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コーヒー沼
petronius.hatenablog.com
Hillary Clinton full concession speech 【アメリカ大統領選挙】ヒラリーの敗北宣言スピーチが完璧すぎて、鳥肌がたった。【ざっくり訳つき】 http://mikachanko.hatenablog.com/entry/2016/11/10/043149?utm_content=bufferf4341&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer 11/9の選挙で、第45代大統領にドナルド・トランプさんが選ばれた。何人かの友人に言われたのは、君の予想どうりにトランプが大統領になった。まさか本当になるとは思わなかった、凄い分析力といわれました。言われて、実はびっくりしました。僕はずっと、ヒラリーさんを応援していたし(寄付もしてたしスピーチも見に行っていましたし)、もしそうじゃなとすれば
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) とっても、辛く評価しているんですが、信じられないくらい面白かったです。読むの止まらなかった。ただ、何が面白かったのか?といえば、コアは、高須クリニック院長の高須克弥さんのキャラクター。 先日RIO五輪で、下記の記事を読んだ。例のいきなり寄付したって話を見て、どういう人なんだ?って興味持っていたところ、見つけたんです。 高須院長、五輪ナイジェリア代表支援の裏側 http://dearfootball.net/article/2785 これ読んでいて、物凄く興味がわいたんですね。この人なんなんだ?って。その疑問に答えてくれる本で、いやはや、高須院長、凄い人です。 西原さんの名前は何度も聞いていたんですが、まったく食指というか読んでみたいと思うことがなくて、今回初めて手に取ったんですが、ああ、さすがに有名な人だけあるなという感じの、おもしろさ
評価:★★★星3つ (僕的主観:★★★★★5つ) 不思議な作品だった。見ごたえあった。引き込まれて息もつかせぬ吸引力で最後まで引っ張られて、アニメの世界に入り込む至福の時間を過ごさせてもらった。『Angel Beats!』をつくった、さすがの岸監督って感じがした。カタルシス的にも、最後にハッピーエンドっているのも、とても視聴後の感覚もよかった。しかしながら脚本の論理的に言うと、敵がなんだかさっぱりわからないし、その後の世界がどうなるの?とか、そもそもなんで、生贄に捧げられたものが最後に帰ってくるのかの論理的な理由がさっぱりわからない。ただしドラマトゥルギー的には、積み上げが見事で、主人公の結城友奈のエネルギーでそれをブッ飛ばせるので、物語としての完成度は高く感じるんですよね。なので、とてもいい作品を見た、という感じがする。が・・・・やっぱり、それでも終わって客観的にみると、やはり論理的に破
評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★5つ) すばらしかった。原作はとても味わい深い素晴らしい作品なんですが、もう暗すぎて暗すぎて(苦笑)、漫画化できるとは思いもよりませんでしたが、本当に素晴らしかった。誰だかわかっていなかったのですが、途中で、おおっ!『さんかれあ』のはっとりみつるさんだ!とびっくりしました。原作の世界観やイメージに合った見事な映像化で、驚きました。プロフェッショナルだなーって。匂いのシーンとか、すげぇ!って思いました。超文学の香りがする原作に相応しい品格の画力で、素晴らしかった。素晴らしいマンガです。こんなに作りこまれたものを見るのは久しぶりな気がします。はっとりみつるさんは、考え抜いて、この作品を作ったのだろうなと思いました。 まぁ、読め! です(笑)。もう最終巻まで出ているので、一気に読めると思うので、おすすめです。 ちなみに、僕の人生の中で小説では、、、、も
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 日本初の特殊部隊の創設者の書いた本。非常に面白かった。彼が、1999年イージス艦「みょうこう」の航海長であった34歳の時に、能登半島不審船事件に遭遇したことが、彼が日本に特殊部隊が必要だと思うようになるスタート地点。指揮官として、部下たちに北朝鮮の工作船であるのが間違いない船に、立ち入り検査を命じなければならない。しかし、プロの軍人が乗り込んでいるのが明白な船に、ほとんど法律的にも武器的にも準備なしで、自爆装置がついているであろう船に突入しなければいけないことから考えると、まず間違いな全員殺される。でも、命令しなければいけない・・・・という状況で初めて、日本が何の準備もしていなければ、そういう覚悟も訓練もない部下たちに、死んで来いと命令しなければいけないことに気づき、彼は愕然とするところから、この本は始まる。非常に、真摯にそのことを追う
