サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
中東情勢
gyoza-kiss.com
ある日の夜、残業で遅くなってヘトヘトで辿り着いた最寄駅でペコペコになりながらラーメン屋に入った。 もうすっかり夕飯の時間を過ぎていたせいで他に客はいない。 自分の存在を店員に見せつけるようにゆっくりと奥のカウンター席に着いた。 厨房には店長と女子高生らしきバイトがひとり。 若い女性と2人きりで働けるなんて羨ましい。 そんなことを思いながら餃子とラーメン、そしてビールを注文した。 まずはビール、そしてしばらくしてから餃子が出てきた。 そうそう。 この順番がいい。 ビールは餃子をつまみに飲みたい。 正しい順番で出てきたオーダーに満足したものの、女子高生が作った餃子は皮が破れて中の餡がハミ出していた。 なんて破天荒な餃子を作るんだろう・・・。 女子高生の豪快さに驚きながらこれ以上崩れないよう慎重に餃子を食べながらビールを飲んだ。 ところで少し前から気になっていたのがどうも厨房内の空気が悪い。 店
インドでカレー修行中。 基本的にホテルからの景色が限りなく北斗の拳だからなんとなく世紀末アトラクションを楽しんでいる。 ところで、インドでは水道水を一滴でも飲むと翌日から下痢でのたうち回ることをいつか味わった地獄から知っているので、シャワーを浴びる際には固く口を閉じ、覚悟を決めてから水滴の下に身をさらす。 そんなシャワー事情を後輩に話すと「僕はマスクを着けて浴びています」と言われたから自分の覚悟の甘さを恥じた。 けれどいったい彼はどうやって顔を洗っているんだろう? そんなことを考えながら今日もまた新たな覚悟を決めて生まれたままの姿でシャワーに身を任せたものの、少量の水が口の中に侵入したような気がしたから「俺はもう死んでいる」と呟いてみた。
そういえば先日・・・ 満員の飛行機に乗り込むと、前から二席目のイケメン風サラリーマンが通路上でモサモサと荷物を棚に上げていた。 おかげで後ろは大渋滞、誰も機内に入れやしないっていうのにまだモサモサとやっている。 「ったく、迷惑なヤローだ」と思っていると、今度は窓際に座る女性に、頼まれもしないのに「荷物あげましょうか?」と申し出ているからどこまでイケメン風なんだよ邪魔くせーめんどくせー俺が持ってないもの全部もっていやがるしゃらくせーと怒りが沸いてきた。 ってゆーか、後ろの迷惑考えろボケ、と待ちきれずヤツの体の側面削りながら横を無理矢理通りすぎた自分はたぶん大人げない。 いつからこんなに余裕がなくなってしまったんだろう・・・。 反省しながら昨日、飛行機を降りる時に、通路のずいぶんと先の方でおばちゃんが「荷物荷物~」とその場で小さくジャンプする駄々っ子のように棚の上の荷物を欲しているのが見えたか
そういえば以前、フィリピン出張に行った際、知人のフィリピン人からこんなことを質問された。 「日本では仕事で失敗するとハラキリするんでしょ?」 ・・・。 いやしません・・・。 それしてたら自分、軽く20回くらいは死んでいる。 もしくは腹筋半端なく割れている。 いや切れているだけか。 いずれにしても勘弁してください。 日本の人口減少の原因をそのせいだと思っているんだろうか。 とりあえず自分に関してはもう少しだけ生きのびさせてください。 もしくはこんなことを聞かれる。 「日本では仕事で失敗すると指を切るんでしょ?」 ・・・。 いや切りません・・・。 というか「切るかボケ!」と強くツッコミたい。 それしてたら自分、軽くドラえもんになっている。 両手の指が余裕で全部なくなっている。 生まれながらのボクサー状態だ。 マジ勘弁してください・・・。 ジャンケンでグーしか出せずにいつもみんなのパンを買いに行
