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太田述正コラム#7442(2015.1.23) <カール5世の帝国(続)(その4)>(2015.5.10公開) 3 フランシスコ法王の評価 「・・・「誰でも、<他人を>怒らせることなく(without giving offense)、自分の宗教、自分自身の宗教を実践する権利を持つ」、と<フランシスコ>法王は答えた。 しかし、「人は、怒らせたり(offend)、戦争を仕掛けたり、自分自身の宗教、すなわち、神の名の下で、殺すことはできない」、と彼は付け加えた。 他人達を侮辱した場合の諸帰結を明らかに軽んじようとして、この法王は、彼の脇に立っていた法王庁の<法王>旅行担当官・・・の方を向いた。 「仮に仲の良い友達である<といえども、その人物>が、私の母親について卑猥なこと(bad word)を言ったならば、拳骨を食らうことになる」、と、フランシスコは、この補佐官の顔の方向に拳骨を繰り出す恰好をし
太田述正コラム#2767(2008.9.2) <読者によるコラム:角田忠信教授と日本人論>(2008.10.22公開) (これは、バグってハニーさんによるコラムです。) 太田コラム#2533では太田さんが角田教授の右脳/左脳論を援用してライトの言説を擁護していたのですが、恥ずかしながら角田教授の名前を聞いたことがなかったので、調べてみました。 学術論文で検索をかけてみましたが、この方、英語論文をほとんど書いてないですね。それで、「日本人の脳」という主要な業績については、一応英訳されてはいるものの、学術論文におけるこの本の引用回数は非常に少ないです(両手で数えられるくらい)。学術雑誌に載った論文ではなくて一般向けに書かれた著書なので引用されにくいのでしょう。角田教授は日本人を主な相手に研究を発表してきた、いわば「内弁慶」であって、この業界ではほとんど知られていない、つまり彼の実験を追試して結
太田述正コラム#3603(2009.10.24) <つい最近まで超男女差別社会だった米国>(2009.11.24公開) 1 始めに 1960年代まで、凄まじい有色人種差別国であった米国が、昔から男女平等国であったはずはありません。 その米国において、有色人種差別のみならず、男女差別が大きく是正されたのは、現代の奇跡といえるかもしれません。 そのあたりのことを、ゲイル・コリンズ(Gail Collins)が書いた、上梓されたばかりの 'WHEN EVERYTHING CHANGED The Amazing Journey of American Women From 1960 to the Present' の書評等から、急ぎ足でさぐってみましょう。 A:http://www.nytimes.com/2009/10/21/books/21change.html?_r=1&hpw=&pagew
太田述正コラム#2838(2008.10.8) <ロアルド・ダールの半生(その1)>(2009.4.14公開) 1 始めに いつも、最初にコラム(ないしシリーズ)で何を書くのかを明らかにしていますが、今回は初めての試みで、明らかにしないまま始めようと思います。 とにかく、読んでみてください。 最低限、話の主人公が『チャーリーとチョコレート工場(Charlie and the Chocolate Factory)』や『ジェームスと巨大な桃(James and the Giant Peach)』等を書いた児童文学作家のロアルド・ダール(Roald Dahl。1916〜90年)であることだけは申し上げておきましょう。 2 任務を与えられるまでのロアルド・ダール ロアルド・ダールは、英国のウェールズでノルウェー人の両親の下に生まれました。 彼はパブリックスクールのレプトン(Repton)校を卒業後