評価:★★★★★星5 (僕的主観:★★★★★5つ)マスターピース みんなが面白いというので、これはリアルタイムで行かなきゃ、と使命感をみなぎらせてNYから到着したその日に無理やりLDさんと見に行った。やっぱりリアルタイムで見るのがこういうのは醍醐味だよね!と、疲労困憊の体に鞭を撃ちつつ。←いつか、死ぬんじゃないかと、思う、、、おれ。とはいえ、友人が、Z会のCM「クロスロード」の続きをみれるんだ!!!感無量だ!!って叫んでいたこととか、もうハードル上がりまくり。 みんなが面白いというので、ハードルが凄い上がっている状態だったので、どうかなぁ?と思いつつ見たんです。しかも、席が空いていなくて最前列でほんとうに見にくい席で、いいこと何にもない感じでしたが・・・・・しかし、それでもなお、すげぇ面白かった。新海誠さん、さすがです。普通ここまでハードル上がると、ああ、ダメだったーと思うことが普通なんで
『シン・ゴジラ』(英題: GODZILLA Resurgence)』 2016年日本 庵野秀明監督 もう碇シンジ(ヒーロー)はいらない〜日本的想像力の呪縛を解呪する物語(1) http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160823petronius.hatenablog.com 続きです。 このブログは物語類型の文脈(ペトロニウスが設定する、ある角度からのものの見方の仮説・解釈)を追うことで、異なる領域の様々な作品を紹介していくというスタンスで書かれています。なので、僕の意見に賛成反対はあろうと思いますが、ぜひともここで紹介するたくさんの作品群を見返したり、初めて聞く人は興味を持って、いっちょ本当かどうか確認してやろう!とか、見直して新しい仮説を発見したり、反対意見を構築したりして、物語を楽しむ!という豊かさに貢献できれば、うれしいです。それでは、僕が
評価:★★★★★星5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』。腰が砕けるほどの傑作だった。ペトロニウスの名にかけて傑作です。もう何でもいいから、劇場に行っていまお金を出して、この時代の転換点となる作品を見ることをおすすめします。これは、否定するにせよ肯定するにせよ、時代を画す作品なので、リアルタイムに劇場で見るべき作品だと僕は思います。 始まり10分で、これが日本のエンターテイメント史に残る傑作であるのがわかりました。それは日本の知性が、想像力が、ずっと逃げてきた政治と軍事を真正面から描いているからです。しかも、それを強い希望と肯定とともに。 日本は先の大戦(WW2)で300万人以上の犠牲者を国民にもたらし、アジアを惨禍に陥れました。それ故に強烈な政治と軍事への拒否感が育ち、内在してきました。すべての物語、想像力にはその刻印が根深くセットされ、現実を捻
先日、@kaien さん、@gaius_petronius さんとやったラジオの録画データです。|物語三昧ラジオ/シン・ゴジラ(ネタバレ) 2016/08/11 - https://t.co/nLfyLRLE7R— LD (@LDmanken) 2016年8月13日 評価:★★★★★星5つマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 8/11の木曜日(本日)LDさんとシンゴジラのラジオをやります。夜のたぶん9時か10時から(10時が有力)はじめます。終わりました。
評価:★★★☆星3つ (僕的主観:★★★☆3つ) 『花嫁は元男子。』最近、なんだかこの手のエッセイ漫画が増えているような気がする。先日も『僕が私になるために』を読んだんですよね。あれ、でもそう考えると、女性が男性になったこういう体験記みたいのって見たことがない気がするなぁ。探してみよう。ちなみに、タイトルでわかる通り、ある男の子が女に子になって結婚するまでのお話です。物語としては特筆することもないし、実にあっさりしていて、正直何があるわけでもないお話です。。。。。 ・・・・・ということに、読後まず驚きました。だって、性転換ですよ!それほどのことがあって、「正直に何があるわけでもないお話」という感じがするんです。ああ、リベラリズムって、現代日本はこんな風な社会になっているのだなぁ、としみじみしました。というのは、両親も兄弟もあっさり「納得だな」といってしまうし、反対したり反論することもなくて
