「学び」の構造posted with amazlet at 17.01.12佐伯 胖 東洋館出版社 売り上げランキング: 18,869 Amazon.co.jpで詳細を見る 佐伯胖『学びの構造』を読んだ。初版は1975年発刊。今から見てみると引用されている心理学の理論などは古くなっているものも多いが、 「わかる」とはどういうことか:おぼえるとの相違点 道徳(よさ)はいかに学ばれるか 教える機械(ティーチング・マシーン)の可能性 科学の学びの発展段階 など個人的にも興味深いトピックスについて論じられていて、全体を通じて良書としかいいようがない出来だった。著者は認知科学やコンピューター教育、さらには教育実践学を専門とする学者である。守備範囲が広く、多くの分野を横断して研究している。彼はこうやって複数の分野を横断する中で「人間の学び」というものの本質に迫っていったのだと思われる。本書には「人間と