改正後の保険税務の概要まず、現状の保険税務については、①長期平準定期保険、②逓増定期保険、③がん保険など(第三分野保険)、などに区分されています。 これらは、保険会社が様々な新商品(いわゆる節税保険)を開発するごとに、国税庁がその節税策を封じ込めるために改正を重ねてきたものです。 ただ、その後もイタチごっこは続き、まだまだ抜け穴を突いた保険が横行しているのが現状です。 ・保険会社各社の商品設計の多様化や長寿命化等により、それぞれの保険の保険料に含まれる前払部分の保険料の割合にも変化が見られること ・類似する商品であっても個別通達に該当するか否かで取扱いに差異が生じていること ・ 前払部分の保険料の割合が高い同一の商品であっても加入年齢や保険期間の長短により取扱いが異なること ・第三分野保険のうち個別通達に定めるもの以外はその取扱いが明らかではなかったこと といった理由