障がいのある人にとって、サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむのは難しい――。そんな“常識”を軽快に乗り越えてもらおうと、中谷正義さん(50)は挑戦してきた。千葉県や茨城県の海岸を主な舞台とし、障がい当事者のマリンスポーツをサポートする活動を続けている。一緒に海に入った障がい者はこれまで500人以上。「2020年東京オリンピック・パラリンピック」に向けて障がい者スポーツへの理解が進んでいるとはいえ、海にはまだ多くの壁がある。それを溶かす中谷さんのこだわりは「相手を信じ、必要以上のサポートはしない」ことにある。中谷さんが主宰する活動「サーフクラシック」のひと夏を追った。(文・写真:吉田直人/Yahoo!ニュース 特集編集部)