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昨日、今年のノーベル賞が発表されましたね。日本人もドイツ人もイタリア人も入っているということで、ちょっと古い世代の日本人から「これぞ日独伊三国同盟!」などという声が聞こえてきそうです。(←ちなみに私が日本に来た20年以上前は、今よりも「日独伊~」の話をする高齢者が多くいました。) それはさておき、私がしたいのはそんな話ではありません。気になっているのは、以下です。 上記の産経新聞の記事に ≫日本人のノーベル賞受賞者は28人目。 とあります。テレビでも「日本人、日本人」と連発していますが、真鍋淑郎さんは米国籍のアメリカ人です。 米国のほうが研究費が出る関係から、米国に渡り現地で長年研究をしていく中で「米国籍を取得する研究者」は少なくないわけですが、現地(米国)での功績を、「日本、日本、日本人、日本人」とやってしまうのって、あまりカッコよくありません。 でもカッコよくないだけなら、特に私は気に
この年(中年)になると、 「ハーフであるがゆえの悩み」や「モヤモヤ」も緩和されつつあります(笑) 子供の頃や十代、若いころには悩んだことであっても 今はそれを乗り越えて立派な(?)中年になっているんだもの、それでいいのではないか。・・・なんて思うのです(笑) でも中年でありながらも(中年、中年、としつこくて、すみません)、ふとしたことで、過去の悔しさを思い出すこともあります。 フランスはパリ在住の作家辻仁成さんには何の恨みもありませんが、彼がブログに書いた「フランスで差別された時の対処法」を読んで、ああ、この人は社会のマイノリティーとして生活している子供の気持ちをまるで分っていないんだなあ、と悲しくなるとともに、イライラしました。 ブログに書かれた内容を要約すると、辻さんの息子さんがあるフランス人にバカにするように「ニーハオ」と言われたとのこと。そのことを怒り心頭で父親(辻さん)に報告をし
モデルの水原希子さんが「日本人じゃないのに日本名を名乗るな」ヘイト騒動に巻き込まれているみたいですけど。 いうまでもなく、上記の発言はなんともまあヘンテコな発言です。 だって、そもそも水原希子さんの本名は、「オードリー 希子 ダニエル」なので、 「希子」は本名なのですね。 ほんで、これは私の個人的な見解ですが、芸名は分かり易さも大事なので、 もしも本名の苗字である「ダニエル」を芸名にしたとして、 芸名がもしも「ダニエル 希子」だったとしたら、 「ダニエル」は男性名だというイメージが強いので、 え?男性じゃないの?女性?え?ダニエルは下の名前じゃなくて、苗字なの? ・・・・なんて混乱する事うけあいです。 なのでそういったことなども色々考えて、水原希子という名前にしたのだと想像しますが、 一体この名前のどこが悪いんでしょう。人の名前にイチャモンつけるなんて失礼だと思わないんでしょうか。 「外国
多くのハーフが該当する「二重国籍」に関して最近感じているのは、 法律(日本の国籍を選択した場合の外国籍離脱に関しては本人の努力義務であり、強制ではない)がグレーゾーンを残しているだけに、 むしろ社会的制裁のほうが怖いな、ということ。 考えてみればあの蓮舫に関しても、一部戸籍開示に至った「二重国籍騒ぎ」に関しては「社会的制裁」の意味合いが強い印象を受けました。 この社会的制裁というのは世の人々の「法律はなんだかよくわからないけれど、日本の政治家が外国の国籍を持っているなんて、どう考えても、おかしいわよね。叩かれるのは当たり前だわよね。」というようなスタンスに基づいたものです。 ちなみに法律に関しては、公選挙法では国会議員になる条件として「日本国籍を有す者」とあり、外国籍を有していると国会議員になれないとの規定はありません。(法律上は外交官のみ二重国籍はダメということになります。) さて蓮舫の
ハーフの国籍の話になると、 当然、複数の国籍を持っているハーフの話にもなるのだが、 ネットでも、現実の世界でもビックリさせられるのが、 周りの人が、いとも簡単に「でもさ、A君/Aちゃんは日本の国籍を選んだわけなんだからさ、ドイツの国籍は無くすべきだし、外国の国籍は放棄しちゃえばいいじゃん。」などと言うこと。 こういう意見を聞くたびに、 あ~あ、ぜんぜん知らないでアドバイスしちゃってるよなあ、、、、と思います。 国籍を、「ギブアップすればいいじゃない?」と簡単に言うけど、 そんなに簡単なものではない。 国によっては、本人にその意志があったとしても、そもそも国籍を放棄できない国もありますし(スイス、イスラエルなど)、それ以外のところでも、色んな複雑な事情が絡んでいるのです。 たとえば名前の話。 日本とドイツの国籍を両方持っている30歳の日独ハーフの男性・太郎さんの場合。 日本のパスポートには、