内閣府男女共同参画局の『平成26年版 男女共同参画白書』では、男性の置かれた状況について「男性は、建設業や製造業等の従来の主力産業を中心に就業者が減少し、平均所定内給与額も減少しているが、労働力率では世界最高水準となっている」との指摘がなされている。平たく言えば、これまで多くの男性が雇用されてきた職場は失われつつあり、給与も減る一方であるが、それでもほとんどすべての男性は働き続けているということになる。男性の生き方を変えていこうという気運は、過労死が社会問題になった1980年代後半やリストラに注目が集まった2000年前後にも高まったが、「男性は仕事中心の生活をするべき」という強固な「常識」の前に、その勢いは長く続かなかった。進んでも退いても出口が見つからなくなりつつある現在。自覚しようとしまいと、男性の生き方の見直しは、すべての男性が当事者として考えなければならない問題になっている。 良く
Re:ZERO -Starting Life in Another World- Episode 7 – Natsuki Subaru's Restart 素晴らしい出来だ。見てて、涙がぐっと。いやはや、何度も思うんだけどさぁ。最初の序盤(ってこのボリュームで序盤も序盤なところが、信じがたい…)でのレムとスバルくんの関係って、もう夫婦通り超えた、運命の相手だよなって、いつもしみじみ思う。もうあまりに素晴らしくて、この物語失敗だったと思ったもの。だって、ヒロインでもない女の子と主人公が、ここまで深い愛を自覚しちゃったら、もう物語進まないじゃないかか!って思うよ。この時点でヒロインのエミリアは、影薄いし。。。。 Re:ZERO -Starting Life in Another World- Episode 9 – The Meaning of Courage ぐっと、涙が、、、。やっぱりこの
痺れるインタビュー。名言>「善意のみで突っ走った人よりも、悪賢く立ちまわった人物のほうが、結局は人間世界にとって良い結果をもたらしたという例は枚挙にいとまがありません」/オバマ氏に謝罪求めぬ日本、塩野七生さんは「大変良い」朝日新聞 https://t.co/7GhM4BaKJ8— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年5月25日 「善意のみで突っ走った人よりも、悪賢く立ちまわった人物のほうが、結局は人間世界にとって良い結果をもたらしたという例は枚挙にいとまがありません」 このインタヴューすばらしい。僕も本当に、切実に、そう思う。単純な善意というのは、マクロ的には、ほぼ間違いなく悪い結果をもたらすし、その悪い結果というのは、信じられないほどの邪悪で悲惨なものになりがちだ。しかし一方、人は本当に鳥頭だと思う。ちょっと時間的に長いこと、複雑なことは、まったく考えられなくなって
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 『灰と幻想のグリムガル(2016)』著者 十文字青 監督 中村亮介 異世界転生のフォーマットというのは、現代のわれわれが住む郊外の永遠の日常の空間と関係性を、そのまま異なるマクロ環境に持ち込むための装置(1) http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160413/p1 上記の(1)の記事の背景をベースにしたときに、では、永遠の日常が続いていく、なじみの世界の、なじみの狭い人間関係から、僕らはいったい何が得たいのでしょうか??? 僕は、(1)で、世代というよりは大きなパラダイムの違うが生まれているために、日常と非日常の感受する順番が逆転している、と書きました。でも、そこで主張したように、僕は、ただ単に、それは順番が違うだけで、人間が求めるものは、普遍性があって、そんなに変わらないものだともっています
使われないままむなしく放置されるトイレットペーパーホルダーは、 ・海外のニーズに頓着せず日本式の商品を押しつけ、一方で、 ・海外の合理的な商品を日本に取り入れようという気もない、 ・「日本のモノが一番いいに決まってるだろ?」的な思想の犠牲者のように見えました。 2016-03-16 放置されるペーパーホルダーが示すモノ http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20160316 日本の生活世界は、世界でもトップクラスに、豊穣で楽しいものだ。 もともと生活を楽しもうとする内向的な文化土壌もあり、しかも複雑で多層で長い伝統を持つ背景があるのに加えて、1945年以降、国際政治における主体性を放棄して、経済成長に邁進したこともあり、日本の生活世界というのは、ありえない高度なレベルに到達している、と思う。 文化的背景や集約された狭い土地に都市を形成するような構造が似ている東アジア
