サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
掃除・片付け
nhokuto.hatenadiary.org
最後にインターネットで文章を書いたのはもう5年前らしい。 いつの間にかにはてなダイアリーがはてなブログになっている。それでもまだ新しい記事は書けるようだ。 5年がたち、はてなも変わった。社会も変わった。自分も変わった。文章も書かなくなった。感性が徐々に死んでいくのを感じる。環境も変わった。超ドメスティック人間だった自分が、なぜか今はフランスにいる。パリに来て1年弱がたった。アイドル現場にいけなくなるから海外には住みたくないと本気で思っていたのに。 色々変わることはあっても、なんだかんだで相変わらずアイドルが好きなのは変わらないようだ。フランスに来てからすぐの間は、フランスのアイドル文化を調べたり、アイドルっぽいフランス女性シンガーを調べたり、隣接のヲタク文化(アニメ文化)を調べたりしていた。ちょっとコミカルなアイドル風の歌を歌っている女性シンガーのライブに行ってみたら、客席が小学生以下のお
Dorothy Little Happy Live Tour 2015 5th Anniversary 〜just move on、ツアーファイナル中野公演。現体制の5人としては最後のライブで、このライブを持って3人がドロシーリトルハッピーを卒業することが予告されていた。自分は前日にたまたまチケットが手に入り、5人の最後だしな、という軽い気持ちで中野へ向かった。ドロシーリトルハッピーのことは好きだった。よくいるライトファンだった。しかし、軽い気持ちで入った卒業公演は、壮絶だった。昨日のなんてことはない選択肢次第では、今日の出来事をあとからTwitterで知り、嫌になって「ドロシー」をミュートして見ないふりをして終わっていたかもしれない。しかし、立ち会ってしまった。立ち会ってしまったからには、そこで自分が見たもの、感じたことは、自分の言葉で書き残さなくていけない。これを「ライトファンだから」
2013年4月11日に新宿LOFT行われたで行われた『アイドルビジネス論2013・吉田豪×JJ小野 Vol.2 〜アイドルと音楽のシアワセな関係〜』というトークイベントに行ってきた。 http://tackk.com/idolbiz2 自分がtwitterでぼんやりと観測した範囲では、どうやら「元」LinQプロデューサーJJ小野氏が前日にアイドル推し増しTV(http://blog.livedoor.jp/notftv/archives/26370184.html)に特別出演し、数々の楽屋裏話や他陣営のアイドル批判を行いいわゆる「炎上」が発生したらしく、今回のイベントにも注目が高まっていたようだ。自分はこの放送を見ていなかったので氏の発言の詳細や真意は分からないが、一昨日東京カルチャーカルチャーにて行われた『アイドルのいる暮らし』出版記念イベントにもJJ小野氏が出演しており、その場でもオフ
アイドルを見始めるようになって5,6年ほどたった。更新頻度は低くなってしまったがこうやってアイドルのことばかり書いているブログも始めたし、アイドル領域というアイドル批評同人誌にも寄稿するようになったし、なによりネット生活の中心であるtwitterは自分のpostもTLの話題も大部分がアイドルのことばかりだ。 アニメやゲーム、声優、そしてアイドルと趣味が変遷してきたが、同じ趣味を持つ仲間と集まるようになったのは最近のことだ。アニメやゲームが好きだった中学生時代こそ同じような趣味を持つ友人は多かったためよくそれを話題にしていたが、高校で声優(田村ゆかり)にハマってからは一人でのめり込んでいったし、ライブにも常に一人で参加していた。2chのスレや統率のとれたライブ現場で匿名の「王国民」たちとゆるやかな連帯を感じることはあったが、今のようにライブ終わりにご飯を食べてその趣味について語り合う仲間は居
11月28日に新潟の古町で開催されたRYUTistのライブに行った。メンバーのゆりりこと木村優里の卒業公演である。 RYUTistを初めて知ったのは今年の5月頃、きっかけはYouTubeの動画であり、地元新潟の牛乳をPRするために牛になって歌うというとてもコミカルな曲だった。 \みなさーん!牛になってください!/ 笑いながら繰り返し見ていると、なかなかダンスがうまかったり、煽りが上手かったりと面白さだけでない意外な側面に気づき、YouTubeに上がっている曲を色々見ているうちにすっかりはまってしまった。 8月のTIFにRYUTistが参加すると知って、今年のTIFはRYUTistを見ることを目標に決めて、一日目の公演中止などのハプニングを乗り越え全3回のステージをすべて見ることができた。その頃にはRYUTistの評判もアイドルファンの間では徐々に上がっており、自分の周りの在京アイドルファン
