大衆の欲望は今どんな座標軸に?米、欧州、日本と欲望の系譜を追ってきたが、シーズン4はジャンル別に3回ずつ表現の世界を深堀り。ヒップホップ編第2回、語りは玉木宏。 今や世界の表現様式として定着したヒップホップだが、その歴史には様々な時代の刻印が。アメリカでは80年代レーガノミクスと呼ばれた市場原理主義への先鋭的な闘争の叫びが加速、90年代は冷戦構造解体によるグローバリズムの潮流の中、事態は錯綜。マイノリティの人々の叫びは、様々な叫びへと乱反射する。誕生から半世紀の時を経て抵抗のメッセージはいかなる変容を遂げたか?時代の潮流の変化の中にあった力学とは?