評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) 夢中になってみた。本当に良質のSFロボットアニメーションだった。リアルロボットものを追及したというかリバイバルを狙ったというのが、気合だった。この作品、どうも評価が難しい気がする。というのは、「見終わった後に全体で評価する」と凄い駄作に思えてしまうんだよね。駄作というのは言い過ぎかもしれないが、どうもいまいち微妙。ただしなかなか難しいのは、2クール分を一気に息もつかないで見終えていることからも、凄いレベルで描かれた近年稀なリアルロボットものであるし、志村貴子さんの描くキャラクターとのマッチングも素晴らしいんですよ。なのでミクロの群像劇もあって、見ている間は、ほくほく胸が熱くなる充実感で見ていました。これって、「途中経過で感じる時の熱量」と終わった後が、凄いずれる系の作品だと思います。終わった後で、全部見通すと、うーん、いまいちかな?とな
評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) ずっと見たいと思っていたのだが、時間がなくて見切れていなかったのを、クランチロールで視聴終了。素晴らしい出来。 違う世界に行ける物語ってのは、本当に素晴らしい。— ペトロニウス (@Gaius_Petronius) 2016年4月16日 一言でいうと、良作のSF作品。現代アニメーションの水準を示すかのような、ハイクオリティの完成度で、ほとんど文句なしに★5レベルなんですが、少し減点してあるのは、SFのセンスオブワンダーとしては、あまりに典型的で、SFに慣れている人からすると、それほど目新しい話ではない、という点を差し引いて。ただし、そういう評価は、これだけSF作品が、物語の基盤として常識化している現代において、本当はフェアではないんですけどね。だって、この状況下で、物語の類型として「新しいものを示す」センスオブワンダーなんか、まず作れっ
人の容姿を笑う、その笑いの中に嘲りが含まれているものは、もはや許容されない。不細工も肥満も薄毛も出っ歯も、それを笑うことは差別的な行為だという認識が急速に浸透しているからだ。 今の日本では、ブスやデブやハゲは笑いの対象であり、美形でスタイル抜群の男女を賞賛することが「当たり前」とされている。この「当たり前」を前提としてテレビをはじめとしたメディアコンテンツはつくられ、笑いの線引きがされてきた。 しかしポリティカル・コレクトネスについては、日本でもこれから先そう遠くない未来に真剣に議論し、速やかに実行しなければならない日がくるだろう。 そのころ、今の「当たり前」に沿った笑いのとりかたしか知らない芸人たちは頭を抱えるかもしれない。 春菜の芸を見ても笑わなかったアリアナが、CM中に伝えた言葉に考えさせられる Column 2016.04.18 http://spotlight-media.jp/
難しい言い回しですが、要するに、「状況の変化に対応して何か行動するときには、現場が勝手に決めて構わない」と言っている。つまり「独断専行を認める」「その時その時の現場の判断で、うまくやれ」ということです。 私自身も外務省にいたとき、難しい仕事に直面すると、よく上司に「佐藤君、うまくやっとけよ」と言われたものです。ご経験がある人も多いと思いますが、日本の組織においては、上司は具体的にああしろこうしろ、とは言いません。「うまくやれ」、それだけ。メーカーの現場の技術者が上から言われる「工夫しろ」というのも、同じ意味です。 「よい独断」と「悪い独断」 この「独断専行」というやり方は、結果がよければ上司から「よし、指示どおりにうまくやったな」「臨機応変によくやった」と評価されますが、失敗すれば「何をやっているんだ。うまくやれと言っただろ」「自分勝手なことをするな」と減点され、叱られる。日本では、軍隊も
評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 『この素晴らしい世界に祝福を!』 暁なつめ著 金崎貴臣監督 どういう風に終わらせてくれるんだろうか? http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160313/p2 Web小説ってなんなの? 画一化したプラットフォームの上で多様性が広がること〜僕たちはそんなに弱くもないけど、そんなにも弱いんだろうね(笑) http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160402/p1 この記事の続きになるんですが、ここでプロの作家の方々がどうも『この素晴らしい世界に祝福を!』をダメだ、と思うみたいなんですね。この野尻さんのtweetがとてもその感覚を集約しています。それで、その反論というか、持った違和感を上記で書いたんです。 トラック転生して異世界という名の想像力のかけらもない
