まるで雷(いかづち)のごとく、海中をうずまきながら凍らせていくという脅威の自然現象「Brinicle(ブライニクル)」が、BBCの取材班により南極のロス島海にて、世界で初めて撮影されたそうだ。 ブライニクル(ブリニクル)は、1960年代に初観測された自然現象の一種だ。 1974年まで氷の鍾乳石と呼ばれていたが、その強烈な冷気を帯びた氷柱に触れたものはみな凍りつき死んでしまうことから、「死のつらら」とも呼ばれている。
まるで雷(いかづち)のごとく、海中をうずまきながら凍らせていくという脅威の自然現象「Brinicle(ブライニクル)」が、BBCの取材班により南極のロス島海にて、世界で初めて撮影されたそうだ。 ブライニクル(ブリニクル)は、1960年代に初観測された自然現象の一種だ。 1974年まで氷の鍾乳石と呼ばれていたが、その強烈な冷気を帯びた氷柱に触れたものはみな凍りつき死んでしまうことから、「死のつらら」とも呼ばれている。
遺伝子の不都合な真実―すべての能力は遺伝である (ちくま新書) 作者: 安藤寿康出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/07/01メディア: 新書 クリック: 19回この商品を含むブログ (34件) を見る 本書は日本の行動遺伝学の第一人者である安藤寿康による,「ヒトの行動傾向のすべてにかなり大きな遺伝の影響がある」という行動遺伝学のソリッドな知見(そしてリベラル知識人からは「不都合な真実」)を我々の社会はいかに受け止めるべきかに関する本だ.これは前著の「遺伝マインド」でも最終章において追求されたテーマだが,本書ではさらに一歩論を進めている. 最初に「はじめに」で本書における著者のメッセージをまとめている. ヒトの行動傾向,能力,性格は遺伝の影響を受けている.そしてこれまでの社会学,教育学はそれを「不都合な真実」として扱ってきた.しかし真によい社会を目指すならそれに向き合わなければ
ちくま学芸文庫になったのでそっちの方で読んだ。 心の科学についてまとまって読める。 すなわち、認知科学(心の演算理論)と進化生物学(自然淘汰による進化論)が合体した進化心理学による、心の説明である。 心は進化によってデザインされた演算装置であるというのを筋として、多くの研究を紹介している。だから、ピンカー自身の研究について書かれているというのではなく、心の科学に関する様々な分野の研究が次々と出てくる。もちろん、心理学が中心ではあるが、人類学などもよく出てくる。そういう意味で、教科書的な本ともいえる。 また、この本はいわゆる「左翼」からの反論を想定していて、人間の心はタブラ・ラサで経験によって(社会や文化に相対的に)形成されるものだという考えへの反駁と、科学的判断と倫理的判断は分けて行うようにという注意を再三している。例えば、男性は女性に対してレイプなどの暴力をふるいやすい傾向があるというの
みなさんは、『ソイレント』をご存知でしょうか。こちらが現在、その存在を巡って、アメリカを中心に物議を醸しているようなのです。 そもそも『ソイレント』とは、一体なんなのか。その答えが、海外サイト『io9』に記されていました。なんでも粉末を水に溶かして飲むタイプの食品で、色は乳白色、味はほんのり甘いのだとか。 気になる成分は、ビタミン・ミネラル・必須アミノ酸・炭水化物・脂肪などの多量栄養素で、炭水化物はエネルギーを保つオリゴ糖、脂肪はオリーブオイルやフレッシュオイルを使用しているみたい。 これさえ飲めば、肉や野菜などを一切摂らなくても生きていくことができる、つまり、食事をしなくてよいのだそうです。 「『ソイレント』が市場に出ることによって、今まで食事のために使っていた時間やお金が浮きます。なおかつ食糧難の地域を救うことができるし、今後地球で起こり得る大規模な食糧問題をも解決できる可能性を秘めて
今、カナダのスーパー女子高生が話題となっている。彼女は、なんと電池いらずの懐中電灯を発明しちゃったという。その不思議な懐中電灯を光らせる方法は “握る” だけ! 握った手の体温で光る懐中電灯なのである。電池の心配がなくなるなんて、これは緊急時にめちゃめちゃ役立ちそうだぞ!! ・美少女高校生発明家 アン・マコシンスキーさん 体温で光る懐中電灯を発明したのは、カナダの高校生であるアン・マコシンスキーさん(15)だ。アンさんは以前から「身のまわりのムダなエネルギーに興味があった」そうで、代替エネルギーについて研究をしていたという。 ・秘密は「ペルチェ素子」 体温で光る懐中電灯の秘密は熱移動で電気を作り出す「ペルチェ素子」だ。ペルチェ素子は一方を冷却しながらもう一方を温めると電気を生成する。体温と外気の温度差が大きいほうが電流が流れやすいようで、摂氏5度の方が摂氏10度よりよく光るという。しかし摂
