サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Appleイベント
mx4.nikkei.com
NIKKEI Primeについて 朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。
ただ、日本の生産設備は世界最強を目指す巨大戦艦の要求水準に達していなかった。日本を取り巻く国際情勢と機密保持を考慮すれば米英製の機材は極力避けたい。大和建造プロジェクトでは必要な特殊機械をドイツからの輸入に頼った。 1938年、大和建造を担う広島県呉市の旧呉海軍工廠(こうしょう)にドイツ・ドルトムント市のワグナー社から製造番号「15299」のプレートを付けた大型旋盤が届いた。蒸気機関車を思わせる巨大な機械。内蔵する独AEG社製モーターが旋盤の主軸を駆動し、100分の1ミリ単位の精度で長さ21メートル、直径1メートル超の主砲9門の外周を加工した。呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)の戸高一成館長は「200トンの鉄の塊から160トンの砲身を削り出した」と話す。 大和は40年に進水し、41年に旧海軍へ引き渡された。だが、対峙する戦艦同士が勇ましく主砲を撃ち合う大海戦は経験しないまま事実上の特攻
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『mx4.nikkei.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く