米連邦取引委員会(FTC)は2019年7月、政治コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカ(Cambridge Analytica=CA)を巡る個人情報の流出問題で、Facebookに50億ドル(約5400億円)の制裁金を科す和解案を承認したと、米国の主要メディアが報じた。この事件は報道の雨嵐のせいか、むしろ解像度が低い印象がある。日本でもかなり種類は異なるが就職活動の学生の情報をそのまま採用活動を行う企業に販売するという希有な出来事が起きており対岸の火事ではない。このため事件の重要だが効果的に伝えられていない要所をいまさらながらまとめてみることにした。 1. ケンブリッジ大学の研究者の役割あらすじケンブリッジ・アナリティカは、Facebookから取得した個人情報、感情の性質などの情報を活用し、2016年のアメリカ合衆国大統領選挙と英国のEU離脱をめぐる国民投票における「説得可能な投票
時の流れとともにテクノロジーは進歩し続けるため、何事も便利になっていくものだと考えてしまいますが、インターネット上のウェブサイトは時代と逆行して不便になり続けているという意見が存在します。「How I Experience Web Today」は現代のインターネットのあり方を自ら体現することによって、「いかに不便になったか」を実感できるウェブサイトです。 how-i-experience-web-today.com/ https://how-i-experience-web-today.com/ 「How I Experience Web Today」にアクセスすると、「I searched something(何か検索したところ)」というGoogle検索風の画面が表示されます。続くページを表示するには、「Then it shows me something(何か見せてくれるページ)」をク
こんにちは。雨宮(@rail44)です。 普段はヨーヨーやポケモンに興じるかたわら、株式会社fluctで広告配信システムの開発を担当しています。 fluctは広告業界ではSSP(Supply-Side Platform)と呼ばれる立ち位置で、インターネットメディアの収益の最大化にフォーカスした事業を行っています。 私たちのシステムを使うと、広告によるマネタイズが面倒な運用無しに出来る。といったイメージです。 この記事では、自分が直近で担当をしている広告の配信スクリプトと、普段注目されづらいその裏側について書いていきたいと思います! 広告タグの構造 さて、webページに広告を表示したい場合、アプリケーションはHTMLで記述されているため、広告もHTMLタグの形でお渡しすることになります。 (※fluctではモバイルアプリや動画プレイヤーへの広告配信も行っており、それらの場合はHTMLではない
ヒラメ筋CMのベルフェイスでマーケティングをしている林です。 最近都内でタクシーに乗ると大抵の車両についているサイネージ広告。弊社も2018年の10月からCMを流していますが、不思議とBtoB(特にSaaS)企業のCMが多いですよね。toBでCMはマーケティング施策としてあまり行われない中で、タクシーはかなり異例な媒体になってきている気がします。 今すでにタクシー広告を出稿している企業もたくさんいますし、これから検討される方/今検討している方も増えていくことかと思いますが、一方でやはりオフライン広告は効果検証が難しいこともあったり、タクシーなんかは歴史がまだまだ短いことから、その有用性や特徴を情報収集しようとしても具体的なノウハウはそこらへんには落ちていません。 そこで、まがりなりにも1年配信してきて、それなりに気づくこと・感じることも出てきたので、ここらへんで一度タクシー広告の知見をまと
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最近「フルファネル」という言葉をよく耳にしませんか。 「ファネル」が何ぞや、というのは(もし知らない方がいらしたら)各自調べていただくとして…。 僕の定義ではトップファネルが認知、ボトムファネルが刈り取り、それらを繋ぐミドルファネルが自分事化、となります。 たとえば認知とはTVCMで広く知ってもらうとかですね。 たとえば刈り取りとはリスティングや自社サイトを訪れた人へのリターゲティングバナーとかですね。 これらは、ずいぶん前から行われて来ました。 しかし、バラバラに行われて来たので、認知から刈り取りまで全体で一つのコミュニケーション設計を作ろうよ、という考え方を「フルファネル化」と言っているわけです。 実際、ミドルファネルをぶっ込むと、成果が格段に上がります。 昨年対比数倍といった数字が出たりします(僕の事例で「変わらず」などといったことはまだ一つもありません)。 ミドルファネルのキモは「
2018年度の週刊少年漫画誌の裏表紙広告は、Cygames関連だけで全体の97.9%、約98%を占めていました。 全194冊のうち、190冊がサイゲ関連の広告だったのです。 サイゲ本体の「グランブルーファンタジー」113回、「シャドウバース」27回、「プリンセスコネクト!Re:Dive」33回、「ウマ娘」5回。 そして、共同開発*1で12回。 週刊少年四誌の裏表紙広告はもうサイゲしか載ってねえ!状態。 円グラフにすると、こんなですわ。 2015年は31回、2016年は117回、2017年は159回、今年は190回。 多いとかなんとかじゃあなくて、他はどうなってるんだって話ですね。 どういう契約なんだろう。 昨年、一昨年、一昨々年の記事はこちら。 Cygames多すぎぃ!2017年、週刊少年漫画雑誌の裏表紙広告の83%はサイゲームスで、ほぼ独占状態でした。 グラブルとシャドバで埋め尽くされて
