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1.菌根菌とは? 「菌根菌」とは、植物の根にくっついて、植物と互いに助け合って生きるカビの仲間。私たちが普段食べているキノコも、菌根菌のひとつです。植物と共生する菌といえばマメ類の根にコブ(根粒)をつくる「根粒菌」が有名ですが、それとはまったくの別物。根粒菌は細菌(バクテリア)、菌根菌は真菌(カビ)であるという違いのほか、根粒菌はマメ科植物としか共生しないのに対し、菌根菌は陸上の約8割の植物と共生することができます。 さまざまな菌根菌の中でも、農業分野で特に注目されているのが「アーバスキュラー菌根菌(AM菌根菌/VA菌根菌)」です。今回は、そんなアーバスキュラー菌根菌(以下、菌根菌)に関する情報をわかりやすくまとめました。 2.菌根菌の生態と主な3つの効果 菌根菌は、作物の根の内部や土壌中の広範囲にわたって菌糸を伸ばし、作物から光合成でつくられたエネルギーを受け取るかわりに、土壌中の水分や
近年、農業現場でもIoTやクラウドの活用が進んでいます。国や自治体によるスマート農業の推進や、企業や篤農家の取組みによる収量アップや作業効率向上の事例が増え、その効果が実証されていることから、挑戦してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ハウス内環境を正しく知ることが環境制御の第一歩です。そこでこの記事では、日々農業現場を周る担当者たちに聞いた「施設栽培向けのおすすめモニタリングサービス」を4つご紹介します。 1.設置も操作も簡単「あぐりログ」 最初にご紹介するのは、中部地方の担当者がおすすめする「あぐりログ」です。IoTシステムの構築などを手がける株式会社IT工房Zが提供する、温室向け環境モニタリングサービスです。 とくに拠点のある愛知県内では多くの生産者の利用が見受けられます。ハウス内に専用のログBOXを吊り下げて電源をつなぐだけで設置が済み、すぐに計測がはじめられるのが特徴
施設園芸.com編集部で「zoomを使った無料オンラインツアー」を開催いたしました。 今回は群馬県太田市の鳳凰ゴルフ倶楽部が運営するバナナ農園を見学!園主の中神さんに案内いただきながらハウス内を周り、バナナの種類や生育、設備について教えていただきました。初めて見るバナナ農園に、編集部も興味津々!参加者の方から事前にいただいていたご質問を基に、土づくりの方法や肥料、栽培の秘訣についてインタビューを行いました。 今回は施設園芸.com編集部がオンラインツアーで学んだことや、質疑応答の内容を(前編)と(後編)に分けてご紹介します! ハウス内を見学!(前編) Q.ハウスは特別仕様ですか? ハウスの高さは6.5mです。バナナは4m以上の背丈になるため、普通のハウスより高さがあります。切妻が8m×8m×8m。長さ42mで1080平米、約1反の3連棟のハウスです。 Q.ハウスの資材について教えてください
普段は土壌のpH矯正や病害虫に対する抵抗性の強化を目的に使われることの多い石灰質肥料。元肥として大量に施肥したのに、作物にカルシウム欠乏症が出て困っているとい... その時にポイントになるのが「潅水」つまり水やりです。 粉末の石灰質肥料を水に溶かし、液体にして植物にかけることで植物の隅々まで行き渡らせることができます。前回は葉面散布について紹介しましたが、今回は安価な石灰質肥料を潅水と併せて使う方法や、近年販売されるようになったカルシウムが有効成分の新しい農薬について紹介していきたいと思います。 2.施肥+潅水のセットで植物全体にカルシウムを補給しよう 今回紹介するのは、石灰質肥料のうち”カキ殻石灰”のような有機石灰を使った方法です。 初期のうどん粉病やトマトの尻ぐされ、スイカの炭素病に効果があります。方法はとても簡単です。 《施肥+潅水 方法》 ①水10Lに対し有機石灰をスプーン山盛り1