先々週の金曜日。 その日までしばらく、わーしゃ(我が社)の社長と海外出張に行くというありがたい任務をこなしていたので激しく日本の桜に飢えていた自分。 桜が見たいな見たいし花見したいなとウズウズしながら夕方、知り合い女子に「久しぶりに飲もうか?」と連絡し、桜が見られる街で待ち合わせをした。 駅で会った彼女は何年ぶりかの再会にも関わらず最近失恋したんだという話を早口でまくし立て、怒涛の勢いで「あたしは悲しいんだ!悔しいんだ!」という感情を訴えかけ始めた。 その思いの強さにこのまま選挙に出たら簡単に当選できるんじゃないだろうかとぼんやりと思ったし、ああ、これはきっと今夜この子と男女の関係になるなんてことはないだろうなとも思った。 いや、そもそもおっさんである自分がそういったことをうら若き女子との間に期待しちゃいけない。 とりあえず駅近くのお店でビールをいっぱいたしなみ、それから桜が見られる川沿い
そういえば東京マラソンを走った。 去年に引き続き2回目2年連続。 最近なにかと運がいいなと思っているところ、以前はどれだけ応募しても当選しなかった東京マラソンに2年連続で当たったんだからやっぱり運がいいんだなと答え合わせでもできたような気になっている。 そう俺は今、運がいい。 ここで『僕』じゃなく『俺』と書くあたり運がいいどころじゃなく調子に乗っている感も出ているなと自分でも感じてしまう。気をつけろよ俺。 さてと、そうはいっても運だけじゃ走りきれないのがマラソンで、そこは練習が必要だから週に一度や二度は走り込みを続けながら本番を目指していた。 とはいえ去年辺りから海外出張に行く機会が一気に増えたものだからなかなか思うようには走れず、結局本番直前もマレーシア出張に行っていたから長距離の飛行機移動で足がむくんでいる上にふくらぎに痛みを感じていて、これはもう今回はまともに走れないだろうなとあきら
僕はもうすっかり歳をとってしまい、きっとダメになってしまっているんだろう。 少し前に歯の詰め物が取れたと思ったら今度は別の歯の詰め物が取れた。 口内の崩壊が始まっている。 学級崩壊寸前だ。 いやそれは校内の出来事だろう?というツッコミは敢えてここでは書かない。 そうして治療を待ちながら過ごしていると今度は別の歯が二つに割れた・・・。 歯が割れるって何?歯ってそんなに簡単に割れるものだっけ? とりあえずヤフー知恵袋にでも質問したい。 最近であればChatGPT辺りにでもするべきだろうか。 いずれにしても状況としてはお酒を飲みながら硬い硬いスルメを食べていて、なかでも特段に硬いやつを見つけたものだから思い切って噛み切ってやろうと勝負を挑んでみたらあっさりと返り討ちにあった。 それはもうトーナメントの一回戦負けくらいに簡単な敗退だったし、泣けるほどに歯痛い。 実はそういうことはちょこちょこ世の人
出張に行くと、とりあえずコンビニでヒゲソリを買う。 一本100円程のものだけれど、これがなかなか良い。 「ホテルにだってヒゲソリはあるじゃないか?」と言われそうな話だけれど、ホテルのヒゲソリを使うともれなくカミソリ負けをするから使いたくない。 弱りきった中年の肌を容赦なく傷つけてくる彼らはこの世に生きる上での永遠の天敵だ。 それに比べてコンビニのヒゲソリは肌を傷つけることなく滑らかに剃ってくれるから慈悲に溢れている。 こちらはこの世界での数少ない僕の味方だ。 勝ち負けにこだわる訳じゃないけれど、望んでもいない勝負でいつのまにか負けているのはなんとも悔しい。 カミソリ負け恐るべし。 そもそもヒゲソリ負けじゃないところもよくわからなくて恐るべし。 ところでカミソリ負けという言葉がどうにも気になる。 というのもカミソリに負けたのはこちらの肌であって、カミソリは勝っている。 つまり勝利者のはずなの