製薬会社の協和発酵キリンが、「Ns'あおい」などで知られる漫画家こしのりょうさんとコラボしたWeb漫画を6月に公開する。 人間の「免疫」のメカニズムや、「抗体」に関する知識を読者に伝えるべく企画された作品。公開に先立ち、ティザーサイトもオープンした。 ネットでは最近、「もやしもん」作者の石川雅之さんが、流行中の風疹の解説漫画を公開して話題になった。「Ns'あおい」「町医者ジャンボ!!」と医療をテーマにした作品を手がけるこしのりょう氏が、どんな作品をWebで読ませてくれるのか、楽しみだ。 関連記事 「拡散大感謝」 もやしもん作者、風疹啓発漫画をネット公開 人気漫画「もやしもん」作者の石川雅之さんが、風疹予防を啓発する漫画を無料公開。周知を呼びかけるため転載や拡散の「許可は不要」としている。 週刊漫画誌初、「モーニング」電子版を月額500円で配信 週刊漫画誌「モーニング」の定期購読サービスがi
フェリックス・クラインをして「理論と応用とを兼備した多面的な天才、真に独創的な研究家、科学上の革命家」と呼ばしめたアルキメデスについて、世に最も知られた逸話は、シラクサの王ヒエロン2世の王冠の金の純度を見分けた、この話だろう。 「ヒエロン王が職人に純金の塊を与えて王冠をつくらせたところ、その王冠には金をいくらか抜き取って銀が混ぜてあるという告発があった。この問題の解決を頼まれたアルキメデスは、ある日、湯がいっぱい入った浴槽につかったとき、浴槽につかった自分の身体と同体積の湯があふれ出し、体重も軽くなることを発見して、喜びのあまり「ヘライカ、ヘライカ(みつけた、みつけた)」と叫びながら裸で街を走ったという。これは、王冠と同じ重さの純金、純銀、それに金と銀を混ぜたという王冠を、水を張った同じ容器にそれぞれ入れて、あふれ出る水の量で王冠の不正を見破ったわけで、「アルキメデスの原理」として知られ、
『記憶力を強くする』、『進化しすぎた脳』などのヒット作で知られる脳研究者の著者による、脳科学の最新知見がこれでもかと盛り込まれたエッセイ集である。349Pの本書の巻末に参考文献として挙げられている論文の数は207にも上り、著者自ら“情報の洪水”と言っているのも頷ける。一見バラバラなトピックの寄せ集めだが、その中核にはきっちり、“脳と身体の因果関係への考察”というテーマが据えられており、楽しい寄り道をしながら大きな結論へと導いてくれる。 全26章で取り上げられる研究は、「XXXすれば脳の○○○が活性化して、△△△能力が向上する」という脳科学にこびりつく歪んだイメージの範囲を飛び越えて、行動経済学、進化生物学、栄養学などの領域にまで広がっている。とにかく、あっと驚く人間の特性を暴きだす研究結果が満載なのだ。本書を読んで、やっぱりサイエンスは最高のエンターテインメントだと再確認した。サイエンス本
GetRoboとは GetRobo Premium ロボット分野のキーパーソン・インタビューやトレンド記事など他の媒体では得られないプレミアム・コンテンツを提供します。GetRobo Premiumにはパスワードが必要です。ご希望の方はここから登録してください。 コンタクト みなさまからのニュース、フィードバックをお待ちしています。広告も募集中です。 今から40年以上前の1970年、当時、東京工業大学の教授だった森政弘氏は、人が人間に似たロボットに対してどのような反応を示すかについて、「不気味の谷」と題したエッセイを書いた。それによると、ロボットが徐々に人間に近くなると、人のロボットに対する「親和感」が増すが、ある時点でその親しみが急激に嫌悪感に変わり、「谷底」に落ち込む。 近年、実際に人間に近いロボットの開発が進み、「不気味の谷」の存在と意味がその重要性を増している。ロボットの領域だけで
「記憶」は実在する! MIT、神経細胞を刺激して人為的に思い出させる実験に成功2012.04.02 21:00 福田ミホ 「物忘れ」ってできなくなるのかも!? 何かの匂いをかいで、その匂いに関係する昔の記憶を急に思い出したりすることがあると思います。そのメカニズムの解明につながりそうな研究結果が発表されました。それによると、「記憶」というのは概念的なものではなくて、神経細胞の中に存在するものなんだそうです。 最近のマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究で、強い記憶は、脳内の海馬の中のごく少数の神経細胞の働きによるものらしいことが示されました。マウス実験で、直近の記憶に対応する神経細胞を特定し、その細胞を刺激することで人為的に記憶を喚起することに成功したのです。 そこで使われているのは「オプトジェネティクス」という手法で、遺伝子的処置をした神経細胞に光をあてて人為的に活性化させるものです。
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