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コーヒー沼
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「コワーキング」という言葉が日本に輸入されて、数年が経過した。コワーキングスペースのパイオニアとなり、言葉を流通させた存在が「co-ba shibuya」だった。 こちらも輸入されたばかりのクラウドファンディングという新しい手法を用いて資金を集めて、コワーキングスペースという新しい価値観を渋谷の街に持ち込んだ。 時が経ち、「コワーキング」の潮流は新しい局面を迎えようとしている。 神南に生まれたスタートアップに特化したワークプレイス 10月11日(木)、渋谷・神南エリアにスタートアップに特化したコワーキングスペース「co-ba jinnan」がオープン。オープニングイベントには、大勢の人が詰めかけた。 co-ba jinnanは、ツクルバが展開する全国に広がるワーキングコミュニティ「co-ba NETWORK」の一員だ。co-ba jinnanには、個人から使えるフリー席、3人〜10人までの
リモートワークや、フレックスタイム制により、いつでもどこでも仕事ができる自由が広がってきている。これはとてもありがたいことだ。 働き方の自由度が高まる一方で、機会が少なっている体験も多い。同僚とのランチなどは、その一つだ。 「同じ釜の飯を食う」という言葉が存在するように、共に食事をするというのは案外蔑ろにできないもの。 チームワーク強化のためや、健康経営のためにランチ制度に力を入れる会社も多い。 近隣の飲食店を社員食堂にできる「どこでも社食」 シンシアージュは、近隣の飲食店を社員食堂にできる福利厚生サービス「どこでも社食」を運営している。「どこでも社食」は自社に社員食堂の設備を持たない企業でも、近くの飲食店を「社食」として利用することができる。 企業ごとに福利厚生として「シャッフルランチ」など、社員コミュニケーションの一貫で食事代金を補助している場合などに利用されるという。食事したあとの決
自国の政府、企業、メディア、NGO。これらのうち、あなたがもっとも「信頼していない」のはどの組織だろうか。 エデルマンの実施した調査によると、日本人が最も信頼していないのは「メディア」だった。「信頼している」と答えた人は32%にとどまり「フェイクニュースが武器として使われること」を危惧している人は62%に上る。 こうした傾向は他国にも共通している。とりわけアメリカを筆頭に、ソーシャルメディアのフィードや検索、ニュースアプリに対する信頼は、調査対象28ヶ国のうち21ヶ国で低下した。日本は前年比で1%増加しているが、数値自体は28ヶ国のなかで5番目に低い。 読者とメディア、ジャーナリストの間の溝が深まるなか、新たな接点を生み出そうとするスタートアップもある。誰でも簡単にニュースレターを発行できるプラットフォームを開発する『Revue』だ。 オランダ発の“エディトリアルニュースレター”プラットフ
フリーランスとして活動していると、ポートフォリオの重要性を実感する。新しい取引先に営業をかけると必ずポートフォリオの提出を求められ、メールに添付したURLが合否を決定的に分ける。 しかし、筆者のように、デザインの素養もプログラミングの素養もほぼない人間がウェブサイトを一から作るとなると、なかなか骨が折れる。かと言って、零細フリーランスライターとしては、お金をかけてプロに依頼するのも難しい。 多少の手間は惜しまないので、簡単に、安価で見栄えのいいウェブサイトを作りたい。そんな人にとって便利なサービスが、2018年4月にリリースしたばかりのWebデザインプラットフォーム「STUDIO(スタジオ)」だ。 コードいらずで、画像やテキストをブロックのように積み重ねることでウェブサイトを構築できる。これまでSTUDIOで作ったウェブサイトは、有料版でのみ公開可能だった。しかし、2018年9月25日より
世に何か新しいものを生み出す存在として、「起業家」が挙げられる。Google、Apple、Facebook、Amazonなど「GAFA」と呼ばれる企業たちのように、急激に成長して世界に影響をもたらすスタートアップもいる。 一方で、起業家はハードシングスの連続で、その両肩にかかるプレッシャーは非常に大きい。経営上のストレスを抱えやすく、なかなかそれを表に出すことも難しい。投資を受けていると、株主からのプレッシャーもある。 こうしたことは起業家である以上、不可避だ。だが、起業家のメンタルをサポートするための仕組みはもう少し整備されてもいいかもしれない。 「起業家のメンタルヘルス」という課題 起業家のメンタルヘルスという課題については、度々議論されてきた。以前には、UNLEASHでも起業家のメンタルヘルス事情について紹介している。 成功話の裏側は語られない ── 世間には知らされない起業家のメン