1.カキ殻ってどんな肥料? プリプリとした食感と濃厚な味わいが特徴の海の恵み、カキ。農業の現場では、そんなカキを食べた後に残る貝殻「カキ殻」が肥料として再利用されています。塩抜きした貝殻を焼いたり乾燥させたりした後、土壌に混ざりやすいように細かく砕いた肥料で、主成分は炭酸カルシウムです。100%天然素材に由来する有機石灰肥料として活用されています。 石灰肥料といえば消石灰や苦土石灰などが定番ですが、カキ殻は、そんな石灰肥料の中でも抜群に扱いやすい資材です。失敗が少ないので、農業初心者の方にもおすすめです。今回は、そんなカキ殻の特徴や効能、散布方法について詳しく解説します。 2.カキ殻の特徴と効果・効能 カキ殻の最大の特徴は、ほかの石灰肥料に比べて効き目がおだやかなこと。保証成分のアルカリ分は消石灰が60~75%程度、苦土石灰が50~60%程度なのに対し、カキ殻は40~50%と低く、じわじわ
農家と買い手が直接つながることができるマッチングサイトが新たな販路として注目されています。今回は農産物の販路開拓をしたいという生産者さん向けに、おすすめの農業者向けマッチングサイトを4つご紹介します。 1.国産野菜のマッチングサイト「ベジマチ」 ※イメージ画像 ベジマチは生産者と小売業者、飲食店、加工業者、仲卸しなどの実需者を直接つなぐことができるオンラインの商談サイトです。全てオンラインで完結するので時間と場所の制限なくいつでもどこでも商談を行えます。また、登録時から商談成立まで無料で利用できるというのもメリットのひとつです。 ●ベジマチでできること ・実需者を探す 購入を希望している野菜から全国の実需者を探すことができます。 ・掲示板 こだわりや旬の商品情報などを、掲示板を利用して発信することができます。 ・メッセージ機能 メッセージ機能を使って実需者と直接の個別商談を行うことができま
施設園芸では、いかに植物の生育環境をコントロールして生産性を高めるかが大きなテーマとなります。このための方法の1つとして、土耕栽培から養液栽培に転換する、というものがあります。今回は、養液栽培の培地としてよく用いられるロックウールを使った栽培について解説します。 今回は、養液栽培の培地としてよく用いられるロックウールを使った栽培について解説します。 1.通気性、保水性に優れたロックウール ロックウールとは、読んで字のごとく、鉱物(ロック)から人工的に作られた繊維(ウール)のことです。玄武岩などの鉱物を高温で溶かし、綿菓子のように遠心力で飛ばすことで繊維状にして作られます。 通気性や保水性があり、資材としても軽く扱いやすいことから、農業用の培地として使われています。具体的な使い方としては、ビニールハウスでのトマト栽培の培地や、水稲の育苗マットなどがあります。 他にも、断熱効果や吸音効果がある
1.輪作(りんさく)とは? 同じ場所で同じ作物や同じ科の作物を続けて作ると病気や害虫が発生しやすくなり生育が悪くなります。この現象は「連作障害」と呼ばれ、酷くなると収穫がゼロになることもあります。連作障害を防ぐには“連作を避ける”ことが重要です。 しかし、連作障害の出やすさは作物によって異なり、連作可能なものもあれば5年以上は間隔をあけた方が良いものなど様々です。前作と連作にならないようにするのは簡単ですが、何年にもわたって「栽培区画のどこでどんな野菜を作ったか」、「それぞれの野菜について連作になっていないか」を考慮しながら次作の作付けを考えることは至難の技です。 そこでご紹介したいのが「輪作(りんさく)」という栽培方法です。 ここからは、連作障害対策として作付けを考える上で効果絶大な「輪作」について、基本からご紹介していきます。 2.連作障害対策の基本!作付け計画作り 連作障害を避けるた
1.現代の施設園芸農業に欠かせない!飽差コントロール これまでの農業ではいかに良い土壌環境を整えるかという「土づくり」に主眼が置かれてきました。しかし土の使用を前提としない現代の施設園芸農業では、植物の生育にダイレクトに効いてくる「光合成制御」が最も重要な指標となってきています。 光合成速度の制限要因には光強度、温度、二酸化炭素濃度がありますが、このうち栽培環境では多くの場合に二酸化炭素濃度が不足しています。そこで二酸化炭素施用が行われるのですが、二酸化炭素を吸収する気孔が閉じている状態で施用しても意味がありません。 光合成制御の要は二酸化炭素施用ではなく「気孔開閉制御」にあります。しかし気孔開閉のメカニズムは明らかにされつつありますが、今のところ直接気孔の開閉をコントロールするには至っていません。そこで現在は気孔開閉の重要な環境要因である気温と湿度をコントロールする「飽差制御」が行われて
