こんな話がある。 某バイクメーカーが「あなたのところのオートバイユーザーは【悪い人たち】ばかりが乗っている」と言われた。それにバイクメーカーはこう返した。 「そういう【悪い人たち】はユーザー全体の1%に過ぎない」 それを知った【悪い人たち】は自らを「1%er(ワンパーセンター)」と称して、そういうパッチを造り、メーカーへの面当てとして背中に貼ったりした。【悪い人たち】なりの意趣返しであり諧謔を含んだ皮肉である。 1%という言葉に、統計的な意味は無い。 そもそも統計など取っていないだろうし、取れない。 【悪い人たち】の線引きが判らないからだ。 だからといって迂闊な線引きをすれば差別とも受け取られかねない。というかもう、これは露骨さを回避しただけの「差別」の領域だろう。 メーカー側がユーザーをこのように「差別」するのは、本当に【悪い人たち】の占有率が高く、ブランドイメージの払拭・反論として「1