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中東情勢
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わたしは京都が好きで、京都メディアで働いている38歳です。ちなみにこの媒体「Kyoto Love. Kyoto」の編集部です!「京都好き」と話すと、移住してきたと思われることも多いですが、実は京都生まれ京都育ちなんです。京都人は京都を愛して、自分の核にしていますが「京都が好き」とはあまり表明しないものです。 わたしは京都の中でも「西京極」出身。京都府だし、京都市内だし、平安京の中だし、まぎれもない京都人なのですが、それでも自己紹介のときには「いえ、京都といっても、西京極ですので・・・」という心情になり、これをはじめに付けないと話せません。これって、何故なのでしょう。また笑い話やインターネットで語られる「京都カースト」って現実ではどのような形で存在しているんでしょうか?自分の体験からという狭い知見になりますが、お話いたします。 私にとって、京都の最古の記憶は、年賀状を書いている小学生の自分で
「日本の都は京都」「天皇さんは東京に行幸したはるだけ」という主張を聞いたことはないだろうか。行幸とは天皇陛下が外出されること、つまり先の主張は「天皇陛下は東京にお出かけしているだけで自宅は京都にある、よって日本の都は京都だ」というものである。 筆者はSNS上でそのような発言をしたことがあるが、その中で「京都人は厚かましすぎではないか。本気でそう思っているのか?」などとご質問をいただいた。確かに京都から遠い場所に住む方からすれば、本気かジョークか分からない方もおられるかも知れないので、はっきり言っておこう。ぶっちゃけジョークとして言っている。行政、司法、国会等の機関をはじめとした首都機能が東京にあることぐらい知っている。少なくとも私の知る限り、私の周りでこれを本気で言っている人は誰一人としていない。 なぜこのようなジョークが生まれたかというと、実は私の祖父母のそのまた祖父母くらいまで遡ればも
前述の通り、水を止めても滋賀ごと水没するだけである。では、どうして水没してしまうのか。簡単である。水であるからだ。もっと言うなら液体であるからだ。液体だから流れてしまうだの水没するだの考えてしまうのだ。 そう、液体でなくせばいいのだ。 ではどうすれば水を気体か固体にできるのか。もっとも簡単な方法は高温 or 低温にして沸騰 or 凝固させてしまうことだろう。だがこれは放置しておけば液体に戻ってしまう。いくら京都や滋賀が夏は暑く、冬は寒くなりやすい盆地といっても限界がある。 何かいい方法はないだろうか… ここで自称・化学屋である著者として、この方法を提唱したい。 「作戦:水を電気分解してしまう」というものだ。 ※化学屋:化学の研究開発をしたりしている人が自分のことをこう言ったりする。偏見だが年配の人が使いがち。なお著者は自称若い。
飲み会の地元トークで盛り上がった時に、滋賀県民から 「おい、琵琶湖の水止めるぞ!」 などと言われたことのある京都人、大阪人は少なくないだろう。 実際、京都出身の私も滋賀県出身の先輩によく脅されている。 ※1 私と先輩の関係は非常に良好である。 また派生形として、他の滋賀の先輩からは 「首を洗って待っとけ!あ、琵琶湖の水は使うなよ!」 などと言われたこともあり、水の豊かな国である日本の文化との親和性の高さもうかがえる文句となっている。 ※2 念のためにもう一度申し上げる。私と先輩の関係は良好である。 余談ではあるが、この滋賀県民必殺、「琵琶湖の水止めるぞ」攻撃はその汎用性の高さからか、はたまた滋賀県民の愛着心からか、なんと滋賀県内でグッズまで販売されるほどの有名である。 あまり琵琶湖になじみない地域にお住まいの方ならここまで読んで「そこまで有名な攻撃ならさぞかし大阪府民も京都府民もおびえてい
「京の変人烈伝」第二回目は、「鉄腕アトム」の足音を作った伝説の音響デザイナー大野松雄さん(91歳)の物語です。 今回はその場の臨場感を出すために、実際に僕が大野さんにお会いした時の会話をそのままお届けしたいと思います。 越前屋)大野さんは、おいくつになられますか? 大野)まあ90歳と半年ぐらいです。 以下 越)と 大)に省略 越)それにしても、お元気ですね。 大)はい、でも腰がふにゃふにゃです。 越)腰がふにゃふにゃなんですか(笑)。ところで大野さんのお仕事は? 大)まあ、なんとなく音響デザイナーとか、 越)音響デザイナー? 大)昔でいえば音響効果の、そこから飛び出した形で、 越)なるほど、音響から飛び出したわけですか、 大)そう!それで、昔、「鉄腕アトム」っていう、あれの音、全部作りました。 越)えっ、あれの音って、お茶の水博士やらウランちゃんやらの、あの音を全部ですか? 大)ええ、まあ
