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世界禁煙デー
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これまでにもいろいろな動物事件を取り上げてきましたが、今回はとりわけ珍妙な事件だったのではないでしょうか。 事の起こりは2012年3月3日と4日、葛西臨海水族園(東京都江戸川区)近くの海でペンギンが泳いでいるのが目撃されたことでした。同水族園が調べたところ、飼育していたフンボルトペンギン(135羽)の1羽いなくなっていることがわかりました。なぜ、それがわかったかというと「腕輪」をしていたからです。動物園・水族館では、飼育しているペンギンには翼の根元に腕輪をはめています。この腕輪は個体識別のためにつけられているものです。ペンギンは外見からでは個体識別が非常に難しいため、こうでもしなければならないのです。1羽1羽の健康を管理するためにも必要なものです(一般に鳥の個体識別は難しいもので、他の鳥の場合は「足輪」を装着することがほとんどです)。 海で泳いでいるペンギンに腕輪が確認されたため、同水族園
東京タヌキの調査研究では地図は必須のものです。目撃情報があればその地点を地図で確認し、あるいはタヌキが生息していそうな場所を調査するためには地図を片手に現場に行かなければなりません。また、書籍「タヌキたちのびっくり東京生活」をご覧になればおわかりのように、パソコン上で数値地図を駆使することで新たな発見が得られることがあります。 おかげで東京都23区の地理にはかなり詳しくなりました。今回と次回の話は、このタヌキ研究から派生した地理の話です。 ※追記:タヌキ研究とは、「東京タヌキ探検隊!」のことです。こちらの方が本題だということを念のため書き添えておきます。 数値地図の便利さについては以前も書きました。自分のパソコン上でかなり自由に表示ができるため、紙の地図では見えないような微妙な地形も見えてきます。 東京都は全体に東から西へ標高が高くなる地形になっています。これは23区だけを切り取っても同じ
以前、「恐怖の死番虫(シバンムシ)」という話をここでしました。まあ、恐怖といっても恐ろしげなのは名前だけで、害虫ではあるものの人間に直接害を及ぼす種類ではありません。しかし今回は本当に恐ろしい昆虫の話なのです…。 先日、また例によって仕事でネットを検索していた時のことです。私はいろいろなページで言及されているある事件に気がつきました。出典元は外務省のホームページで、旅行者向けの注意情報である「渡航情報」として掲載されていました。情報としては既に失効していますが、執筆時点でもまだホームページに掲載されています。 まずはその全文から紹介しましょう。 掲載元のページ=http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2004C438 なお、赤字は筆者によるものです。 送信日時:2004/10/14 情報種別:渡航情報(スポット) 本情報は2005/02に
4月上旬、ネットの片隅である論争が発生しました。 4月6日、佐賀県武雄市は東日本大震災で被災したペットのイヌを受け入れる構想を発表しました。 これについてソフトバンクの孫正義社長がTwitterで賛同する意見を発言しました。 すると池田信夫氏が「行方不明がまだ1万人以上いるのに、犬の心配してる場合じゃないでしょ。」とTwitterで発言しました。さらに池田氏はブログでもペット救出を非難する文章を掲載しました。 この論争は各所で話題になったもののあまり広まることはなかったようです。 私(宮本)の見解は、(「いきもの通信」の読者の方なら既におわかりと思いますが)被災ペットの救出・救援には賛成です。 まずこの論争のきっかけとなった武雄市の考え方を確認しましょう。 武雄市のホームページには次のように掲載されています。 「武雄被災ドッグ(ペット)受け入れ構想の記者会見を行いました」 平成23年4月6
前回は東京都23区の最高標高地点を紹介しました。しかし、そこは山頂ではなく普通の平坦な場所でした。23区には山らしい山は無いのでしょうか? さらに数値地図で調べてみました。 ありました。しかも双子のように2つの山が並んでいるのです。 そこは世田谷区の砧と桜丘のあたりです。2つの山の間を環八通りが南北に貫いています。地図を見る限りではここははっきりとした「山」になっているようです。さっそく現場に行ってみました。 まず、標高が高い方の山頂を目指します(地図の左側矢印)。最寄り駅は小田急線の祖師ケ谷大蔵駅です。駅から東へ歩いていくと、小さな川があります。これは丸子川です。この川が近辺で最も標高が低い場所になります。ここから東へと標高が高くなり、山頂があるはずです。 丸子川。川の上に並ぶ柱からは、以前はコンクリートのフタがされていたのではないかと想像される。 東へ進むと坂道がある。 その山頂にある
私は朝日新聞を購読しているのでしばらく気がつかなかったのが今回の事件です。どうも読売新聞だけで盛り上がっているみたいで、記事原文を探すのに手間取ってしまいました。一連の記事は読売新聞中部支社発のものですが、全国的に掲載されたのでしょうか? 事件の記事は下記にリンクしておきましたので、経緯を知るためにもざっと目を通してください。 さて、この事件の発端は10月18日付けの記事でした。 食べ物が不足しているツキノワグマのためにドングリを寄付してください、と自然保護団体「日本熊森協会」(兵庫県西宮市)が呼びかけている、という内容です。 ところが、20日にはこんな事態になってしまいました。 各地からドングリが大量に送られてきた上、問い合わせも殺到。ドングリ集めを中断することになりました。それでもこの時点ではドングリを奥山に運ぶことは行うつもりでいました。 その後さらに事態は変わり、23日にはこのよう
電子書籍「東京タヌキ探検隊!ガイドブック 都会でタヌキに出会ったら」 著:宮本拓海 発行:ブックウォーカー(ミニッツブック) ※Amazon Kindle、楽天kobo、Google Playなど電子書籍販売サイトで扱っています。
前回に続いてサギの話です。 サギというと白いサギであるコサギ、ダイサギは目立ちますし、実際よく見かける種類です。その次あたりによく見る種類は今回紹介するゴイサギではないでしょうか。 ゴイサギとはイラスト(左)のような鳥で、濃い青と白のツートーンがおしゃれです。また、後頭部に白く細長い冠羽があってこれがかっこいい感じです。ただ、個体によっては冠羽が無い場合も珍しくありません。右のイラストも同じゴイサギです。色がまったく違うので同じ種類には見えないでしょうが、こちらは若鳥なのです。白い斑点模様から「星ゴイ」と呼ばれることもあります。生まれてから何年の間この色なのかというと、3年ほどなのだそうです。意外と長い時間がかかりますので、若鳥色のゴイサギを見るのはそれほど難しくないと思います。成鳥と若鳥の違いは羽毛の色だけでなく、目の色が成鳥は赤色、若鳥は黄色です。 ゴイサギは珍しい種類ではありませんが
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