『この素晴らしい世界に祝福を!』 暁なつめ著 金崎貴臣監督 どういう風に終わらせてくれるんだろうか? http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160313/p2 先日この記事を書いたんですが、うーんとね、どちらかというとマイナスに評価したような書きっぷりをしました。強い動機(=目的)がない物語は、好きじゃない、と。また、大きな物語類型が喪失している時に、この手の動機レスな永遠の日常をナルシシズムの中で戯れる作品が出てきやすいと書いているのも、このブログのこれまでの大きなテーマですよね。けれども、長く書かなかったので、表現が中途半端に終わったのですが、この作品が面白くないとか、ダメな作品と思っているわけではないんです。★3つですが、動機をめぐる評価軸が僕のブログでは基本なので、どうしても普通になってしまいますが、僕はこの作品大好きなんですよね。そも
なぜ「選挙にいかない世代」だった若者が左派に熱狂するのか 「選挙に行かない世代」と言われて政治に放置プレイされていた若者たちが、大西洋の両側で不気味な政治勢力になりつつある。英国のコービンをはじめ、スペインには結党2年目で第三政党になったポデモス、米国にも大統領候補指名レースで思わぬ善戦をして多くの人々を驚かせているバーニー・サンダースがいる。彼らを熱狂的に支持しているのがジェネレーションYだ。 就職難、将来性のない仕事、ハウジング・クライシス、借金、下落する生活水準、結婚や子供なんて望めない。先進国では、どこの国の若者も同じような問題を抱えている。 ガーディアン紙のオーウェン・ジョーンズは、若者はけっして「政治なんてどうでもいい」と思っているわけではないという。ただ、あまりにも長い間、彼らに関係のある事柄が政策メニューに上らなかったため、自分が抱えている問題と政治をリンクさせることができ
自民党は、投票者の過半数を占める年金生活者に奉仕する老人の党である。それに対して野党は、彼らの社会保障コストを負担する納税者の党として戦うべきだ。それは今は数の上では少ないが、未来の納税者の数は老人よりはるかに多い。 これを「シルバー民主主義」などといってあきらめるのは、敗北主義だ。匿名ブログが政権を動かしたように、「資産の6割をもつ老人をますます豊かにするアンフェアな政治」を批判すれば、戦う方法はある。 この夏も、安倍政権は増税先送りを争点にしてダブル選挙を仕掛けてくるだろう。そのとき民進党が沈黙し、共産党と一緒に「憲法を守れ」などとデモをしたら、壊滅的に惨敗するだろう。おそらくそれしか、野党が立ち直る道はないと思う。 なぜ「民進党」には誰にも期待しないのか 池田 信夫 http://agora-web.jp/archives/2018163.html 2016年03月16日 12:27
(1)ブッシュ、ティーパティー、テッド・クルーズ、ドナルド・トランプと続く共和党の右旋回現象の本質とは何か?(1) http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160314/p2 の続き。 この選挙を見ているときに考えなければいけないフレームワークというのは、右翼とは?左翼とは何か?という視点なんだな、ということでした。その定義ももちろんですが、どのような歴史的経緯で、その国では、「その勢力」や「その現象」を右翼と呼ぶのか、左翼と呼ぶのかを、考えないと、ことの本質を見誤るんだなと思いました。というのは、(1)で語ったように、僕には、アメリカにおける共和党と民主党の現在の混乱ぶり、トランプ現象とサンダース現象の両方とも右とひらりと言えるんだろうと思いますが、主張の本質、支持基盤は、ほぼ同じに見えるんですね。なので、その出来事の本質はなんなのか?をイデオロギ
かつて奴隷解放のリンカーンを戴いた共和党が南部の白人貧困層を取り込むため長い期間をかけて右旋回した帰結にトランプが。これに中流の崩壊という経済状況が重なる。長いが読み応えある。/トランプ現象の深層:長期経済停滞と大衆の怒り https://t.co/npnY9U6pAx— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年3月10日 この記事が非常に面白かった。渡辺将人さんの『見えないアメリカ』を読んだときに思った疑問を思い出しました。新しい物事や知らないことを知ろうとするときは、大きな仮説や手がかりとなる大きな問いを持って望むと、少しづつそれが、統合されてきて全体が俯瞰できるようになりやすい。僕が昨今の現代アメリカを見る上で、よくわからないと不確かに思っていたのは、Abraham Lincolnの時代に北部=共和党VS南部=民主党の構図であったはずなのに、現代のブルーステイツとレ
