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4月はじまり。 切り替えの時期。 スタートダッシュとはいかず、いつもの癖でふと現実逃避したくなり、 考えたくないから筆を動かす。 考えたくないからひたすら歩く。
教え子たちの旅立ち。 昨日で最後のお稽古でした。 わけもわからず始めたであろう、書道のお稽古も2年間が終了しました。 色々大変なこともあったけど、最後に生徒の男の子から可愛いメッセージをもらいました。 「さみしい....」 ....がなんとも寂しく感じ、 サッサと帰ってしまう他の子をよそに、いちばん最後に「ありがとうございました」と言って帰ってくれました。 グリーンの折り紙は女の子からもらいました。 ほっこり嬉しくなりました。 人生の記憶の片隅にでも私の存在は残るんだろうか。。と小さい子を教えてるとふと思うのですが、そんなこと関係なく、私も必死で一生懸命やってた気もします。 今ちょっと風邪気味ですが、体調整えて4月もまた元気に頑張りたいと思います。
書を教え始めたころから、 単なる字を教えるだけでなく、書道を通じて人として大切なことも学んでほしいと思っていました。 先日の小学生のお稽古で、 「書は〇〇なり」 この言葉の〇〇に入る言葉は何でしょう⁇ という問題を出しました。 みんなそれぞれ、 うーん、「学問」かな…何かなー 色々出ましたが、最後に小1の生徒が、 「書は苦なり!」と。笑 やはり練習は苦しいよねー。でもなかなか面白い回答でした笑。 答えは「書は人なり」 字は人の心をあらわす。 字はその人となりをあらわす。 心が疲れてしぼんでいる時、自信のない時はしぼんだ字になるし、 元気でエネルギーあふれる人はしっかりとした字になる。 その時々であらわれる。 すぐ空想的になりエネルギー不足になりがちな私は、大地に根付くしっかりとした字がかけるよう、鍛えなきゃいけない…
なんでも早い方が良しとされているけど、ゆっくりでいいこともある。 何十年かかってやっと到達したこともある。 地球の動きや動植物の成長、歳をとるのも早くできない。 無理やりコントロールしないことが大切。 よく分からないまま教室に入って、眠いとか疲れたとか言いながら続けてるうち、最近「楽しかった〜!」と言ってくれるようになった生徒が多くなった。 あー嬉しい。 時代の流れは早くても自分の軸は保っておきたいですね。
目の前にあった花を思いのままに描いてみた。
久しぶりにアート探訪。都内のヨックモックミュージアムにピカソのセラミック作品を見に行きました。 絵だけでなく晩年は陶芸の作品作りにも没頭していたようで、ユニークなフォルムや絵付けの作品が楽しかったです。 書は白黒の世界なので、色がたくさんあると気持ちも明るくなりますね。 静かな住宅街にこぢんまりと佇むこの美術館はとても落ち着きます。 カフェも併設しています。 なぜか近年ピカソが近づいてきているようです。昨日は神保町の古本屋でジョアン・ミロの図録を手に入れました。 色んな感性を身近に感じたいなと思います。
移動の時に駅でシスターの渡辺和子さんの本をたまたま1冊買ってから、3冊に増えました。 宗教に限らず人間に必要なことはだいたい同じと思うので、とてもしっくり来るお話でした。まだ全部読んでいませんが。 たった一度の人生を自分らしく、自分がなろうとしている姿に近づいていますか? たった一人の自分を大切に輝かせて… というような内容です。 ふと立ち止まりたい時に、メッセージが欲しい時に良い本だと思います。
ミラノからパリへ移動。 書道展も色んな気付きや出会いがありました。 合間の散策でオテル・リッツへ。 カフェだけでもと思ったのですが、満席で入れずにホテル内を見学して帰りました。 夜はカジュアルなお店へ。
前回に続き、コルビュジエのサヴォア邸に行きました。 フランス郊外で団地が集合している地域とあり、予想外の所にありましたが、入ると広大な敷地に美しい直線的なフォルムの建物が。 1931年竣工とのことですが、時代を感じさせない、というか時代を読んでいる建築家ですね。 外の木々が気持ちよく見える大きく開かれた窓。 建築巡りや教会巡りはとても好き。 行って見ることや感じること、すべてが私の肥やしと癒しになっている気がします。 体感することはとても大切です。
