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円安とは
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NTT東西の提供するFTTHサービス「フレッツ・光ネクスト」では、「IPv6オプション」を利用(IPv6オプションは2012年のある時期以降に新規開通した回線ではデフォルトで利用可能な状態になっている)することにより、NTT東日本、NTT西日本それぞれのエリア内でインターネットを経由しないフレッツIPv6網内折り返し通信が可能であることは、本ブログの読者の多くはご存知かと思います。 IPv6網内折り返し通信は、遅延やパケットロスが極めて少ないことや、PPPoEでのインターネット接続と比較して、スループットが高いこと、ISP契約が不要であることなどにより、安価で高品質なベストエフォートなVPN構築用回線として利用されることがあります。AS59105(HOMENOC)でも、拠点間の回線は Ether over IP トンネルやGREトンネルなどをIPv6網内折り返し通信の上で構築して利用してい
2020年12月末から、AS59105でRPKIによる不正経路の破棄(ROV)を開始しました。公式発表している情報は以下をご参照いただくとして、ここでは裏話的なことを少し雑に書いてみたいと思います。RPKIの仕組みについて基本的なことは理解していることが前提の記事。 【お知らせ】 RPKIを利用したROV(Route Origin Validation)の結果、不正と判断された経路を破棄する対応を年内に開始いたします。ROAを作成されている方は改めて内容をご確認ください。 #rpkihttps://t.co/PjeCpKYfEk — Home NOC Operators' Group (@AS59105) 2020年12月30日 1. ルータ AS59105ではJuniperとCiscoのルータを使っています。対外接続をしているルータ(エッジルータと呼称しています)では複雑なポリシー制御を
2020年5月~6月にHOMENOCのネットワークで多発した障害について原因の調査が概ね完了しましたので詳細をまとめました。まずは結論から簡潔に書くと以下の3点となります。 1. ユーザからのショートパケットにより拠点間のEtherIP接続をしているIX2105が高負荷状態になってパケットロスが発生した。 2. これによりBGPピアのフラップが発生し経路増によって性能の限界に達していたBGPルータのダウンが連鎖的に発生した。 3. ピアのフラップ及びにBGPルータのダウンにより経路が別のNOC経由に切り替わり、1項の事象が別拠点でも発生、連鎖的に網全体が不安定になった。 問題の背景にBGPフルルートの経路増があります。当団体の設立時の2015年1月頃の経路数はIPv4で52万経路程度、2020年8月には80万経路を超えており、30万近い経路数の増加が見られます。HOMENOCで利用している
2020年4月からNTT東西のFTTHサービスの10Gbps対応版、「フレッツ光クロス」のサービスが開始されました。HOMENOCの堂島POPがサービスエリア内だったので早速申し込んでみました。5月末に無事開通したので気付いたことをレポートしたいと思います。 ※この記事は2020年6月現在の情報ですので契約の際には必ず最新の情報をご自身でご確認ください。 1. サービスエリア 2020年6月時点でのサービスエリアは非常に少なく、東日本では東京都の一部地域のみが、西日本では大阪府大阪市と愛知県名古屋市の一部地域のみが対象になっています。意外だったのが東京都は都心部(いわゆる山手線内)を外して、外周部の特別区や調布市や三鷹市がサービスエリアとしてスタートしたこと。最初は法人需要より家庭向けの需要が多いと見込んで住宅地の多いエリアからスタートしたのでしょうか…。 提供エリア | フレッツ 光クロ
HOMENOCでは第9回ICTトラブルシューティングコンテスト(以下ICTSC9)に接続提供を行いました。ICTSCへの接続提供は毎回恒例になっているのですが、毎回何か新しい取り組みにチャレンジしようということで取り組んでいます。今回は「ダークファイバを用いた光波長多重通信とBGPフルルートの提供」を行いました。 【ICTSC初の対外接続10G + BGPフルルート + 経路冗長化!】 ICTSC9ではインターネット接続をHome NOC Operators' Group (AS59105)様に提供して頂いております。 大阪のPOPとダークファイバを用いて10Gで接続、東京のPOPとEtherIPトンネルを用いて1Gで接続しております。 #ictsc pic.twitter.com/BZOuTuiin4— ICTトラブルシューティングコンテスト (@icttoracon) 2018年3月2
少し前の話になりますが、8月末に大阪で開催されたICTトラブルシューティングコンテスト6にAS59105より第5回に引き続いて接続の提供を行いました。ICTSC6への接続提供に向けて大阪にNOCを立ち上げました。今回はその背景などについて簡単に書いてみようと思います。 1.堂島って何? 「堂島」とは、大阪府北区にある「NTTテレパーク堂島」というビル群で、1ビル~3ビルとデータ堂島ビルの4つのビルから構成されており、オフィスやデータセンターとして利用されています。ネットワーク系の仕事(特にサービス事業者)をされている方なら「堂島」という地名を一度は聞いたことがあるかもしれません。 関西にも複数のデータセンターがありますが、他のデータセンターと堂島が異なっている部分は主要ISPの接続ポイントや主要インターネットエクスチェンジが集まっており、他の組織への接続性が非常に良く、西日本の最大拠点にな
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