めちゃくちゃ面白かった。 新書~って感じのタイトルだし知り合いのヅカヲタのお姉さんにすすめられなかったらスルーしてたと思うけどものすごく面白かった。1日で読み終わるのもったいなくて後半半分を次の日までとっておいたくらい。 宝塚を知らなくても、ビジネスとしてのステージエンタメに興味がある人だったら楽しく読めると思う。 だって、100年だよ。100年続いてきてるわけだよ。すごいことだよ。 昨日すすめられて今日読み始めたんだけど超おもしろい…!今まで宝塚歌劇関連で読んできた本で一番おもしろい。ビジネスとしてのステージエンタメについてあれこれ考えたい人には絶対おすすめ/「元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略」 http://t.co/YnUOS3Tekp— もぐもぐ (@mgmgnet) 2015, 1月 21 著者の森下さんは、阪急に入社して普通に車掌や運転手をやってから歌劇団に異動に
昨年夏、情熱大陸に朝井リョウさんが出演した時、その映像の中で乃木坂46を前にして朝井さんはアイドルを題材にした小説を書いていると語っていた。「桐島、部活やめるってよ」「何者」などで鋭い視点で現代の若者のリアルな姿を描き、ジリジリと読者の心に詰め寄りそして最終的に背後から止めを刺す、そんな見たくないものを無理矢理見せられる様な心地悪さが逆に癖になってしまうような作品が目立つ一方で、私は朝井さんの作品の中では「もういちど生まれる」や「少女は卒業しない」等の、温かくて優しい青春小説も好きだった。朝井さんがアイドルについて描く時、前者になるのか、後者になるのか。後者の雰囲気で丁寧に描かれるアイドルを読んでみたいという願いも僅かにありながらも、朝井さんの得意とするリアルさでアイドルを取り巻く現状が描かれることを強く望んでいた。 武道館 作者:朝井 リョウ文藝春秋Amazon主人公は、結成当時から武道
[上の写真:著者ゾーイ・フラード=ブラナー] ファンとはいかなる存在か ~やがて哀しきワンマン・カルト~若林恵(元『WIRED』日本版編集長) 小学生のとき、中森明菜のことが好きだった。とても「ファン」だったと思う。缶ペンケースにデカデカとステッカーを貼っていたし、下敷きももっていたし、テレビで明菜が出るというと食い入るように見ていたし、アップルミュージックで改めて調べてみると、七枚目くらいまでのアルバムはほとんど聴いていたことも判明する(小学校のころから「アルバム重視」のスタイルだったのだ)。おそらく誰も知らない「条件反射」や「銀河伝説」なんて曲を(ファーストアルバム『プロローグ〈序幕〉』収録)、いまでもソラで歌えて、いまさらながらに驚いた。 明菜の何が好きだったかをここで問うことにあまり意味はないだろう。むしろ、そこにどういう心理が働いていたのかを知ることが重要だ。筆箱にステッカーを貼
ファンダム・レボリューション:SNS時代の新たな熱狂 作者: ゾーイフラード=ブラナー,アーロン M・グレイザー,関美和出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/12/06メディア: 単行本この商品を含むブログを見るファンというのは怒らせると怖いものだ。 うまくいっている時は物凄い熱量で作品やグッズを推し、コスプレをし、自分たちで新しい何かをつくりはじめ、その全てが作品のパワーになる。その代わりに自分たちがないがしろにされていると感じたり、怒りの琴線に触れると、その熱量は一気に批判へと向かって炎上する。たとえば、現在絶賛公開中のスター・ウォーズのエピソード8も、ファンの間で凄まじい批判が巻き起こり、『最後のジェダイ』をなかったことにしろと賛同者を募るキャンペーンまで始まってしまっている。 いったいどのような行動がファンの集まり、ファンダムを激怒させるのか。それに対処するにはどのような
アイドルを偉そうに語るおっさん(俺です)の話というのは、いい年してアイドルにハマってしまった自分にとっての新鮮さを、現代アイドルの新しさ、特殊性と混同してしまっていることが多い(俺だ。俺だよ母さん)。 そういう語りにも体験談、信仰告白としての価値はあり、おもしろいのだが、アイドル論としてはやはり浅いというか、ありがちなところにとどまりがちである。 48Gが一番人気があったころは、評論家とか大学の先生とか、インテリがアイドルにハマる例も多かったが、こういう人たちが書いたり語ったりすることも、さすがインテリは使う言葉が高級だなと思うくらいで、基本的には同じようなものであった。 私も何か書くたびに、年季の入ったアイドルヲタクに「貴様がいる場所はわれわれが三千年前に通過した」と笑われているような気がしてならない。日々勉強です。 というわけで今回は、アイドルをより深くおもしろく語るために、このあたり
文:宮崎敬太、写真:有村蓮 金成玟(きむ・そんみん) 1976年、ソウル生まれ。ソウル大学や東京大学大学院などを経て、現在は北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。「メディア」をキーワードに、現代の韓国を読み解く記事執筆も行っている。著書に『戦後韓国と日本文化「倭色」禁止から「韓流」まで』(岩波現代全書)や『K-POP 新感覚のメディア』(岩波新書)などがある。 K-POPの想像力はマスメディアからソーシャルメディアに転換した ーーK-POPにおけるファンの存在について意識したのはいつからですか? 2000年代半ばくらいですね。この本は80年代の韓国の音楽文化から話し始めているんですが、その頃は音楽業界や放送局が権威として君臨していて、音楽が一般市民にトップダウン型で配布されるような形で消費されていたんです。日本でいえば「NHK紅白歌合戦」に出演することが最大のステータス
『82年生まれ、キム・ジヨン(原題:82년생 김지영)』という本をご存知だろうか。2016年に韓国で発売され、100万部を売り上げたベストセラーである。タイトルの通り1982年に生まれた主人公が、韓国社会を生きていく上で出会う女性としての困難が小説形式で描かれた書籍だ。先日発売されたばかりの邦訳版は、筑摩書房の公式ツイートによると刊行4日で3刷重版が決定したらしい。 異例のスピード増刷は、おそらくこの本の邦訳版を心待ちにしていた日本の読者が多いためではと思う。事前にこの本の存在を知っていた経緯は人それぞれだと思うが、私にとってはファンであるK-POPガールズグループRed Velvetのメンバー、アイリンがこの本を読み、そして読んだことを発言しただけで韓国においてひどいバッシングに晒されたことに他ならない。 今年3月、とあるファンミーティングの場でアイリンは最近読んだ本を尋ねられ、『82年
PASSPO☆やアップアップガールズ(仮)の振付師として、アイドルファンのあいだで高い知名度をもつ竹中夏海さん。自身のブログや Twitter でも活発に発言しており、ガチなアイドル好きとしても有名だ。週アスPLUSでも2011年11月に単独インタビューを行なうなど、メディアへの露出も少なくない。 そんな竹中さんは昨年12月、初の著書『IDOL DANCE!!! 歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい』(ポット出版)を上梓。アイドルのダンスについて真正面から取り上げた、おそらく史上初の一冊として、ファンのみならず業界内でも高い評価を受けている。 週アスPLUSでは今回、著者である竹中さんに本を出すに至ったキッカケや、アイドルダンスを巡るダンス業界の裏側などについてインタビュー。同書と併せて読めば、おもしろさが倍増すること間違いないですぞ! 竹中夏海 Natsumi Takenak
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