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円安とは
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はじめに ソフトウェアエンジニアの onigra です。タイトルの通り、Classiは技術コミュニティの勉強会・ミートアップ等に、自社のイベントスペースを会場として提供致します。 昨今、オフラインでの勉強会・カンファレンス・ミートアップの盛り上がりを強く感じており、RubyKaigiはもちろんのこと、 Omotesando.rb などをはじめとした地域Ruby Meetupもオフライン開催がされるようになってきました。私も先日再開した Shinjuku.rb のドリンクアップに参加してきました。 参加者と交流する中で、今後の会場探しに困っていると伺ったので、西新宿にオフィスがあるClassiも会場提供できるという話をし、その流れからオーガナイザーの1人である tdakakさん より運営参加のお誘いを受けたので、引き受けることにしました。 Shinjuku.rbの再会&運営参加の経緯について
[2024年4月25日 追記] Safariの動作について考慮漏れがありましたので、一部追記・編集しました。 新宿にオフィスのあるClassiは、岡山在住の私のような地方在住者だけでなく、いわゆる通勤圏内に在住していてもリモートワークで働いている人が多い会社です。必然的にミーティングはいわゆるオンラインミーティングとなり、主にGoogle Meetが利用されています。 そのGoogle Meetのチャット機能、ここ1週間ぐらい「IMEで日本語に変換のために押すエンターキーで送信されてしまう」という現象が発生しています。このエントリーを読まれている時点では対応しているかも知れませんが、2024年4月22日17時時点ではその現象は続いています(Windowsでは再現しないという情報もあります)。 入力開始 変換して確定のエンターキーを押すと 送信される エンターキーに頼らない日本語入力を頑張り
こんにちは、データプラットフォームチームの鳥山(@to_lz1)です。エンジニアの皆さん、自分のチームのパフォーマンス、計測していますか? DevOps Research and Assessment(DORA)の2019年のレポート により、開発チームのパフォーマンスを示す指標として提唱された「Four Keys」。この中に「デプロイ頻度」「変更のリードタイム」という指標があります。 『LeanとDevOpsの科学』など有名な書籍で取り上げられたこともありFour Keysそのものが広く知られるようになりましたが*1、この度Classiでもこれらの指標を可視化するダッシュボードを構築し、社内提供を始めました。 計測の事例がインターネット上に多くある中でも、 横展開を極力容易にするための設計 リリースをしてみてから「実際に役に立てる」までの工夫とフォローアップ といった辺りに独自性があるか
こんにちは。エンジニアのすずまさです。 去年の夏頃にリードタイムの計測を始めてから、振り返りで良い気づきを得られるようになったりリードタイムを減らすアクションが生まれたりと良いことがたくさんあったので、今回はその紹介をしようと思います。 リードタイムの定義 『LeanとDevOpsの科学』では、リードタイムを「コードのコミットから本番稼働までの所要時間」として定義しています。 私たちのチームのリポジトリではブランチ戦略としてGitHub Flowを採用しており、mainへのマージと本番稼働のタイミングが近しいため「PRをopenしてからマージするまでの期間」をリードタイムとして定めて計測しました。 リードタイム計測を始めた動機 私たちのチームでは「チームのスピードがあまり出ていない気がする」という漠然とした課題感がありました。しかし、課題感はありつつも、ではどうするかと言われると具体的なア
こんにちは。プロダクト本部Growth部でエンジニアをしている id:ruru8net です。 前回はこちらの記事を書かせていただきました。 tech.classi.jp 今日は前述したSRE留学中にやったことの中の「Amazon Auroraの監査ログをCloudWatch Logsを経由せずS3に保存する」を紹介したいと思います。 前提 前掲の記事にもある通り、弊社のAWSにかかっているコストを調査したところCloudWatch Logsの特にAmazon RDSの監査ログの保存にコストがかかっていることがわかりました。今回は弊社で最も使用しているAmazon AuroraのMySQLのみを対象として、監査ログをCloudWatch Logsを経由せずS3に保存する仕組みを作成しました。 作成した仕組み こちらのオープンソースの仕組みを参考に構築、またLambdaのソースを使いました。