実は三年前、勤めている会社で新しい人事管理制度が採用された。 その中で『管理職になるためには、もしくは既に管理職になっている社員は、指定された資格のうちのひとつは取らなくてはいけない』というものが設けられた。 ちなみに指定された資格というのは・・・ 建設業計理士二級以上 日商簿記検定二級以上 一級土木施工管理技士 一級管工事施工管理技士 実用英語技能検定二級以上 TOEIC450点以上 などなど。 なるほど。 なにかと大変な世の中だ。 資格は三角よりもずっと大切なんだということを改めて思った。 とはいえ自分は一級土木施工管理技士、建設業計理士二級、日商簿記検定二級、実用英語技能検定準一級を持っているから別に関係ないし問題ない(←自慢)。鼻歌を歌いながら総務部に資格取得証明書を叩きつけてあげられる。 もちろんしないけど。 ところでTOEIC・・・ 上に書いた通り会社の指定は450点以上。 そ
アメリカ出張後、中2日でインド出張中に。 なにこのシーズン終盤に追い込みをかける『オータニサン!』状態。 もしかして俺・・・世界を股にかけてる? 去年の今頃は食材を買いにたまに出かけてる程度だったのに急に忙しくなった。 インドからの帰国後・・・ 「そんな俺、もしかしてだけどカッコいい?」 酔っ払いながらちょっと後輩に聞いてみた。 「いや、それ聞いてる時点でカッコ悪いっす」 素直に答える後輩。 そんな自分の浅はかさが見透かされていたのか、現場視察で足を踏み入れたムンバイのスラムで、キラキラと目を輝かせてカメラに近づいてきた少年にとびっきりの笑顔で中指を立てられていた。 追記: 時差が激しすぎて頭がおかしくなっている上に毎食のスパイスで胃もおかしい。 なにこの人生終盤の『太田胃酸!』状態・・・。
フィリピン出張に行き、そして帰ってきた。 ふぅ。 前回のフィリピン出張では帰国のために受けたPCR検査で見事に陽性になり、10日程帰国が延びた。そのトラウマから今回は恐る恐るフィリピンへと、そしてマニラへと、足を踏み入れることになった。 とはいえ2022年9月7日から帰国のためのPCR検査は不要になっている。 そうであれば実際には陽性であったとしてもとりあえず帰ってくることはできるだろう、と少々楽観視している。まぁ、よかったよかった。 って、いやそれ他の人にとっては迷惑でしかない。 ほんとすいません。 そんなフィリピンには今回新しい上司を含めた4人で行くことになった。 新しい上司は元々よく知っている人で、部内では『相手が一番ダメージを受けるであろう言葉を一番いいタイミングで一番の笑顔で投げかけてくる』というサイコパスで有名な人だからなにがあっても逆らわないようにしている。 そんな彼との出張
なんとなく呪文みたいな題名を書いてみた。 今週、インドからのお客さんが来ていたので東京から四国方面に向けて同行した。 3日間一緒にいただけですっかり疲れてしまった。 とにかくインド人の英語はわかりにくい。 ただでさえ会話は苦手なのに、ましてや英会話なんてお手上げなのに、英語界の東北弁みたいなもので話してくるからリスニングの時点で手も足も出ない。そうなると当然返す言葉も出ない。終始無言。無口なサムライに徹することになってしまった。 そういえば過去に仲の良い宮城県のお客さんがいたけれど、やっぱり東北弁だから言っていることが分からなかった。 レンタカーで客先にたどりついて「鍋があるから大丈夫だったろ?」と聞かれて頭に「???」を浮かべながら「鍋・・・ですか?」と聞くと「鍋でねぇ、ナビだナビ」とカーナビのことを言っていることがわかって互いに気まずくなってしまった。 あの人、今頃なにしているんだろう
