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otokomaeno.hatenablog.com
ちょっと気を抜くと、あっという間に月日が過ぎ去ります。 前回の更新が二年前やんかー! ということで、すごく久しぶりのブログ更新となりましたが、 前作『バッタを倒しにアフリカへ』の続編となる新作 『バッタを倒すぜ アフリカで』が光文社新書より出版されることになりました! (桜の満開にタイミング合わせられず、すでに桜は散っております) オビにあるように、自分の婚活がままならないというのに、人様バッタ様の婚活システムの謎を解き明かそうとするアカデミックな学術書に本作はなっています。 私生活において、婚活しても結婚できるとは限らないことを痛感しておりますが、 本作は、ただひたすらに、すごくすごく学術書です。 恥ずかしながら、40歳を超えると、一人でいると寂しさを感じるようになり、これはイカン(遺憾)ということで、本をカキカキ、寂しさを紛らわせておりました。 前作よりも販売価格が上がり、約1.5倍の
皆さまがお元気であることを信じてやまない2021年の秋。 今回、久しぶりのブログのため、力が入っており、めちゃ長です。 全部読むのに12分はかかるので、心してお読みくださいませ。 吉報です。 長い修行の末、とうとうバッタを退治する必殺技を編み出しました! (殴っているフリです。植物を痛めつけるようなことはしておりません) 私の正拳突きでも愛するバッタを叩き潰すことは可能ですが、彼らは空を飛ぶため、私のこぶしは彼らに届きません。 そこで、彼らの繁殖行動を研究し、その習性を逆手に取って、バッタをやっつけ放題になる状況を突き止めました。 研究内容に触れる前に、まずは今回の研究を実行するための私の心構えを先に説明いたします。 私は今、婚活中で、異性との出会いに大変興味があります。 出会うだけではダメです。相手に気に入ってもらい、そして私も相手を気に入るという、マッチングも望んでいます。 さらに、ゆ
今日という日が何の日かわかりますか? そうです。 3年の修行から帰ってくると約束した日です。 いきなり、丸森さんのお店で青森料理と美味しいお酒を堪能しましたが、 無事に修行から帰ってくることができました! みんな、ただいま! 手ぶらで帰ってきたわけじゃないです。 修行の成果として、、、 まずは、国際農林水産業研究センター(国際農研)の主任研究員に着任し、引き続き、サバクトビバッタの防除活動に従事することになりました! 皆様、ご無沙汰しております。死亡説が流れてましたが、修行が実り、この4月から国際農研に主任研究員として採用され、大暴れするバッタの暴走を鎮める研究を展開していくことになりました! 精進していきますゆえ、今後ともよろしくお願いいたします!— 前野ウルド浩太郎 (@otokomaeno175) 2021年4月2日 41歳で定職に就きました。 これで職の憂いなく、研究に力を注げます
砂漠での調査中、朝飯からヤギ肉の内臓などを胃袋に詰め込んだ蒸し焼きが出てきます。 一日の最初に口にするものが脳ミソの日、一日を複雑な気持ちで過ごすことになります。 (朝の砂漠は冷え込んでいるので厚着してます。この数時間後、40℃を超えます) 嫌いじゃないけど、こんな生活を送っていると当然、日本食にかぶりつきたくなるわけで。 帰国後、駆け込む居酒屋が高円寺にあるんです! 酒場ル 丸森 https://qeethk8.wixsite.com/sakabarumarumori/blank 青森料理と美味い酒を提供することに定評があるお店。 見てよ。この美味そうな青森料理の数々。 (青森県をかたどった、津軽味噌のアジなめろう) (トゲクリカニ。実家でお母さんがカニをむいてくれる以外、初めて他人にむいてもらいました) ニシンと大根をうまい具合に料理した一品。 (写真:ナオさん) これらの料理を食べる
