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東京都立松沢病院内に歴史の資料館があるらしいが、詳しいことがわからない。 一般の人も見学できるのか。 精神医学史関係の会合に行くと、そんな話がたびたび出てくる。 もちろん、それは存在する。 私は過去に2回訪れたことがある。 ただし、それは2011年に資料館が移転する前のこと。 移転後の資料館には行ったことがないので、エラそうなことは言えない。 ところが、都内の精神科病院に勤めている旧知のソーシャルワーカーの人から誘われて、急遽、松沢の資料館を訪ねることになった。 彼女は私の関心事をよく理解しており、また当館の館長とも知り合いという縁があってのことである。 以下は、聞いたこと、感じたことを思いつくまま。 看護学生などが団体で見学に来るが、呉秀三の「呉」を「くれ」と読める人はまずいない、ということである(「ご」と読んで、中国系の子孫と思うのだろうか。ちなみに、呉家は中国系ではなく、広島の呉にち
2015年10月1日、岡山市内に「 カイロス 」がオープンした。 JR岡山駅東口から、アーケードを抜けてすぐのところにある。 同年10月15日の山陽新聞(朝刊)に「居宅支援続ける阪井さん 岡山に資料館開設」「精神障害の歴史紹介」という見出しで当所の記事が載っている。 「カイロス」の1階では手作りカレーを提供し、2階が「精神資料館」になっている。 代表の阪井さんから、ここで「私宅監置と日本の精神医療史」展をやりませんかというお誘いがあったので、下見をかねて岡山へ足を運んだ。 阪井さんには、戦時中まで岡山市内にあった精神病者収容所の 川口保養院 調査などでお世話になった。 また、2015年9月の大阪・船場での「私宅監置と日本の精神医療史」展にも来ていただいた。 昭和初期に建てられたという空き家を改装した「カイロス」の内部は、昔の雰囲気をそのまま残している。 2階にはロッカーがあったそうで、その
2014年11月にソウルで開催した「私宅監置と日本の精神医療史」展の第2弾を、来る6月に東京のワセダギャラリーで行うことになりました。 小さな展示会ですが、第1回目の展示パネルを更新し、より充実した内容にすべく鋭意準備中です。お誘い合わせのうえ、是非お越しください。 また、この場を借りて、会場確保に尽力いただいている早稲田大学人間科学学術院の加藤茂生先生にはお礼申し上げます。 なお、開催の要項は以下のとおりです。 ////////////////////////////////////////////// 精神医療ミュージアム移動展示プロジェクト2 私宅監置と日本の精神医療史 日時 2015年6月16日(火)〜20日(土) 10:00〜18:00 ただし、最終日(6月20日)は、17:00まで 会場 ワセダギャラリー 早稲田大学小野梓記念館(27号館)内 アクセス 地下鉄東京メトロ東西線・
今回は新潟県の「精神医療風土記」だが、ひとつまえの記事(「式場隆三郎と山下清をめぐる小さな旅」)と少しつながりがある。 1898年7月2日、新潟県中蒲原郡五泉町(現在の五泉市)で式場隆三郎が生まれた。 1911年、式場は隣町の村松町(2006年に合併により五泉市)にある新潟県立村松中学校(現在は県立村松高等学校)に、さらに1917年に新潟医学専門学校(現在の新潟大学医学部)に入学した。 (お気づきとは思うが、医学専門学校への入学は中学校を卒業すれば可能であった。医師養成の速成コースということだろう。中学校→高等学校→帝国大学というアカデミック・コースとは異なる。ただし、式場は村松中学校を卒業したあと上京し、予備校で受験準備をしたようだ。式場の年譜は『没後五十年記念企画展 炎の人 式場隆三郎−医学と芸術のはざまで−』(市川市文学ミュージアム、2015年)を参照している。以下の式場関係の記述も
今でこそ精神科病院の検索はネットで行うのが主流かもしれないが、かつては紙媒体による案内(パンフレット)が重要な役割を果たしていたに違いない。 先日、東京の精神科の某病院を訪れた際に、そこで勤務する旧知の方から宇都宮病院の昔の「入院案内」を見せてもらった。 周知のごとく、栃木県の宇都宮病院といえば、昭和59年の朝日新聞のキャンペーン「宇都宮病院事件」の舞台となり、看護職員による患者リンチ死事件で知られる「悪名高き」精神病院である(少なくとも「かつては」と言うべきか)。 そういう目でこの「入院案内」を見ると、それなりの感慨もある。 よく保存されていたものである。 三つ折りの病院案内の裏側(というか内側)の上部三分の一くらいは、以下のようになっている。 それによると、 directed by Dr. T. Hirahata Dr. B. Ishikawa の下にスタンプで、 顧問 秋元波留夫 顧
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