家のシャンプーが切れた。 いや、別に急に生物でもないシャンプーが怒り狂って我を忘れたわけじゃない。 ちなみに広辞苑で『切れる』を調べてみると『我慢が限界に達し、理性的な対応ができなくなる』と書かれてあることを改めてお知らせした上で書くと、つまり無生物であるシャンプーが理性的な対応ができなくなってしまったわけじゃない。 ただ、体の中に蓄えておいた汁を、頭に付いた突起を押されてもその先の穴から出せなくなっただけだ。 うん。 間違ったことは書いてないと思うけれど、どうも表現の仕方が違うような気がする。 けれど、まぁいい。 つまりシャンプーがブチ切れたので慌ててドラッグストアに走り、変わりの汁満タンの・・・つまりは満汁のシャンプーを買いに行くことにした。 うん。 間違ったことは書いてないと思うけれど、どうも表現の仕方が卑猥な気がする。 けれど、まぁいい。 とにかく慌ててドラッグストアに行き、同じ銘
最近は世の中の傾向にならって食べログは使わずGoogleで『お店探し』をしている。 YouTuber(?)の岡田斗司夫が唱えているように世の中では『ホワイト革命』が起こりつつあり、少しでもブラックなニオイがするものは社会から排除される運命にあるということなんだろう。 食べログはマイナスコメントを受け付けていない上に金銭で高得点を買えるらしいからイメージが悪い。 そんなわけで昨日、駅の反対側に点数の高いイタリア料理屋を見つけたから昼の餌を求めて向かった。 店内は七割ほどが埋まる込み具合。 カウンター席に座ると中年女性が注文を取りに来た。 若くて可愛い女子をバイトで雇い華やかさを演出するスタイルとは違う様子。 ちょっとした洋食屋のような雰囲気が漂っている。 そうして『本日のパスタセット』でペペロンチーノ?ん?いや、ペペロンチーニ?を頼んだ。 そうそう、このニンニクと唐辛子のパスタ、いったいペペ
コロナに罹ってフィリピンにて療養中。 なかなか長い戦いになっている。 けれど絶対に負けられない戦いでもある。 先週、一緒に働いていて同様にコロナに罹ったフィリピン人が人工呼吸器をつけ始めたときにはかなりの危機感を抱いた。 当然、先立つ不孝もあるかもと、母にコロナに罹りホテルで隔離中だと連絡を入れた。 送られてきた返事は「廊下で走れるの?」だったから、いや母、違う、勘違いそれ、俺、コロナ、療養中、と途切れ途切れの思考で動揺しながら「走れるわけがない」と返信。 すると・・・ 「じゃあ部屋で筋トレ?」と聞いてきたから、いやマジ、母、ただの隔離じゃない、俺、苦しんでる、寝てる、病に臥してる、療養中。 というような内容を返してようやく理解してもらった様子で一週間後、「体調はどう?帰れそう?」と聞いてくるから「明日のPCR検査次第」と返すと「心がけをよくしていれば大丈夫」とのメッセージ。 結果・・・
今年に入ってからコロナ騒ぎも少々落ち着き、3月辺りからは厳しかった渡航条件も緩和された。 となるとそもそも海外営業担当である自分、以前の通り海外出張が始まった。 緩和後すぐにフィリピン出張、インド出張、そしてフィリピン出張、さらにベトナム出張、からのフィリピン出張(←今ココ)と続いている。 とはいえ一旦ここで次の出張にはストップがかかりそう。 というか、かけざるを得ない。 新型コロナウイルスに感染した。 やれやれ・・・。 予定していたフィリピン出張の10日間を終えて「さぁ日本に帰ろう」と帰国のためのPCR検査を受けたら、見事に『陽性』の結果が出てしまった。 まいったな。 それにしてもこの『陽性』という言葉がやけにイラッとさせてくれる。 このマイナスの結果で陽性と言われてもそんな陽気に捉えられるわけがない。 逆立ちしようが寝転ぼうが気分は暗く陰鬱となる。 さらには海外なので当然その結果は英語
それでも何かに抗うようにひとりで箱根の温泉宿に泊まってその日を迎えたのは、いつかの『こどもちゃれんじ』に敗れたことに対しての自分なりの『大人リベンジ』なのかもしれない。 箱根ではまだまだ桜が見頃で、かつて文豪達がこの地で創作に励んでいたというけれど、それが今の時期であったなら夏目漱石はきっと『I love you』を『桜がキレイですね』と訳してしまったに違いない。