みなさん、こんにちは。日頃からClassi開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。編集部のid:tetsuro-ito です。 すっかり秋も深まって寒くなってきました。今年の夏は暑く、冬も暖冬傾向が続くそうですが、寒いものはやはり寒いですね。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期なので、注意したいところです。 さて、冬になると、IT業界では恒例のイベントとなったAdvent calendarがさまざまな切り口で開催されます。 Classiも2016年から毎年このイベントの企画をやってきました。 Classi Advent Calendar 2016 Classi Advent Calendar 2017 Classi Advent Calendar 2018 Classi Advent Calendar 2019 Classi Advent Calendar 2020 Classi
こんにちは、 Classi でソフトウェアエンジニアやってます koki です。 Findy さま主催の「Terraform活用大全 - IaCの今。 Lunch LT」に「Terraform に test コマンドがやってきた」というタイトルで登壇してきました。 Togetter まとめ イベントのアーカイブ動画は Findy にログインするとイベントページから閲覧できます。 登壇のきっかけ SNS 経由で Findy さまからお声がけいただきました。 よく Zenn で Terraform に関する記事を書いていたのを見ていただけたようです。 ちょうど最近リリースされたTerraform の test コマンドをキャッチアップしたいと思っていたところだったので、自分の学びのためにも登壇を快諾しました。 これが俗に言う登壇駆動学習ですね。 発表内容 Terraform v1.6 で新しく
こんにちは、 Classi でソフトウェアエンジニアやってます koki です。 この記事では、 Renovate によって Classi の社内向け npm package を自動アップデートさせるために行った設定についてまとめます。 概要 Classi では、社内向けの共通ライブラリや Docker イメージなどを GitHub Packages で管理しています。 この GitHub Packages の利用により、それらのプライベートなパッケージを社内の様々なシステムから安全且つ効率的に利用することを実現しています。 例えば、今年の 6 月にプレスリリースが出された学習トレーニング機能を裏で支えているコンテンツ管理システムで利用している GraphQL Schema は GitHub Packages の npm registry でプライベートな npm package として管
こんにちは・こんばんは・おはようございます、エンジニアのid:aerealです。 以前、 実践OpenTelemetry - Classi開発者ブログ で紹介したようにOpenTelemetryを監視フレームワークとして導入しています。 前回の記事ではECSサービスで動くGoで書かれたWebアプリケーションへ導入しましたが、今回はAWS Lambdaの関数からOpenTelemetryを用いてDatadogにトレースを送るための試行錯誤について紹介します。 LambdaからDatadogにトレースを送りたい AWS Lambdaは小〜中程度のタスクを大量に実行することに向いたFaaSです。 汎用性・柔軟性という点ではECSなどのコンテナワークロードと比べると実行環境などに設けられた制約がやや多いですが、その代わりに最適化された実行環境で実行されるのでうまくワークロードと噛み合えばまさに安い
