差)は実在します。これは生物学的な事実です。それは我々の身体に属するものであって、頭のなかにしか存在しないものではありません」 ハーバード大学人類進化生物学部で学部生向け科目の共同責任者を務めるフーヴェンは、自身のこうした発言が、ある種の状況においてはショッキングに受け止められる可能性があることをよく理解している。 「身体に内在する生殖細胞生産のメカニズムは、さまざまな影響を及ぼします。しかしそれが人の価値や権利を決定するわけではないですし、決定すべきでもありません。ただ、場合によっては生物学的性差は重要なのです。たとえばスポーツがそうかもしれません。刑務所もそうかもしれない。また、性的暴力について我々が収集するデータにおいても、やはり生物学的性差は重要になりえます」と彼女は言う。 フーヴェンは、人々が自分にとって最良の選択をする

    進化生物学者キャロル・フーヴェン「性差は実在する。しかしそれは変えられない運命ではない」 | 「セクシュアリティの現実を否定すべきではない」
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