サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
掃除・片付け
bookplus.nikkei.com
【はじめに】 本書は、異業種からITエンジニアに転職することを目指している人、ITとは異なる学部や学科からIT業界への就職を目指している人を対象にしています。そうした皆さんに、「思い描いていた通りのITエンジニアになれた!」と思っていただけるよう、そのために必要なことをこの1冊に凝縮しました。主としてIT業界未経験の人を対象にしていますが、単なる就職・転職ノウハウに止まらず、ITエンジニアとしてキャリアを伸ばしていくための情報もたくさん盛り込んでいます。ですから、すでにITエンジニアとして働いていて、よりよいキャリアを模索している人にもお役に立てる内容だと自負しています。 私は、システム開発やプログラミングスクール運営に携わっているほか、いろいろな事業を進めています。 その中でITエンジニアを志望する人向けの転職支援や、ITエンジニアのフリーランス転向支援も行っています。私自身、もともとI
前回の記事「競馬・宝くじと比べれば明快 生命保険は行動経済学的に不合理」で、保険商品の設計などを手がけている、ある保険計理人の発言をご紹介した。要約すると「保険でお金を用意すると費用が高くつくので、入るとしたら、世帯主の死亡保険くらいに限定するほうがいい」と言われたのだ。保障目的の保険では、保険料のうち、保険会社の経費や利益になるお金の割合が、競馬の約25%より高く、宝くじの約55%より高い例もある。保険にあれこれ入ってしまうと、損しやすいということだ。 実際、筆者が知る限り、保険に明るい保険会社の内勤部門の人たち――いわば、保険のプロともいえる人たち――は、保険の利用を「世帯主の死亡保険くらいに限定」していて、利用する期間も子育て期間中や定年までの一定期間にとどめている。 プロが愛用する「団体保険」 彼らがなぜ世帯主の死亡保険に入るのかといえば、世帯主の死亡はめったに起きないものの、起き
今注目されているのが、インターネット上の仮想空間、メタバースの利活用だ。メタバースがもたらす本質的な変化とは何なのだろうか。国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターの代表取締役CEO・加藤直人氏に、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の岩渕匡敦氏と苅田修氏が聞いた。連載第1回。 日経ムック「BCG デジタル・パラダイムシフト」 から抜粋。 メタバースによるパラダイムシフト 岩渕匡敦氏(以下、岩渕) メタバースの分野は日々進化しており、そのスピードも非常に速いと思うのですが、直近で加藤さんが取り組まれている領域や、特に関心のあるところをご紹介いただけますか。 加藤直人氏(以下、加藤) まずクラスターの話をさせていただくと、クラスターではバーチャル空間をつくるシステムをつくっています。事業の根幹はその中でイベントを行うというところで、そこから利益が
【はじめに】 認知科学が教える コミュニケーションの本質と解決策 伝えたいことがうまく伝わらなかった、という経験は、誰もが一度はしたことがあると思います。 何回説明しても、伝わらない。 依頼した通りのものができあがらなかった。 厳守と伝えた締め切りが守られなかった。 勘違いされて、物事がうまく進まなかった。 一生懸命説明しているのに、部下や子どもの理解度が上がらない。 大切な約束を忘れられて、トラブルやけんかになった。 仕事に限らず、家庭でも学校でも、こうした悩みは後を絶ちません。 本書では、私たちが抱えるコミュニケーションの困り事について、認知科学と心理学の視点から、その本質と解決策について考えていきます。 認知科学や心理学に興味をお持ちの方はもちろん、上司や部下・同僚、取引先ともっと円滑に仕事を進めたいビジネスパーソンの方、指導法を学び日々工夫して子どもたちと向き合ってこられている教員