どうしても倒せない相手がいるとき、ヒーローはどうするか? ドラゴンボールの孫悟空は、界王星に行ったり、精神と時の部屋にこもったりして修行しました。 ワンピースのルフィと仲間たちも二年間、それぞれ離れ離れになって修行をし、パワーアップしました。 博士も戦士。私も、倒さなければならない問題に遭遇しております。 こんなことして、遊んでいる場合ではないのです! 今のままの私ではぶち当たったバッタの謎を解き明かすことはできない。 全勢力を注ぎ込み、新たなる力を手にしなければ、乗り越えられないところにきました。 ということで、これから3年間に渡り、修行の旅に出ることにしました。 決して、本が予想外に売れたおかげで毎日のように取材やら執筆やら講演会の依頼を受け、研究の時間を確保できなくなり、軽くノイローゼになっているからではありません。 人に会うとあれこれしてくれと依頼されるため、もう人に会いたくなくな
4月からモーリタニアにバッタの研究しに行ってきます。 サハラ砂漠にはサバクトビバッタがいっぱい。 所属機関の名前はバッタ丸出しの「サバクトビバッタ研究所」なので バッタ研究者的にはパラダイス銀河なのですが、 異国の地では、寂しさで心が折れそうな予感がするので、ブログやります。 アフリカでの生活や ヤバそうな虫の写真をやたら載せて 一部のマニアしか見ないブログになったらいーなーと思います。 現地でネット使えなかったら途方に暮れてみます。
停車中の車に乗っていて、めんたいこのおにぎりを食べました。 うっかりとめんたいこをシートベルトにこぼしてしまったので拭こうとしてシートベルトを外したら、 めんたいこ付きのベルトがスルスルと収納部位に戻っていきました。 己の愚かさと無力さと噛みしめました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)を出版してから、ちょうど3ヶ月が経ちました。 皆様には、新聞、雑誌、ラジオ、ツイート、ブログ等、各方面にて拙著を宣伝していただき、おかげさまで8刷り9万部となりました。 先日は、盛岡のさわや書店ORIORI店にて盛大にトークイベントを開催させていただきました。 (@HERO_WOLFDOGさん撮影) 10万部に達するまでは責任を持って宣伝活動をしようと決意し、婚活の時間を削って可能な限り活動してきましたが、今年の取材
虫界隈ではお馴染みすぎる丸山宗利博士がこの度、『昆虫こわい』(幻冬舎)を出版されました! [カラー版]昆虫こわい (幻冬舎新書) 作者: 丸山宗利出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/07/28メディア: 新書この商品を含むブログ (4件) を見る 文章に加えて写真が全てカラーなのに本体価格が1000円とは。 幻冬舎さんの営業努力がキラリと輝く。 丸山博士はアリの巣の中に居候している昆虫の新種を発見するスペシャリスト。 丸山博士のお目にかかれば、日本ですら新種が見つかるんだから、調査が進んでいない外国に行ったら何が起きるのか? そう、この書では丸山博士の新種発見フィーバーが続くのだが、新種ゲットに行きつくまでの冒険の過程を紹介しているのが、本書の特徴の一つである。 不便な思いをし、おっかない目にあったり、現地の人の優しさに触れたり、と昆虫学者が感じたこと、見たこと、聞いたことがその
印税に期待して、とりあえず自分の本をたくさん買って、 夜な夜なうっとりと眺めています。 まだ金持ちの象徴「白いガウン」は買えず、白装束でガマンしてます。 100万部売れたら、ガウン買っちゃお。 えーとですね、13日に抜歯する予定が、今日は検査だけで、24日に抜歯することになりました。 すなわち、社会復帰が遅くなります!! 18日の週は少し動けますが、24日の週は、大人しくしています。 29日は本関係者の祭典「帰ってきたブックンロール」に参加します。 空犬通信さんが詳しく。 http://sorainutsushin.blog60.fc2.com/blog-entry-2797.html#more お時間ある人、遊びに来てねー 当日は、荻窪のオシャレ本屋さん「Title」さんがバッタ本を会場で販売してくださるので、 お買い上げくださった方は、会場でウロウロしている私にその本を見せびらかしてく