2012年7月25日にBerryz工房29枚目のシングル『cha cha SING』が発売された。タイの人気歌手・俳優のBIRDことトンチャイ・メーキンタイのカバー曲ということだが、初めて音源を聞いた時に久々に「これだ、これがBerryz工房なんだ!」と得体の知れぬ確信とともに拳を握りしめてしまった。近頃はどこか自分の中でBerryz工房に対する熱意が低下していくのを寂しく思っていたところに、突然Berryz工房が「帰ってきた」感覚。帰ってきたと書くのはおこがましいかもしれない。自分が変わったのか、それともBerryz工房が変わったのか。あるいはその両方か。なにをもって「Berryz工房らしさ」とするのかは人それぞれだが、個人的には、まじめにふざける、バラバラな7人があらゆる方向に飛び散る中一瞬だけ同じ方向を向いてしまった時の爆発感、そんなところに「らしさ」と「良さ」を感じているのだろう。
2012年6月6日に第4回AKB選抜総選挙が行われた。その様子はフジテレビによって午後7時といういわゆるゴールデンタイムに生中継された。メンバーの獲得票数と順位の速報が次々と表示される様子は実際の国政選挙特番さながらであり、AKBが「国民的注目」を浴びていることが番組内でも言及されていた。 それだけに、AKBに対する反発も大きい。昨年の総選挙の時点でも、CDを応募券目当てで複数買いすることの是非や、メンバーを不必要に過酷な状況に追い込むこと、そして格付けすることの是非が議論を呼び、今年もまた同じような糾弾が繰り返されている。また、twitterで津田氏が「別にAKBに恨みはないし、がんばっていただきたいなと思うけど、国民的に大きく報じる話題はほかにもっともっとたくさんありますよねじっさい……。テレビは特に貴重な電波資源使ってるんだし。*1」とAKB総選挙の是非自体への批判ではなく、その取り
『もしも…』 ブスにならない哲学(初回生産限定盤A)(DVD付) アーティスト: ハロー!プロジェクトモベキマス出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS発売日: 2011/11/16メディア: CD購入: 1人 クリック: 321回この商品を含むブログ (104件) を見るハロープロジェクトが全員集合したモベキマス『ブスにならない哲学』初回限定盤A及び通常盤のカップリングとして収録された『もしも…』は、モベキマス各グループから一人ずつ選ばれた5人の選抜メンバーによって歌われている。そのメンバーとは、berryz工房の嗣永桃子、℃-uteの中島早貴、真野恵里菜、スマイレージの和田彩花、そしてモーニング娘。の譜久村聖である。 メンバーの選ばれ方、パート割、歌詞や曲の雰囲気から察するに、この曲は譜久村聖のために作られた曲である。 つんく♂オフィシャルウェブサイト http://www.t
カリーナノッテ アーティスト: コピンク*出版社/メーカー: アリーナミュージック発売日: 2011/12/21メディア: MP3 ダウンロード購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (27件) を見る 静岡朝日テレビで放映中の情報番組「コピンクス!」の番組内キャラクター「コピンク」が歌う『カリーナノッテ』がAmazon等で配信中であり、Amazon MP3ダウンロードランキングでは連日1位を維持している。「コピンク」の声優を担当し、『カリーナノッテ』のボーカルを務めるのは、ハロプロエッグに所属する宮本佳林である。 「ピンクス!」番組サイト:http://www.satv.co.jp/0300program/0095pinkss/ この『カリーナノッテ』はストリングが瑞々しく爽やかなメロディで、90〜00年代前半のアニメソングのような、例えば坂本真綾の楽曲を連想させる、不必要
先日高橋愛がモーニング娘。を卒業した。彼女個人の長きにわたる功績やパフォーマンスの素晴らしさについては今更語るまでもないので、高橋愛が所属したモーニング娘。最後のシングルについて少し思うところを書いてみたい。 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!(高橋愛モーニング娘。卒業記念盤) 』と題された特別仕様盤はカップリングとして高橋愛のソロ曲『自信持って 夢を持って 飛び立つから』収録されている。今回触れるのはそちらではなく、『彼と一緒にお店がしたい!』が収録されている初回A〜C盤である。上に貼ったyoutube動画を見ればわかるのだが、1曲目の『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』の後奏がフェードアウトしていくのにオーバーラップして目覚まし時計の音が重なり、2曲目の『彼と一緒にお店がしたい!』につながっていく。MV(Long ver)だけの仕様ではなく、CD音源でもこのような構成になっ
