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note.com/kunilabo
KUNILABOで2018年から開講している西原志保先生の人文学ゼミ「『源氏物語』を読む」では、『源氏物語』の宇治十帖を読んでいます。そこで、2020年9月期に開講された河野真太郎先生の「フェミニズムと英文学──語り直される女たちの物語」で扱われたオースティンの『高慢と偏見』が話題となったため、河野先生お迎えしてオンライン座談会をおこない、初の2講座コラボスピンオフ企画が実現しました。その様子をお伝えします! 英文学と『源氏物語』がら、結婚や女性の生き方について現代の私たちに何がみえてくるのでしょうか? (画像:『源氏物語画帖』 所蔵:国文学研究資料館) 参加者:西原(日本文学者)、かおり(源氏、古文書受講生)、植村(哲学者/源氏受講生)、越智(米文学者)、河野(英文学者)、星本(高等遊民、源氏受講生)、ひつじ(源氏、英文学受講生)、大泉明日夫(小泉今日子さんのファン、源氏、英文学受講生)
2021年4月期に人文学講座「近代美学入門」を担当される井奥陽子さんは、昨年『バウムガルテンの美学』(慶應義塾大学出版、2020年)を上梓されました。本書の出版を記念して、昨年11月、市民講座「みんなで読む哲学入門」にて上野大樹さん( KUNILABO講師 )とのオンライン対談が行われました。本稿では、その中からヨーロッパ啓蒙と美学の誕生にかんするお話の一部を抜粋し、二回に分けてお届けいたします。 経験的心理学と美学の関係上野: 人間の様々な能力については経験的心理学で扱われ、美学は〈感性的認識と感性的叙述の学〉だということでした。この点、一般的に考えると、何かを感覚・判断することと、その知見に基づいて何かを制作する、ということは非常に連関しているようにも思えます。バウムガルテン自身は経験的心理学の能力論にどの程度依拠して美学を論じているのでしょうか。両者を出来るだけ切り離そうとしているの
聞き手=Ćisato Nasu 写真=寺西孝友 責任編集=KUNILABO テレビをつければ、何かにつけて日本人のアイデンティティを鼓舞しナショナリズムを掻き立てるような番組が多く見られ、意図的な力も感じられる。もちろん、日本の良いところを紹介すること自体は悪いことではない。しかし、そこに、他国に対する批判や脅威といった話が入り込んできた場合、簡単に新たな戦争へと世論が動いていくのではないか――。ここ数年、そんな漠然とした不安や焦燥感があった。 平成が終わろうとしている今、第二次世界大戦を直接知る世代が生きている時代もまた、終わろうとしている。様々な資料をアーカイブ化して残そうという動きは重要であるものの、ただ記録を残すだけでは、それを受け取る側にすべてが託され、活用されないままとなってしまいかねない。 時代の波に、過去の戦争の記憶がかき消され/上書きされていく。そうした「忘却」の問題に、
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