【エピローグ】 約二五〇年前、アムステルダムは世界の商業の中心地だったが、そこに暮らす裕福な商人の多くは、金融史の中でも早い時期に勃発した金融危機で大きな打撃を受けた。〔一七七二年、〕イギリス東インド会社の株価暴落をきっかけに、オランダでは銀行の連鎖倒産が起き、政府が救済に動いて最終的に国有化を行う、という事態が生じた。そして、混乱は発達途上にあるヨーロッパ各国の市場にも波及した。こうしたなか、ほぼ無名の商人で株式ブローカーの仕事もしていたあるオランダ人が、時代の先を行く構想を思いついた。 一七七四年、アーブラハム・ファン・ケトウィフは「エンドラフト・マークト・マフト」(オランダ語で「団結は力を生む」)という名の新手の投資商品を創設した。その実態は、二〇〇〇株の株式を一株五〇〇ギルダーで個人投資家に販売し、集まった資金を五〇種類の債券からなる分散ポートフォリオに投資する、という仕組みの投資
【はじめに】 生涯にわたって子供を持たない人が増えている。これは多くの人が日常生活の中でうっすらと感じていることだと思う。「うちの子はずっと独身で」「最近は子供がいない人が多いから……」という会話が交わされることは珍しくない。 その背景を詳しく尋ねる人は少ない。「子供を持つか持たないかは個人の自由」であり、「極めてプライベートな問題」である。それぞれの事情があり、他人がどうこう言う問題ではない。むしろ日本では「子供がいない」ことを話題にするのはタブーである、というのが通常の感覚だろう。 少子化は常に国家存続の危機として問題視され、昨今ニュースでその言葉を聞かない日はない。もっと人口を増やさないと大変なことになる、と国家は脅しに近い警鐘をならしてくる。だがそこに、誰が子供を持たないのか、子供がいないことはその人々にとって幸福なのかどうかという視点は、ない。 子供を持たない人がどのくらいいるの
日経新聞の記事がきっかけで、「#生涯子供なし」というハッシュタグがSNSで大きな話題となりました。その記事を記した福山絵里子記者の著書『 #生涯子供なし なぜ日本は世界一、子供を持たない人が多いのか 』によると、日本では50歳時点で子供を持たない女性が1970年生まれで27%となり、2000年生まれでは4割近くに達する可能性があるそうです。今なぜこの本を読むべきか、何を知っておくべきなのか──。ダイバーシティについて長年取材・執筆をされている浜田敬子さんが読み解きます。 かつて編集長を務めていた週刊誌「AERA」で「子なしハラスメント」という特集を組んだことがある。2015年のことだったが、当時、安倍政権は成長戦略の一つとして「輝く女性政策」を掲げ、子育てと仕事の両立を後押しし、待機児童対策として保育園の新設も後押ししていた。企業もワーキングマザー向けの施策に力を入れるなど、次世代を産み育
新刊『 妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話 』の著者、編集Yこと山中浩之氏が日経ビジネス電子版で始めた連載「数字で縛ればやる気が逃げる」。自著の取材を振り返りながら、あれこれ考えを深めていくコラムを日経BOOKプラスでも転載中です。とても面白い記事なのでぜひ読んでいただきたいのですが、せっかく「本の情報」を発信する当サイトですので、元記事には収録されていないオリジナルコンテンツとして、記事の関連箇所を書籍から抜粋して掲載します。本書の主人公たる相模屋食料の鳥越淳司社長と編集Yのテンポの良いやり取り。そこで明らかになっていく「数字の罠」とその飛び越え方。記事と共に、本の魅力もしっかりお伝えできれば幸いです。第12回は「なぜ50%でいいのか」についてのお話を。(日経BOOKプラス編集部) 社員を売り上げ目標や歩留まり(良品率)などの「数字で縛る」のではなく、モチベーションを
今、東京のあちこちで進む大規模な再開発。現場をぐるりと覆う仮囲いの向こうでどんな工事が進んでいるのか。あるいは、姿を現した新たなランドマークはどのように街を変えていくのか。新刊『東京大改造2030 都心の景色を変える100の巨大プロジェクト』から紹介します。第2回は「渋谷サクラステージ」編です。(記事は同書のベースとなった日経クロステック連載「東京大改造」より転載・一部変更) 幹線道路や線路に囲まれ、街が駅を中心にして東西南北に分断されていた東京・渋谷。地名の通り、街は高低差がある谷地形でもあり、渋谷の移動は一苦労だった。渋谷駅は谷の底に位置し、どの方向に進んでも上り坂が続く。坂道沿いには飲食店やアパレルショップ、娯楽施設などが軒を連ねている。 渋谷にオフィス街のイメージはあまりなかったが、ネットバブル前夜の2000年前後にネットベンチャーやIT企業が相次いで渋谷に拠点を構えるようになる。