友人で、だいたい10歳ぐらいしたの同僚がいるんですが、彼が凄いアニメが大好きなんですが、僕とことごとく趣味が合わないんですね(笑)。彼が好きいうやつは、ことごとく僕は好きじゃない(苦笑)。どうも、僕と全く趣味が合わないのと、たぶん世代的に趣味がかなりずれるですね。スレイヤーズとかエルハザードとか、僕が心底嫌いな系が大好きなやつなんです(苦笑)。なので、彼がすすめるやつは、なるべく見てみようと(笑)と心がけています。自分の趣味に合わせていると、まず間違いなく避ける系統のものなので。今期のアニメで、異世界転生系の全然違うパターンが見れますよ、といって教えられたのが、これでした。 たぶん、きっと、僕が嫌いな系統だろうなーと思いつつ見て、やはり、、、、(笑)。なんですが、あっ、これなろうで連載されていたやつですね。ずっと前にかなり読んだことがありました。異世界転生ものは、もう手垢にまみれるほど、な
何なんだよ日本。 一億総活躍社会じゃねーのかよ。 昨日見事に保育園落ちたわ。 どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。 子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ? 何が少子化だよクソ。 子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからwって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。 不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。 オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。 エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。 有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。 どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。 ふざけんな日本。 保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。 保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。 国が子供産ませないでどうすんだよ
評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★★5つ) 異世界に行ってしまう物語類型の軍隊と文明ごと行けるようになって系統の物語です。且つ、自衛隊が、俺ツエェー系です。一言でいえば、自衛隊が補給を確保したまま中世レベルの文明の異世界に干渉する話です。物語としては、この類型の完成形ともいえる作品です。且つメディアミックスの漫画もアニメも、演出レベルが非常に高く、どれを見ても満足できる作品なのでおすすめです。実は、自分の批評的な観点を除けば、物語のカタルシス、登場人物たちの内面の掘り下げ、関係性、物語内部での現実レベルの維持のための演出の首尾一貫さ、などなど★5なのです。 が、僕自身は、感情的にはこの類型の物語が大好きで、すっごいカタルシスと面白さを感じるのですが、しかしながら、常に冷静な批評的な視点で、日本万歳!がベースになっていて、日本以外の国の視点が日本的に歪んで解釈されて、すべてが日本にと
まさに共和党にとって「存亡の危機」だが、それは単純にトランプが嫌だとか、トランプではヒラリーに勝てないからという理由ではない。トランプの主張は「排外、政治的正しさへの反抗」といった「表層」をはがしてしまえば、その中身は、「小さな政府ではなく必要な福祉施策は行う」「自由貿易より国内雇用」「世界の警察官でなく仲介役」といった政策から成り立ち、妊娠中絶に理解を示すなど宗教保守派とも一線を画している。 つまり、共和党の中核イデオロギーと真っ向から対立しているわけで、このまま「トランプを大統領候補として担いだ」格好では、上下両院、あるいは州知事の選挙は戦えなくなってしまう。 党大会の場で「談合」して「トランプ外し」をしようとか、「保守本流の無所属候補」を擁立するというと、まるで陰謀渦巻くテレビドラマのようだ。だが、実はアメリカの長い歴史を見てみると、ポピュリズムと連邦政府の衝突というのは何度も経験し
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