農業に関する情報はどこから入手できるでしょうか? 書籍で調べる、インターネットで調べる、JAの冊子をもらうなど、入手経路には様々なものがあります。そのなかでもオススメなのが、種苗メーカーが提供しているカタログです。 今回は、“プロ農家にとっても役立つ”種苗メーカーのカタログについてご紹介します! 1.種苗カタログを取り寄せるメリットとは 種苗カタログとは、種苗メーカーが発刊しているカタログです。 品種ごとの特徴はもちろん、その作物の栽培方法や保存方法、レシピ、おすすめの資材など、カタログの内容はとても充実しています。また、種苗メーカーが刊行しているため、最近の種苗業界に関する情報を入手可能なところも特徴です。 実践的な情報が豊富に掲載されていながら、低コストで入手可能なところが種苗カタログのメリットといえます。 2.種苗カタログはどうやって入手するの?コストは? 各メーカーのホームページか
1.同系統の農薬連用は命取り! 病害虫の防除に欠かせない農薬ですが、同じ系統の農薬を繰り返し使うことで農薬が効かなくなる“薬剤抵抗性の発達”が深刻な問題となっていまいす。農薬を使用する場合には異なる系統の農薬を用いたローテーションを組むことが重要です。 しかし沢山のメーカーや種類がある農薬の中から異なる系統を選ぶことは簡単ではありません。系統とは作用機構(効く仕組み)のことです。農薬ラベルには商品名や有効成分は書いてあっても作用機構は書いてないことがほとんどです。 農薬の系統は作用機構分類を表すRAC(ラック)コードを調べることで簡単に知ることができます。そこでここからはRACコードを使った防除方法についてお伝えしたいと思います。 2.ラベルを見てもわからない!農薬の系統はRACコードで確認 RACコードは農薬の作用機構分類を表し、国際団体CropLife International(CL
1.小さすぎ!種名が分からず全部「○○アザミウマ」 アザミウマの被害を発見!葉の付け根や花弁に潜っていたアザミウマの捕獲も完了!さあ一刻も早く駆除しよう!!と思ったその時に。そのアザミウマの種名、わかりますか?肉眼では小さすぎてほぼ無理ですよね。顕微鏡や遺伝子解析をすれば確実ですが現実的には難しいことも多いですよね。 2.種名不明では効果的な防除もできやしない 名前が分からなければ効果的な対策を取ることができません。特に農薬を使う場合は種によって抵抗性が異なるので種名が分からなければ効果的な農薬の選択ができません。もちろん複数の種に効くものもありますが、同じものばかり繰り返し使うことは抵抗性の発達に直結してしまいます。 そこで今回は主要なアザミウマ5種類(ミナミキイロアザミウマ、ネギアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ、チャノキイロアザミウマ)について、図を交えながらル
■目合いと侵入阻止効果のある害虫 ・0.4mm コナジラミ類、アザミウマ類 ・0.6mm ハモグリバエ類、キスジノミハムシ ・0.8mm アブラムシ類 ・1.0mm コナガ、アオムシ、カブラハバチ、ヨトウムシ類 ・2mm~4mm以下 オオタバコガ、ハイマダラノメイガ、モンシロチョウ、ヨトウガ類 細かい目合いになるほど防ぐことのできる害虫の種類が増え、防虫効果が高まります。 しかし、デメリットとして大きい目合いのもの比べると通気性が落ち、ハウス内が高温になる懸念が生じます。そのためハウス内では換気扇、循環扇を使用して換気の確保、遮光・遮熱ネットを併用して高温対策することをおすすめします。 2.色による誘引効果と防虫効果とは? 害虫によっては色に誘引されるものがあります。黄色はコナジラミ類、青色はアザミウマ類です。なので、これらの色は粘着トラップとして使用されることが多いのです。 *アザミウマ
