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コーヒー沼
chikyumori.org
2021年7月4日高田撮影(以下表記のないものは同) 奇しくも昨年の熊本県・球磨川で起きた大水害からちょうど丸一年の昨日、7月3日に静岡県熱海市伊豆山で大規模な土石流が発生し、犠牲者、行方不明者の捜索が今も続いております。 まずは犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げますと同時に、こうしたことが繰り返されぬよう、その真因を明らかにして、安心して住める暮らしの環境を取り戻すために、できることをしていきたいと思います。 災害発生の翌日、7月4日に単独で現地調査に入りました。調査は市内被災箇所とその周辺、そして土石流発生地点からその上部に及びました。 予告なく突然襲う近年の災害。それはここのところますます広域化・多発化しています。その原因について、これまでは常に温暖化に伴う気候変動や、防災インフラ整備の遅れなどのせいにされ、本来見なければならない環境上の理由について顧みられることはあまりありま
2019年9月、千葉県を襲った台風15号にともなう風倒木は、広範囲で電線を寸断し、長期間に及ぶ停電をもたらしました。 私自身、1週間に及ぶ停電の中、復旧救援のために駆け回りつつ、被害の状況を観察して回りました。今回の倒木多発の原因について、放置人工林の問題が、SNSやメディアでもずいぶんと取り上げられています。特に、樹幹内部が腐朽する溝腐れ(みぞぐされ)の生じた杉の人工林について、これを長年放置した行政への批判が目立ちます。 「病気の木々を放置した行政の怠慢」とか、「接道部分の木々は予防的に伐るべきだった」というコメントが、森林専門家を称する人たちからも発信されています。 このような自然の摂理の本質からかけ離れた論調が注目されていることに、非常に危機感を感じ、この機会に今回の風倒木と放置人工林のこと、少しお話しいたします。 ねじれながら成長する山武杉。このブログに掲載した写真は、特記以外台
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