それがいったいいつのことだったのかはとっくの昔に忘れたけれど・・・ いつかの夕方、 出張のための飛行機に乗る前、 やけにお腹が空いていたものだから、 機内でお弁当でも食べようと売店に向かった。 すると・・・ 今となっては誰も知らないだろう生キャラメルで有名な“花畑牧場”というブランドがお弁当を出しているのを発見。生キャラメルだけじゃなかったんだ?と驚いて「ほえー!」となった。 さらにはそのお弁当に使われているお肉が、牧場で獲れたチーズをたっぷりと食べさせた豚肉で、ジューシーで柔らかく上質なものだという説明書きを読んで、期待に胸がDカップ程に膨らんで再び「ほえー!」となった。 そしてその豚の名前が“ホエー豚”だというから三度目の「ほえー!」がやってきたけれど、人は一日に三度「ほえー!」となるとアホになるらしい。とはいえ、この場合はすでに一度目を言った時点でアホになっていたんだと思うし、そもそ
ある日の展示会でのこと。 その展示会はとても人気らしく訪問客がすこぶる多かった。 昼食のために会場の外に出て選んだ近くの寿司屋は満員の満席で順番待ち状態だった。 「こちらに名前を書いてお待ちください」 と言われたから順番待ちの表に名前を書こうとすると先輩が・・・ 「いや待て待て。そこ『かみ』って書いて」と遮ってきた。 え? どういうこと? と表情でハテナマークを表すと・・・ 「ほら、そう書いておくとさ。呼ばれるときに『かみ様』って呼ばれるからさ(くすっ)」とイタズラっぽく笑う。 あ、はぁ・・・ 随分と昔に流行った人騒がせで人迷惑でつまらないタイプのイタズラだ。 まだそんなくだらないことをやる人がいたとは・・・。 それも社会人にまでなって。 そもそもおっさんで。 そうは思いつつも縦社会に生きる社畜の自分。 ご指示通りに『かみ』と書いた。 そうしてしばらく待つと呼び出しがあった。 「神様~!神
一昨日の通勤電車での事。 目の前に座る男が降りる素振りを見せ始めたから、ああ、この人が次の駅で降りたら座れるな、とぼんやり考えていた。 電車が駅に着くと予想通り男は立ち上がり、けれど次に彼の斜め前、つまりは自分の隣に立っていた親子連れに「どうぞ座ってください」と声をかけ、正面に立つこちらをちらりと一瞥、軽い視線で牽制したあと電車から降りていった。 え?どういうこと? 彼ときたら「どう俺?かっこよくない?」的な態度を全面に押し出し、さらにはなぜだか「おまえには座らせないよ?」的な敵意を含む感情をムキムキにむき出していた。なにこの感情のマッチョ・・・。 そうしてその親子であるところの父親が自分の娘をその空いた席に座らせたわけだけれど、いやいや、そこって目の前に立っていた俺の席じゃないの?的な暗黙のルールのようなものだとか、まぁ、朝の通勤電車に乗る子供はなにかと大変だよね可哀想に、だとかいった哀
少し前のこと。 コーヒーが飲みたいな、と思ってマックに入った。 そう、自分のような庶民はコーヒーが飲みたくなるとマックかドトールかコンビニに向かう。高価なスターバックスに行くのは名前の通り『スター』だけに許された特権だ。 いや、そうなの?知らないけど。 ちなみに関西の方々のために言っておくと、マックというのはマクドナルドのことで翻訳するとマクドのことだ。 だから、決して高身長の女装家のことじゃない。 いやそれはミッツだ。 いわゆるミッツ・マングローブだ。 それはもうマックでもなんでもない。 『ッ』しか合っていないのについ出してしまった。 それにしても『ッ』だけだと言いにくい。 困ったマングローブだ、まったく。 とにもかくにもそのマックに入った。 店の表には例の不気味な赤パーマのピエロが足を組みながら「おい、俺の横に座りなよ」とでも言うような姿勢で偉そうに手を横に伸ばしてイスに座っていたけれ