いくら有望な市場でも、どれだけ優秀な人材を集めても、リーダー次第で組織は停滞してしまう。では、良いリーダー、悪いリーダーとはどんな人なのか。世界で1000万部を超える『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者、ジム・コリンズ氏がスタートアップや中小企業向けに記した『ビジョナリー・カンパニー ZERO』から、一部抜粋して紹介する。 私たちが「Mシンドローム」と名づけた現象がある。Mは私たちの研究対象だったきわめて無能な経営者のイニシャルであると同時に、「malaise(停滞)」の頭文字だ。MのIQは150を超え、MBAと博士号も持っていた。業界での職務経験は20年、有力者とはファーストネームで呼び合う関係だった。週80時間は働いた。しかも年率30%以上のペースで成長する市場に身を置いていた。 それにもかかわらずMの会社は創業当初こそ成功したものの伸び悩み、やがて下方スパイラルに陥り、覇気のな
このたび、『 この保険、解約してもいいですか? 』(日経BP)を刊行。有料の保険相談を長年、続けてきた後田亨氏が、「保険会社のカモになりやすい人の特徴」を考察した。 (前回から読む) 「保険貧乏です」 「担当者にいいようにされている気がします」 「私ってカモですよね?」 筆者が有料で行っている保険相談のお客様から、よく聞く言葉である。 このような発言をするお客様には、ある共通点がある。判断に「願望」が混じりやすいのだ。大別すると次のような特徴がある。 (1)「人」で決める (2)「組織」で決める (3)「返戻率」で決める 以下、具体例を挙げて、順番に説明する。 保険貧乏になりやすい人の特徴(1): 「人」で決める 保険商品は仕組みが複雑で、選択が難しい。そのため、「人で決める」という考え方が生まれる。例えば、販売員をしている友人や知人に判断を任せる。親族などから紹介された販売員の助言に従う
日経BOOKプラスに掲載されている記事、本、著者を任意のキーワードで検索することができます。 ※ISBNも検索にご利用いただけます。ISBNとは出版物固有の13桁の番号で、裏表紙に記載されています。本サイトでISBNを使って書籍を検索する際は、ハイフン(-)を省略し、13桁の数字のみを半角文字で入力してください。
【はじめに】 東京が2030年に向けて大きく動き出しています。日本一の高さを競い、麻布台ヒルズの「森JPタワー」やTOKYO TORCHの「Torch Tower」など新しいランドマークになる超高層ビルが次々と出現。一方、空高く積み上げた建物の足元では、広大な緑化や広場、公園の整備が進んでいます。スポーツやエンターテインメントの施設はますます充実し、鉄道の新路線計画も目白押しです。 首都の玄関口である東京駅周辺はもちろんのこと、品川・新宿・渋谷といった都心のターミナル駅前は、街の景色が劇的に変化します。「100年に一度」という表現は決して大げさではありません。湾岸エリアにも新しい施設や住宅が完成し、東京は「拡大」しながら大変貌を遂げそうです。 技術系のネット媒体「日経クロステック(https://xtech.nikkei.com/)」と建築雑誌「日経アーキテクチュア」、土木雑誌「日経コンス
累計140万部のベストセラー『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版』(ジム・クリフトン、ギャラップ著/古屋博子訳)は、ウェブテストによって自分の強みを34に分類された資質で知ることができ、企業や団体での活用が広がっている。立命館守山中学校・高等学校の教諭であり、ギャラップ認定ストレングス・コーチ(*)の資格を持つ加藤智博氏も、学校の教員など向けにクリフトンストレングスを活用している。教育現場での可能性について語ってもらった。 *『さあ、才能に目覚めよう』の著者であるギャラップ社が、クリフトンストレングス[R]を使用して、他者の能力開発を支援することを認定したコーチ。 価値観が違う相手とも対話できる 加藤氏がクリフトンストレングスを知ったきっかけは、8年ほど前、あるストレングス・コーチが開催したワークショップだ。参加者が2人1組になって、ウェブテストで明らかになった自分の資質が、日常生活
