内閣支持率下落と"重鎮"引退で注目の京都1区 衆議院議員の任期満了(10月21日)が迫る中、菅義偉内閣は支持率低迷に喘いでいる。毎日新聞によると8月末の内閣支持率は26%となり、初めて3割を割り込んだ。 こうした中、衆議院選挙で激変が起こるのではないかと注視されているのが、京都1区(京都市北区、上京区、中京区、下京区、南区)だ。 京都1区の特徴は、自民党幹事長や衆議院議長を務めた伊吹文明が当選しているものの、対抗馬である共産党国会対策委員長の穀田恵二が、全国の共産党候補の中で有数の票を得ていることだ。 京都1区の地方議員数を見ると、京都府会は自民と共産が5議席で並び、京都市会は自民9議席で共産7議席である。ここまで自共が拮抗している選挙区は、他にない。また、1996年衆院選の際には、京都1区内の比例票で共産が自民を抜き、第1党になったこともある。 とはいうものの、小選挙区制が定着して以降、