Webの父が遂に立ち上がった。 WWW(World Wide Web)の考案者であり、URL・HTTP・HTMLといったインターネットの根幹をなす仕組みを設計したティム・バーナーズ=リーが、新しいプロジェクトを発表した。 いったい何か。世界中で問題提起され、日本でも経産省が懸念を示した通り、いまのインターネットはGAFA、つまり、Google・Apple・Facebook・Amazonが支配している。確かにこれらのサービスは大変便利である。 しかし、その便利の対価として、「個人情報」を提供していることを忘れてはいけない。 そして、その個人情報が彼らによってどのように利用されているかは、知る由もない。我々のアイデンティティは、インターネットの巨人たちの手中にあり、活かすも殺すも彼らの自由なのだ。しかも我々は、それに気づくことすらできない。 ティム・バーナーズ=リーはずっとこのことについて批判
本当はそう思っていないけどねと、心の中で毒づきながら回答した、国語や道徳の授業。正解として求められているらしいことを書けば、たいていはマルがついた。 しかし、現実の社会でそれが本当に「正しい」のか、議論する機会は少ない。私の知っている「正しい」や「当たり前」がひとつの見方でしかないことを知ったのは、それなりに歳を重ねてからだった。 「Netflix」が教育を目的とした上映を許可したというニュースを目にしたとき、「正解」のない授業が広まることを期待した。 Netflixが教育を目的とした上映を許可 上映が許可されるのは、一部のNetflixのオリジナルドキュメンタリー作品。教育を目的とした場において、1回限り上映できる仕組みだ。上映可能な作品は、Netflixオリジナル作品一覧から確認できる。 Netflixのオリジナル作品には、人種問題やいじめ、宗教など、社会的なテーマを取り上げた作品が多
小学生だったころ、アルファベットが26文字であることを知って驚愕した。その時の気持ちを今の体を借りて言えば、「なんてコスパがいいのだろう」。目の前にあった未記入の漢字練習帳をうらめしく見つめた。日本語に所属する文字たちは、複雑で、多様だ。しかし、言うまでもなく、私たちはそれらを日常として受け入れている。そんな当たり前で異様な文字が様々な時代や場所で生成し、発展する様子を12編の短編として描いたのが、円城塔氏の最新小説集『文字渦』(新潮社)だ。 円城塔氏は2007年、『Self-Reference ENGINE』(早川書房)でデビュー。2012年には「道化師の蝶」で第146回芥川賞を受賞した。また、英訳された『Self-Reference ENGINE』で2014年にフィリップ ・K・ ディック賞特別賞を受賞するなど、国内外で高い支持を得ている。 最新作『文字渦』では、表題作「文字渦」にて、
情報にアクセスできるかどうかで人生が大きく変わることもある。 情報が集まりやすい環境というのは存在しており、環境に恵まれなければ意図せずに選択肢が狭まってしまう。 その観点で見ると、「大学」という環境は様々な情報にアクセスはできる。 だが、大学に行かなかった若者にとって、情報はなかなかアクセスが難しいものとなってしまう。 2018年9月15日(水)に非大卒の若者であれば無料で利用できるカフェ「HASSYADAI CAFE」が原宿にオープンした。運営を手がけるのは、非大卒向けの人材育成事業「ヤンキーインターン」を運営する株式会社ハッシャダイ。 「HASSYADAI CAFE」では、ドリンク提供だけでなく、wifi、電源などが利用可能。席数は1Fと中2Fに合計64席準備されているという。カフェ利用にとどまらず、進路相談も行えるなど、若者だけの溜まり場としてオープンした。 同カフェを利用できるの
月に向かって手を伸ばせ。たとえ届かなかったとしても。 ──ジョー・ストラマー(ザ・クラッシュ) 1.話されたこと、話されなかったこと 若林恵『さよなら未来 エディターズクロニクル2010-2017』。唐突ながら、この本について、誰が読んでも最善と思われる書評を書くこと──書かれたことに徹底的に寄り添い、厳密に内容を抽出し、その魅力を損なわず、気の利いた言葉とともに紹介すること──は、おそらく不可能である。少なくとも私には。それは私の能力不足にもよるが、一方で、この書物自体がそうした性格を持っているのだとも考える。書評というのは、多かれ少なかれ書物の情報を縮減化する営みで、内容を要約し細部の豊かさを捨象し平板な語りの中に押し込める営みである。「それってどういうこと?」というシンプルな問いに対し、「それってこういうことだよ」とシンプルに答えるもの──書評というのは基本的にそうした性質を持つ営み
