「本当にブランドに帰ってこないバズや盛り上がりは意味がない。」 (田中耕一郎) 「ソーシャルでバズ、と繰り返しオーダーされることに違和感を感じてた」 (清水かんた) 「自己満足のクリエイティブは評価しない」 (嶋浩一郎) 今年の贈賞式のパネルディスカッションで 多くの審査員が共通に語っていた文脈が こんな内容だった。 ただ、盛り上がりだけを目的化する仕事への違和感。 面白いことは重要だが、 なんのために面白いのかが明確化されていないものの空しさ。 この数年の審査議論の中で TIAAは毎年毎年、 少しずつこのことを確かめながら その確信を強めてきた流れがあったと思う。 そもそも初年度からずっと TIAAにおつきあいいただいている 中村勇吾という人の仕事の基本スタンスがそこにある。 勇吾さんは、表現の人であるけど 課題解決にまっすぐな人でもある。 だから、いったん課題を頭にインプットしたら 無