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大英博物館、パルテノン神殿の大理石彫刻をギリシャに返還へ。世界に広がる略奪美術品返還の動き 2023年1月5日 INTERNATIONAL 大理石彫刻は、スコットランド人貴族のエルギン卿によってアテネのパルテノン神殿から剥奪された後、1832年から大英博物館で展示されている。これらの返還について、同博物館とギリシャ政府が数ヶ月にわたって話し合いを行っていたと先月、ギリシャの新聞Ta Neaが報じた。 大英博物館のジョージ・オズボーン会長は、何世紀にもわたる論争を解決するための取引を行う意思を示していたが、会長も同館の評議員も、具体的に話し合いが始まったことは認めていない。 1月3日、ブルームバーグは、オズボーンとアテネのアクロポリス博物館が、「数年間の交換条件で、大理石彫刻の一部をアテネに返還する」貸与契約を進めていると報じている。匿名の情報筋によると、契約は物品交換が含まれる可能性があり
日本からは長谷川愛が参加! 新進気鋭の女性作家を紹介するNMWA「Women to Watch 2024」が開幕
それぞれ異なる学問領域を専門とする研究者や批評家が、各々の立脚点から同じ美術展を鑑賞、批評するクロスレビュー。初回は、金沢21世紀美術館で3月まで開かれている、「フェミニズムズ/FEMINISMS」「ぎこちない会話への対応策̶第三波フェミニズムの視点で」の二つの展覧会を取り上げる。経済学が専門で、事業家でもあるイェール大学助教授の成田悠輔氏が読み解く。 「フェミニズムズ/ FEMINISMS」展と「ぎこちない会話への対応策―第三波フェミニズムの視点で」展の向こう側へ 金沢21世紀美術館 成田悠輔(イェール大学助教授)評 フェミニズムってなんかこわい。 いや、その言い方はフェアじゃない。本気なマイノリティ運動は本来みんなこわいはずだ。なぜだろうか? 差別と抑圧と無視にさらされるマイノリティがふさわしい地位を取り戻したければ、声を上げて正論を述べるくらいでは足りない。既得権のヘドロにまみれたマ
百瀬文は主に、映像作品の制作とパフォーマンスによる表現をしている。大学卒業制作の映像作品《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》は、ろう者との対話を題材にした。音声以外によるコミュニケーションを模索し、以降の彼女の作家活動の方向性を示した。同作は2013年の発表以来、各所で繰り返し公開されている。フィクションと事実を織り交ぜて制作する作品は、社会的な抑圧に抵抗する声なき声をすくい上げることを試みている。16年制作の《山羊を抱く/貧しき文法》は、戦地における性暴力の歴史に目を向け、21年に発表した《Flos Pavonis》は、ポーランドで人工妊娠中絶がほぼ全面禁止となる司法判断が下された時事問題を取り扱った。国家権力によって管理される個人の身体や欲求をテーマとするこれらの作品は、コロナ禍による行動規制の下でより強いメッセージ性を持っている。 1988年東京都生まれ、東京都在住。2013
それぞれ異なる学問領域を専門とする研究者や批評家が、各々の立脚点から同じ美術展を鑑賞、批評するクロスレビュー。初回は、金沢21世紀美術館で3月まで開かれている、「フェミニズムズ / FEMINISMS」「ぎこちない会話への対応策̶第三波フェミニズムの視点で」の二つの展覧会を取り上げる。社会学者で、フェミニズム研究の第一人者である上野千鶴子氏が読み解く。 「フェミニズムズ/FEMINISMS」展のハイコンテクスト性と批評性 金沢21世紀美術館 上野千鶴子(社会学者)評 その昔、アート界では「フェミニズムのイズムにとらわれない」作品とか「ジェンダーを超えた」表現とかいうディスコース(話法)が、褒め言葉だった時代があった。 今回、出品作家たちに、キュレーターが出展をオファーしたとき、「フェミニズムズ」というタイトルのもとに包摂されることを拒否したりためらったりした作家はひとりもいなかったという。
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