キーボードを用いて文字を打ち込み、画面に表示されたカーソルを動かしながらソフトウェアを操作する。パソコンを日常的に使う人なら当たり前のようにこれらの動作を行なっているはずだ。 しかし私たちが意識せず繰り返している動作は、身体に障害を抱える人にとって困難なことも多い。もし目が見えなかったらどうやって目の前のブラウザを閉じるか、あなたはすぐに答えられるだろうか。 “便利”なテクノロジーを誰もが利用できるように アプリやウェブサービスにおける健常者と障害者のギャップを埋め、「誰もがウェブを利用し、楽しめる」社会をつくるべく、近年Googleはアクセシビリティ向上への取り組みを強化している。 アクセシビリティの向上とは、誰もがウェブサービスを便利に活用できるよう、機能やデザインを拡充していく取り組みを指す。例えば、目が見えない人のために操作の内容を音声でフィードバックする。あるいは耳の聞こえない人
「保育園 入園 方法」「保育園 入れない」「育休 延長」「フルタイム 子育て 両立」「家事 時短」 子どもが生まれてからの検索履歴は、私の“戦い”の歴史そのものだ。 「育児は大変だ」と知っているつもりだったが、親になって初めてそれを痛感した。夫は仕事であまり家におらず、家事も育児もひとりでこなす生活。職場に復帰しても、家事・育児との両立は当たり前、「個人で頑張ってね」で済まされてしまう。正直、毎日ギリギリだ。 専業主婦かキャリアに邁進するか。この二択の間にあるはずの道を選ぶことがどうしてこんなに大変なのか。そう悩む母親は決して少なくないだろう。スタンフォード大学でMBAを取得し、投資ファンドでキャリアを積んでいたアメリカ人女性Vanessa Loder氏も同じだった。 「ずっと家で子どもたちと過ごすか、1時間に100マイルの速さでキャリアを前進させるか、その2つしか選択肢がないように思えた
Home 生きづらさを抱えたままでも、世の中は変えられる。家入一真氏たちがこれからの“社会貢献”を考えた #beyond_2 2011年、東日本大震災を受けて、日本社会の中で、人々が人生において追求する「価値」が変化したような気がする。建物は押しつぶされ、家財は濁流に飲み込まれる。そうした有形のものの儚さに対し、人々の「繋がり」や個々人の「思い」の強さという目に見えないものの可能性に多くの人が希望を抱くようになった。 現在25歳である筆者と同世代の友人・知人を見渡してみると、そのほとんどがお金を稼ぐことよりも、「どれだけ社会をよくする/変えることができるか」に高い価値を見出しているように感じる。 さらに、日本における私の実感は、世界に目を向けてみてもさほど異質なものではないらしい。例えば元Google社員のピョートル・フェリクス・グジバチによる著書『ニューエリート』では、現代社会における「
便利な世の中になった。スマホ一つあれば買い物、移動、メールや電話など、あらゆることができる時代だ。 しかし、いまや生活インフラとなったサービスの多くが、私たちの個人情報の上に成り立っている事実を忘れてはならない。 大半の人が気軽な気持ちで同意してしまうプライバシーに関する注意事項。一度同意してしまえば、プロフィールや日々の行動履歴といった個人情報を無料で渡すことを意味する。だが、同意後に企業側が私たちの情報をどのように利用しているのか、私たちに知る術はない。 「ユーザーは規約やポリシーに同意して利用している(個人情報を提供している)のだから問題ない」というのがサービス提供側の論理だろう。だが実際に規約やポリシーを読み、中身を理解している人はどれだけいるだろうか。 わたしたちは、自分の個人情報が思いもよらない使われ方をされているかもしれない時代に生きていることを認識しなければならない。 Go
