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ブックレビュー
note.com/qb_maruya
ラッツ&スターとももいろクローバーZの黒塗り騒動に関して、当のアメリカ黒人たちはどう感じているのか? その第3弾。今回はアトランタのブランドChilly-OのChilly-Oさんが語る。「非常にディスリスペクトフルだ。俺は日本のストリートファッションが大好きで、日本に敬意を捧げながらここまでやってきただけに残念だよ。放送中止と、俺たちの文化に対するリスペクト表現の再検討を推奨したい」(取材:池尻安希)
ラッツ&スターとももいろクローバーZの黒塗り騒動に関して、当のアメリカ黒人たちはどう感じているのか? その第2弾。今回はアトランタの黒人ロックバンド、Howling Starの面々が語ってくれた。アジアの文物、特に日本のロックカルチャーからの多大な影響を自認する彼らは、どう反応するか……動画はこちら。 「黒人全体を代表して、こう言わせてくれ。僕自身、アジアの文化に凄く影響を受けた。だからこそ、アジア文化を学んで、失礼にならないように心掛けている。 で、このシャネルズだが……音楽は素晴らしい。ステージでの振る舞いも、歌唱も、アレンジメントも。でも、あの黒塗りは……必要ないだろ? 歴史を少しでも知っていれば、あれが本当に失礼だということがわかるはずだ。もしかすると、彼らはまったくの善人で(笑)、ただ単に何も知らないでやってしまっただけかも知れない。あれが、侮辱行為とは思わずにね。 でも、インタ
ラッツ&スターとももいろクローバーZの黒塗り騒動に関して、当のアメリカ黒人たちはどう感じているのか? ここに、その一例がある。文章を寄せてくれたのは30代前半の黒人男性だ(交渉=池尻安希女史、和訳=ワシ)。 Do you know what it means to be black? 黒人であることが何を意味するか知ってる?それが意味するのは……いつも目立ってしまうこと(異質だから)。 自分の価値を証明し続けなければならないこと。 個人なのに、黒人という民族全体の代表例と見なされること。 良い部分は喰い物にされ、悪い部分が少しでもあれば貶められること。 誤解されること、信用されないこと。 対等には扱われないこと。 生命が軽視されること。 この日本人ミュージシャンの意図は理解できるが、それでも無礼で無神経だ。いかに黒人が搾取されるか、いかに他人種が黒人の功績から不当な利益を得るか、の一例に過
かつて「黒人」とは、低能と堕落、怠惰と野蛮の代名詞だった。 つまり、「人類の最底辺」ということだ。もちろん、白人から見て。 21世紀の現代を生きる諸姉諸兄が、黒人——この場合、アフリカン・アメリカン——に対して抱くイメージは、どのようなものだろう? 先日、TVでワシと共演した青年が、Run DMCのビデオを見て「いかつい」と評していた。あの、ごくごく穏健で、ギャングスタ・ラップの香りなど皆無なRun DMCを見て、である。ここから推測するに、「黒人といえばナチュラルボーン・ギャングスタ」「体力と暴力に秀でた人たち」と映っているかも知れない。 だが実際には、アメリカ合衆国の歴史を通じて、ゆえなき暴力の犠牲になってきたのは黒人のほうだ。
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