クックCEO Photographer: Jabin Botsford/The Washington Post//Getty Images 米アップルのティム・クック氏は2011年にスティーブ・ジョブズ氏から最高経営責任者(CEO)の座を引き継いで以来、同社を変革してきた。スマートウオッチという新しい製品カテゴリーを導入し、動画ストリーミングサービスに参入。複合現実(MR)という新たなコンピューティングを主流にする大胆な試みにも乗り出した。 フォーチュン500社の平均的CEOよりも在任期間がかなり長くなっているクック氏は現在63歳で、同業者の多くよりも年上だ。アップルの次の章を他の誰かに任せるよう、クック氏が計画し始める合理的なタイミングのように考えられたとしても、すぐに準備でき長期的な後継者になり得る人物がいないために状況は複雑だ。 クック氏はアップルの経営陣にあまり変更を加えていない。