阿佐ヶ谷駅の北口、イトーヨーカドーの入るビルの二階で昼食の蕎麦を食べ終え、エスカレーターで一階へと降りているとき・・・ 背後に立った女子二人組が・・・ 女子A:「そういえば阿佐ヶ谷って何区だっけ?」 女子B:「え?足立区?」 とサラッと大きな間違いを犯したからつい振り返り、視線だけで抹殺できやしないかと試みたけれど、目に入ったのがコジャレた服を着た可愛らしい二人組だったから視線のレーザービームを出すのはやめた。 そもそも“視線のレーザービーム”だなんてヒロミGOの歌詞を出すようなおっさんが、うら若き女子たちの会話に反応している時点でただの変態に認定され世の中から抹殺される存在でしかないんだから気をつけようと思った。わかったか俺?DON'T GO!! それにしても杉並区を足立区なんかと一緒にしないで欲しい。 あそこは東京23区で一番犯罪の多い区だ。 人が住むような街じゃない。 10年以上足立
朝・・・ 洗濯物を干そうとベランダに出ると小さなハチの巣ができていた。 あれ?いつの間に・・・。 ツバメが巣を作った家には幸せが訪れるというけれど、じゃあハチの巣の場合はどうなんだろう?少しは幸せにしてくれるんだろうか? そんなことを考えながら顔を近づけてみるとまさに巣を作っている真っ最中。五匹のハチ達がお尻をフリフリ振りながら壁をペタペタと固めていた。 けれど時々、ジッと動かなくなるのは休憩中なんだろか?それともこちらの様子をうかがっているのだろうか?え?もしかして警戒している? いやいや敵じゃないから。 大丈夫だから。 ね? とさらにジッと見てみる。 ・・・と彼らの一匹と目が合った。 すると彼、つまりはその蜂が・・・ 「旦那ぁ、あっしらなんぞ見てても楽しいことなんざありゃしませんぜ?」とやけに“べらんめぇ”な調子で言ってきた。 へぇ驚いた。 最近のハチは言葉が話せる上に気遣いなんかもで
一昨日トマトを2つ買った。 トマトのことは結構好きで、クラスメイトであれば「あっちがこっちのことを好きなんだったら、こっちだってあっちを好きになってもいいんだけどな」と友人達に漏らすくらいには気になる存在で、リコピンの優しさはデコピンを受けた額の痛みを和らげる作用があるんだろう、くらいには信用している。 正直、年末は忙しすぎてこんな感じの適当な文章を書きながら自分を慰めている。 そんな忙しい自分だから、買ってきたトマトには無造作に塩を振り、そのままかじって食べたけれど残念ながら期待するほどには美味しくなかった。たぶんまだ熟していなかったんだろう・・・。 「ったく、この出来損ないが!」 と昔よく父が自分に吐きかけた言葉を思い出してつい舌打ちが出る。 「お兄ちゃんは出来がいいのにおまえはダメな奴だな」 と確かそんなセリフも言われた気がするなと暗い過去の記憶が頭をよぎる。 すっかり食欲をなくして
もうあと数日で12月。 そろそろクリスマスシーズンになる。 そういえばいつかの夜のこと・・・ 仕事を終えて夕飯を食べるために東京駅辺りをぶらぶらしていた。 いつも通りひとりで・・・。 いや別にそれはいい。 太文字にするほどの話でもない。 ひとりの方が気楽だし。 ただ一つ、いつもと違ったのは、その日はクリスマスイブだった・・・。 いやいや、ほんと別にそれはいい。 俺、泣いてなんかなかったし。 街には聖なる夜を盛り上げるためのロマンチックな音楽が流れていて、同時に、その日だけ急にキリストを崇めるように西洋のイベントに浮かれるエセクリスチャンなカップル達で溢れていた。 彼らは雨が夜更け過ぎに雪に変わるようなロマンチックを求めているようでいて・・・ 実際のところ、夜更け過ぎにはベッドの上でイチャイチャとチョメチョメしていて、どうせ雪なんか見ちゃいないんだから雪男にでも連れ去られて消息不明になればい
