現代アート市場の評価軸は美術館では無く民間にある。 作品収集や研究活動への助成も市場への貢献は弱い。 寄託を税額控除オプションを伴う倉庫業へと拡張すべき。 先日、成長戦略の一環としてリーディングミュージアム (先進美術館) 制度が検討されているという報道がありました。 関連資料を見る限りこれは現代アートが対象で、助成金を通じて美術館に企画展や海外への情報発信を促し収蔵作品の価値を高めることを目指しているようです。 そのため資料ではアート市場活性化に向け美術館を「評価軸」としたい旨が繰り返し書かれています。 個人的にアート市場の活性化という目的には大賛成であるものの、この手段には改善の余地があると感じたため代案を含め思う所を記そうと思います。 現代アート市場の評価軸は美術館では無く民間にある: 何よりも強調すべきは、現代アートにおける評価主軸はあくまで民間の市場にあり、美術館はこのpriva