今年の秋にフランスで展示される書作品づくりに集中していた日々。 半年間筆法を学び同じ字を書き続けて、ようやく追い込んだこの一ヶ月。 特に家のゴタゴタも重なったり移動したり、落ち着かず気持ちも向かない日も多く、奮い立たせて書いたかもしれない。 昨日まで気力があったのに、もう違う一日。 ひとまず、なんだか満足いかないまま書作品締切ギリギリを迎えた。 集中力がもともと続かないので、書く日が続くと一気に消耗して燃え尽き症候群のようになる。 そんな気力の抜けた状態も楽しめるようになった。いつも静かな宗教音楽のようなものを聞きたくなる。グレゴリオやイスラムのコーランの音読を心地よくYouTube で聴く。 前月のフランスでは教会をやたら回った。 日本でも神社仏閣も相当回ったことがあった。特定の何かに傾倒することはないけれど、祈りや念じること、その神聖な場所にとても惹かれる。 静かに自分と向き合う場所。
フランスでの書作品展示に向けて、いよいよ追い込み期間です。 半年ほど前から準備を重ねてきて、何枚も何枚も書いて捨てて、 反古紙(書き損じ)の山の中で作業を重ねてます。 書道は書き直しができない一回性のものなので、筆を置いた瞬間、 ため息や独り言を言いながら集中力のなさが身に染みる日々を過ごしています。。 実は前月もフランスに行く機会があり、私にとっては今年は海外の年。 ブログも停滞気味ですが…その時の紀行はまた次回に書こうと思います。 この夏の暑さに加えて、前月の疲れも引きずりバッドコンディションですが、 好きなお香をたくさん焚き、清め鎮めて毎日浄化リセットです。 行き詰まったり調子が出ないときはお香とヨガと音楽で気分転換。 あと少し頑張ります。
だいぶ列車の旅を毎日してきているので、スイスからミラノに向かうまでの途中下車の街で宿泊。 イタリアのドモドッソラという街の Agriturismo la Tensa 駅前は見慣れた風景ですが、 陽気なイタリア人のタクシードライバーと陽気な会話をしながら着いた先は 人の気配もない、自然豊かでのんびりとした宿。 部屋から。 他に2組ほど宿泊されていました。 散歩コース。おとぎ話に出てくるような建物。 昔はここに住んでいたであろう形跡があちこちに見られ、今回の宿はその家の一部を買い取って宿にしたようでした。 敷地内のレストラン。 鹿肉。お料理はとても美味しかったです。 地元で取れた野菜を使っているとのことでした。 気取らずさりげない気遣いの温かなおもてなしも。 朝も爽やか。 帰りの電車を待つ間、駅前の広場(メルカート)があるというので少し立ち寄り、 教会にも行ってきました。 移動が多かった旅でし
レンタカーを借りて、バーゼルから遥々車を走らせて到着したフランス 「コルビュジエのロンシャン礼拝堂」 今まで本などで見たりしてきましたが、感動的な瞬間でした。 思っていたよりも遥かに大きなスケール感。 ずっと天気がぐずついていたのに、着いた途端に晴れ間が。 完全さがありながら、遊び心のあるステンドグラス。そして静けさ。 別棟にも独特な色遣いと絵を施してあります。 モダンで有機的。 そんな言葉の発祥の聖地なのかもしれません。
前回引き続きの旅でスイスを訪れ、コルビジェ建築を巡りました。 「レマン湖の小さな家」 湖畔に面した絶景の静かな家。 両親の為に建てたという、小さな簡素な家でした。 お庭は広く綺麗に管理されています。 自然光が気持ちよく入るシンプルさ。 大きな建築を造る反面、身の丈に合わせた小さな家。 本当に自分が必要なスペースを知ることが必要かもしれませんね。
しばらく間が空いてしまったブログ更新。 書道の仕事なり日々の生活をこなしつつ、4月にヨーロッパに行く機会に恵まれました。 簡単な旅の記録をしていこうと思います。 ミラノサローネに行ってきました。 コロナの頃をを感じさせない人の多さ。 アパート。 歩き疲れてBarに立ち寄る。朝もバール、休憩もバール。 私が頼んだチョコレートクッキー。陽気なイタリア人に縮こまった心身が解放される。 小さなハンバーガーのようで笑ってしまった・・ イタリアの後は電車でスイスに。電車移動が多い旅。 乗り継ぎの穏やかな駅。空気も澄んで、景観も抜群。 やはり自然はいい。 続きへ・・
外に見せる自分と、本当の自分。 自分らしくっていうのが私たちのテーマかもしれない。 矛盾と葛藤。 破壊と創造。 を繰り返して歩みを進める。 良い時も悪い時も、カラッと晴れる日もどしゃ降りの日もあるように、 小さなバイオリズムと大きな波のバイオリズムが宇宙にあって人間にもある。 うーん、と考えこむ時期はとことん考えて、 明るい光が見えたらエイっと飛び出せばいい。 考えこんでいる時間は、自分の根が張って深みを増す時期。 どちらも本当の自分と受け止めてあげよう。