内容紹介 ■□ これからITエンジニアを目指すなら必読の1冊! □■ フリーランスや起業も視野に入れた“IT業界の歩き方” 人材不足がこの先もしばらく続くIT業界。ITとは直接関連しない分野や業界から、就職・転職を目指す人も多いでしょう。引く手あまたの業界で、自由な働き方もできそう。フリーランスで活躍する人もたくさんいるし、技術のスペシャリストを目指すのも魅力的。 でも一方で、「デスマーチ」だったり「ブラック企業」だったり、よくない話を聞くのも確かです。いざITエンジニアになってから「こんなはずじゃなかった」とは思いたくないですよね。 できるならばITエンジニアを選んだことを正解にしたいもの。とはいえ、ITの世界は皆さんが思っているより広い! ITエンジニアの世界にはどういう職種があって、どういうキャリアパスがあって、どういう雇用形態があるのかを知らないとなりません。通常は、働き始めてから
東京進出を果たし、フリースブームで快進撃を続けるユニクロは、柳井正を取り囲むように続々と集い始めた新しい才能たちの手で動き始めた。柳井が掲げていた社長中心主義からプロ集団への脱却である。その一方で、慌ただしいブームと急成長のただ中で居場所をなくしたのが古参幹部たちだった。ノンフィクション『ユニクロ』(杉本貴司著)より、その「成長痛」の内幕を紹介する。(文中敬称略) 「岩村君。俺はもう辞めようと思うちょるんや」 ちょうど柳井が信頼するクリエイターのジョン・ジェイが「新しいユニクロ」を伝えるCMの作成に取り組んでいるただ中の1999年8月のことだ。ユニクロにとって最古参となる浦利治が、やはり古くから柳井を支えてきた岩村清美にこう打ち明けた。 浦は柳井がまだ小学生だった頃から住み込みでメンズショップ小郡商事で働き始め、柳井が店を継ぐようになると、たった2人で出発した。柳井にとっては社員というより
この春、新しく管理職やリーダーになった人、毎日忙し過ぎてマネジメントの学びを深めることができていない人…そんな人におすすめのビジネス書を紹介した記事をまとめました。メンバーのやる気を高めたい、部下を上手に育てたい、マネジメントの極意をおさらいしたい、自分なりのリーダー像を持ちたい、組織の目標を達成したい、面談のやり方、話し方を学びたい…リーダーとしての心得から実務に役立つマネジメント術まで、おすすめのビジネス名著をまとめて紹介します。 部下のケアも学べるマネジメントの名著5冊 リーダーを任されると、自分がプレーヤーだった頃とは、環境や求められるものが大きく変わり、想定外のことがたくさん起こります。初めてのマネジメントでも、人をマネージするためのスキルを学習することで、部下やメンバーとの関係性がぐんと良くなることがあります。今回は、「部下のケア」も含めたマネジメント術が学べる5冊を紹介。 順
アイデアからヒットは作り出せません。0から生み出すアイデアはゴミでしかなく、最も大切なのは今あるものを使って何かを作ることだ、と「イノベーションの生みの親」である経済学者、ヨーゼフ・シュンペーターは言います。世界を変える商品は、「すでにあるもの同士」の組み合わせの中でしか生まれません。スティーブ・ジョブズのiPhoneはまさにそうでした。経済学者の名和高司氏の新刊 『資本主義の先を予言した 史上最高の経済学者 シュンペーター』 から、その理由を読み解いていきましょう。 ジョブズの真骨頂は、ゼロからの創造をしなかったこと 現代で、イノベーションの達人といえばだれを思い浮かべますか? 亡くなって10年経ってしまいましたが、スティーブ・ジョブズの名前が真っ先に挙がるのではないでしょうか? ジョブズは、まさに創造的破壊をし続けた人でした。 アップルを立ち上げ、マッキントッシュを世に送った創業者時代