今日は8月15日、日本の終戦記念日。 69年前のこの日、その約1週間前には長崎、更にその三日前には広島に原爆が投下され多くの人が犠牲になりました。 8月に入ってから、終戦記念日までの約2週間は一年の中でもっとも「戦争」について考えさせられる時期です。今年も、先の大戦で犠牲になった人々のことを思い、先の大戦によりその後苦悩に満ちた人生を歩まざるを得なかった人々について考えました。 そして今年は、長らく部屋の奥のほうに閉まっていた本を取り出し、読んでみました。 「ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ」という本です。タイトル通り、ヨシアキは第二次世界大戦によって生まれ、戦争によりベトナムで亡くなりました・・・この本、すべて実話です。 本の感想は後ほど書きますが、ザッと本のあらすじを書くと・・・ 第二次世界大戦の終戦直後、日本人女性ツギエ(次恵)はアメリカ兵の暴行によりできた子供(ヨシアキ)を産みま
芸能ネタで、すみません。 今朝、電車の中吊り広告を見ていたら、「中山美穂は子供を捨てた!」みたいな見出しが出ていました。 私は、この中山美穂さんの離婚の件、別の意味で気になっています。 そう、「ハーグ条約」がらみで気になっているのです。 中山美穂さんは、ご主人と10歳の子供と一緒にパリに住んでいたそうですが、そのご主人と離婚をし、 現在日本人(のマスコミ)から「子供をパリに置いてきた」「子供の親権を父親がとった」イコール「中山美穂は子供を捨てた」と言われているのですね。 しかし、日本が今年の4月に「ハーグ条約」に加盟したことを考えると、そのような解釈(←子供を外国に置いていくなんて酷い母親、親権を父親に渡すなんて酷い母親、という発想)をしていたのでは、法律(ハーグ条約)と「人々の感じ方」の間にかなりのギャップがあるのですね。中山美穂さんがちょっと気の毒な気もします。 というのは、「ハーグ条
最近は日本でも外国でも通用する名前を!と、子供に国際的な名前を付ける親が増えている。アリスちゃんやアンナちゃん、リサちゃんやマヤちゃん、レオンくんなどが代表的かな。 ハーフの赤ちゃんやハーフの子供は、国籍を二つ持っている場合もあるので、その際に重要になってくるのがそれらの名前の「スペル」である。実はこれ、ちょっとした問題に発展することも多いのだ。 日本とフランスのハーフの女性の話。親が「日本でもフランスでも通用するように」と「アリス」という名前を付けた。フランスの出生証明書とフランスのパスポートには”Alice”と記されている。当然日本のパスポートにも「Alice」と記載されるのかと思ったら、日本側に「いえ、アリスという名前は日本のパスポートにはArisuと記載されます。ヘボン式ですので。」と言われたそうだ。確かにヘボン式だとこのアリスという名前のローマ字スペルはArisuなのだが、せっか
先日、イジメ・日本版 について書きましたが、今回はハーフの子がドイツの学校で遭うイジメについてです。そう、イジメ・ヨーロッパバージョンです。 ドイツを含むヨーロッパの学校で東洋系の子供(日本人、中国人、韓国人、ベトナム人など。ドイツ人とのハーフも含む)がイジメに遭う場合、 そのイジメは アジア人蔑視の人種差別的な要素が強いです。 ドイツ人の小学生の古典的なイジメ(私がドイツの学校に通っていた80年代にもあった)は、 1) 「チン・チャン・チョン!」 です。 —「チン・チャン・チョーン!」そう言って、ドイツ人の小学生がハーフの子(※日本を含む東洋系ハーフの子)をイジメます。この「チン・チャン・チョン!」は、ヨーロッパ、または白人の多い地域で子供時代を過ごした日本人であれば必ず知っている言い草なのではないでしょうか。 でも、知らない方のために紹介すると、「チン・チャン・チョン」とは、要はアジア
私がずっと感じてきたこと。それは、世の中の人達がハーフに対して持っている「イメージ」と、実際にハーフとして生きる「現実」の間には相当なギャップがある、ということ。 世間が抱くハーフのイメージは「ハーフはバイリンガル」、「モデルさんにはハーフが多い」など華やかなものが多いようですが、ハーフの現実は色々大変なことも多かったりします。色々話し合うことで、そのズレというか、ギャップを少しでも埋めていけたらいいな!そんな思いからこのサイトを立ち上げました。テーマ別にコラムも書いてますので、ぜひご覧ください。 このサイトでは「ハーフにまつわる、あんなこと、こんなこと」について書いていますが、 今回は多くのハーフの人の「親」が抱える問題についてです。 日本人が海外に長年住むことは珍しくなくなりましたが、彼らは「現地の(外国の)国籍を取得すると、日本の国籍がなくなってしまう問題」を抱えています。 この問題
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