テクノロジーは、現在から外部に向かってまっすぐのびる。空間がわれわれからあらゆる方向に拡がっているのと同様に、それらの新しい力は風船を膨らませるように、拡張しながら領域を創造している。テクニウムは情報、組織、複雑性、多様性、感受性、美しさ、構造性などの爆発であり、拡張するにつれ、それ自身をも変化させる。 この刺激的な自己加速は、自分の尾を喰み込んでいる神話上のヘビ、ウロボロスに似ている。自己加速は矛盾と希望に満ちている。拡大するテクニウム――その宇宙的な軌跡、絶え間ない発明、必然性、自己生成――は、制約のない始まりであり、われわれを誘う無限のゲームなのだ。 ――ケヴィン・ケリー『テクニウム』より 1.ディスラプティブ・イノベーション この文章は書かれているのではない。 あるいは、筆者はこの文章をソファに横たわって書きつつある。正確に言えば書いているのではなく話している。話しながら、画面に文
何故、星野源がこれほど人気を博しているのか。それは誰もが一度は思いつく疑問かも知れない。もちろん彼は優れたアーティストだ。役者としての活動も目覚ましい。文筆家としても知られている。しかし、彼がいわゆる大衆受けするアーティストか、と問われれば、答えは必ずしもすぐには出てこない。 何故なら、彼が表現するものは時として難解であるからだ。もっとも、彼はいわゆる「鬼才」といったタイプではないかもしれないし、奇を衒って支離滅裂な表現をしているわけでもない。彼の作る作品には、いつも、ストレートではっきりとしたメッセージが込められている。とはいえ、それは万人受けを期待できるほど分かりやすくはない。 そうした星野の難解さは、彼が書く楽曲において克明に現れる。たとえば、2016年に社会現象にまでなった「恋」もそうだ。誰にでも覚えられる印象的な曲調なのに、その詞をよく読んでみると、不可解であったり難解であったり
「起業するなら、早ければ早いほどいい。」 スタートアップ界隈では何度も聞いた表現だ。若ければ失敗をしても許されるし、早くに失敗を経験したほうが強くなれる。若い頃に起業を推奨されるのは、そんな理由からだろう。 まるで経済の閉塞感を打破する英雄を求めるかのように、若手起業家に対する社会からの期待が、バブルのように膨らんでいる。こうした背景から、若者への起業支援が盛んに行われているのが日本だ。 『Forbes』 が定期的に発表する、30歳以下の起業家を特集した記事のように、成功体験だけがメディアを通じて知らされる。しかし、起業家が直面する、メンタルヘルス事情に関しては、ほとんど報道されていない。 『Tech in Asia』の記事によると、起業家が鬱になる割合は、全体の30%という。アジア圏における鬱病の平均発症率が7.6%であることから、約4倍の高さにのぼる。なかでもアジア人は、失敗は許されな
「今まで病院やリハビリ施設で日常生活を送るためのサポートを受けたことがありましたが、余暇や趣味を充実させるためのサポートに出会ったことがなく、こんな優しい世界があることを知り、驚きました。」 様々な不自由さに直面した時、生活を取り戻そうとすれば、多くの人が手伝ってくれる。しかし、余暇や趣味について助けようと手を差し伸べる人はグッと少なくなる。人生の楽しみは、多くの場合、生活以外の時間にあるというのに――。 私たちの余暇を楽しませてくれる道具はたくさんあるが、それらは多くの場合、不自由を抱える人たちにとっては手軽に扱えるものではない。従来のデザインプロセスから除外されてきた人々を対象としてデザインを行うのが、インクルーシブデザインという考え方だ。 2017年夏に立ち上がった「Project for Karin-chan(P4K)」 インクルーシブデザインの重要性を実感できるプロジェクトが、2
2017年末、『デザイン組織のつくりかた』と題した書籍が発売された。 原著は2016年にオライリーより発行された『Org Design for Design Orgs』。“デザイナーが集まる組織をどうデザインするか”をテーマに、米UXコンサルティングファームAdaptive Pathの共同創業者が著した本だ。 デザイン思考のムーブメントもあり、さまざまな領域においてデザイナーと名のつく職種の重要性が認知されるようになった。海外では事業会社がクリエイティブファームを買収し、社内にデザイナーを抱えようとする動きが起き、事業にどうデザインを組み込んでいくかの模索が続いている。 そのひとつに「デザイン組織」を自社内に構築する動きがあり、書籍が発売されるほどのニーズが生まれている。国内でも現・Basecamp CEO/Onedot CCOの坪田朋氏が手掛けたDeNAのデザイン戦略室のような事例がある