1.油粕ってどんな肥料なの? 近年食べ物を選ぶ際に健康志向を意識する人が増えました。しかし、今は消費者だけではなく生産者からも有機野菜をはじめとした「オーガニック」への関心が高まっています。 有機栽培を始めるにあたり、最初に試しやすいのが有機肥料です。 特に「油粕」はホームセンターや資材店などで安い価格で手に入りやすい有機肥料のひとつです。油粕は、油を搾り取った後のアブラナ科(ナタネや大豆)の種の搾りかすのことをいいます。ゆっくりと徐々に肥料成分が効いてくるのが特徴で、一般的な使用用途は元肥です。主な成分は窒素で、単体で使われるだけではなく、ぼかし肥料の材料としても使われることもあります。 ▼「油粕」について詳しくはこちら
農業IoTの機器開発に取り組む株式会社ぶらんこ(所在地:栃木県鹿沼市)は、「農業IoTに興味はあるけど、まずは試しに使ってみたい」との農家の声に応え、クラウド型の環境モニタリングシステム「farmo(ファーモ)」を手軽に体験できるキャンペーンをスタート しました! 今回のお試しプランはハウス栽培用の「ハウスfarmo」と水稲栽培用の「水田farmo」の2種類です。 ハウスファーモお試しプラン ■ ハウスfarmoが2週間お試し無料! ビニールハウス内の温度、湿度、CO₂など栽培管理に必要な8つの項目をfarmo1台で測定 します。 測定したデータはスマホやパソコン上のアプリでデータを確認でき、遠く離れた場所からでもハウス内をモニタリング することができます。電源が不要なため設置が簡単 で、アプリの画面も見やすいと大好評です。 栽培している作物に応じて「地這い栽培用」または「立体栽培用」を選
ハウス栽培(施設園芸)に役立つ情報をお届けします 施設園芸ドットコムはハウス栽培(施設園芸)に特化した農業情報サイトです。農業分野の最新ニュースやハウス栽培で役立つ知識やノウハウ・人気農機具などお役立ち情報を幅広くお届けしています。アグリキュレーターでは、ハウス栽培で先進的な取り組みを行う生産者へのインタビュー記事も掲載。施設園芸においてより良いハウスづくりを目指されている方はもちろん、就農希望者の方にも活用していただけるよう分かりやすくまとめています。今後もさらに多くのお役立ち情報をお届けできるよう発信してまいります。
群馬県邑楽館林を中心に活動するキュウリ生産者の集まりがあります。その名は「節なり会」。 キュウリ栽培をしている若手農家が集まり、勉強会や現地研修会を月に1回開催しています。 ”環境制御を行っていること”が入会の条件で、部会とは違い“地域の枠”がなく他県からでも参加できるおもしろい形の集まりです。節なり会は「休めない、汚い、大変」などの農業に対する悪いイメージを覆し、収穫量・品質もアップし、休日が取れて家族との時間を大切にできる、儲かる農業を目指しています。 今回は、節なり会の月に1度の勉強会・現地研修会に参加させていただき、その様子を取材しました! 1.【群馬県発】キュウリ農家の集まり「節なり会」とは? 「節なり会」発足の経緯 邑楽館林はキュウリ栽培が盛んな地域ですが、日本が抱える農業問題と同様、生産者の高齢化、担い手の減少、労働力の不足、施設・設備の老朽化といった問題を抱えています。 そ
1. 飽差?よく聞くけど 夏の蒸し暑い日と、空っ風が吹く冬の寒い日、どちらが洗濯物は乾きやすいと思いますか?これはひっかけ問題だな。空っ風は乾燥しているし蒸し暑い日は湿度が高い。乾きやすいのは冬の方だろ。 いいえ。答えは、こんなわかりにくい表現だけでどちらが乾きやすいかなんてわかりません。となります。 じゃあ湿度計で測ってみたら? 確かに「湿度」の高低も目安にはなりますが、実際はその時の「温度」も併せて考えることで大きな意味を持つ指標が「飽差」となります。 2. 「飽差」の意味とその重要性 その「飽差」は1立米の空気の中に、あと何グラムの水蒸気を含むことができるかを示す数値です。 例えば、湿度70%の空気が二つある場合、一方は11℃の低温で水蒸気をあと3gしか含むことはできません(飽差3g/㎥)。同じ湿度70%でももう片方は30℃の高温、なんと約9gもの水蒸気を含むことができます(飽差9g
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