地元、秋田で講演会を行います。 舞台は、母が「ファーブル昆虫記」を借りてきた土崎図書館。 多分、地元でアフリカにバッタを倒しに行ったのは私が初めてのはずです。 弟の拓郎氏に頭の悪いポスターを作ってもらいました。 幅広い年齢層にお話しできればと図書館員さんと相談し、 午前は、小学生と保護者向け 午後は、中学生以上の大人向け、の二部構成となっております。 (※注 「おらほ」は「私たちの」のという秋田弁です) 実は、前館長の桜田さんから、 「地元出身で外国さ行ってがんばってる人はあんまし、いないがら、なんとか一つ土崎図書館で話してもらって、盛り上げてもらえないすべが?」 と2年前にお声掛けいただいておりました。 桜田館長は昨年度退職されたのですが、今回の出版を機に、満を持しての凱旋講演の準備を進めておりました。 そんな中、 先月、桜田前館長が急逝されました。 残念です。 一番楽しみに待っててくだ
予定通り、『バッタを倒しにアフリカへ』が出版されました!(10日前に) 見てコレ。 本と電子版で1位、2位独占。しかもファーブル昆虫記の上。 たとえ、一瞬のことだとしても嬉しいの。 先日告知いたしましたジュンク堂書店池袋本店でのトークイベントはおかげさまで満員御礼でした!ご来場のお客様たち&関係者のみなさま、ありがとうございました!! 久しぶりに何をしても許してもらえる雰囲気だったので、すこしはじけました。 そして、嬉しいことに吉祥寺の本屋さん Booksルーエさんにて、花本書店員主導のもと、『バッタを倒しにアフリカへ』刊行記念フェアを開催しております!!! http://www.webdoku.jp/event/2017/0516115152.html 私が感銘を受けた図書20冊と今回の本が勢ぞろいであります。 (撮影:花本書店員) 本にサインさせてもらった手前、売れないとBooksルー
アフリカ帰りのバッタ博士です。 モロッコに行ってきたのですが、お母さんに買ってきたお土産がスーツケースの中でクラッシュしました。 これ以上割らずにどうやって実家に送ればいいのか悩んでいます。 こんな悲劇は序の口。 今年1月の話。モーリタニアから一時帰国中、財布が入っているポシェットを落としてしまいました。 財布の中には、4万円。さらに、 ・運転免許証 ・国際免許証 ・パスポート ・銀行通帳&キャッシュカード&ハンコ ・クレジットカード×3枚 ・保険証 などなど、社会生活必需品の一式を失いました。 なぜこんなに大切なモノをまとめて持っていたか不思議に思うでしょう。 実は、アフリカに住んでいた3年間、たまに日本に帰国しても決まった居場所がなく、大切なモノを肌身離さず持ち歩くクセがついており、日本に居場所を手に入れた後もこのクセが抜けていなかったからです。 普段は気をつけていますが、酒に酔ってて
何をしているかわかりますか? 正解は、バッタに食べられようとしているのです。 何を言っているかよくわからなかった方は、どうぞ5月24日にジュンク堂書店・池袋本店にお越しください。 事情説明する刊行記念のトークショーします! https://honto.jp/store/news/detail_041000021713.html?shgcd=HB300 刊行ということは、、、 そーなんです。 「孤独なバッタが群れるとき(東海大学出版部)」から5年の月日を経て、二作目、 「バッタを倒しにアフリカへ」を出版しやす! バッタ本の続編となり、アフリカに渡ったところから京都大学に拾ってもらうところまでの話がメイン。 アフリカのバッタ問題、モーリタニアでの現地生活、異文化、食事、サハラ砂漠でのフィールドワークなどなど、現地での死闘の模様を綴りました。 せっかくアフリカに来たのにバッタがいなくて困ってしま
明けましておめでとうございます。 本年が酉年ということで、野宿した近くに村があったので鳥を買ってきました。 ティジャニも私も元気です。 今年こそやりますよ! 大物を仕込んでおりますので、期待してお待ちください! 本年もよろしくお願いいたします。