近頃忙しく、ゆっくりと散歩する時間もなかったこの頃。 書道教室の準備と、大学のたくさんの課題と、海外展示会の練習… 日常的に何も考えず歩くことが好きな私は、先日の雨の日久しぶりにゆっくり散歩に出た。 いつも見ていた景色が、いつの間にか春の訪れを感じた。草木花が芽吹いていた。 目の前のことや、考えることで頭がいっぱいな日々で、自然の移ろいに気持ちがいかなかった。 でもちょっと気付いただけで嬉しくなった。 いつの間にか過ぎていく季節や時間も、 自分の意識で気持ちが変わる。 考えてばっかりの時間に、落ち着きを取り戻した。 忙しい中にも癒しと、自分を見つめる時間を作ってあげよう。
京都に行ってきました。 烏丸御池付近のホテルに泊まったので周辺散策をしていると、とても雰囲気のある柚味噌屋さんに出会いました。 京都ならではの上品なお味噌をお土産にと選んでいると、 「柚味噌」という大きな字が。 ご夫人にお伺いすると、あの魯山人が書いて彫ったものなんだそう。 こちらは違う書家(画家)ですが、 やはり手書き、雰囲気と温かみを感じますね。 柚味噌もまだ食べていませんが楽しみにしています。東京でも百貨店で買えるそうです。 せっかく旅行支援で行ったのに、接種証明を忘れてしまい、割引無しになってしまった、悲しい私。。
今年の秋に開催される海外の展示会に向けて、金文体を集中して練習することになりました。 今は臨書の段階ですが、これから創作に入っていきます。 古いもの、海外の文字になんだか懐かしさやロマンを感じる私。 金文は甲骨文字の後頃、殷〜周時代頃に発見された文字で、青銅器に鋳込まれたものです。 新しいことはワクワクしますね。 「生まれながらの冒険家」という星を持つ私は、まだ知らない自分自身の内側を冒険中です。
帰省のため飛行機に乗って雲を眺めていると、眼下に富士山がみえました! この角度で美しい富士。 移動するのが好きな私は、色んな偶然の景色に出会えて良い気分に。 忙しい年末年始ですが皆さんも元気に過ごせますように。。
先日の書道試験の合格の通知が届いた。 自信がなく随分落ち込んでいたけど、ホッと一息でお礼参り(大げさ?)に行った。 やっと少し余裕が出てきて、また新たな心持ちでいる自分がいる。 勧められて、1ヶ月程前から全く小麦製品を摂らなくなって、少しずつ体調が良くなったり、 また自分に合うな〜と思う人や場所に出会ったり。 自分に合うものと合わないもの更新しつつある。 毎日、書と向き合って、疲れたらヨガスタジオに行く。自分とじっくり向き合い、自分を知り深める。 内面を磨く、というより 自分の原点に近づく。 書の古典、仏法やヨガの経典などを勉強すると 自己対峙が必要なことが分かる。 自分との対話。 心の声を聞こう。
国立新美術館へ李禹煥の展示を観に行きました。 今年は直島に行った時に李禹煥美術館に行ったことを思い出しました。 広大な空間に石。 余白と対象物の関係。 いつも解説とかは聞きませんが、表現の仕方と想いや哲学などが作品に表れるアート。 絵も鑑賞できてゆっくり過ごした日。 館内のカフェのテラス席で休憩。 そちらの滞在時間の方が長かったかもしれません…
旅人のように移動を繰り返した8月もそろそろ終わり。 出展した大阪のギャラリーにも行ってきました。 色々な出会いもあり、刺激もあり、何となく今は先のことも考えられない時期なんだけど、 大阪、京都の旅を通してふと感じたこともある。 こちらは賞を頂いた作品。 上手く写真が撮れていませんが、どちらも金賞を頂きました。 東京、大阪、京都、福岡と移動し、 普段の練習もままならず8月も終わろうとしています。 偶然と必然。 導き、感じ、発見をし、 凝縮したひと月を思い返して。
直島に旅してきました。 行きたいなーと思ってた直島。忘れた頃に機会が訪れました。 たまたま瀬戸内国際芸術祭がやっていてそちらも鑑賞できることに。 アート作品、安藤忠雄さんの建築があらゆる所に。 ベネッセハウスも。 小さい島なので1〜2日で観られました。 色んなプロジェクトなども街中で観られました。 町家の「家プロジェクト」が面白かったです。 のんびり、 ほぼ全ての美術館を周り、自然の景観と建築を堪能できた旅になりました!
