国の天然記念物に指定されている奈良公園の鹿たちが出産の季節を迎え、今年初めての赤ちゃんが生まれました。 「キューン」 おぼつかない足取りで歩く鹿の赤ちゃん。5月5日、奈良公園にある保護施設「鹿苑(ろくえん)」で生まれたメスで、体長56センチ、体重は3600グラムです。 奈良の鹿愛護会によりますと、赤ちゃんは生まれてから30分ほどで立ち上がり、お母さんの周りを歩き回っていたということです。 奈良公園の鹿たちは、これから6月にかけて出産のピークを迎え、赤ちゃんたちは7月ごろに奈良公園でお披露目される予定です。 奈良の鹿愛護会は「子鹿はとてもナイーブなので、公園内で見かけても静かに見守って欲しい」と話しています。