Amazon Dash Buttonについて、人と話す機会が何度かあったので、 いかにAmazon Dash Buttonがヤバイかを毎度説明するのだが、 「あんな電池が一年で切れるデバイスは使えない」 「商品がドラッグストアよりも高いのに買うやつはいない」 といった的外れな答えが割と帰ってきて、もんにょりすることが多いので、私が思うヤバさを解説してみようと思う。 エンジニアリング的なヤバさ Amazon Dash Buttonは、どう考えてもビジネスモデルから逆算してハードウェアを設計しているので、ハードウェアから設計して、ビジネスモデルを作ろうとしている連中は絶対に勝てない。 ビジネスモデルによってハードウェアに対する要求は大幅に変わる。 IoTデバイスはコスト、大きさの面でリソースが限られているため、限られたリソースをどこに割り振るかで、要求を満たせるかどうかが決まる。 Amazon
Case: Surprised 世界中の子供たちを虜にするブロック玩具のLEGOですが、子供たちが夢中になって作り上げた作品を見て、頭にクエスチョンマークを浮かべたことがある親御さんは多いのではないでしょうか? そんなインサイトに着目して今回フランスで、子供たちがLEGOを使って想像力をたっぷり働かせて作り上げたイマジネーションの世界を、親に理解させるためにドッキリ施策を実施しました。 とある会場に集まった数組の親子。まずはそれぞれ子供だけが入室し、室内に用意されているLEGOで思い思いの作品を作ってもらいます。 この際、今何を作っているのか、どのようなストーリーがあるのか等、出来る限り声に出して説明してもらいます。 その子供たちの声を聞いているのが、スクリーンの向こうに待機している画家です。画家は、子供たちの話を次々に絵に描いていきます。 LEGOの作品が完成したら、親を招き入れます。
厳密には無関係ということはないのですが、僕は直接的に広告に関連のある事業をやっているわけではありません。しかし、最近アドテクの世界が面白くて、基本的なことから勉強しています。 インターネット広告はテクノロジーのかたまり インターネットはテクノロジーの世界です。そして、この世界でとても大きなお金を生んでいるのが広告です。 今をときめくGoogleもFacebookも広告で収益を上げている企業です。日本でも同様にインターネット広告の市場規模はとても巨大で、1兆円程度とのことです。 必然的に、広告という世界には、インターネットの業界のテクノロジーが結集します。だから、技術的にも、とてもおもしろいです。 広告はどこからやってくるのか? 広告とは、これのことですよね。 そもそもは、これがどうして表示されるのか、というを調べていました。調べてみると、裏側にはとんでもない世界が広がっていました。 純広告
Webユーザーは、情報過負荷へ適応するため、重要でなさそう、あるいは広告のように見えるエリアから注意をそらすように自分たちを訓練してきた。しかし、サイドバーは適切にデザインすれば、コンテンツを発見しやすくし、ユーザビリティをうまく向上させることができる。 Fight Against “Right-Rail Blindness” by Hoa Loranger on October 12, 2013 日本語版2013年12月17日公開 残念なことだが、Webサイトクリエイターが右カラム(Webページの右レールとも呼ばれる)を広告の掲載によく使うので、ユーザーはこのエリアをチェックしないように自分たちを訓練してこざるをえなかった。これは右カラムはやめるべきということだろうか。いや、そんなことはない。 ページの右側で消費されるピクセルは利用可能な量のうちの20%程度だが、ピクセルとはコンピュータ
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スマートフォンの急激な普及を背景に、オンラインからリアルなアクションを喚起するO2O(Online to Offline)的な施策が注目されていますが、その盛り上がりを後押しするような新技術が続々と登場し、急速に拡大する気配を見せています。 こんにちは、SMMLabの藤田です。 O2Oはこれまで、「オンライン上での流入アクセスを、リアル店舗への誘導に活用する」という意味合いで語られることが多かったのですが、常時携帯デバイスであるスマートフォンの普及により、オンライン上の情報収集から実際のアクションまでの時間が大幅に短縮され、オンラインとオフラインを行き来するようなO2O2Oといった動線を辿るユーザーも多くなってきました。また、O2Oに限らず、ユーザー行動の変化を加速させる、新しい可能性を持った新技術が続々と登場しています。今日は、スマートフォンをキーアイテムに、ネットとリアルを新しい形でつ
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