プロジェクト管理ツールの「Asana」にガントチャート機能が搭載された。プロジェクトの進行状況のビジュアライズがしやすくなった。 仕事をする上で、何かしらのプロジェクト管理に関わることは避けられなくなってきている。パラレルワークも珍しいことでなくなってきている現代では、プロジェクトの進行状況を上手く管理する術は必須の技能といえる。 とはいえ、プロジェクト管理は手間がかかる。便利なサービスの力を借りて、負担少なく管理できるのであれば、それに越したことはない。 プロジェクト管理ツール「Asana」にタイムライン機能が搭載 「Asana」は、数あるプロジェクト管理ツールの1つだ。Facebookで社内の効率化に取り組んでいた二人が独立してローンチした。 Asanaでは、複数のプロジェクトを一元管理したり、チームのタスクを記録したりと、チームが生産性高くプロジェクトを進める手助けをしてくれる。 個
大手企業が続々と副業解禁に乗り出すなど、働き方の多様化は加速している。自宅やコワーキングスペースを活用してオフィス外で働くリモートワークという勤務形態も徐々に普及してきた。私もライターとして働く上では、リモートワークという形態を取っている。 一方で、リモートワークに対して負のイメージを持つ人も存在する。「リモートワークだと情報共有が難しい」「リモートワークだと実際に働いているのかどうかわからない」といった不安の声をよく聞く。 リモートワークが持つ「負」のイメージを打開する リモートワークに対する「負」のイメージを打開するのが、タスク管理ツール「Trello(トレロ)」が提供するリモートワークにおけるチェックポイントや、活用すべきツールを解説したガイドブック「How to Embrace Remote Work(ハウ・トゥ・エンブレイス・リモートワーク:リモートワークの取り入れ方)」だ。 こ
グラフィックデザインツールの王道といえば、Adobe Illustrator。 しかし月額料金のかかるAdobeツールは、SNSのアイキャッチ画像などちょっとした(けれど重要な)制作物を作りたい人にとってはハードルが高いだろう。 そこで今回は、無料で簡単に、自由度の高いデザインを作成できる無料グラフィックデザインツール「Canva」の使い方について紹介したい。 無料グラフィックデザインツール「Canva」 Canvaではアイキャッチ画像やSNS用画像、プレゼン資料、チラシ・ポスターなど、幅広い制作物をデザインすることができる。オーストラリア発のプロダクトながら、日本語フォントに対応している。明朝体やゴシック系のフォントのみならず、手書き風のフォントなど、さまざまな日本語フォントを利用できるのも嬉しい。 Canvaはデスクトップアプリだけでなく、iPhoneやAndroid、iPad用のアプ
ぼくは詩が読めない。 厳密にいえば「読んでも読んでも読んだ気がしない」ということで、また言葉を変えるならば「詩の読みかたがわからない」。詩に関するおもうところはさまざまないいかたができるのだけれども、ひとまずぼくにとって「詩」という言語表現は「むずかしいもの」であることに変わりなく、じっさいにおなじようなことを感じているひとはすくなくないんじゃないか。 「詩のむずかしさ」は、おそらく「詩は意味のみを指向する言語表現じゃない」ということに由来する。 言語とは個体間で意味を伝達しあうためのツールであり、その機能に特化した技術が一般に「文章力」だといわれることが多く、特にライターという仕事をしていると時として書き手をおしつぶさんとするほどの圧力が「意味」によりかけられることもある。「意味」とはなにか、という問題ははてしなくおおきいけれど、現状ぼくがたしかにいえるのは「伝える」と「表現する」はまっ
テクノロジーは組織の運営体制を抜本的に変えるか–「監視」を軸に現代社会を�議論する『私たちが、すすんで監視し、監視される、この世界について リキッド・サーベイランスをめぐる7章』 無言か声高にか、意識的にか偶然にか、意図的か過失によるものかはともかくとして、監視される側の監視業務に対する多大な協力によって、彼らの「プロファイリング」が促されていますが、私はそれを「見られることへの愛」だとは思いません(少なくともそれが一義的なものだとは思いません)。 よく知られていることですが、ヘーゲルは自由とは、学び取られ、承認された必然性であると定義しました……。自らを記録に収めようとする情熱はもっとも重要なものであり、おそらく、私たちの時代において、もっともあからさまなヘーゲルの原理の一例です。そこではデカルトのコギトが更新されて、新バージョンの「我見られる(監視され、注目され、記録される)、ゆえに我
