チュニジアの首都、チュニスの住民たちが独裁者の追放に成功しました。 同国はベンアリ大統領による23年の独裁政治がおこなわれてきました。しかし長年の高失業率で庶民の暮らしはきつく、不満が募っていたところに食糧インフレが襲い、チュニスの住民たちの堪忍袋の緒が切れたのです。 最初は「職をよこせ!」とか「インフレをなんとかしろ!」という要求だったのが、だんだん「独裁者は退陣しろ!」という要求に変わったのです。 今回の出来事は所謂、イスラムの革命ではありません。なぜならチュニジアは宗教の自由が固く守られている国で、イスラムの女性でも外出するときにスカーフをかぶったりする必要はない国だからです。 チュニジアは高等教育などにもそれなりに力を入れ、大学卒の若者も多いのですが国内に就職先が無いのが問題でした。 チュニジアは昔、カルタゴと呼ばれました。 フェニキア人(レバノンあたりの人たち)が紀元前800年頃