写真から一目瞭然のように本日29日は暦の上では焼肉大会の日。 日本におられる皆様はさぞかし肉にまみれた一日を送られることかと思いますが、 どんな肉を食うのかはお財布と相談しなくてはなりません。 只今出張中のモーリタニアの肉事情を例に、経済状況に見合った肉料理の選び方を紹介し、 今日という日を盛り上げていこうと思った次第です。 金があるなら、 市場へ行って一匹丸ごと買っちゃってください。 ラクダ、牛、ヤギがお好みでお買い求めできます。 ただ値段が張ります。しかも少人数では食いきれません。 リーズナブルに肉を食べたいのなら、 街角の焼肉屋さんが便利です。 食いたい部分を切り分けて焼いてくれます。 レアとか注文すると、腹を壊しかねないのでしっかり焼いてもらいましょう。 こーゆーところで自己主張してもいいことはありません。身をもって死っています。 焼き上がるまでは日かげで寝っころがってましょう。
暑くなってきましたね。 この夏のイチオシの昆虫展・京都大学総合博物館「虫を知りつくす」 京都大学には昆虫の研究室がたくさんあります。 今回は以前在籍していた昆虫生態学研究室の松浦健二教授が実行委員長となり、京大の昆虫研究者オールスターが勢ぞろいでの企画展となります。 イラストは、いずもり・ようさん。 詳しくはこちら。 http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0058.html キャッチコピーは、 虫好き子供が大人になったら… … 日本の昆虫学の最先端を突っ走る虫好き大人の本気をご堪能ください。 展示に加えて京都大学の昆虫学者たちが講演をいたします。 その名も、 昆虫アカデミア 日程: 7月23日(土)「虫たちの社会:シロアリ王国の冒険」 松浦健二 (京都大学大学院農学研究科) 7月24日(日)「長〜いゾウムシの「鼻」はど
春の息吹が耳をくすぐり、身悶える日々が多くなった今日この頃、 皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 (川端裕人氏 撮影) 大変ご無沙汰しております。 京都大学白眉センターにおりました前野です。 昨年度をもって京都大学を退職いたしました。 この4月から茨城県つくば市にある国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター(JIRCAS:ジルカス)に任期付研究員として着任いたしました。 こちらの研究所は、世界中の飢えをなくすため、地球規模の農林水産業問題の解決に向け、地球上のあちらこちらで活動をしている日本を代表する国際的な研究機関です。 http://www.jircas.affrc.go.jp/index.sjis.html 私が与えられたミッションは「国境を越えて発生する作物病害虫の防除」。 アフリカで大発生し、農作物に深刻な被害を及ぼすサバクトビバッタという昆虫を研究するためにアフリカに乗り込
クマムシ博士こと堀川大樹博士がフィールドの生物学第15弾として出版した「クマムシ研究日誌」 クマムシ研究日誌: 地上最強生物に恋して (フィールドの生物学) 作者: 堀川大樹出版社/メーカー: 東海大学出版部発売日: 2015/06/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 謹呈していただき、さっそく拝読いたしました。 いったい何回クマムシという単語が出てきているのだろうか。 彼のクマムシに対する愛はとめどなく溢れてはこぼれ落ち、この本に散りばめられている。 私がバッタ本を出した時に、小見出しについて彼に散々いじられたのだが、彼のほうはどうだろうか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− クマムシ研究日誌 ー地上最強生物に恋してー 目次 はじめに 第1章 クマムシに出会うまで 型破り教授 クマムシとの出会い クマムシとの遭遇 カー