たぶんこれはビジネスの話 これは仕事関係の話で少々真面目な内容になってしまうけれど、先日、タイのお客さんからメールでの問い合わせがあった。 海外のお客さんからのメールで困るのが、その人が男性か女性かわからないということで、今回も名前は書かれているけれど『たかし』や『ゆみ』といった馴染みの日本語名ではないから、そこから性別の判断はつかなかった。 メールを返信しようにも勝手に男性だと判断してMr.などと付けようものなら、「なによあなた失礼な人ね。そんな人との商売はお断りよ(プリプリ)」となってしまうからそこは慎重に、まずはタイにおいてのその人の性的な立ち位置について確認することにした。 立ち位置・・・ というか、つまりは立つ人なのか立たせる人なのかということを確認することにした。 改めて書いておくけれどこれはビジネスの話だ。 そう、これはビジネスの話だ 気を取り直して検索開始。 するといきなり
ご存じないだろうけれど・・・ 僕の中には正義の思いが溢れかえっていて、途方もないヘクトパスカルを叩き出しながら観測史上初くらいの強風が心の中で吹き荒れている。 だから・・・ 「『おっぱいの大きい女の人は心臓に熱がこもりやすく、熱中症になると心臓発作等の合併症を引き起こす危険が高いので、夏場はできるだけおっぱいを露出した方が良い』という学説を思い付いたので、このツイートを見た人はおっぱいの大きい女の人に教えてあげて下さい」 ・・・というTwitterに書かれた言葉にひどく共感したので、これはもう急いで拡散しなければいけないという使命感に駆られている。 そうして罪なき大きなおっぱいを持つ人達をできるだけいっぱい救ってあげるためなら、自分はもう、自主的に一肌脱ぐしかないと思っているし、そのときには大きなおっぱいを持つ女性達にもなにかと脱いでもらうしかないと思っている。 なんだか人助けも大変だな。
すっかり中年以外の何者でもなくなった一人の熟したおっさんとして、できるだけ人様には迷惑をかけず、スマートに生きたいと思っているし願っているアーメン。 けれど今日のお昼頃・・・ なぜだか無性にカルボナーラが食べたくて食べたくて、目当てのお店に行ったらお休みで、会いたく会いたくて震えて、泣きたくなるような気持ちで他のお店を探して探しまくって見つけて駆け込んで・・・ はやる気持ちを抑えながら注文したつもりが、なぜだか出てきた言葉が「すいません。カルボナーレください」とありそうでないだろうイタリア語っぽい単語だったから顔がロッソ(赤)になった。 カルボナーレていったいなんだろう。 たしかカルボナーラが正解だったと記憶をしている。 それなのになぜにナーレ? サルバトーレ的なものだろうか?
ある日ローカルラジオから不審なニュースが流れてきた 先週は熊本出張だった。 熊本空港から天草に向かうレンタカーの中、ローカルなラジオの番組からローカルなニュースが流れてきた。 「サッカーJ2の結果です」と。 自分、サッカーは好きだけれどJ2にはまったく興味がない。むしろ日本のサッカーリーグ自体に興味がないかもしれない。好きなのはスペインリーグやイングランドリーグだ。周波数はそのままに聞いていた。 ちなみにサッカーに詳しくない人のために説明しておくと、日本のプロサッカーで表立って活躍しているのはJリーグの中のJ1というトップリーグで、J2というのはその下のリーグになる。 J2で年間成績が上位になればシーズンの最後にJ1の下位チームとの入れ替え戦がある。同様のことがさらに下のリーグであるJ3との間でも行なわれる。 これが世界のほとんどのリーグが採用している方式で、だからこそサッカーは平等だ。
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『gyoza-kiss.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く