GW は福岡に帰省しました。 気分がドン底でひどい状態だったので、糸島の海岸に行ってきました。 東京にいると自然の素晴らしさを痛切に感じる時。 そして、海よりも行きたかった神社。 神社仏閣はモヤモヤすると必ず行く場所。 お参り直後から心身がスッと軽くなるんです。 深江神社と言って、豊臣秀吉がお茶会を開いた場所でもあるそうです。 建物は残ってないのですが、跡地として立て札がしてありました。 自然と人間のバランス、プラスとマイナス、良い時も悪い時もあって、生かされている私たち。 偶然導かれたこの神社に感謝して。。
「開」 心開く、花開く、 閉じていたものがひらく。 閉じがちな気持ちを開いて解してあげよう。
時の流れ 気の流れ 風の流れ 「流れ」は、停滞しないことを言う。 いつまでも一定でなく、変化し続けるもの。 「無常」という言葉にもあてはまりそうです。 「枝の流れ」も一定でなく、伸びる方向も様々。 そんな良い流れの植物を見つけ出すと嬉しくなる。 停滞しない、"流れ"や"風"はなんだか好きな言葉。 秋が終わりそうな時期にせっせと草木を集めて生けるのが、 書道に疲れた頭と体をリセットさせてくれる。 自分の中の流れもきっと変わることを想像して。 この日は烏瓜とツルウメモドキを生けてみました。
感覚派、頭脳派… 私は断然感覚型な方。 いろんな人に聞くと、 書道で大字など書くとき綿密に下書きの線や枠をとって 余白や文字の位置をキッチリ決めておいてから 書く人が多いのですが、 私はエイヤ〜!といきなり書き始め、 失敗しながら良いポジションを探していく。 (全てではないけれど…) なので失敗数は多いと思う。 前者の方が効率もよく、失敗もなさそうですが… 失敗が多すぎてやっぱり枠をとろうと思うこともあって、 なんとも無駄が多いけど、こちらの方が何となく気持ちが良い。 年を経てだんだん慎重にはなるけれど、 エイヤ〜方式はしっかり私に根付いている生き方であります。
撃沈から1ヶ月。 syotohana.hatenadiary.com いろんな心の変化があった。 そして今日は気持ちを整えて、いつもよりは良い作品ができた。 先生からお褒めの言葉を頂いた。 大人になっても褒められるのは嬉しい。 否定されるのが嫌なのは、未熟者と、 あと自分が今まで積んだ経験が正しいと思い込んでいるからだと思った。 自由に、謙虚に、柔軟に。 ある流派のプロであれば、なおさら重んじなければならないけど、 それをあまり望まない私は、「型」はある程度必要なくなってくる。 でも美しくなければならない。 柔軟性はある方だと思っていたけど、花をいけるとまあ、色々表れる。 表面的に柔軟なだけで、結構型にはまっている自覚はあった。 私の心のかたち。 今月は自分と向き合い、少し解放的な気持ちになれたので、 割とよい表現ができたかもしれない。 でもまだまだ花と書と自分と向き合う旅は続きます。。
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