AKB48の知名度が爆発的に上昇するにつれ、アイドルという存在及び周辺現象に対して経済学的あるいは社会学的な分析を試みるケースも多く見かけるようになった。 特に第三回総選挙→謎の新人「江口愛実」登場という流れに対して世間の反応は(良くも悪くも)非常に大きく、「AKB現象語り」も大きく伸びた。その中で特に目についたのが下記のエントリである。 神宮司護靖の部屋 "江口愛美の真実 〜メタアイドル〜" http://hyperbenikujaku.blog45.fc2.com/blog-entry-225.html 著者がtwitterで東浩紀氏にリプライを飛ばしてエントリの宣伝を行っているように、東氏の著書「動物化するポストモダン」における「データベース消費」「シミュラークル」といったアニメキャラクター生成における概念を、AKBおよび江口愛実現象に照らして検証するといったエントリである。 東氏の
アイドル進化論 南沙織から初音ミク、AKB48まで(双書Zero) 作者: 太田省一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/01/27メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 75回この商品を含むブログ (19件) を見るグループアイドル進化論 ?「アイドル戦国時代」がやってきた!? (マイコミ新書) 作者: 岡島紳士,岡田康宏出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2011/01/25メディア: 新書購入: 8人 クリック: 245回この商品を含むブログ (32件) を見る 2つのアイドル『進化論』 今年の1月の下旬にアイドルに関する書籍が続けざまに刊行された。常にジャニーズの一人勝ちだった男性アイドルはさておき、perfume及びAKB48に引っ張られる形で女性アイドルというシーン全体がここ数年で大きく活性化したことを受けて、現代アイドル評論・批評の下地となるべ
文学フリマが終わった。 http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20101205 今回手に入れた本リスト: 『アイドル領域 vol2.5』ムスメラウンジ (http://d.hatena.ne.jp/musumelounge/) 『メロン記念日楽曲大賞2000-2010』No Knowledge Product(http://nk.ysnet.org/) 『アニメルカ vol.3』アニメルカ製作委員会 (http://animerca.blog117.fc2.com/) 『恋愛ゲームシナリオライタ論集30人×30説+』theoria (http://d.hatena.ne.jp/then-d/) 『F vol.7』現代文化研究会 (http://gendai-bunka.cocolog-nifty.com/blog/) 『少女論』ウミユリクラゲ×くらやみ横丁 (http:
アイドルユニットサマーフェスティバル2010に両日行ってきた。1日目は1階17列・2日目は2階20列。 出演ユニットはSEK48・スマイレージ・ももいろクローバー・bump.yの4つ。もはや食傷気味の単語「アイドル戦国時代」がそれなりにちゃんと同じステージ上で実現した、素晴らしい機会だった。 ・全体の印象 声援の様子から最も印象が大きかったのはSKE。次点でスマイレージ。ももクロは1階だとスマイレージ並みに盛り上がっていたが、2階のややライトな層への認知度が驚くほど低く、曲を知っているのはおそらく2割くらいではないかという印象。意外だった。bump.yはなぜこの面子の中に居るのかわからないが(8月25日発売の1stシングルの宣伝?)、「演劇・歌唱グループ」と名乗るだけあって一組だけ毛色が異なりそれはそれでアリかな、という感じだった。 1日目はももクロ→bump.y→SKE→スマイレージとい
ちょうど「アイドルの条件」と題して寄稿した同人誌を宣伝した日に、考えさせられる出来事が起きた。平野綾嬢のグータンヌーボ出演である。 ネット上の反応は様々だ。嘆く者。平野綾嬢を非難する者。それに乗じて騒ぐ者。ファンの態度を非難する者。 「アイドル」はどうあるべきなのか。「アイドルヲタク」はどうあるべきなのか。 平野綾は一般的には「アイドル声優」にカテゴライズされるが、そもそもここ数年いわゆる「ドル売り」をおこなっていなかった。もともと子役出身であるし、自らを「声優」と位置づけることも、もちろん「アイドル声優」と位置づけることはしていなかったように思われる。また、彼女がしばし「ビッチ」という用語と共に語られることが多かったように、いわゆる「清純系」で売っているわけでも、そう捉えられているわけでもなかった。 だが、声優として名が売れ出した当初は、黒髪でとても愛らしいルックスを武器に「ドル売り」を