内容紹介 ITエンジニア必読の世界的名著が21年ぶりの大改訂! 懐中電灯、子猫、時計……一見関係なさそうな題材を取り上げながら、複雑に見えるコンピュータを単純なモノの組み合わせとして捉え、その本質に迫る。なじみ深い点字やモールス符号、機械語、アセンブラ言語、プログラミング言語などの「コード」を通してコンピュータに隠された「仕組み」を解き明かしていく。その本質を知れば、デジタル社会を理解できるだろう。 第2版では、実際のCPU、すなわちコンピュータの脳、心、魂を形成する中央演算処理装置の仕組みも説明する。本書が100ページ近く初版よりも長くなっている理由でもある。その通り、本書を読み進めるのは長い旅になる。ページを通して私と一緒に最後までたどり着ければ、CPUの内部にさらに深く潜り込むことができる。 本書は著名テクニカルライターのCharles Petzold(チャールズ・ペゾルド)著、Co
新刊『 妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話 』の著者、編集Yこと山中浩之氏が日経ビジネス電子版で始めた連載「数字で縛ればやる気が逃げる」。自著の取材を振り返りながら、あれこれ考えを深めていくコラムを日経BOOKプラスでも転載中です。とても面白い記事なのでぜひ読んでいただきたいのですが、せっかく「本の情報」を発信する当サイトですので、元記事には収録されていないオリジナルコンテンツとして、記事の関連箇所を書籍から抜粋して掲載します。本書の主人公たる相模屋食料の鳥越淳司社長と編集Yのテンポの良いやり取り。そこで明らかになっていく「数字の罠」とその飛び越え方。記事と共に、本の魅力もしっかりお伝えできれば幸いです。第11回は前回に続き「燃える集団であり続ける」ためのお話を掘り進めます。(日経BOOKプラス編集部) (前回から読む) 「やる気」、あるいは「モチベーション」、「自走」
内容紹介 2012年に発表した「成長の終焉」論文で、アメリカ経済の成長率の鈍化と長期停滞入りを予言したロバート・ゴードンによる画期的なアメリカ経済史。 上巻は、南北戦争後の1870年から第二次世界大戦中の1940年までを扱う。 下巻には齊藤誠一橋大学教授の解説を収録。 ロバート・ゴードンは本書で、富について アメリカ人が過去にどのように富を創造し、享受してきたかを論じている。今後縮小するパイをどう分け合うかを議論するのではなく、さらに富を創出しようと思うのであれば、本書を読み、理解しなくてはならない。 ピーター・ティール、起業家、投資家、『ゼロ・トゥ・ワン』の著者 アメリカの歴史を知るうえで欠かせない「生活水準」が余すところなく語られている本書は、興味が尽きない。ゴードンは、生き生きとした描写と印象的な統計で生活様式の変遷を浮き彫りにし、われわれは今後も引き続き満足な生活ができるのかを問い
内容紹介 200社以上で実証済み、売上を倍増させる日報の秘訣を大公開! 本書には、地方都市の中小零細事業者が、短期間のうちに売上を倍増させた事例がたくさん登場します。それらの企業の共通点は、経営者が紙の日報を活用していることです。 朝5分で一日の予定を書き、昼は業務中に気づいたことをちょこちょこメモし、夜7分で一日を振り返り、よかったことをルール化し、悪かったことを改善したり、やめたりする。 つまり、経営者が、日報を使ってPDCA(計画・実行・振り返り・改善)をどんどん回し、日々、改善を積み重ねているわけです。 学校の勉強では、予習・復習をちゃんと実行すると成績が上がります。企業で言えば、この予習・復習がPDCAに当たります。 これを頭の中でやろうとしてもなかなかできません。それを誰でも継続して行えるよう工夫したのが、本書で紹介するPDCA日報で、導入実績は200社を超えています。 IT全
1951年生まれ。千葉県出身。74年慶応義塾大経済学部卒、キッコーマン醤油(現キッコーマン)入社。95年には、つゆや焼き肉のたれの商品開発を担当するプロダクト・マネジャーに抜擢される。関東支社長、専務執行役員などを経て、2011年キッコーマン食品社長、13年キッコーマン社長CEO、21年6月から会長CEO。23年6月から現職。19年5月から日本醤油協会会長、22年6月から食品産業センター会長、23年6月から経済同友会監事(写真:大槻純一、以下同)。 だめですか。 堀切:と思いますよ。そこで働いている人たちの顔を見ているか、体調やメンタルはどうか、現場でいま何が問題になっているか。それを所属長が知っているか知らないかで、職場のコミュニケーションがまったく変わってきますよね。どれも、自分の席で数字だけ見ていても分からないことです。 鳥越淳司・相模屋食料社長(以下、鳥越):数字は原因ではなくて、