こんにちは!学習動画・Webテストの開発を行っています エンジニアの daichi (id:kudoa) です。 この記事では、最近チームで導入したライブラリアップデートを自動化した仕組みとその経緯について紹介します。 なぜ自動化しようと思ったか サービスを開発するだけではなく、日々の運用も必要です。 その運用業務の1つとして、ライブラリのアップデートがあります。 これはサービスを運用する上では大切なことではありますが、日々ライブラリアップデートのPRをさばき続けるのも大変です。 その時間をできるだけ減らし、その分空いた時間をユーザーへの価値提供や将来の投資に充てるために、今回の自動化の仕組みを作成しました。 この辺りの話は以前勉強会でLTしたことがありますので、興味があればご覧ください。 作ったもの 前置きは長くなりましたが、凝ったものを作ったわけではありません。 作成したものはライブラ
こんにちは・こんばんは・おはようございます、エンジニアのid:aerealです。 この記事では筆者が開発に参加しているサービスの監視フレームワークをOpenTelemetryへ移行した際の体験を紹介します。 OpenTelemetryとは OpenTelemetry is an Observability framework and toolkit designed to create and manage telemetry data such as traces, metrics, and logs. What is OpenTelemetry? サイトの説明にある通り分散トレースやメトリクス、ログなどの指標を扱う監視フレームワークです。 OpenTracingやOpenCensusなどを継承・統合したプロジェクトと言うと合点がいく方も多いのではないでしょうか。 OpenTelemet
こんにちは、最近データエンジニア業を多くやっているデータサイエンティストの白瀧です。 これまでClassiのデータ基盤は、Reverse ETLをしたり監視システムを導入したりとさまざまな進化をしてきました。しかし、Classiプロダクトが発展するとともにデータ量が増加し、これまでのデータ基盤では耐えられない状態に近づいてきました。 そこでデータ基盤の一部(DBからのExportを担う部分)のリアーキテクチャを実施したので、この記事で紹介したいと思います。 概要 Classiのデータ基盤では、Amazon RDSからAmazon S3へJSONで出力し、その後GCS→BigQueryという流れでデータを送り、BigQueryからもBIツールやReverse ETLなどで使っています。詳細は、Classiのデータ分析基盤であるソクラテスの紹介 - Classi開発者ブログを参照してください。
先日「Google Meet Chat to Clipboard」というChrome拡張機能を公開しました。Google Meetから退出する時に、チャットが残っていれば自動でクリップボードに保存するというものです。 このアイデアは、社内のSlackでたびたび見かけた「Google Meetのチャットを保存し忘れた」という問題から生まれました。 個人のプロジェクトとして作成・公開しましたが、きっかけは社内にありました。そして、ChatGPTに併走してもらいながら制作した過程について少し話したところ、思った以上に興味をもってもらい、ここで紹介することになりました。 こういった弊社での小ネタ的ChatGPTの活用事例は、ChatGPTと大規模言語モデルのLT会を開きました - Classi開発者ブログでも紹介されていますので、興味があるかたはご覧ください。 制作過程 冒頭にもあるとおり、最初か
GitHub Actions と Release Please を使ったアプリケーションのリリース自動化 こんにちは @lacolaco です。最近は、先日プレスリリースが出された「学習トレーニング」機能を裏で支えているコンテンツ管理システム(以下内部CMS)の開発に携わっています。 corp.classi.jp この記事では、内部CMSのフロントエンド(Angular アプリケーション)のリリースフローを自動化している仕組みを紹介します。現在のリリースフローの全体像は次の図のようになっています。この中にある Release Please というのが、今回特に紹介したいツールです。いくつか日本語でのブログ記事などもあるので特にマイナーというわけではないと思いますが、多くの場合はライブラリのリリースに使われています。一方、アプリケーションのリリースで使っているケースはあまり発信されてないよう