一昨日に引き続き、昨日も東工大のシンポに行って参りました。 国際シンポジウム 「クール・ジャパノロジーの可能性」 3/6 「日本的未成熟をめぐって」 登壇者 東浩紀(批評家) 黒沢清(映画監督) 宮台真司(社会学者) 村上隆(現代美術家) キース・ヴィンセント(比較文学者) 東氏を含む参加者の多くが「神シンポだった」と表現したように、僕にとっても、「神」という言葉を使うのがその軽さゆえ躊躇われるくらい素晴らしい、心に残るシンポジウムだった。 キース氏の基調講演は、原爆・アメリカに対する歴史的背景から江藤淳・大江健三郎を参照しつつ日本の「未成熟」性と「成熟」への強迫観念を鋭く切り出し、登壇者の村上隆・黒沢清の作品から、近代的未成熟/成熟の二項対立を乗り越える形での、多様性の肯定としての成熟、未成熟ゆえの成熟の可能性を見出すという非常に刺激的かつ明快、そして単なる分析にとどまらず可能性を感じさ
言葉にした瞬間に色々なものが失われるのはもちろんわかっている。でもなにか言葉にしなくては、と思ったので書く。女子フィギュアスケート。 キム・ヨナ。金メダルおめでとう。文句の無い演技だったと思う。 ジュニアチャンピオンの頃は地味で顔もパッとしなかった。けれど一足先にシニアで結果を出した浅田真央と競い合い、常に1位を争い、演技の正確性と表現力を磨きをかけて今回のオリンピックでは文句の無いパフォーマンスを発揮した。 ただ惜しむべきは八百長疑惑。確かに韓国のバックアップ(サッカー日韓ワールドカップで余りにも有名な鄭夢準など)には疑わしい点が残るし、ここで詳しくは述べないが、プルシェンコが主張したように現在の採点システムでは審判の恣意性が介入可能であり問題が残る。 これらの問題はなによりキム・ヨナにとって不幸なことである。現在世界最高の女子スケーターであることはおそらく間違い無いのに、その価値が不当
思想地図vol4発売記念トークイベントに行ってきた。 例によってtwitterのハッシュ#shusou1226を参照。 いろいろ書きたいことはあるがとてつもなく頭痛が酷くなってきたので今日はそこそこにしておいて、忘れないうちに明日しっかり更新しようかしら。 イベント終盤において、やはり話題が「セカイ系」に移ったが、宇野氏が、セカイ系は皆小さな物語でしかなく、それぞれの小さな物語が網状にバトル・ロワイアル状態に陥り、その島宇宙同士のコミュニケーションの中でハイブリッド・創発されたものにロマンを感じる・わくわくする、と『ゼロ年代の想像力』でも述べていた主張を投げかける。一方東氏は、宇野氏のセカイ系批判は主語をバトルロワイヤルに置き換えればそのまま成り立ってしまうような弱いロジックでしかないと批判し、決断主義におけるプレイヤーを説得する力を持つのはセカイ系でしかないと主張する。 大きな物語の終焉
濱野智史氏がweb学会で提唱した初音ミク(仮想キャラクター)による代議制民主主義について討論してみた。 簡単なキャラクター民主主義の説明を行うと、キャラクターに対して匿名の政策秘書が集まり、ニコ動のタグの仕組みを利用して政策を制作し、意見が対立した場合にはキャラそのものがfork(分岐・派生)していき(N次創作)、逆にキャラクターの設定が政策にフィードバックされることもある、という政治家のヴァーチャル化である。 web学会で述べられた利点として、1:匿名のまま政治参加が可能 2:あらゆるところに偏在できるので公人として性能が高い 3:現在の代議制にそのまま適用可能である といった点があげられ、欠点としてはそもそもヴァーチャルなので国会に参加出来ず、代行人を立てる必要がある などといった点が指摘されていた。 もちろん濱野氏も突っ込みどころは無数にあることを前提でこの論をぶちあげたに違いないの
d-laboセミナー 長尾真×濱野智史「図書館は見えなくなるか?データベースからアーキテクチャへ」に参加してきた。 長尾氏は国会図書館の館長。セミナーの詳細なログはhttp://d.hatena.ne.jp/kuro-nicle/20091210/1260456512 またはtwitterの#nagahamaタグで。http://twitter.com/#search?q=%23nagahama 確かに情報過多の現代では何かを考える前に「ググって」しまう。例えば大学でレポートを課された際に、出典も記載せずに丸パクリするのは言語道断としても、自分が設定した疑問の答え、思考プロセスがオリジナルである可能性はかなり低いと思われる。自分みなたいなのが考えることはとっくの昔に誰かが考えているに違いないってやつ。だからそこで開き直ったり思考停止するのではなく、「自分で考える」ことを止めてはいけない、と
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『nhokuto.hatenadiary.org』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く