サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
猫
news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka
・脅された女性たちの動画を数万人が視聴 新型コロナウィルス感染症に関連するニュースが連日報じられる中、韓国でもう一つ非常に大きく報じられている事件がある。通称「n番部屋事件」と呼ばれるこの事件は、ツイッターなどインターネットを通じて日本でも情報が拡散し、韓国の文化を好む若者の間でも話題となっている。 事件の内容は凄惨としか言いようがない。舞台となったのはテレグラムというコミュニケーションアプリ。罠にかけられ、脅迫された女性たちのわいせつな動画が、この中で配信されていた。そしてその動画を何千、何万人が視聴していた。 被害者は警察が把握しているだけで少なくとも74人、未成年も10人以上含まれる。 女性たちの動画が配信される「部屋」は数十個存在し、有料の会員制。登録には25万ウォン〜155万ウォン(約2万2000円〜13万3000円)ほどかかり、高額になるほど過激な動画が配信される傾向があったよ
12月13日、今年3月に相次いだ4件の性犯罪事件の無罪判決のうち、実父が19歳娘への準強制性交等罪に問われた裁判の控訴審、2回目の公判が名古屋高裁で行われた。 検察側の証人として、性暴力の被害者心理に詳しい精神科医の小西聖子氏が出廷した。 名古屋地裁岡崎支部の1審では、娘が中学2年生の頃に性的虐待が始まったことや、事件より前に、抵抗した被害者の顔や足に被告が暴力をふるった事実を認定。性交が被害者の意に反していたことや、心理的に抵抗できない状況だったという精神科医の証言についても信用性を認めた。 一方で、被害者が抵抗して拒否できたこともあった事実などから、事件当時に抗拒不能の状態だったと断定するには「合理的な疑いが残るというべき」として、懲役10年の求刑を避け、無罪が言い渡されている。 【判決の詳細など】性犯罪の無罪判決とともに知ってほしい 被害者支援の現場のこと 小西氏は、被害者に適応障害
『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(牧野雅子/エトセトラブックス)は、読めば必ず人に紹介したくなる本だ。特に、第二部以降で詳述されている、70年代から90年代にかけてメディアがどのように「痴漢」という犯罪を扱ってきたかについて。 『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(牧野雅子/エトセトラブックス)(C)エトセトラブックス メディアは、面白おかしく娯楽として「痴漢」を消費してきた。 本書では、文化人やタレント、ミュージシャンたちがインタビューで自分の過去の痴漢行為を自慢し女性を侮辱した表現を行ってきたことがつまびらかにされている。 ■雑誌の創刊号で「スレスレ痴漢法」特集が組まれた過去 一例を紹介すれば、1976年に「私は、女性には、痴漢に襲われたいという願望があるのではないかとも考えている」「女性にとって、それほど不愉快な出来事ではないのではないかという気がする」とエッセイ
■離婚で離れた実父からの性被害「実父が娘に性的な行為をすること自体がおかしい。議員さんたち、自分の家族がもし同じ目に遭ったら、絶対に法律を変えていると思います」 かずみさん(仮名)は、取材に対して落ち着いた声でそう話した。彼女の娘は昨年、離れて暮らしていた実父からわいせつな被害に遭った。事件当時13歳だった。 2018年春、前夫は、勤務する会社のイベントに娘を連れて行き、その帰りに車の中で体を触るなどの行為を行った。かずみさんが離婚したのは今から9年前。娘と実父が会ったのは、このときが7年ぶりだった。 かずみさんが被害を知ったのは秋。その後、年が明けてから警察に相談した。最初は生活安全課が対応したが、しばらくして刑事課の担当に。強制わいせつや、監護者わいせつでの立件を視野に入れてのことだったと思われる。 しかし捜査中の今年3月から4月にかけて、性犯罪の無罪判決が相次いで報じられると、「刑事
今年1月に、自分のブログで「女子高生という子どもが、電車内という社会で、痴漢という性被害に遭うことについて」という記事を書いた。私のブログ記事にしては反響が大きく、たくさんのコメントやダイレクトメッセージをいただいた。中には「私も被害に遭った」という人からのメッセージも複数あった。その後、月に1~3本のペースで性犯罪について取材記事を書くようになり、そのたびに被害経験のある方からメッセージをいただく。その中には、「私も電車内で痴漢に遭ったことがある」という男性からの声も少なくない。 男性の性犯罪被害は、まるで存在しないかのように扱われていることが多い。女性に対する性犯罪被害であってもまだ誤解や偏見が少なくないが、男性や男児の被害に関しては、未だに「笑い話」かのように語られたりする。しかし被害を笑い話にすることは、被害をなかったことにするのと同じことだ。 本稿では、電車内で痴漢被害に遭ったこ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『小川たまかの記事一覧 - エキスパート - Yahoo!ニュース』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く