新年度が始まって、あっという間の1カ月。新社会人の人は、新しい生活に慣れてきた頃でしょうか。緊張した生活が続いて、もうすぐ始まるゴールデンウィークに少しホッとしている人もいるかもしれません。初めての長期休暇は、疲れた心と体を休めつつ、ビジネスパーソンとしての基礎を身に付け、将来のキャリアに役立つ思考力を鍛える本を読んでみませんか。日経BOOKプラスでこれまでお届けした、新社会人や20代におすすめのビジネス名著をまとめて紹介します。 20代のうちに読む、3つの分野の15冊 20代というのは、生産性を高めて時間効率を上げないと「自分の時間」がつくれない時期でもあります。そんな20代におすすめなのが、3つの分野の本です。1つ目は、20代をどう過ごすべきか教えてくれる「自己啓発・キャリア」の本、2つ目は、自分の時間をつくるための「生産性向上や時間の使い方」を学べる本、3つ目が、仕事をするための技術
中東地域研究者で日本女子大学教授の臼杵陽さんが選ぶパレスチナ問題を知るための本、2回目はエドワード・W・サイードの『遠い場所の記憶 自伝』と『エドワード・サイード OUT OF PLACE』。サイードは代表作『オリエンタリズム』をはじめ、故郷を失ったパレスチナ人の苦難を言葉で表現してきた知識人の代表として、日本にも数多くの読者がいる。 第1回 「イスラエル・ハマス衝突 小説からパレスチナ人の苦悩を知る」 アメリカ国籍を取得したパレスチナ人 前回はパレスチナ人の小説家ガッサーン・カナファーニーを紹介しました。今回は文学研究者、批評家であるエドワード・W・サイードを取り上げたいと思います。 サイードはパレスチナ人のキリスト教徒としてエルサレムに生まれました。彼の父親はカイロで雑貨商を営んでいましたが、第1次世界大戦のときにアメリカ軍に入隊し、アメリカ国籍を取得します。 そのためサイードもアメリ
【はじめに】 2023年10月4日、東京・芝公園の高級ホテルである「ザ・プリンス パークタワー東京」の宴会場は、何千人ものビジネスパーソンが列をなし、朝から熱気に包まれていた。 列をなす理由は一つ。この場所ではこの日から開かれる企業向けイベント「SoftBank World 2023」への出席にある。多くはソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義やソフトバンク社長兼CEOの宮川潤一の講演を楽しみに足を運んだ。日本の名だたる企業の経営層といったキーパーソンの姿も見える。 宴会場の入り口手前から通路の壁に沿ってずらっと並んで、多くのキーパーソンを迎えるのはスーツ姿のソフトバンク法人事業の営業部隊の面々。20代とおぼしき若手も多い。その数は1000人を超すだろうか。顧客に声をかけ、講演会場までアテンドする。 午前10時、何を話すのか直前まで裏方の事務局にも正確には分からないという孫の特別講演が始ま
加藤 千尋/マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー 呉 文翔/マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー 福富 尚/マッキンゼー・アンド・カンパニー アソシエイトパー... 読み上げ この連載の記事一覧 【まえがき】 日本企業のM&Aを多く支援し、またそれ以上に様々な企業のM&Aの経過を見てきた中で、「組織能力としてのM&A」が十分に育っていないために躓いてしまうのを見るたびに、非常に悔しく感じる。「よい投資先」と思って買収した海外企業を1、2年間自由に放っておいたら急失速し、最終的には対象企業の経営陣に本社が相手にされないようないびつな関係性に陥るディール。あるいは持ち込み案件に受動的に飛びついてしまい、明確な事業やPMI(買収後統合)のオーナーが不在のまま、大きな金額を投下してしまい、責任の所在が不明確なままシナジーが出ない状況が続くディール。あるいは、一度検討をはじめた案件を
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『日経BOOKプラス|日本経済新聞出版社』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く