その男、 時に地蔵の如く身動きを止めたたずみ、 時に鬼神の如く自然に立ち向かい、獲物を狙う。 昨年、ニコニコ学会βで登壇した盟友・小松貴博士が著書を出版された。 右から丸山宗利氏、小松貴氏、前野ウルド浩太郎、堀川大樹氏 (撮影: 石澤ヨージ氏) バッタ本と同じ東海大学出版部が繰り出すフィールドの生物学シリーズ第14 「裏山の奇人 野にたゆたう博物学」 裏山の奇人: 野にたゆたう博物学 (フィールドの生物学) 作者: 小松貴出版社/メーカー: 東海大学出版部発売日: 2014/08/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る こちらのシリーズでは若手研究者が執筆を手がけている。小松博士も例にもれず32歳くらい。 http://sangetuki.blog.fc2.com/ しかしながら、彼の昆虫研究は2歳からはじまっているため、キャリア30年の超ベテランだ。幼少期から自ら
京都は快晴です。 沖縄は史上最強クラスの台風が直撃しているそうで被害が起らないことを祈るばかりです。 そして、このタイミングで明後日、沖縄は琉球大学にてセミナーやらせていただきます。 - 第33回 名無し進化セミナー バッタspecial https://sites.google.com/site/minamidebenkyoukai/home 日時:7月11日(金) 17:00〜18:30 場所:琉球大学農学部 207講義室 演題:破滅の化身 -サバクトビバッタと闘う 講演者:前野ウルド浩太郎 (京都大学白眉センター/大学院農学研究科) - 初めての沖縄なので何が起こるかとても楽しみです。 どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして来週はハエの石川由希さん@名古屋大学でセミナーです。 (ポスター作製していただきました) この衣装になじみの無い方からは、「シーツを着ているの?」と聞かれた
自宅にインターネットがなかなか引けません。業者と何回やりとり電話したことか。 来週あたりにとうとう開通しそうです。 大学でブログを更新するのをためらっておりましたが、今回はオフィシャルで真面目なご案内なので許されると判断し更新しました。 第11回格知セミナー 日時:2014年6月27日(金) 午後13時30分〜15時30分 場所:京都大学農学部総合館1階 E103号室 講演タイトル: サバクトビバッタの相変異 –最古の害虫が目を醒ますとき – 講演者: 前野ウルド浩太郎 (京都大学白眉センター) お世話になっている昆虫生態学研究室でセミナーをやらせていただけることになりました。 白眉研究者となって初のセミナーなので気合い入ってます。 そしてセミナー後の懇親会会場は、我が家 ラボメンバー総勢20名を迎え入れてのホームパーティー。 (追記:今回はラボのイベントのため、ラボ関係者のみの懇親会とな
こんちはー。 京都での生活が充実しすぎてて、ブログに放置プレイしてやりましたよ。 更新を楽しみに足しげくブログに通ってくださっていた皆様すみません。 あんまり元気じゃなかっただけなので。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨年登壇させてもらった夜のニコニコ学会で知り合ったろくでなし子さんからメールが来ました。 なにやら個展を開かれるそうでお知らせハガキを送ってくれるとのこと。なんて律儀な女性なのかと、大学の住所を教えました。 彼女の返信に恐怖を覚えました。 前野ウルド浩太郎さま 早速ご住所を教えて下さりありがとうございます!!DM(ダイレクトま〇こ)をお送りいたします。どうぞよろしくお願い申しあげます (注:一部の文字に修正を加えております) そうだった。彼女の生業はすさまじい破壊力を秘めていたことを思い出しました。 (夜のニコニコ学会にて。ろくでなし子さんお得意のポ
日本からアフリカに持ってきて最も使えなかった物。 携帯の外付けカメラ。今から10年近く前は携帯にコイツを装着させて写真を撮っていました。 なぜアフリカに持って来たのか。用意周到過ぎる自分が怖いです。 明日、とうとう帰国することになりました。 空手は礼に始まり、礼に終わります。 私のアフリカ3年間の滞在は、下痢に始まり、下痢に終わりました。 昨夜、日本から持ってきたスナック菓子がやたらしけていたが気にせずに食べたらクリーンヒットし、上から下からマーライオン。 引っ越しの準備をする最重要日にフラフラに。最悪や。 (最後まで母が準備してくれた薬の世話に) そして、お昼は研究所でお別れパーティーが開かれました。 オイリーでピリ辛な魚の煮込みぶっかけご飯とフライドポテト畑に降り立ったカレー味のチキン。 「せっかくですが体調がすぐれないので、お昼食べれないです。」 などと野暮なことは言わず、漢らしくモ