太田述正コラム#1667(2007.2.21) <ポルノと強姦(その2)>(2007.3.23公開) 3 ポルノ普及説が「普及」しない理由 このようなポルノ普及説が米国で「普及」しないのはなぜなのでしょうか。 アングロサクソン諸国共通のビクトリア時代的性意識が邪魔をしている、というのが私の考えです。 実は、強姦率の高い順に世界の国や地域名を書き出してみると、次のようになります。 南アフリカ、セイシェル諸島、豪州、モンセラット、カナダ、ジャマイカ、ジンバブエ、ドミニカ、米国、アイスランド、パプアニューギニア、ニュージーランド、英国( 1998??2000年のデータ( http://www.nationmaster.com/graph/cri_rap_percap-crime-rapes-per-capita)。 このうち、南アフリカ・セイシェル諸島(Seychelles。1814年に仏領から
太田述正コラム#1666(2007.2.20) <ポルノと強姦(その1)>(2007.3.20公開) 1 継続的かつ大幅に減少した米国での強姦 タイトルを見て仰天した読者もおられるかと思いますが、至って真面目なコラムですのでご安心を。 昨年6月18日付のワシントンポスト電子版は、1970年代に比べて、米国における強姦件数が85%も減ったと報じました。すなわち、米司法省の12歳以上の人々を対象とする社会調査に基づく推計によれば、1000人当たりの強姦発生率は1979年には2.8件であったのに、2004年には0.4件まで減ったというのです。 強姦の非申告率が増えたわけではありません。 同じく米司法省の推計によれば、1996年には非申告率が69%であったところ、現在は61%まで減っているからです。 ところが、この記事は、強姦のこのような劇的な減少がどうして起こったかについては、ほとんど触れていま
太田述正コラム#2909(2008.11.12) <「桜」TVでの田母神問題収録記>(2008.12.20公開) 1 始めに コラム#2908に書いたような次第で、表記の収録にあたって、私としては、言いたいことはおおむね言えたものの、議論がかみあわず、途中、げんなりとした顔をしてしばらく沈黙を守った時がありました。 2 収録のおおまかな様子 読者のご協力を得てつくったフリップ(プリントアウトとパネル板への装着は「桜」のスタッフが実施)6枚を用意して収録に臨み、最後の1枚をを除いて全部使って話をしました。 他にフリップを用意したパネリストはいなかったこともあり、効果は大いにあったのではないかと思います。 予想したとおり、私以外のパネリスト5人と司会者の水島氏は、私と違って田母神氏寄りのスタンスでした。 しかも、潮氏を除いて、全員、田母神氏の「論文」の内容については、少なくとも基本的に問題なし
太田述正コラム#0630(2005.2.16) <日本の公立小学校の現状> (コラム#627で、「台湾の英字紙、Taipei Times の無料電子版が大幅に簡素化されて弱っています」と記しましたが、昨日、元に戻りました。お騒がせしましたが、あれは一体何だったのでしょうか。) 今回は、昨日、小4の息子の授業参観に行ってきて感じたことをお話ししましょう。 息子が通っている公立小学校の4年生は三つのクラスに分かれており、それぞれ40名弱の生徒で構成されています。 飛び級について論じた時(コラム#501)にも申し上げたように、一クラス40名弱というのはまだまだ多すぎますし、能力別クラス編成になっていないのも問題があります。 そこで、息子の学校では、算数の時だけ、時々、この三つのクラスの生徒をガラポンして能力別に四クラスに分け、それぞれ30名弱で授業を行う、という一石二鳥の試みを行っています。 何
太田述正コラム#2187(2007.11.20) <額賀さん大好き> 1 始めに 例の記事を書いた朝日新聞の記者からは、多分朝6時頃には最初の電話が他社からかかってくるだろうと聞いていたのですが、案の定、6時少し前に電話がかかってきて叩き起こされました。 その後、簡単な朝食をとり、後30分弱の昼飯休憩を除き、ビッグマックを夕食代わりにほおばりながらの取材まで、場所を、自宅、自宅最寄りの駅前のマクドナルド、駅の近くの駐車場、自宅と移しつつ、連続14時間の取材を受けました。 この間、疲れるどころか、だんだん口調が滑らかになっていった感があり、この調子でいくと近い将来、私のトレードマークの「フフフ」も「口べた」も解消して、一部の「ファン」の方々をがっかりさせるのではないか、と心配です。 2 額賀さん大好き それにしても額賀さん。 守屋以上にあなたが好きです。 初めてあなたにお目にかかったのは、私
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