開催2年目の1998年から1日も欠かさず参加しているフジロックに今年も前夜祭から行ってきた。まずは世の中が何から何までとんでもないことになっているこの2022年にもフジロックが開催されたこと、そしてそれに参加できたこと、生きている実感を今回も大いに感じられたことを、ありがたく思う。 久しぶりに海外アーティストのライブをあんなにたくさん……まるでそれが普通であることのように観ることができた。洋邦問わず、観たライブ(4日間で34組)はどれも最高だった。何度か観たことのあるアーティストも、フジならではの最高の音響で最高のライブを見せていた。去年は会えなかった友達とも久々に会って話すことができた。そのほか、よかったこと、嬉しかったことは、いくらでもある。 けれども自分は、存分に楽しみながらも、どこかモヤっとした感じを拭いきれずに過ごしていたというのが正直なところだ。去年のモヤモヤとはまた少し異なる