こんにちは、id:aerealです。 今回はGraphQLのスキーマ管理を工夫している点について紹介します。 背景 対象となるアプリケーションは先日プレスリリースが出された学習トレーニング機能を裏で支えているコンテンツ管理システム (以下、内部CMS) で、エンドユーザ向けを含む複数のサービスから呼び出されます。またAngularで書かれたWeb UIを備えます。 内部CMSを開発するチーム内には主にサーバサイドを担当するメンバーと、主にクライアントサイドを担当するメンバーとがおり、どちらもGraphQLを用いた開発経験があります。 この内部CMSはスクラッチから開発を始めており、目指すリリース予定日に対してやることは山積みなのでうまくタスクを分担したい状況にありました。 時と場合によってはクライアントサイドのチームの手が空いていたりあるいは逆になったり、状況は目まぐるしく変わります。 で
ついに今年もラストの更新となりました。開発者ブログ編集委員のid:tetsuro-itoです。 時は師走、ソフトウェアテック界隈ではおなじみとなったアドベントカレンダーの季節でした。 当社もClassi developers Advent Calendar 2022と銘打ち、24本の記事が集まりました。 今年のアドベントカレンダーを振り返る記事で締めさせていただきます。 Classi developers Advent Calendar2022 昨年も同じ方式での振り返りをしていますが、今年も同様のテイストで編集部で改めて投稿された記事を振り返り、一言ずつコメントで紹介することにしました。 もしまだご覧になっていない記事があったらぜひこの機会に読んでみてください。 振り返り 12/1 id:tetsuro-ito: 開発本部でレポートラインを整理してユニット制度を導入した話 id:Clas
この記事は Classi developers Advent Calendar 2022 の 22 日目の記事です。 こんにちは!Classiでモバイルエンジニアをしています、楠瀬大志(id:indiamela)です。 最近、とあるプロジェクトを進めるにあたって、動作検証用のミニアプリを作りました。 本稿ではiOSアプリ開発に絞り、ミニアプリからはじめる新規プロジェクト開発の進め方やメリットについて、僕が学んだことを書いていきたいと思います。 ※現在進行中のプロジェクトなので詳しい技術や画面は今回紹介しません。そういった内容はまた別の記事で紹介できればと思います。 背景 今回のプロジェクトは、先の見えないことが多く、ロジックや画面設計を手探りで決めるところから始めなければいけませんでした。 そういった状況では、新しいAPIの仕様やUI/UXを検討するために、モバイルアプリ上ですぐ試して確認
みなさま、おはこんハロチャオ〜。開発支援部所属のid:aerealです。 この記事ではClassiにおけるGitHub運用委員という役割とその仕事について紹介します。 また、この記事はClassi developers Advent Calendar 2022 - Adventarの2日目の記事としてお届けします。 GitHub運用委員とは Classiでは開発のコラボレーションツールとしてGitHubを活用しています。 Webサービスで事業を提供する企業にとって最も重要なソフトウェア資産といえるソースコードをホストするサービスですから不適切に扱えば重大な損害を被ることになりますし、最近はGitHub ActionsというCIサービスも利用できますから一歩間違えれば本番環境で稼働動しているサービスに大きな影響を与えかねません。 当社には情シスやサイバーセキュリティ推進部といった部署が存在し
はじめに こんにちは!開発本部所属のエンジニアの id:kiryuanzu です。 9月8日(木) 〜 9月10日(土) にRubyKaigi 2022が開催されました。 今回弊社ではシルバースポンサーとして協賛し、3名のエンジニアがオフラインで RubyKaigi に3日間通して参加しました。本記事では参加メンバーによる感想レポートをお送りします。 参加する前 筆者自身は学生時代に何度かオフライン参加を経験したのですが、同行した2名の新卒エンジニアは今回が初参加となりました。行く前にできるだけ RubyKaigi がどんなものか知っておこうということで、開催1ヶ月前から igaigaさんによるプログラム解説を実施していただき、発表される内容の予習を行いました。 他にも、津の気になる飲食店をみんなで探して事前に予約したり、会ってみたい他社のエンジニアさんや OSS開発者の方について話すとい