その頃、一方モーリタニアでは、 砂丘に華麗にはまっていました。 3週間くらいもがいていたのですが、ようやく脱出できてよかったです。 安否を心配して下さった方々に大変心配おかけいたしました。 たとえ、生死に関わる深刻な状況でも、全身タイツが場の空気を和ませてくれます。 あと3,4日くらいでたぶん日本に帰国します。 タイツも持って帰ります。 全体的にすこしくたびれました。 パンツも自分もヨレヨレです。 壊れる前に心と体のメンテナンスをする必要がありそうです。 その前に、引っ越しの準備をしなければ。 1万3千キロの引っ越しなのに、何も手を付けていません。 その前に、実験を終わらせなければなりません。 その前に、トイレットペパーを買いに行かなければなりません。 その前に、、、、、 おぉぉぉ ことごとくギリだ。 街で私を見かけましたら、肩をたたいて労っていただければ幸いです。
砂漠って暑いイメージ満載だと思うのですが、冬場の夜は10℃切るのでガクブルな野宿です。 (めちゃ着込んでます。右側のタイヤを入れるあたりが心憎いティジャニ撮影) んで、寒さに加えて乾燥。 カカトがひび割れして裂傷するわ、お肌がピリピリしていやんなっちゃう。 敏感肌にはこの乾燥はこたえられません。 刺激が強すぎます。 たまらずにローションでバリアを張るわけですが、モーリタニアの人はどうやって乾燥に耐えているのか。 ババ所長に突撃インタビューして聞いてみました。 ババ所長 「モーリタニアの男はクリーム塗るとか軟弱なことはしない。そもそも砂漠を裸足で歩いてるからひび割れとかありえない。皮膚の厚さが違うのだよ。厚さが。」 生まれと育ちの問題でした。 足の皮を厚くするのは今後の課題として、とりあえず水分を多くとって潤っていきたいと思います。 炭火で沸かすお茶は格別です! しっとりと湿ったこのブログを
肴はぬるめのお湯でいい。 自由に酒が飲めないので、酒の肴もなげやりなバッタ博士です。 残すところあと一ヶ月。実験も追い込み中。 実験風景 祖父からもらったかのような調理服が白衣代わり。 帽子をかぶって頭がムレるとハゲると聞きます。 しかし、調理帽をチョモランマ状態にすればムレを防げます。 その機能性の高さに脱帽です。調理帽なんてもういりません。 約3年前、日本を旅立つとき、味噌を見捨て、その代わりに調理服をアフリカに仕込んできたのですが、日の目を見ずに持ち帰るのは忍びないなぁとずっと思っていました。そしたら今日になって調理服が私に囁いてきたのです。 「いまだウルド! 気を解放しろ!!」と。 さ、お茶番はここまでにして、アフリカでの闘い・第一ラウンドも終わりに近づいてきたことを感じる出来事がありました。 先日の昼間。専属ドライバーのティジャニからババ所長が用事あるから所長室に来てくれと電話が
砂漠のリアルムシキング
さすがはナショジオ。反響がハンパないです。 メレ山メレ子さんは悔しさのあまり、どこかに走り去ってしまいました。 取材なのですが、撮影されるだけじゃつまらない。 ということで、必殺の撮影返しです。 (小説家の川端裕人氏。その眼差し、真剣である) 第1回目の写真はこのようなシチュエーションで撮影大会でした。 川端さんは相当気合い入れており、カメラ専用の大きなカメラケースをモーリタニアに持って来ました。 中にはバズーカ―かよっ!とツッコミ入れたくなるレンズも。 (何かを発射する予感が漂う) よく空港を無事に通過できたもんだと。 昨日に続き川端裕人さんによるナショジオでの紹介記事がUPされました! ささ、川端バズーカ―から打ち出される写真&記事のほうをお楽しみくださいませ! 第2回 サバクトビバッタとは http://nationalgeographic.jp/nng/article/201401
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