前回に引きつづき「上ル下ル」の住所表記が、配達の現場にもたらす影響とは?をご紹介いたします。まずは私のアタマの中に「?」がてんこ盛りになったケースから。京都市上京区に「桐木町」という町名があります。ザックリいうと千本通今出川の北東、正確にいうと千本五辻の交差点を東に入って1本目の通りを北に行けば桐木町です。この桐木町を舞台に不思議ワールドを経験しました。この地はふつう「千本通五辻東入上ル桐木町」と表記されます。でも、ある時こんな住所の荷物がありました。「千本通五辻東入上ル西入下ル」と書かれていたのです。なんだか、ひと昔前の宝探しの地図にある暗号のようですね。ちなみに町名は省略されていました。表記通り素直にたどっていくと、あらフシギ、一周まわって元の千本五辻に戻ってしまうのです。 よく考えれば、「東入上ル」と「西入下ル」で、それぞれを打ち消していますよね。「1+1-1-1=0」みたいなもんで
みなさんこんにちは! 京都出身のフリーアナウンサー、稲野一美です。 小さなころから歴史が好きで、学生時代は史学科で国史学を専攻、大学院修了後はテレビやラジオなどで、歴史や伝統文化を紹介する番組にレギュラー出演してきました。 現在はアナウンサー業の傍ら、「京都奈良の観光おすすめ情報!稲野一美アナが紹介」というサイトの運営や、ガイドブックには載っていないマニアックな京都歴史ツアーの企画ガイドをしたりして、京都と歴史の面白さを発信しています。 京都の今と昔を、タイムスリップしながら楽しみましょう! どうぞよろしくお願い致します。 さて、初回は、みなさまご存じの「洛中洛外」。 ガイドブックなどでもおなじみの、京都市中心部とその周辺を示す言葉で、中心部を洛中、その周辺を洛外といいます。 さらに洛外は「洛北」「洛東」「洛南」「洛西」の四つのエリアに分かれています。 戦国ドラマでは武将が「上洛(京都に入
京都駅から奈良方面に向かうとき、JR奈良線は東向きに出発するのに、近鉄電車は西向きに出発します。 JR奈良線は鴨川を渡ったら、近鉄は京都駅を出たらそれぞれ南に向くのでそれでよいわけですが、よくよく考えると不思議なことです。 今回はその近鉄奈良線の前身、奈良電鉄(通称「奈良電」)が伏見エリアを通るのに様々な難関があったのを見事に克服して開通させ、その努力の跡は今もしっかり残っているというお話です。 そもそも国鉄奈良線は宇治を通るために大きく迂回しましたが、奈良電は宇治の市街には行かずに京都から西大寺まで電車で直線状に結ぼうと計画されたもので、1925(昭3)年、京都御所で行われた昭和天皇の御大典に間に合わすべく急ピッチで建設されました。 宇治川を渡った奈良電は伏見桃山付近で京阪につなぐ計画もあったようですが、それでは国鉄京都駅には向かえません。 そこで伏見エリアから京都駅に結ぶために旧奈良鉄
京都の夏といえば中心部で繰り広げられる祇園祭ですが、かつて市電が走っていた頃には山鉾巡行に支障を来さないように市電を運行させる様々な工夫がありました。 祇園祭は室町期にそのルーツがあるといわれ今年で1150年というポスターも見たことがあります。一方、明治28(1895)年に我が国初めての路面電車が京都で走った話は有名ですが、これは京都電気鉄道(京電)という民間企業によるものでした。京都駅から伏見油掛、同じく京都駅から木屋町通を北上して蹴上や出町、堀川通を北上した電車と堀川下立売で合流し、北野に向かう路線がありましたが、これらの路線はまだ山鉾巡行のエリアとは直接重なりませんでした。 そんな中、京都再生を願う「明治の三大事業」、すなわち「第二疏水の建設」「上水道の敷設」「道路の拡張と市電の開業」の3つが展開されました。その「道路の拡張と市電の開業」はまず烏丸通や四条通で着手されました。それまで
京都市上京区の堀川通り沿いに合計6棟からなる細長い3階建ての住宅団地がある。団地の1階は堀川商店街と呼ばれる片側の商店街が形成されている。この6棟の団地を総称して「堀川団地」と呼んでいる。堀川団地は、今でこそ築65年以上が経過した団地であるが、建設当時は戦後最初期の下駄履き住宅の団地という先端性から大いに注目を集め、全国から見学者が後を絶たなかったという。 しかし、時は経ち、1980年頃から建物の老朽化や団地住民の高齢化などが問題となっていた。堀川団地建替えの議論も行われてきたが、なかなか事業がまとまらず停滞の期間が長く続いた。その後、2009年4月に「堀川団地まちづくり懇話会」が設置されたことをきっかけに、少しずつ再生の方針がまとめられていった。そして、2013年に6棟のうち2棟の改修事業が行われ、2020年3月に4棟目の改修事業が完了したところである。 筆者は、前述の「堀川団地まちづく
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