こんにちは。新卒 1 年目エンジニアのすずまさです。 先日、弊社 VPoT の id:nkgt_chkonk が執筆した process-book の勉強会を修了しました。 process-book は *nix系のシステムにおけるプロセスやシグナルなどについて説明することを目的に書かれました。「プロセスとかよくわかってないからちゃんと知りたいな」みたいなひとたちが想定読者です。 参加する前は UNIX の基礎的な知識も乏しかった私ですが、学びがたくさんあり毎回楽しく参加できたので紹介します。 開催の経緯 Slack でシェルスクリプトの話題で盛り上がったのをきっかけに、プロセスモデルの重要性が話に挙がり、流れでその日のうちに「process-book 読もう会」が誕生しました。 進め方は下記の通りです。 日時: 毎週木曜日 15:00〜15:30 週に 1 章ペースで進める 初めに各章ご
こんにちは、ラーニング・学習トレーニングチームの id:tkdn です。 今日は Jest shard オプションを使って CI でどうカバレッジ計測をしたか について書いていきます。 Jest v28 shard オプション Jest v28 から shard オプションが入りました。このオプションでテスト実行を指定の数で分割することができます。 Jest's own test suite on CI went from about 10 minutes to 3 on Ubuntu, and on Windows from 20 minutes to 7. 公式のアナウンスでもあるとおりですが、Jest 自身の CI でのテストが 20 分から 7 分になったという速度の変わりようです。 私たちのチームではリモートという状況の中で TDD /モブプロを実践しており、コミットによりバトン
TL;DR こんにちは。Classi開発部のminhquang4334です。 今年は開発支援部のhenchiyb先輩と一緒に 2回目でyasuoチームとして ISUCON12の予選に参加しました (参考: 1回目で参加したブログ)。 最終結果は予選通過スコアを超えて、 4位/700チーム相当でしたが、SecurityGroupの TCP:8080 ポートがオープンされていたため、レギュレーションに引っ掛かって失敗しました。 以下のチームは予選通過スコアを記録していましたが、追試において失格となっています。 yasuo 環境チェックにおいて、SecurityGroupの TCP:8080 ポートがオープンされていた このブログでは積極的に自分の感想やチームがやったことを共有したいと思っています。 全体的な感想 正直、悲しい気持ち半分、嬉しい気持ち半分で戸惑っています。予選の実施前には、ここま
こんにちは、データエンジニアの石井です。 先日公開した記事「社内向けのデータ基盤から集計結果をReverse ETLしてサービスに組み込んだ話」で、ダッシュボード機能のリリースにより、Classiのデータ基盤が「社内用データ基盤」から「ユーザー影響あるシステムの一部」へ進化した話をしました。「ユーザー影響あるシステムの一部」への進化に伴い、データ基盤の品質担保は必要不可欠です。今回は、データ基盤の品質向上に取り組んだKANTプロジェクトについてご紹介します。 KANTプロジェクト 背景・課題 Classiのデータ基盤がユーザー影響あるシステムの一部になる前、つまり社内用データ基盤だった頃には以下のような課題がありました。 データ基盤の状態把握 マルチクラウドにおけるデータ基盤全体の状態把握ができていなかった データ基盤の実行状態(SUCCESS, FAIL, RUNNINGなど)の把握が、
みなさん、こんにちは。開発本部で本部長をしている徹郎(id:tetsuro-ito)です。 Classiでは今年度より組織のあり方を少し見直し、チームトポロジーの考え方も導入してみたので、今回はその過程の話を紹介します。 Classiのこれまでの組織 Classiでは、2020年に起こしてしまったセキュリティインシデントおよび高負荷障害の対策を全社でとるべく、組織のあり方を変えていました。 7月からは、動作しているすべてのコードに対して、チームの責任範囲を明確にしました。また、技術的な課題をそれぞれのチームの責任において改善するような動き方にも変えました。やるべきことが明確(「再建プロジェクト」と「セキュリティ強化」が最優先)で、かつ、チームが主体となって意思決定する形にしたことで、現在は各チームが担当する機能やリポジトリをしっかりとメンテナンスしていく、そんな体制になってきたと思います。
