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世界禁煙デー
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さて、前回ブログ ヴィクトリア女王の従僕ジョン・ブラウン(1) 無骨な従僕の続きです。 ジョン・ブラウンが身の破滅を招く原因ともなった、厳格なる召使の階級について。 召使社会の全盛期であった、19世紀のイギリス。 大勢の使用人を抱える館では、召使いたちの仕事は細分化され、各部署に課せられた分担業務に従事していました。 館の運営には、組織化された命令系統をもたなければ、一家の主人の命令をすべての使用人に行き渡らせることが出来ません。 ゆえに召使いたちの間には、軍部の一連隊と言ってよいほどの厳格な序列が形作られていました。 アパー・テンとロワー・ファイブ 会社でも「管理職」と「現場スタッフ」がいるように、召使い階級も「アパー・サーヴァント」と「ロワー・サーヴァント」の二種類に大別されます。 前者の通称をアパー・テン(シニア・スタッフ)、 後者をロワー・ファイヴ(ジュニア・スタッフ)と呼びます。
まずは、じっくりと、下の絵をご覧ください。 Heads of Six of Hogarth's Servants (ぜひイメージ拡大で!こちらをクリック→イメージを拡大) 題名から分かるとおり、この油彩の肖像画に描かれた六人は、みんな召使です。 作者は18世紀イギリスを代表する画家、 ウィリアム・ホガース(William Hogarth)。 ホガースに長年仕えてきた召使たちを、ホガースみずからが描いた晩年の作品です。 この絵に出合ったのはつい先日、ホガースをテーマにした大学の授業でのこと。 講堂の巨大スクリーンに、この絵がどどーんと大写しされたました。 描かれている人物たちが全員召使だと聞いて、びっくり。 「え、モデルが召使? 貴族とかじゃなくて?」 しかも油絵だ。 絵を商売としながら、高価な油彩絵具を使って、わざわざ召使いをモデルに選んで描くとは。ホガースって、いったい…? しかもその出
前に当ブログで、立派なホテル従業員はステキな召使につながるかもしれない。という記事を書いたところ、山橘さんからコメントをいただいて、「帝国ホテルのクリーニング・サービス」というものを初めて知りました。 すばらしい。ここまでするなんて…と驚嘆するほどの細やかなサービス。 ここのクリーニング部門で働いている方々は、裏舞台の主役です。 山橘さんが教えてくださったウィキペディアの「帝国ホテル」記事はこちら。 「帝国ホテル・クリーニング」 「ホテル内でついた汚れは確実に落とす」 そのために、 「ホテル内で使われる食材の詳細を全て把握している」 クリーニングの工程でボタンを損なわないために、 「ボタンがついたシャツはすべてボタンを外してからクリーニングする」 記事を読んだあと、サービス、という言葉の意味を、あらためて考えさせられちゃいました。 もうこれは、奉仕というより「まごころ」と呼びたい。 んで、
「執事として働きたい」 本気でそうお考えのあなたに、こちらのイギリスの専門学校をご案内しましょう。 アイヴォー・スペンサー氏設立の“バトラー養成学校”です。 元バトラーのスペンサー氏が1981年に設立! International School for Butler Administrators /Personal Assistants and Estate Managers いかがでしょう? 6週間の訓練コースであなたも夢の執事に!! 記事によりますと学校の目標は、 家をきりもりするという点において“ファースト・クラス”の執事や パーソナル・アシスタントになることである、とのこと。 教える内容は、 ・食料やワイン(シャンパンを含む)、葉巻、衣服の購入責務 ・雇用者のための旅行の予約 ・すべてのスタッフの雇用 ・大小のパーティの計画方法 とあります。 すごいですね。本当に執事の仕事です。(
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