ほかほかの白米、湯気が立つ味噌汁、味の染みた煮物。 椅子に座り、できたてのご飯を食べる一歩手前の時間が好きだ。何から食べ始めようか、味付けは上手くできているだろうか。大人になった今でも、無条件に“わくわく”してしまう。 ただ、それに反比例するかのように気分が下がる瞬間もある。ご飯を食べたあとの片付けである。特に面倒なのが、食器洗いだ。 シンクの上に溜まったお皿、フライパンにこびりついた油、なかなか取れないおこげの跡。 泡のついたスポンジで食器の汚れを洗い流すにつれ、美味しいご飯で満たされた幸福感もすり減っていくような気がしてしまう。 しかし、そんな問題を解決してくれる、明るいニュースが飛び込んできた。タンクレスな給湯器のメーカーとして知られるHeatworksが、給水・配管の設置が不要な自動食洗機を開発したという。 それまで、自動食洗機をキッチンに導入するには、給水・排水用の配管を設置する
ニューヨーク、マンハッタン。世界の中心ともよばれるタイムズスクエアや、ファッションストアが並ぶ5番街。そのきらびやかなそのイメージとは裏腹に、この街は大きな問題を抱えている。 街にあふれかえるのは、家を、そして身分証であるIDも持たぬ人々。そう、ホームレスだ。 約100人に1人がホームレス ニューヨークでは、2018年1月現在、約7万7000人がホームレスとして暮らしている。そのうちの多くが身分証となるIDを持たないため、口座開設や預金引き出しなどの金融サービスや、医療や教育、生活支援といった社会福祉サービスを受けられないでいる。 そうした問題を解決するために、ニューヨークのスタートアップ「Blockchain for Change(ブロックチェーン・フォー・チェンジ)」が新サービスとしてアンドロイドアプリ「Fummi(フミ)」をローンチした。 低所得世帯に対し、無償でスマートフォンを提供
(デザインビジネスマガジン『designing』より転載) プロトタイピングツールやデザインシステム制作ツールを提供するUX Pinは、様々な企業・サービスが公開しているデザインシステムやデザインガイドライン等をまとめた、デザインシステムプラットフォーム『Adele』を公開した。 リリース当初は43のシステムが登録。検索機能が充実しており、レポジトリの種類から使用言語、コンポーネントの有無、JSのライブラリやフレームワークの種別、カラーパレットやタイポグラフィー、アクセシビリティガイドラインやUIキットの有無など、計30の切り口で検索できるようになっている。 システムの一覧画面 現状登録されているデザインシステムは『BBC』や『BuzzFeed』といったメディアから『Trello』『Dropbox』『Firefox』『Salesforce』などのサービス、『Audi』『IBM』といった企業
過去に「タスク管理ツール「Trello」でガントチャートを使いこなすために知っておきたい3つのポイント」で紹介した「Trello」だが、コミュニケーションツールとして有名な「Slack」と連携できることを、読者の方々はご存知だろうか。 SlackとTrelloを連携すると、Slack上でタスク管理を行えるようになる。タスクを追加するたびにTrelloを開く必要がなくなるため、とても便利な機能だ。本稿では、SlackとTrelloの連携方法から、実際のタスク管理の方法までを紹介する。 SlackとTrelloを連携させるメリット SlackとTrelloは、無料で連携できる。これら2つのツールを連携することで、どのようなメリットが得られるのだろうか。 新しいタスクの追加時にSlackへ通知 SlackとTrelloを連携すると、Trello上で新しくタスクを追加した際にSlackへ通知が飛ぶ
「あなたには意見がないの?」 長期留学でスロバキアに渡り、現地の大学で講義を受けているときに一人の生徒から言われた言葉だった。現代社会が抱える問題について、隣の人と議論をする。簡単なことのように思えたが、いざ議論が始まると途端に何も言葉が見つからない。 原因は「言葉の壁」ではなく、「そもそも意見がない」ということだった。日本の大学では席に座って教授の話を聞くだけで、90分間の講義が終わっていたなんてことも少なくない。一つのトピックに対して自分の意見を持つということを怠ってきたツケが回ってきた瞬間だった。 意見を持つことはもとより、それを自分の言葉で外に発信することや、他者の意見に耳を傾けることも大切であるように思う。思考力がつくのはもちろん、一つの物事に対して多角的な見方ができるようになるからだ。 そんな「ディベート力」を伸ばしてくれるアプリが、ブラジルのリオデジャネイロから開発された。コ
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