インテルが発表した最新CPU「Xeon 5500番台」は、仮想化という観点から見れば待望のCPUといえる。「Xeon 5500番台は、Pentium Pro以来の革新的なCPUだ。このCPUによって、サーバーはさらに革新をしていくだろう」と発表会に出席した米Intel上席副社長 兼 デジタル・エンタープライズ事業本部長のパット・ゲルシンガー氏は語っている。 今回は、仮想化の視点でXeon 5500番台の機能を解説していこう。 ■ ネイティブなクアッドコアのXeon 5500番台 Xeon 5500番台は、昨年発売されたデスクトップ用のCore i7と同じNehalemマイクロアーキテクチャを採用したCPU。Xeon 5500番台は、Core i7と同じマイクロアーキテクチャを採用することで、デュアルコアのCPUを2つ組み合わせるといった場当たり的な設計ではなく、ネイティブなクアッドコアCP