はじめに こんにちは、開発本部所属エンジニアの id:kiryuanzu です。 現在、Classi ではサービスのセキュリティリスクをできる限りなくすために Content Security Policy を導入して脆弱性を検知する仕組みの導入を進めています。 本記事ではこの仕組みを導入する上でどのような手順が必要であり、どのような箇所で苦戦するポイントがあったかについて紹介していきます。 筆者は今まで CSP対応に携わったことがなかったのですが、導入段階の時点で想定していたよりも様々な知識が必要なことがわかり、記事にしたいと思いました。 もし数ヶ月前の自分と同じように初めてCSP対応に関わる人の一助となれば幸いです。 Content Security Policy (通称: CSP) って何? Content Security Policy とは、HTTPヘッダの種類の1つであり、クロ
VPoTの丸山です。本日はClassiがいまのところどういうスタンスで技術選定に臨んでいるのかについてお話しします。これは「いまのところ」のスタンスであり、未来永劫このようなスタンスでいくかどうかというのは定かではありませんが、考え方のひとつとして参考になれば幸いです。 技術選定にハードリミットはかけない 結論から言うと、Classiでは「この技術スタックを必ず使ってください」という制限はかけていませんし、かけるつもりもいまのところありません。その理由は大きくふたつあります。 ひとつは、組織全体の視点でみた時に、技術スタックに関する健全な新陳代謝の機会を奪わないため、もうひとつは、メンバーレベルの視点でみても、複数の技術に触れる機会が成長につながるからです。 新陳代謝を行う機会を奪わない、というのは、どういうことでしょうか。 ひとつの技術スタックを極めていくことにも良い点はあります。ノウハ
こんにちは、データエンジニアの滑川(@tomoyanamekawa)です。 Classiでは2022年5月に学校内のユーザー利用状況を集計し可視化したダッシュボード機能をリリースしました。 この機能のデータ集計は既存の社内用データ基盤からのReverse ETLで実現しました。 そのアーキテクチャの説明と「社内用データ基盤」から「ユーザー影響あるシステムの一部」になったことによる変化について紹介します。 ダッシュボード機能とは 概要 先生のみが利用可能な機能 先生と学年・クラスごとの生徒の利用状況を可視化したダッシュボードを提供する機能 要件・制約 アプリケーションはAWS上で動かす 前日までの利用状況がアプリケーション上で朝8時までに閲覧可能になっていること 学校/学年/クラスごとで集計する 学校を横断した集計はしない 既存の社内用データ基盤とは 社内でのデータ分析を主な用途としているB
深夜の定期バッチの監視 Webサービスのオフピーク時に重たい処理を実行させるというのは一般的なプラクティスといえます。 特に深夜〜早朝は多くのサービスでバッチ処理を実行させているのではないでしょうか。 Webサービスだけではなく、当然バッチ処理も監視して失敗したらそれを発見し対処したいです。 しかし、失敗を発見しても即座にユーザ影響がないので対応は後でも良いという場合、素朴に監視ルールを作るとバッチが失敗した深夜・早朝にアラートが発報されることになります。 発報されたアラートを見て「これは今すぐに対応してなくても良いな」と判断するのであれば、それは狼少年アラートといえるのではないでしょうか。 悪貨が良貨を駆逐すると言われるように、狼少年アラートがはびこれば良貨のアラートもいずれ無視されるようになってしまうことは容易に想像できます。 Datadogの timeshift 関数でアラートの発報
こんにちは。開発本部の遠藤です。 ClassiではAmazon ECSをアプリケーション実行環境として利用しています。 ECSの各種メトリクスをDatadogを使ってモニタリングしながら、日々安定稼働しているかどうかをチェックしています。 そのうちの一つの重要なメトリクスとして、ECSのFargate TaskのCPU利用率が過度に高まっていないか、があるのですが、ある時期、CPU利用率が100%を超えてしまっていて「一体なにが起きてるんだ??」と疑問を持ちました。 今回はそれについて深堀りしてみたので、ニッチなトピックですが紹介したいと思います。 ECS Fargate TaskのCPU利用率が100%を超えて表示されている こちらが実際にCPU利用率が100%を超えてしまったときのグラフです。 Datadogのメトリクスは ecs.fargate.cpu.percent です。なお、c
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